JP3015394U

JP3015394U - 長短自在ゴルフクラブ

Info

Publication number: JP3015394U
Application number: JP1995003019U
Authority: JP
Inventors: 隆臣中村
Original assignee: 隆臣中村
Priority date: 1995-03-03
Filing date: 1995-03-03
Publication date: 1995-08-29
Anticipated expiration: 2001-03-03

Abstract

(57)【要約】【目的】この考案は、グリップ内のシャフトを二重構
造として、スライドさせることにより長さを調整し、変
化したバランスをクラブヘッド及びグリップ内に設けた
ウェイトビスを交換してウェイトを移動することによ
り、重量、バランスをも手軽に調整できるゴルフクラブ
に関するものである。【構成】グリップ（１）の中にシャフト（２）が出入
りするスライドシャフト（３）を設け両シャフトを固定
ネジ（４）、締め付け金具（６）で固定する。固定ネジ
（４）は交換式で長短数種準備する。グリップ内にウェ
イトビスＡ（５）をクラブヘッド内にウェイトビスＢ
（６）を設ける。固定ネジ（４）の種類に合わせたウェ
イトビスＡ（５）、ウェイトビスＢ（６）を三点セット
で数種用意し交換に備える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はグリップ内のシャフトを二重構造として、スライドさせることで長さを調整し、変化したバランスをクラブヘッドおよびグリップ内に設けたウェイトビスをそれぞれ交換してウェイトを移動することにより、重量バランスをも調整できるゴルフクラブに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ゴルフクラブは、長さ、重量、バランス等それぞれ異なった製品があり、個々に自分に合った製品を選ぶことができるが、少しでも飛距離を出す為に特にドライバー等を調整したくなり専門店に依頼することになる。調整には日数、費用も要して大変厄介なもので、調整済みを試打してなお再調整となると尚面倒で、その結果２〜３点も買い揃えてしまうことになる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題点】

本案はその欠点を除いて、ルールに抵触することなく、使用者自身で自在に長さを調整し、重量、バランスをも調節し得るゴルフクラブを開発しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いま、その解決手段を図面を追いながら説明すれば、（イ）グリップ（１）の中にシャフト（２）が出入りする、スライドシャフト（３）を設けて長さを調整する。（ロ）グリップ（１）内に固定ネジ（４）、及びウェイトビスＡ（５）を設ける。（ハ）クラブヘッド内にもウェイトビスＢ（７）を設ける。（ニ）固定ネジ（４）は長短数種用意し、ウェイトビスＡ（５）、ウェイトビスＢ（７）はそれぞれ同容量で重さの異なるものを数種用意する。（ホ）固定ネジ（４）、ウェイトビスＡ（５）、ウェイトビスＢ（７）は製造時に３点セットで長さの変更に伴うバランス、重量調整の出来たセットを用意し、セットで交換するものとする。（ヘ）固定ネジ（４）を補助し、完全に固定するため締付金具（６）を設ける。

【０００５】

【作用】

本案は以上のような構造であるから、調整を行うには（イ）締付金具（６）を緩め、キャップ（８）を外しウェイトビスＡ（５）、固定ネジ（４）を取り出す。（ロ）シャフトをスライドさせて好みの長さにあった固定ネジ（４）で長さを固定する。（ハ）締付金具（６）を締める。（ニ）重量バランス調整のため固定ネジ（４）とセットのウェイトビスＡ（５）を取り付ける。つぎに（ホ）同じセットのウェイトビスＢ（７）をクラブヘッドのものと交換する。この操作の原理について記述すると、今ゴルフクラブの長さを変更したいと思った場合に、モーメントの原理が基準となり、クラブヘッドの重さを大幅に変動させてバランスを保持しなければならず、クラブ全体の重量も大幅に変動してしまい不都合である。しかし長さを変更しても、ウェイトをクラブヘッドとグリップ部の間で少量移動させるだけで総重量の変動なくバランスが保持できる現象を利用したものである。

【０００６】

【実施例】

なお、本考案の実施に当たって次の如きことができる。（イ）インパクト時の衝撃でのシャフトの回転を防止するため、グリップ内のシャフト（２）のスライド部及びスライドシャフト（３）を４〜８角形とする。（ロ）シャフトの長短によって、地面に対するシャフトのフラット・アップライトになる状況に対応するために、ヘッドのソール部を半月形にして対処することもできる。

【０００７】

【考案の効果】したがって、当ゴルフクラブ製造時点でシャフトの長さを調節する固定ネジ（４）に対応した重さのウェイトビスＡ（５）とウェイトビスＢ（７）をセットで作成しておき、取り替えることにより、専門的知識がなくても、専門家に依頼することなく、自在に、手軽に、好みの長さ、バランスに調整されたゴルフクラブを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のグリップ部の断面図

【図２】本考案の締付金具部の断面図

【図３】本考案のグリップ部の分解部品断面図

【図４】本考案のクラブヘッド部の斜視図

【符号の説明】

（１）はグリップ（２）はシャフト（３）はスライドシャフト（４）は固定ネジ（５）はウェイトビスＡ（６）は締付金具（７）はウェイトビスＢ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（イ）グリップ（１）内にシャフト
（２）が出入りするスライドシャフト（３）を設ける。（ロ）好みの長さに応じた固定ネジ（４）で固定する。（ハ）グリップ内にウェイトビスＡ（５）をクラブヘッ
ドにウェイトビスＢ（７）を設ける。以上の如く構成された、長短自在ゴルフクラブ。