JP3015385U - 封入式表示板 - Google Patents

封入式表示板

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JP3015385U
JP3015385U JP1995002512U JP251295U JP3015385U JP 3015385 U JP3015385 U JP 3015385U JP 1995002512 U JP1995002512 U JP 1995002512U JP 251295 U JP251295 U JP 251295U JP 3015385 U JP3015385 U JP 3015385U
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sheet
synthetic resin
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Application number
JP1995002512U
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English (en)
Inventor
洋一 原田
Original Assignee
名立産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】風雨に曝されても、記載された文字・図形等を
消散させることなく、長期間に亘って高い表示機能を発
現する表示板を提供すること。 【構成】表示板1は、不飽和ポリエステル樹脂によって
形成されており、その内部には、「開放禁止」という表
示文字5が印刷された紙体6と、その紙体6の表裏両面
に密着されたシート状のガラス繊維7,7とからなる積
層物が封入されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、周囲に注意を促すことを目的として、種々の文字、図形等が記載さ れた状態で掲げられる表示板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の表示板としては、木材、金属、合成樹脂等の材料によって板状に形成さ れたものが知られており、かかる表示板は、ペンキ等の塗料によって表面に文字 ・図形等が塗装された状態で使用されていた。図3(a)は、従来の金属製の表 示板を示したものであり、表示板1の表面には、ペンキ等が塗布された表示部2 が設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
表示板は、周囲に注意を促す目的で掲げられるものであるため、表示された内 容を長期間に亘り看者に対して明瞭に示し続けること、すなわち高い表示機能の 保持が可能でなければならない。殊に、変電所等において高圧鉄塔に掲げられる 表示板等は、通電状態であるか否かの表示内容が不明瞭であると、交換作業時、 あるいは修理・点検の際、読み間違いによって大事故を引き起こす危険性がある ので、より高度に表示機能を保持できることが要求される。しかしながら、従来 の表示板は、長期間に亘って使用されると、ただ単に表面に塗装されているにす ぎない文字・図形等の表示内容が、風雨に曝されてはげ落ちたり、変色、退色に よって消散し、表示機能を失ってしまうという課題を有している。特に、海岸沿 いの場所や薬品等が多く使用される環境の下で上記表示板が使用される場合には 、その傾向が顕著である。また、従来の表示板の内、木材製の表示板は虫に食わ れて穴が開いたり、雨水に曝されて腐食したりし、金属製の表示板は錆が発生し 、合成樹脂製の表示板は長期間太陽光線に曝されると変質したり、ひび割れを起 したりする(なお、屋外で使用した後の従来の金属製の表示板を図3(b)に示 す)。このため、従来の木材、金属、合成樹脂等からなる表示板は、使用初期に おける高い表示機能を長期間に亘って保持することができないので、定期的に交 換しなければならなかった。
【0004】 本考案は、上記の課題を解消し、風雨に曝されても、記載された文字・図形等 を消散させることなく、長期間に亘って高い表示機能を発現する表示板を提供す ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる本考案は、合成樹脂からなる透明な板状の表示板であって、内部に、シ ート状繊維集合体とそのシート状繊維集合体中に挟み込まれた文字、図形等が記 載された紙体とからなる積層物が封入されていることを特徴とする封入式表示板 である。
【0006】
【作用】
紙体に記載された文字、図形等は、周囲が合成樹脂によって覆われているので 、長期間に亘って風雨に曝されても、決して消散したりしない。 また、封入式表示板は、シート状の繊維集合体を内包した合成樹脂によって形 成されているので、耐候性に優れており、長期間使用されても、変質したり、ひ び割れしたりしない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の封入式表示板(以下、単に表示板という)の実施の一例を図面 に従って詳細に説明する。 図1、図2は表示板を示す説明図であり、表示板1は、「開放禁止」という表 示文字5が印刷された紙体6の表裏両面に、シート状のガラス繊維7,7を密着 させて形成した積層物を、成形型内に流し込んだ不飽和ポリエステル樹脂中に浸 漬し、しかる後、これらを一体的に固めて、板状に形成することによって製造さ れている。表示板1においては、内部に封入されたガラス繊維7,7が不飽和ポ リエステル樹脂8の含浸によって透明になっているので、表示文字5を表面から 透視することができる。封入する紙体6は、不飽和ポリエステル樹脂8によって 保護されるため、強度等が要求されないが、不飽和ポリエステル樹脂8となじみ 易い(不飽和ポリエステル樹脂が浸込みやすい)性質のものを使用することが望 ましい。また、電柱の外周に取り付ける表示板を製造する場合には、曲面板状に 形成することにより、取り付けの容易なものが得られる。なお、表示板1は、紙 体6の面積よりやや大きめに形成されているので、紙体6の表側・裏側からのみ ならず、側方からも水分等が侵入したりしない。
【0008】 上記実施例の表示板は、変質の虞れがないガラス繊維を含有した合成樹脂によ って形成されているため、表示部を覆っている合成樹脂にひび割れが発生したり しないし、強度的にも優れている。しかも、表示文字は合成樹脂で保護されてい るので変色、退色が起り難い。したがって、かかる表示板を使用すれば、定期的 に表示板を交換する必要がなくなり、従来交換作業に費されていた人件費の削減 が可能となる。殊に、表示内容が判別できなくなった表示板を交換するための定 期点検が頻繁に行われる変電所等において、上記実施例の表示板を使用すれば、 人件費削減の効果は絶大なものとなる。また、変色性、退色性に優れた彩料を用 いて表示文字を記載すれば、表示文字の変色、退色防止効果は、より信頼性の高 いものとなる。
【0009】 なお、本考案においては、シート状繊維集合体を構成する繊維は、ガラス繊維 に限定されるものではなく、ナイロン、クレモナ等を用いることも可能である。 また、合成樹脂は、アクリル、エポキシ等を使用しても差支えない。さらに、紙 体と一緒に鉄板を封入すれば磁石を接着させることが可能となり、表示部に反射 材を用いれば夜間光を反射して識別が容易となる等、本考案の表示板は、使用目 的、用途に応じて自由に変更することが可能である。
【0010】
【考案の効果】
本考案の表示板は、表示部の表示文字が合成樹脂によって覆われており、変色 、退色したり、消失したりしないので、屋外に放置しておいても表示内容を恒久 的に、しかも明瞭に示し続けることができる。したがって、本考案の表示板によ れば、従来不可欠であった交換が不要になるし、交換作業に費されていた人件費 も削減することができる。さらに、本考案の表示板は、紙体に印刷、あるいは手 書きするだけで表示部を形成できるので、製造も安価で容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の表示板の構造を示す説明図である。
【図2】図1におけるA−A線端面を示す説明図であ
る。
【図3】従来の金属製の表示板を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・表示板、2・・表示部、3・・はげ落ち部分、4
・・腐食部分、5・・表示文字、6・・紙体、7・・ガ
ラス繊維、8・・不飽和ポリエステル樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂からなる透明な板状の表示板で
    あって、内部に、シート状繊維集合体とそのシート状繊
    維集合体中に挟み込まれた文字、図形等が記載された紙
    体とからなる積層物が封入されていることを特徴とする
    封入式表示板。
JP1995002512U 1995-03-03 1995-03-03 封入式表示板 Expired - Lifetime JP3015385U (ja)

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