JP3014274U - 自動販売機の固定装置 - Google Patents

自動販売機の固定装置

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JP3014274U
JP3014274U JP1994009749U JP974994U JP3014274U JP 3014274 U JP3014274 U JP 3014274U JP 1994009749 U JP1994009749 U JP 1994009749U JP 974994 U JP974994 U JP 974994U JP 3014274 U JP3014274 U JP 3014274U
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vending machine
bracket
fixing device
rod
fixed
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JP1994009749U
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Inventor
一孔 落合
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落合商工サービス株式会社
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 背の高い自販機に対しても、剛構造によって
確実に転倒を防止し、しかも作業を比較的容易に行え
る、安価な自販機固定装置を提供する。 【構成】 主杆の各端部にそれぞれターンバックル3、
4を介して主杆よりも短い副杆を連結し、一方の副杆の
外方端に、自動販売機の側面上部に密着固定される第一
のブラケット8を固着し、他方の副杆の外方端に、自動
販売機の設置面あるいは壁面等の取付け面に対応するよ
う所定の角度に折曲形成された第二のブラケット6を固
着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【従来技術】
自動販売機の転倒を防止するための固定装置としては、一般には、図10及び 図11に示す短冊状の鋼製アンカープレートAが良く用いられる。このプレート Aは、周縁に長さ方向一端を残して立下り片Bが折曲形成されている。上面には 上記一端から自販機Cの脚Dの軸部を挿通可能な切込みEが形成され、この切込 みEの先端に脚Dの下端を抜け止めする係止孔Fが連設されている。符号Hはア ンカーボルトGの打込み用の長孔である。
【0002】 そして、このアンカープレートAは、自販機底面と地面との間に切込みE側の 端部を差し入れ、係止孔Fに自販機Cの脚下端dを係止させ、長孔Hにアンカー ボルトGを打込んで脚Dを地面に固定する。
【0003】 また他の固定装置としては図12に示すものがある。この装置aは、自販機の 背面上部に設けられた取付け孔bにアイボルトcを固着し、このアイボルトcと 、自販機の設置箇所背後の壁面eに打込んだアンカーボルトdのアイナットfと をチェーンgによって連結するようにしたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、アンカープレートAの場合、1本のアンカーボルトGによって固定 されるにすぎないため、大きな振動や強い外力が加わると、これに抗しきれずに 緩んだり、抜けたりすることがある。特に、最近では、薄型で背の高い自販機が 多くなってきているために、こうした自販機を安定して固定するのが難しい。
【0005】 また、チェーンgを用いたものの場合、チェーンgが緩む方向への作用力に対 しては全く有効でなく、上記アンカープレートAとの併用が望まれる。しかも、 壁面上部の適所にアンカーボルトdを打込まなければならないために作業が面倒 である。
【0006】 更に簡易的にはワイヤを自販機両側面から引張するようにしたものもあるが、 緊張して取付けるのが難しいばかりでなく、撓み易く、また自販機が倒れようと するときの荷重に充分に耐えられない。
【0007】 本考案の目的はこれら従来の固定装置のかかえる種々の問題点に鑑み、背の高 い自販機に対しても、剛構造によって確実に転倒を防止し、しかも作業を比較的 容易に行える、安価な自販機固定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を達成するための手段】
本考案は上記した目的を達成するために、主杆の各端部にそれぞれターンバッ クルを介して主杆よりも短い副杆を連結し、一方の副杆の外方端に、自動販売機 の側面上部に密着固定される第一のブラケットを固着し、他方の副杆の外方端に 、自動販売機の設置地面あるいは壁面等の取付け面に対応するよう所定の角度に 折曲形成された第二のブラケットを固着した点に特徴を有する。
