JP3015328B2 - 後退用運転席付き標識車 - Google Patents

後退用運転席付き標識車

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JP3015328B2
JP3015328B2 JP9249487A JP24948797A JP3015328B2 JP 3015328 B2 JP3015328 B2 JP 3015328B2 JP 9249487 A JP9249487 A JP 9249487A JP 24948797 A JP24948797 A JP 24948797A JP 3015328 B2 JP3015328 B2 JP 3015328B2
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實 石川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、後退用運転席付き
標識車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、高速道路などでの工事や事故な
どに伴って車両の渋滞が発生した際には、最後尾の車両
に対する後続車両の追突事故を防止するために、事故の
発生や車両の渋滞などを表示する標識を備えた標識車
が、渋滞車両の最後尾に配置される。
【0003】ところで、車両の渋滞状況は、時間帯や車
両の通行量などによって刻々と変化することから、渋滞
車両の最後尾に付けた標識車も、最後尾の変化に合わせ
て、前進・後退を繰り返すことが必要となり、特に渋滞
が始まった段階では、渋滞の列が長くなる一方であるこ
とから、標識車を後退させることが殆どであると言って
も過言ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この走行車両の後退に
際しては、路肩(または中央分離帯)と車両の後方とを
バックミラーで確認しつつ行われるが、このバックミラ
ー越しの後退走行は、非常に危険である上に疲労を伴い
勝ちであり、特に夜間は、標識車の後方に向かって来る
車両のヘッドライトがミラーに反射することから、ま
た、雨天の際は、水しぶきや雨水がバックミラーに付着
することから、運転が非常にし辛いのであった。
【0005】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、標識車の後退走行を、夜間であっても或い
は雨天の際であっても、これを安心して楽に行えるもの
にして提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明にかゝる標
識車は、後部に荷台を備えた走行車両の運転室内に、
通常の前後進走行用の前向き運転席と後退専用の後向き
運転席とを配置すると共に、後向き運転席のシート面を
前向き運転席のシート面よりも高く位置設定し、かつ、
各運転席まわりに、操縦対象を共通にする操縦装置を配
置しある。
【0007】ここで言う共通の操縦対象とは、ステアリ
ング装置と、エンジンのスロットルレバーと、オートマ
チックまたはマニュアルによる変速装置と、制動装置
と、方向指示器と、ワイパーとであり、操縦装置は、こ
れらに連係されるハンドルと、アクセルレバーと、変速
レバーと、ブレーキレバーと、指示器操作レバーと、ワ
イパー操作レバーとである。
【0008】上記構成の後退用運転席付き標識車によれ
ば、二人の運転手がそれぞれ前後の運転席に座って、又
は、一人の運転手が前後の運転席に座り代わって、後向
き運転席に座った運転手が前進走行の操縦をすること
で、従来はバックミラー越しであった車両後退の走行
を、標識車に向かって走行して来る車両のヘッドライト
に惑わされることなく、前進走行の状態で安全かつ楽に
行うことができる。
【0009】この際、後退専用の運転室を荷台の後部側
に設けて、この内部に後向き運転席と操縦装置とを配置
することも考えられるが、このような構成では、運転手
は、運転室に向かって走行して来る車両と対面すること
から、非常な恐怖感を覚えることとなり、かつ、万が一
の追突事故に巻き込まれる危険性も大であり、その上、
後退専用の操縦装置が通常の前後進走行用の操縦装置と
は遠く離れるために、その操縦装置を操縦対象に連係さ
せるための手段が、構造的に複雑でコスト的に高く付く
ことになる。
【0010】この点にあって本発明では、荷台後部から
離れた運転室内の高い位置に後向き運転席を設けている
ので、遠い彼方から荷台後部直下方までの道路状況を楽
に見下ろすことができる上に、標識車の後方に向かって
