JP3015589B2 - 瞬時電圧低下検出方法 - Google Patents

瞬時電圧低下検出方法

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JP3015589B2
JP3015589B2 JP4130241A JP13024192A JP3015589B2 JP 3015589 B2 JP3015589 B2 JP 3015589B2 JP 4130241 A JP4130241 A JP 4130241A JP 13024192 A JP13024192 A JP 13024192A JP 3015589 B2 JP3015589 B2 JP 3015589B2
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康夫 片岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、系統電源停電時の自家
発電設備の過負荷及び電圧低下から重要負荷を保護する
ための一般配電線に併入する自家発電設備における無瞬
断選択遮断装置の瞬時電圧低下検出法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般配電線に併入する自家発電設
備の無瞬断選択遮断方式の回路を図3に示す。図3にお
いて、Aは系統配電線、Bは自家発電設備、52Raは
系統配電線Aと構内系統側配電線aとの間に設けられた
受電用遮断器、52Rbは自家発電機Gと構内自家発電
側配電線bとの間に設けられた自家発電用遮断器、52
Bは構内配電線a,b間に設けられた3サイクル遮断の
連系用遮断器、L1,L2は配線線aに接続された構内負
荷、L3,L4は配線線bに接続された自家発電容量以下
の重要負荷等の選択負荷である。
【0003】この無瞬断選択遮断方式は、系統電源が停
電した場合、連系用遮断器52Bを通じて自家発電機G
から構内負荷L1,L2等連系している負荷に電力が供給
され自家発電機Gが過負荷になるのを防止するため、系
統電源が停電すると保護継電器(図示省略)が作動して
連系用遮断器52Bを遮断する。
【0004】遮断に要する時間は、保護継電器動作時間
(約0.2秒)+連系用遮断器動作時間(3サイクル≒
0.05秒)≒0.25秒となる。この時間構内全負荷は
もとより、連系する回線の全負荷を自家発電機Gが負荷
することになる。これをクリアーするため、従来次の2
つの対策が一般にとられている。
【0005】(1)発電機Gを駆動するエンジンに慣性
モーメント(GD2)が通常の3〜5倍大きいエンジン
を使用する。
【0006】(2)自家発電機の励磁制御による出力電
圧の降下特性を適正に設定する。(電圧を下げて消費電
力を落として時間を延ばす。) 上記(1)についてはエンジンコストが大幅にアップす
る。また、(2)については、電圧を低下させるため、
負荷によってはその影響を大きく受けるものもある。こ
のため、系統に連系する自家発電設備のうち、無瞬断選
択遮断を行うシステムの比率は極めて少ないが実状とな
っている。
【0007】このため、本出願人は、特願平3−446
06号において、図4,図5に示すように、連系用遮断
器をサイリスタスイッチTSとすると共に、系統側構内
配電線aに接続される負荷に供給される電力を検出する
ための変圧器PTL及び変流器CT1を設け、この変圧
器,変流器の出力信号で電力値を演算する電力演算回路
21とこの電力演算回路の出力信号と基準電力設定信号
PSとを比較する比較回路22とで構成する逆流検出回
路20を設け、この逆流検出回路の出力信号で連系用遮
断器TSを瞬時遮断するようにしたものを提案した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記先願発明のもの
は、逆潮流の検出感度が高く応答速度も速いが、瞬時電
圧低下迄至らない系統の一寸した擾乱に対しても動作す
る等不要動作が多く発生する。
【0009】本発明は従来のこのような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、系統側
配電線と自家発電側配電線間を連系するサイリスタスイ
ッチを無瞬断で選択遮断するため、逆潮流を不要動作の
発生することなく確実に検出することができる瞬時電圧
検出方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における瞬時電圧低下検出方法は、系統側構
内配電線と自家発電側配電線間を連系するサイリスタス
イッチを無瞬断選択遮断するための瞬時電圧低下検出方
法であって、前記サイリスタスイッチの系統側配電線及
び自家発電側配電線の各線間電圧又は各相電圧を検出
し、この検出電圧を配電線単位で夫々2乗して加算し、
所定の電圧低下検出レベル電圧と比較して各配電線の電
圧低下を検出し、その論理積条件から系統側の瞬時電圧