【0009】 副杆、特に第二のブラケットを有する副杆は折曲角度の異なるものを複数用意 し、現場に合わせて適宜選択すると良い。
【0010】 また副杆は、ブラケットの板面に切起こし形成したトンネル部にその外方端を 挿通して溶着すると良い。溶着することなくカシメることによって係止させるも ので良い。更に、第一のブラケットの周縁部には摺れを防止するため、シリコン 材等による被覆をしておくと良い。
【0011】
【作用】
本固定装置は、第一のブラケットを自販機側面の上部前面寄りに固定し、第二 のブラケットを自販機下部と対向する壁面あるいは接地面に固定し、上下のター ンバックルを締めつけてゆくと、主杆と両副杆とが適度に緊張され、自販機を設 置地面方向に引きつけて設置位置に強固に固定する。引張された主杆と副杆とは 一体化して撓むことなく、また、その取付け作業も容易である。
【0012】 ターンバックルは引張する杆材の上下と下部の2箇所に配設されるので、その 締付け調整も楽に行なえる。
【0013】 また、第二のブラケットの折曲角度が異なる複数の副杆を有する場合には、現 場で第二のブラケットを固定する箇所に合わせて、妥当する副杆を選定する。場 合によっては自販機の側面上部をその奥行き方向に引張するために、副杆同士を ターンバックルを介して連結することもできる。あるいは、自販機上部で副杆同 士を連結して奥行き方向に緊張し、自販機上部から下部にかけては、第一のブラ ケットを有する副杆と主杆、そして第二のブラケットを有する副杆をターンバッ クルで締付けることも可能となる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案を図示した実施例に基づいて詳説する。 図1は本考案の一実施例に係る固定装置を示している。この固定装置1は中間 に鋼製の丸棒材から成る長い主ロッド5を有する。主ロッド5は図中上下の端部 にそれぞれネジ18,19が形成され(図5参照)、これにターンバックル3, 4が螺合されている。7は、下方のターンバックル3に内方端を螺入された下方 副ロッドで、その外方端には下方ブラケット6が固着されている。また9は上方 のターンバックル4に同様に内方端を螺入された上方副ロッドで、その外方端に は上方ブラケット8が固着されている。これらの主ロッド5及び副ロッド7,9 は、場合によってはステンレス材あるいは高張力棒材で形成される。
【0015】 両ブラケット6,8は鋼板材から成り、上方ブラケット8は図6から図8に示 すように平坦に形成され、下方ブラケット6は図2及び図3に見られるように長 さ方向中途で所定の角度に折曲されている。下方ブラケット6はその長さ方向一 側端に板面を切起こし形成したトンネル部15が設けられ、他側端にアンカーボ ルトの挿通孔10を有し、中間部において本実施例では約17゜に折曲されてい る。トンネル部15には下方副ロッド7の外方端である下端部が挿入され先端1 4をブラケット板面にカシメ固定されている。この部分は必要に応じて図3に見 られるように溶着部16としても良い。なお、図中符号17は下方副ロッド7に おける下方ターンバックル3への螺入ネジ部である。
【0016】 上方ブラケット8は、上方副ロッド9の上端部を同様に挿通してその先端14 をカシメ固定するトンネル部15とボルトの通孔10とを有する。またこの上方 ブラケット8の外周縁には、シリコン、合成樹脂材などによって形成した被覆部 材22が取付けられ、使用時の自販機2の化粧塗装面を保護するようにしてある 。なお、図6から図8において図中符号23は上方副ロッド9におけるターンバ ックル4への螺入ネジ部である。
【0017】 図4は下方副ロッド7の異なる例で、このロッド7はほぼL型に折曲された下 方ブラケット21を備える。下方ブラケットの折曲角度は設置面や壁面などの取 付け面に対応して種々の角度のものが用意されるが、基本的には上記17゜のも の、100゜のもの、90゜のものがあれば良い。100゜の折曲角度のもの3 6は図9に示すようにして地面24にアンカーボルト25を打込んで使用される 。
【0018】 この固定装置は次のようにして使用される。 先ず主ロッド5にターンバックル3,4を介して上方副ロッド9と下方副ロッ ド7とを連結し、所要の長さになるようにターンバックル3,4を回動して組立 てる。
【0019】 自販機2の側面49の上部前面よりの適所に、図示しない通孔を穿設し、上方 ブラケット8を当て、ボルトを仮締めする。また、下方ブラケット6も同様にし てアンカー11を自販機2の下部背後の壁面適所に打込んで仮固定する。
【0020】 そして、両ターンバックル3,4を回動して長さをある程度調整した後、ボル ト及びアンカー11を本固定する。次いで、ターンバックル3,4を更に回動し て主ロッド5と上下副ロッド8,9を緊張させた後、各ターンバックル8,9の 両端の締めナットを締付けて固定するものである。下方ブラケットは、壁面がな い場合など図9に示すようにコンクリート地面24に打込み可能な折曲角度のも の36が選択される。このようにして固定された自販機2はロッド5,7,9が 撓んだり、伸びたりすることがないので、安定する。
