JP3014352U - 安全温灸 - Google Patents
安全温灸Info
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- JP3014352U JP3014352U JP1995001082U JP108295U JP3014352U JP 3014352 U JP3014352 U JP 3014352U JP 1995001082 U JP1995001082 U JP 1995001082U JP 108295 U JP108295 U JP 108295U JP 3014352 U JP3014352 U JP 3014352U
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- JP
- Japan
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- breathable
- packaging material
- hot moxibustion
- moxibustion
- adhesive layer
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- Expired - Lifetime
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- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発熱によって皮膚に温熱的効果を与えて安全
かつ簡便に使用することができる安全温灸を提供する。 【構成】 通気性の包装材4と、外面に粘着剤層を形成
した布帛からなる非通気性の包装材5によって、鉄粉を
主体とした化学発熱剤3を包装して温灸本体2を形成
し、この温灸本体2をポリエチレンなどの合成樹脂フィ
ルムからなる非通気性の外装材6で密封包装したもの
で、使用に際して外装材6を取り除いて非通気性の包装
材5の粘着剤層を利用して人体のツボに貼着し、通気性
の包装材4から化学発熱剤3を空気(酸素)に接触させ
て発熱により温熱刺激を与える。
かつ簡便に使用することができる安全温灸を提供する。 【構成】 通気性の包装材4と、外面に粘着剤層を形成
した布帛からなる非通気性の包装材5によって、鉄粉を
主体とした化学発熱剤3を包装して温灸本体2を形成
し、この温灸本体2をポリエチレンなどの合成樹脂フィ
ルムからなる非通気性の外装材6で密封包装したもの
で、使用に際して外装材6を取り除いて非通気性の包装
材5の粘着剤層を利用して人体のツボに貼着し、通気性
の包装材4から化学発熱剤3を空気(酸素)に接触させ
て発熱により温熱刺激を与える。
Description
【0001】
本考案は、発熱によって皮膚に温熱的効果を与えて安全かつ簡便に使用するこ とができる安全温灸に関するものである。
【0002】
皮膚面の特定部位(ツボ、経穴)に温熱的刺激を与えて一定の生体反応を起こ して保健や疾病の治療に応用するお灸は、東洋で古くから発達した経験療法の一 つである。 かゝるお灸は、もぐさやこれに類する物質を専ら使用して皮膚上で火をつけて 皮膚に小さな火傷を起こし、熱刺激による神経反射の効果を期待しているもので ある。
【0003】 一方、このもぐさとほゞ同じ効果を得るために、半導体サ−モモジュ−ル(熱 冷変換素子)などを使用して温熱刺激を調節することができる刺激装置も開発さ れるようになっている。
【0004】
もぐさなどによるお灸の効用は優れたものであるが、皮膚に火傷の傷痕が残る という問題があり、また、前記半導体サ−モモジュ−ルなどによる電気的な刺激 装置は構造が複雑で、大掛りなものとなるため経済性に問題があるうえ、一定の 場所でしか使用できないことにも問題がある。
【0005】 本考案の考案者は、前記のお灸や刺激装置の持つ問題点に鑑みて、安全で経済 的安価に、しかも簡易に使用することができる温灸の開発について鋭意検討の結 果、本考案の安全温灸を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本考案の請求項1の安全温灸は、酸素と接触して発熱する鉄粉を主 体とした化学発熱剤の所定量を、一部を外面に粘着剤層を形成して非通気性とし 、他の部分を通気性としてなる包装材で包装してスポット状の温灸本体を形成し 、該温灸本体の少なくとも前記通気性包装材の部分を非通気性の外装材で密封包 装してなることを特徴とするものである。
【0007】 本考案の請求項2の安全温灸は、酸素と接触して発熱する鉄粉を主体とした化 学発熱剤の所定量を、非通気性の包装材と、外面に粘着剤層を形成した非通気性 の包装材の間に挟持してスポット状の温灸本体を形成し、該温灸本体を非通気性 の外装材に収容して、外面に粘着剤層を形成した前記非通気性の包装材が外装材 から露出した状態で密封包装すると共に、前記外装材に外側からの押圧によって 温灸本体の前記非通気性包装材を穿刺しうる三角状の尖鋭端を有する穿刺具を具 備させてなることを特徴とするものである。