走行して来る車両と対面しても、殆ど恐怖感はなく、か
つ、万が一の追突事故に巻き込まれる危険性もない。ま
た、前後の運転席に対する操縦装置が互いに近いことか
ら、操縦装置を操縦対象に連係させるための手段を、構
造簡単かつコスト的に安価なものにすることができる。
【0011】しかも、運転室を共用して運転席を設けて
いるので、一人の運転手が前後の運転席に座り代わるに
しても、一旦運転室の外に出なくて済むのであって、例
えば高速道路上で室外に出ることは、非常に危険で且つ
大きな恐怖感を伴う行為であるが、このような心配が一
切なくて安全であり、かつ、雨天の際は濡れることも避
けることができるのである。
【0012】さらに本発明では、後向き運転席の前部ガ
ラスの上下部に、車両の渋滞や道路の工事状況などを表
示する標識を配置して、後向き運転席を車両後方から目
立たせないようにしてあり、即ち、後向き運転席が車両
後方から目立つものであると、標識車に近づいて来る一
般車両の運転手が後向き運転席を確認した際に、一瞬、
自分が高速道路を逆走行しているかの錯覚に陥ることが
考えられるが、後向き運転席を目立たせないことで、そ
のような懸念が解消されるのである。
【0013】尚、後向き運転席まわりの操縦装置の内、
変速レバーに対して、本来の前進方向への操作を不能に
する操作牽制部材を牽制解除可能に設けておけば、後向
き運転席での不測な後退走行(本来の前進走行)を防止
できて好適であり、更には、後向き運転席に運転手が着
座したことの検知に基づいて、操作牽制部材を牽制状態
に切り換え、運転手が後向き運転席から離れたことの検
知に基づいて、操作牽制部材を牽制解除状態に切り換え
るように構成すれば、後向き運転席での不測な後退走行
が自動的に確実に防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1および図2は本発明による一
実施形態の標識車を示し、図1は標識車の側面図、図2
は標識車の背面図である。
【0015】本発明にかゝる標識車は、後退専用の運転
席を備えたものであって、後部に荷台1を備えた走行車
両2の運転室3内に、通常の前後進走行用の前向き運転
席4と後退専用の後向き運転席5とを配置して、運転手
が運転室3内で前後の運転席4,5に行き来できるよう
にし、かつ、後向き運転席5のシート面を前向き運転席
4のシート面よりも高く位置設定して、遠い彼方から荷
台後部直下方までの道路状況を楽に見下ろせるようにし
ている。
【0016】そして、後続車両が追突した際の追突車両
のダメージを小さくするためのダンパー6を、荷台1の
後部に設けると共に、後向き運転席5の前部ガラス12
の上下部には、後向き運転席5に座った状態で運転手の
視界を妨げないように、車両の渋滞や道路の工事状況な
どを表示する標識7を配置して、後向き運転席5を車両
後方から目立たせないようにしている。また、この標識
7の脚体8には、注意を喚起させるための赤色や黄色の
回転灯9などを設けている。
【0017】一方、運転室3において、前後の運転席
4,5の横側方にドア10,11を設ける外に、前後の
運転席4,5のまわりに、操縦対象を共通にする操縦装
置を配置している。
【0018】共通の操縦対象は、図1及び図2に示すよ
うに、ワイパー13,26と、図3に示すように、タイ
ロッド14の両側にナックルアーム15を介してステア
リング・ナックル16を連結したステアリング装置17
と、以下は図示しないエンジンのスロットルレバーと、
変速装置と、制動装置と、方向指示器とであって、これ
らに対する操縦装置、即ち、ワイパー操作レバー27
と、ドラッグリング18を介してステアリング装置17
に連係されるハンドル19と、操作ワイヤー20を介し
てスロットルレバーに連係されるアクセルレバー21
と、変速装置に連係される変速レバー22と、バルブ2
3を介して制動装置に連係されるブレーキレバー24
と、方向指示器に対する操作レバー25とを、前後それ
ぞれの運転席4,5のまわりに配置している。
【0019】従って、二人の運転手がそれぞれ前後の運
転席4,5に座って、又は、一人の運転手が前後の運転
席4,5に座り代わって、後向き運転席5に座った運転
手が前進走行の操縦をすることで、従来はバックミラー
越しであった車両後退の走行を、前進走行の状態で安全
かつ楽に行うことができる。
【0020】尚、後向き運転席5まわりの操縦装置の
内、変速レバー22に対して、本来の前進方向への操作
を不能にする操作牽制部材28、換言すれば、パーキン
グ位置から本来の後進方向へのみの操作を許容する操作
牽制部材28を牽制解除可能に設けている。
