JP3015628U - 鼻孔用カニューレ - Google Patents
鼻孔用カニューレInfo
- Publication number
- JP3015628U JP3015628U JP1995002699U JP269995U JP3015628U JP 3015628 U JP3015628 U JP 3015628U JP 1995002699 U JP1995002699 U JP 1995002699U JP 269995 U JP269995 U JP 269995U JP 3015628 U JP3015628 U JP 3015628U
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- JP
- Japan
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- vinyl chloride
- cannula
- nostril cannula
- nostril
- resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塩化ビニール樹脂で構成している鼻孔用カニ
ューレに、酸素の透過がなく、しかも人間の皮膚に触れ
ても硬化しないものを提供する。 【構成】 塩化ビニール樹脂で形成した鼻孔用カニュー
レの表面に溶剤型のアクリル、ウレタン、塩化ビニリデ
ン等の樹脂溶液を付着一体化させる。 【効果】 塩化ビニール単独で構成した場合、素材の特
性上使用する酸素の一部が樹脂を透過して外部に漏洩
し、また、人の皮膚に触れると塩化ビニール樹脂が硬化
するが、本考案ではそのような欠点が完全に解消され
る。
ューレに、酸素の透過がなく、しかも人間の皮膚に触れ
ても硬化しないものを提供する。 【構成】 塩化ビニール樹脂で形成した鼻孔用カニュー
レの表面に溶剤型のアクリル、ウレタン、塩化ビニリデ
ン等の樹脂溶液を付着一体化させる。 【効果】 塩化ビニール単独で構成した場合、素材の特
性上使用する酸素の一部が樹脂を透過して外部に漏洩
し、また、人の皮膚に触れると塩化ビニール樹脂が硬化
するが、本考案ではそのような欠点が完全に解消され
る。
Description
【0001】
本考案は病人が鼻孔に装着して、酸素を吸入させるための鼻孔用カニューレに 関するものである。
【0002】
比較的柔軟な塩化ビニール樹脂を用いて横長の偏平な筒状に形成し、その両端 部を酸素の吸入導引部として開口し、筒状体の中間部分には、平行する二本の酸 素供給用筒体を下方に突出させた酸素吸入用の鼻孔カニューレは従来より公知で ある。
【0003】
しかしながら上記公知のものは、塩化ビニール樹脂だけで形成していたため、 使用時に、カニューレを構成する軟質樹脂素材を透過して吸引用の酸素が外部に 漏洩するという欠点があるほか、塩化ビニールで形成したカニューレ本体が経時 的に硬化したり、或いは使用者、介護者等の皮膚がカニューレに触れると、軟質 素材である塩化ビニール樹脂が強制的に硬化させられてしまい、使用者の顔面形 状に鼻孔用カニューレが馴染みにくくなって使用者に著しい違和感を与えたり、 時としては硬化したカニューレが使用者の顔面に疼痛を与えるという欠点があっ た。
【0004】 上記した塩化ビニール樹脂の硬化は、使用する軟質塩化ビニール樹脂から可塑 剤が抜けてしまうためであると考えられている。
【0005】
本考案は上記の問題に対応しようとするものであり、軟質塩化ビニールで形成 した鼻孔用カニューレから酸素の透過、漏洩を正確に防止でき、しかも、可塑剤 の放散を防止して軟質樹脂の硬化を予防できる鼻孔用カニューレを提供せんとす るものである。
【0006】
本考案は軟質塩化ビニールで公知構造に形成した鼻孔用カニューレの表面に、 溶剤型のアクリル、ウレタン或いは接着剤を混合した液状の塩化ビニリデンを5 〜50μm程度、層状に付着一体化せしめてなる鼻孔用カニューレの構造を考案の 要点としている。
【0007】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0008】 総括的にAで示す鼻孔用カニューレは、酸素の吸入用カニューレとして公知の ものであり、柔軟な塩化ビニール樹脂を用い、両端部を酸素の吸入導引部として 開口11,11した横長の偏平な筒状体1として形成するとともに、筒状体1の中間 部分には、平行する二本の酸素供給用筒体12,12を下方に突出させた構造として いる。
【0009】 2は鼻孔用カニューレA全体に層状に被覆一体化させた保護膜であり、溶剤型 のアクリル、ウレタン又はバインダーとしてウレタン系の接着剤を混合した塩化 ビニリデンの溶液等を5〜50μm程度の厚さで被覆一体化させている。
【0010】
本考案は上記のように塩化ビニールで形成したカニューレ本体Aの表面に、保 護膜2として、溶剤型のアクリル、ウレタン、又は接着剤を混合した塩化ビニリ デンの溶液を5〜50μmの厚さで層状に被覆一体化させることにより、鼻孔用カ ニューレA本体を構成する塩化ビニール中に存在する可塑剤が塩化ビニール樹脂 中から放散して硬化することを強制的に規制し、軟質塩化ビニールの本来的状態 を長期間にわたり維持できる優れた効果を有する。
【0011】 また上記する保護膜2を形成したことによって鼻孔用カニューレに外部から人 手が触れた場合でも、人の皮膚は保護2に触れるだけであり、塩化ビニールには 直接触れることがないので、塩化ビニール中の可塑剤の放散を惹起させることが ないという極めて優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の鼻孔用カニューレを示す一部を切欠し
た正面図
た正面図
【図2】 本考案を示す一部を切欠して拡大した正面図
A 鼻孔用カニューレ 1 筒状体 11 酸素の吸入導引部 12 酸素供給用筒体 2 保護膜
Claims (1)
- 【請求項1】軟質塩化ビニールを用いて構成するもので
あり、両端部を開口した偏平な筒状体とした本体の中央
部に、酸素供給用筒体二本を、下向きに、平行するよう
突出させてなる鼻孔用カニューレの表面に溶剤型のアク
リル、ウレタン、又は接着剤を混合した液状の塩化ビニ
リデンを5〜50μmの厚さで層状に付着一体化させてな
る鼻孔用カニューレ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002699U JP3015628U (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 鼻孔用カニューレ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002699U JP3015628U (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 鼻孔用カニューレ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3015628U true JP3015628U (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=43151183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995002699U Expired - Lifetime JP3015628U (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 鼻孔用カニューレ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3015628U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD870269S1 (en) | 2016-09-14 | 2019-12-17 | Fisher & Paykel Healthcare Limited | Nasal cannula assembly |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP1995002699U patent/JP3015628U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD870269S1 (en) | 2016-09-14 | 2019-12-17 | Fisher & Paykel Healthcare Limited | Nasal cannula assembly |
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