低下又は停電を検出するものである。
【0011】
【作用】配電線の各線間電圧又は各相電圧の検出電圧を
2乗して加算すると系統擾乱の影響が少ない直流レベル
が得られる。この2乗し加算した電圧を電圧低下検出レ
ベル電圧と比較すれば配電線の瞬時電圧低下を高速に検
出できる。この瞬時電圧低下検出をサイリスタスイッチ
の系統側と自家発電側で行いその論理積で瞬時電圧低下
検出しているのでより確実に瞬時電圧低下を検出でき
る。
【0012】
【実施例】本発明を実施例について図面を参照して説明
する。なお図1において従来図3,図4に示したものと
同一構成部分は、同一符号を付してその重複する説明を
省略する。
【0013】図1,図2について、PTLはサイリスタ
スイッチTSの系統側線間電圧(又は相電圧)を検出す
る変圧器,PTGはサイリスタTSの自家発電機側線間
電圧(又は相電圧)を検出する変圧器。
【0014】10は瞬時電圧低下を検出しサイリスタス
イッチTSのゲートを制御する制御部で、変圧器PTL
及びPTGで検出した夫々の各線間電圧VA-B,VB-C
C-A(又は各相電圧VA,VB,VC)を夫々自乗回路1
1〜13で自乗し、この自乗した信号を夫々加算器1
3及び14で加算し、この加算した信号を夫々比較回路
15及び16で電圧低下検出レベル電圧E1と比較し、
この比較した信号を論理積回路17によりサイリスタス
イッチTSとそれに直列に接続されたスイッチS2がO
N状態にあることを条件にその論理積として瞬時電圧検
出信号を出力しサイリスタスイッチのゲートをOFFと
する。
【0015】以上のように本発明方法は構成されている
ので、加算器13及び14から得られるサイリスタスイ
ッチの両側における各線間電圧(又は相電圧)の2乗和
は、
【0016】
【数1】 E2sin2ωt+E2sin2(ωt−(2/3)π)+E2sin2(ωt+(2/3)π)=(3/2)E2 と直流レベルとなる。そしてこの2乗和電圧を電圧低下
検出レベルE1とを比較し、その論理積で瞬時電圧低下
を検出しているので、系統の擾乱の影響をあまり受ける
ことがなく高速に確実に瞬時影響電圧低下が検出でき
る。しかも電圧検出が二重化されているため、より確実
な検出ができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり、サイリスタス
イッチの両側の瞬時電圧低下を検出し、その論理積で系
統側電圧の瞬時電圧低下を検出しているので、瞬時電圧
低下検出がより確実であり、かつ線間電圧又は相電圧の
2乗和として瞬時電圧低下を検出しているので、高速で
不要動作することのない瞬時電圧低下の検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる無瞬断選択遮断装置の
構成を示すブロック回路図。
【図2】同実施例における制御部の詳細を示すブロック
回路図。
【図3】従来例を示すブロック回路図。
【図4】他の従来例を示すブロック回路図。
【図5】同従来例における逆流検出回路を示すブロック
回路図。
【符号の説明】
1…無瞬断選択遮断装置 10…制御部 111〜113,121〜123…自乗回路 13,14…加算器 15,16…比較回路 17…論理積回路 20…逆流検出回路 52B,52Ra,52Rb,52L1〜52L4…遮断
フロントページの続き (72)発明者 真鍋 由一 香川県高松市屋島西町2109番8 株式会 社四国総合研究所内 (72)発明者 片岡 康夫 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (72)発明者 渋谷 忠士 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (56)参考文献 特開 平5−232157(JP,A) 特開 平3−135330(JP,A) 特開 平3−49535(JP,A) 特開 平4−370771(JP,A) 特許2896242(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 19/165 H02H 3/24 H02J 3/00 - 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系統側構内配電線と自家発電側配電線間
    を連系するサイリスタスイッチを無瞬断選択遮断するた
    めの瞬時電圧低下検出方法であって、 前記サイリスタスイッチの系統側配電線及び自家発電側
    配電線の各線間電圧又は各相電圧を検出し、この検出電
    圧を配電線単位で夫々2乗して加算し、所定の電圧低下
    検出レベル電圧と比較して各配電線の電圧低下を検出
    し、その論理積条件から系統側の瞬時電圧低下又は停電
    を検出することを特徴とした瞬時電圧低下検出方法。
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