【0021】これは即ち、後向き運転席5での前進走行
(本来の後進走行)の際に、変速レバー22を誤って本
来の前進方向に操作した場合は、走行車両2が後進走行
(本来の前進走行)してしまうことから、この操作を不
能にするように操作牽制部材28を設けているのであ
り、前向き運転席4での通常の前後進走行に際しては、
操作牽制部材28を人為的に牽制解除に切り換えるので
ある。
【0022】図4に示すように、上記の操作牽制部材2
8に、これを操作牽制状態と牽制解除状態に切り換える
アクチュエーター(例えばソレノイドなど)29を連結
する一方、後向き運転席5に運転手が着座したことを検
知するセンサー(この実施の形態では、投受光器30
a,30bとから成る。)30を設けて、後向き運転席
5に運転手が着座したことの検知に基づいて、操作牽制
部材28を牽制状態に切り換え、運転手が後向き運転席
5から離れたことの検知に基づいて、操作牽制部材28
を牽制解除状態に切り換えるように構成すれば、後向き
運転席5での不測な後退走行が自動的に且つ確実に防止
される。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかゝる後
退用運転席付き標識車によれば、従来はバックミラー越
しであった車両後退の走行を、遠い彼方から荷台後部直
下までの道路状況を見下ろしながら、恐怖感を覚えるこ
となく、かつ、万が一の追突事故にも巻き込まれること
なく、前進走行の状態で安全かつ楽に行うことができ
る。
【0024】しかも、運転室を共用して運転席を設けて
いるので、一人の運転手が前後の運転席に座り代わるに
しても、一旦運転室の外に出なくて済み、従って、例え
ば高速道路上で室外に出る危険な行為をとらないで安全
に、前後の運転席を選択することができ、かつ、雨天の
際であっても濡れることがなく、加えて、前後の運転席
に対する操縦装置が互いに近いことから、この操縦装置
を共通の操縦対象に連係させるための手段が、構造簡単
かつコスト的に安価なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】後退用運転席付き標識車の側面図である。
【図2】後退用運転席付き標識車の背面図である。
【図3】操縦対象を共通にする操縦装置関係の斜視図で
ある。
【図4】自動の操作牽制手段を示す説明図である。
【符号の説明】
1…荷台、2…走行車両、3…運転室、4…前向き運転
席、5…後向き運転席、7…標識、12…前部ガラス、
17…操縦対象、13〜25…操縦装置(13…ワイパ
ー、19…ハンドル、21…アクセルレバー、22…変
速レバー、24…ブレーキ、25…方向指示器の操作レ
バー)、28…操作牽制部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−212133(JP,A) 実開 昭54−27429(JP,U) 実開 平5−64011(JP,U) 実開 平6−39576(JP,U) 実開 平2−98038(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 3/00 B60K 20/02 B62D 1/22 G09F 7/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部に荷台を備えた走行車両の運転室内
    に、通常の前後進走行用の前向き運転席と後退専用の後
    向き運転席とを配置すると共に、後向き運転席のシート
    面を前向き運転席のシート面よりも高く位置設定し、か
    つ、各運転席まわりに、操縦対象を共通にする操縦装置
    を配置して成り、さらに前記後向き運転席の前部ガラス
    の上下部に、車両の渋滞や道路の工事状況などを表示す
    る標識を配置して、後向き運転席を車両後方から目立た
    せないように構成してある後退用運転席付き標識車。
  2. 【請求項2】 前記後向き運転席まわりの操縦装置の
    内、変速レバーに対して、本来の前進方向への操作を不
    能にする操作牽制部材を牽制解除可能に設けてある請求
    1記載の後退用運転席付き標識車。
  3. 【請求項3】 前記後向き運転席に運転手が着座したこ
    との検知に基づいて、操作牽制部材を牽制状態に切り換
    え、運転手が後向き運転席から離れたことの検知に基づ
    いて、操作牽制部材を牽制解除状態に切り換えるように
    構成してある請求項記載の後退用運転席付き標識車。
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