【0021】 図1の実施例では、自販機2の上部を更に別の固定装置で固定してある。符号 9の上方副ロッドと同一構成の副ロッド33を、そのブラケット13が上方副ロ ッド9のブラケット8と重なるようにして固定し、ターンバックル29を介して もう一つの副ロッド28と連結してある。この取付け面側の副ロッド28はL字 状のブラケット27を備え、このブラケット27が図1に見られるようにして字 販機2の奥行き長さ方向の壁面に固定される。なお、32は自販機2の天板背面 寄りの縁部と壁面とを連結固定するL字状ブラケットである。
【0022】 上記した実施例では主ロッドを1本の棒材によって構成したが、場合によって は、複数本に分割してこれらを中間ターンバックルによって連結するようにして も良い。
【0023】 なお、本固定装置は自販機両側面に取り付けることが望ましいが、入隅部に収 容設置して、他の固定装置と併用する場合など、壁面と対面しない側面にのみ取 り付けるようにすることもできる。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、副杆のブラケットを自販機側面上部と下方 の取付け面とに固定し、ターンバックルを回動するだけで背高の自販機を設置位 置に強固に拘束・固定することができる。
【0025】 折曲げ角度の異なるようにブラケットを有する複数の副杆を用意しておけば、 取付け面を種々選択できるばかりでなく、副杆同士をターンバックルを介して連 結することにより、補助的な固定装置を併用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る固定装置の一実施例の使用状態を
示す自販機の側面図。
【図2】下方ブラケットと下方副ロッドとの結合状態を
示す平面図。
【図3】図2の〓−〓線における矢視断面図である。
【図4】異なる下方ブラケットが取付けられた下方副ロ
ッドの外観斜視図。
【図5】主ロッドの一例を示す平面図。
【図6】上方ブラケット8と上方副ロッドとの結合状態
を示した図2と同様の平面図。
【図7】上方副ロッドの被覆部材の平面図。
【図8】図7の〓−〓線における矢視拡大断面図であ
る。
【図9】図4の下方ブラケットの取付け状態を示す部分
側面図。
【図10】従来装置の一例を示す断面図。
【図11】図10の装置の平面図。
【図12】さらに別の従来装置の説明図。
【符号の説明】
1・・・固定装置 2・・・販売機 3・・・下方ターンバックル 4・・・上方ターンバックル 5・・・主ロッド 6・・・下方ブラケット 7・・・下方副ロッド 8・・・上方ブラケット 9・・・上方副ロッド

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主杆の各端部にそれぞれターンバックルを
    介して主杆よりも短い副杆を連結し、 一方の副杆の外
    方端に、自動販売機の側面上部に密着固定される第一の
    ブラケットを固着し、 他方の副杆の外方端に、自動販売機の設置地面あるいは
    壁面等の取付け面に対応するよう所定の角度に折曲形成
    された第二のブラケットを固着した、 ことを特徴とする自動販売機の固定装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の自動販売機の固定装置に
    おいて、 副杆のうち、少なくとも第二のブラケットを備えた副杆
    が複数存在し、 これらの副杆のブラケットの折曲角度が異なる、 ことを特徴とする自動販売機の固定装置。
  3. 【請求項3】前記第一及び第二のブラケットは、一枚の
    鋼板材から成り、 それぞれ長さ方向一端がわの板面にトンネル部が切起し
    形成され、 このトンネル部に前記副杆の外方端部を挿通し、 挿通された上記外方端部を溶着してあり、 長さ方向他端がわの板面には固定用のボルト通孔を備え
    ている、 ことを特徴とする請求項1にもしくは請求項2に記載の
    自動販売機の固定装置。
  4. 【請求項4】前記第一のブラケットは、折曲されること
    なく平坦に形成され、 前記第二のブラケットは、前記ボルト通孔を有する部位
    板面が前記取付け面に密着するよう、トンネル部とこの
    部位との間が折曲されている、 ことを特徴とする請求項3に記載の自動販売機の固定装
    置。
  5. 【請求項5】前記第一のブラケットの周縁に被覆部材が
    設けられている、 ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記
    載の自動販売機の固定装置。
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