【0008】 本考案の安全温灸に使用される化学発熱剤としては、鉄粉を主体としてこれに 反応促進のための食塩、適量の水を含浸させた高吸水性樹脂、活性炭等と共に、 バ−ミキュライトなどの充填材を配合したもので、鉄粉が空気(酸素)に触れる ことによって生じるを発熱反応で発熱することができるものであり、したがって 、使用しないときには空気に触れないようにすることが必要である。
【0009】 請求項1の安全温灸に使用される内部の化学発熱剤を発熱させるための通気性 の包装材としては、気体を透過するが、水等の液体を透過しない微細な透孔を有 するフィルムであることが好ましく、かゝる包装材としては合成樹脂の不織布や 、微細な透孔を形成した微多孔膜等が好適に使用される。 また、温灸本体を包装する外装材は、上記通気性の包装材を覆うものであれば よいが、この通気性の包装材と共に、粘着剤層を形成した非通気性の包装材も含 めて包装することができる。
【0010】 また、請求項1及び請求項2の安全温灸における化学発熱剤を直接包装するた めの非通気性の包装材及び温灸本体を包装するための非通気性外装材は、いずれ もポリエチレン、ポリプロピレン等の気体透過性に乏しい合成樹脂フィルムが好 ましく使用される。
【0011】
本考案の安全温灸は、鉄粉を主体とした化学発熱剤を包装材で包装してスポッ ト状とし、使用状態にない場合には包装材で外界の空気(酸素)に触れないよう にし、使用に際しては包装材の一部に形成した通気性の包装材を露出させること によって化学発熱剤を空気に接触させ(請求項1の場合)、あるいは非通気性包 装材の一部を穿刺具で破って化学発熱剤を空気に接触させ(請求項2の場合)て 発熱させ、人体のツボに温熱刺激を与えるようにしたものである。
【0012】 この化学発熱剤による発熱は、従来より知られている使い捨てのカイロや酸素 吸収剤と同様の鉄粉の酸化による発熱反応を利用したもので、火気を生じないの で安全であり、また大掛かりな装置を必要とせずに温灸療法に充分対応すること ができるものである。
【0013】
以下、添付した図面を引用して本考案をより具体的に説明する。 図1及び図2は、本考案の請求項1の安全温灸の一例を示したもので、安全温 灸1は、通気性の包装材4と、外面に粘着剤層を形成した布帛からなる非通気性 の包装材5によって化学発熱剤3を包装して温灸本体2を形成し、この温灸本体 2をポリエチレンなどの合成樹脂フィルムからなる非通気性の外装材6で密封包 装したものである。
【0014】 この温灸本体2の化学発熱剤3は、鉄粉を主体としてこれに食塩、水を含浸さ せた高吸水性樹脂、活性炭、及びバ−ミキュライト等の充填材などを配合したも のである。 この化学発熱剤3は、前記通気性の包装材4と外面に粘着剤層を形成した布帛 からなる非通気性の包装材5の間に直径20mm〜30mmの円形に盛り上げて1個の重 さが5g〜20g程度のスポット状(点状)のものとして包装されているものであ る。 かゝる化学発熱剤3を包装した温灸本体2は、包装材4及び5と共に非通気性 の外装材6に密封包装されて安全温灸1として保管され、販売に供されるもので ある。
【0015】 この安全温灸1は、使用に当たって外装材6を開封して内部の温灸本体2を取 り出し、図3に示すように、非通気性の包装材5における粘着剤層の布帛の部分 を人体皮膚のツボの部分に貼着するもので、非通気性包装材6によって覆われて いた通気性包装材4の部分が露出されて空気に触れることによって、通気性包装 材4を透過して内部に侵入した空気(酸素)が内部の鉄粉に接触し、食塩、水、 活性炭などによって急速に反応して発熱し、非通気性の包装材5を介して人体の ツボの部分に温熱刺激を与えて保健や疾病の治療を有効に行うことができもので ある。
【0016】 図4及び図5は、本考案の請求項2の安全温灸の一例を示したもので、安全温 灸11は、非通気性の包装材14と、外面に粘着剤層を形成した非通気性の包装材15 によって化学発熱剤13を挟持して温灸本体12を形成し、この温灸本体12を非通気 性の外装材16で密封包装したものであるが、外装材16は下面が開口し、上面が閉 止された円筒状もしくは角筒状のもので、その内部に前記非通気性の包装材14を 上にし、外面に粘着剤層を形成した非通気性の包装材15を下側にしてその粘着剤 層を外装材16の下部開口部から露出した状態で密封保持されているものである。
【0017】 しかして、外装材16の上面中央には、一端に押圧部18を有し、他端に三角状の 尖鋭端19を形成した穿刺具17が設けられており、図4に示すように、穿刺具17の 押圧部18は外装材16の外側に、尖鋭端19は外装材16の内側において温灸本体12の 非通気性包装材14に接近して上方に引き上げられた状態で配置されている。
【0018】 かゝる安全温灸11は、図5に示すように、使用に際して外面に粘着剤層を形成 した非通気性の包装材15を人体のツボの部分に貼着し、この状態で穿刺具17の押 圧部18を下方に押し下げて温灸本体12の非通気性包装材14を尖鋭端19で穿刺し、 これによって非通気性包装材14を通じて内部の化学発熱剤13に空気(酸素)を送り 込み、前記と同様にして発熱による反応熱を粘着剤層を形成した非通気性の包装 材15を通して人体のツボに温熱効果を与えることができるようにしたものである 。
【0019】
本考案の安全温灸は、鉄粉を主体とした化学発熱剤を包装材で密封包装してス ポット状とし、使用に当たっては包装材に形成した粘着剤層を利用して人体のツ ボの部分に貼着すると共に、包装された内部の化学発熱剤を空気に接触させるこ とによって人体のツボに温熱刺激を与えるようにしたものである。 かゝる安全温灸は、火気の発生がなく、また、人体に火傷あとを残すことがな いためきわめて安全で、温灸を実施しながら仕事や移動が可能な点で優れたもの である。 また、鉄粉を主体とした化学発熱剤を使用しているので安価であり、スポット 状の小型であるので携帯に有利であり、温灸としての使用以外にも寒気の厳しい 環境下におけるカイロとしての役割も充分に期待することができるなど、数多く の有用性を持つものである。
【図1】本考案の請求項1の安全温灸の一例を示した斜
視図である。
視図である。
【図2】図1の安全温灸の縦断面図である。
【図3】図1の安全温灸の使用状態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図4】本考案の請求項2の安全温灸の一例を示した縦
断面図である。
断面図である。
【図5】図4の安全温灸の使用状態における縦断面図で
ある。
ある。
1,11 安全温灸 2,12 温灸本体 3,13 化学発熱剤 4 通気性包装材 5,15 粘着剤層を形成した非通気性の包装材 6,16 非通気性の外装材 14 非通気性の包装材 17 穿刺具 18 押圧部 19 尖鋭端
Claims (2)
- 【請求項1】 酸素と接触して発熱する鉄粉を主体とし
た化学発熱剤の所定量を、一部を外面に粘着剤層を形成
して非通気性とし、他の部分を通気性としてなる包装材
で包装してスポット状の温灸本体を形成し、該温灸本体
の少なくとも前記通気性包装材の部分を非通気性の外装
材で密封包装してなることを特徴とする安全温灸。 - 【請求項2】 酸素と接触して発熱する鉄粉を主体とし
た化学発熱剤の所定量を、非通気性の包装材と、外面に
粘着剤層を形成した非通気性の包装材の間に挟持してス
ポット状の温灸本体を形成し、該温灸本体を非通気性の
外装材に収容して、外面に粘着剤層を形成した前記非通
気性の包装材が外装材から露出した状態で密封包装する
と共に、前記外装材に外側からの押圧によって温灸本体
の前記非通気性包装材を穿刺しうる三角状の尖鋭端を有
する穿刺具を具備させてなることを特徴とする安全温
灸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995001082U JP3014352U (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 安全温灸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995001082U JP3014352U (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 安全温灸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3014352U true JP3014352U (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=43149960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995001082U Expired - Lifetime JP3014352U (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 安全温灸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014352U (ja) |
-
1995
- 1995-02-03 JP JP1995001082U patent/JP3014352U/ja not_active Expired - Lifetime
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