JP3013268B2 - 赤外線検知回路 - Google Patents

赤外線検知回路

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JP3013268B2
JP3013268B2 JP20507491A JP20507491A JP3013268B2 JP 3013268 B2 JP3013268 B2 JP 3013268B2 JP 20507491 A JP20507491 A JP 20507491A JP 20507491 A JP20507491 A JP 20507491A JP 3013268 B2 JP3013268 B2 JP 3013268B2
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裕司 高田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は赤外線検知回路に関する
ものであり、例えば、人体から輻射される赤外線エネル
ギーを検出して人体の移動や存在を検知したり、室内の
輻射エネルギーや室温を検出して空調制御を行うために
利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の赤外線検知回路を示す。図
中、Rtは赤外線感応抵抗体である。これは、温度変化
によって、自身の抵抗値を変化させる抵抗体(例えばサ
ーミスタ)よりなる。Rinは入力抵抗である。これ
は、赤外線感応抵抗体Rtの抵抗値変化を電圧変化に変
換するための抵抗である。Eは直流電源であり、その直
流電圧を赤外線感応抵抗体Rtと入力抵抗Rinにより
分圧することによって、赤外線感応抵抗体Rtの抵抗値
変化を入力電圧Vinの変化に変換するものである。入
力電圧Vinは、交流増幅器1と直流増幅器2に入力さ
れて、交流成分と直流成分をそれぞれ増幅される。以上
の信号処理を式で示すと、Vin=E×Rin/(Ri
n+Rt)となる。
【0003】図4に赤外線感応抵抗体Rtの代表的な抵
抗値−温度特性を示す。図中、縦軸は抵抗体Rtの抵抗
値(Ω)であり、対数で表記されている。横軸は抵抗体
Rtの温度(℃)である。抵抗体Rtの熱容量を極力小
さく、熱抵抗を極力大きくすることによって、僅かな輻
射熱(赤外線)においても、抵抗体自身の温度が上昇
し、抵抗値の変化を起こすことが可能となる。
【0004】この赤外線検知回路を人体の移動検知に応
用した場合の構成を図5に示す。図において、Lは光学
系であり、例えば、凸レンズや凹面鏡よりなる。Fは検
知視野であり、光学系Lを介して抵抗体Rtを投影した
大きさを有する。この検知視野F内に赤外線輻射体(例
えば人間M)が侵入すると、その赤外線が光学系Lを介
して抵抗体Rtに受光され、赤外線による輻射熱によっ
て、抵抗体Rtの温度が上昇する。そして、抵抗体Rt
と入力抵抗Rinにより直流電源Eの電圧を分圧して得
られた入力電圧Vinを交流増幅器1により増幅するこ
とにより、入力電圧Vinの変化として人体の移動検知
を行うことが可能となる。
【0005】ここで、赤外線輻射体(例えば人間M)が
検知視野Fを横切って移動する場合の各部の波形を図6
に示す。図において、(a)は検知視野F内を赤外線輻
射エネルギーを有する人間Mが通過する場合の視野内輻
射エネルギーの変化である。(b)はその人間Mからの
輻射熱によって、赤外線感応抵抗体Rtに引き起こされ
る抵抗値の変化である。(c)は赤外線感応抵抗体Rt
に引き起こされる抵抗値の変化による交流増幅器1への
入力電圧Vinの変化である。(d)はその入力電圧V
inの変化を交流増幅した場合の出力電圧V1の変化で
ある。
【0006】以上のように、赤外線検知回路を人体の移
動検知に応用する場合、検知視野F内を赤外線輻射エネ
ルギーを有する人間Mが通過することによって、赤外線
感応抵抗体Rtの抵抗値が変化し、その抵抗値の変化を
電圧値の変化として交流増幅することにより、人間Mの
移動を検知することが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の赤
外線検知回路においては、周囲温度によって赤外線感応
抵抗体Rtの抵抗値が大きく変化するため、温度によっ
て感度が変化するという問題点があった。つまり、検出
された入力電圧Vinの赤外線感応抵抗体Rtの微小変
位dRtに対する変化dVinは、 Vin=E×Rin/(Rin+Rt)より、 dVin/dRt=−E×Rin/(Rin+Rt) 故に、dVin=−E×Rin×dRt/(Rin+R
t) 上式について、Rt=100〜10KΩ、Rin=1K
Ω、E=10V、dRt(%)=1%とする。ただし、
dRt(%)は各温度における抵抗値に対する変化分の
%で定義される。したがって、抵抗値の変化量(Ω)は
各温度で変化する。
【0008】以上の条件において、dVinを計算した
結果を図7に示す。図においては、RtをRinで割っ
て、横軸を正規化している。図から明らかなように、d
VinはRt=Rinにおいて最大値を示し、Rt≠R
inにおいては、感度が低下していることが分かる。
【0009】また、上記の従来例では、検出された入力
電圧Vinに周囲温度と輻射熱による情報が混在してお
り、輻射熱だけ又は周囲温度だけの情報を取り出すこと
が困難である。なぜなら、検出された入力電圧Vinは
輻射熱量と周囲温度のどちらによっても変化するからで
ある。ただし、図5に示すように、検出された入力電圧
Vinを交流増幅すれば、一般に周囲温度変化は非常に
緩慢であるため、交流増幅器1の出力電圧V1には現れ
ず、輻射熱による情報のみを取り出すことができる。通
常、この輻射熱情報の変化分検知によって、人体の移動
検知が行われているが、上記の理由により輻射熱の直流
情報のみを取り出すことは困難であり、人体の存在検知
を困難にしていた。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、周囲温度によって
感度が変化することを防止できる赤外線検知回路を提供
することにある。また、本発明の他の目的とするところ
は、周囲温度と輻射熱の情報を個別に検出可能な赤外線
検知回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の赤外線検
知回路にあっては、上記の課題を解決するために、図1
に示すように、赤外線の輻射エネルギーと周囲温度に感
応する赤外線感応抵抗体Rtと、前記赤外線感応抵抗体
Rtと略同一の温度−抵抗特性で周囲温度の変化に感応
する基準感熱抵抗体Rrefと、前記赤外線感応抵抗体
Rtと前記基準感熱抵抗体Rrefの並列回路に電流を
流すための直流電源Eと、前記赤外線感応抵抗体Rtに
流れる電流を第1の電圧Vinに変換するための第1の
帰還抵抗Rfを有する第1の直流差動増幅器4と、前記
基準感熱抵抗体Rrefに流れる電流を第2の電圧Vr
efに変換するための第2の帰還抵抗Rivを有する第
2の直流差動増幅器3と、第1の帰還抵抗Rfにより第
1の直流差動増幅器4の出力として得られる第1の電圧
Vinと第2の帰還抵抗Rivにより第2の直流差動増
幅器3の出力として得られる第2の電圧Vrefの差分
を増幅する第3の直流差動増幅器5と、第1の電圧Vi
nの変化分を増幅する交流増幅器1とを備え、前記交流
増幅器1の出力V1を赤外線の輻射エネルギーの変化分
の検知出力とし、第2の直流差動増幅器3の出力V3を
周囲温度の検知出力とし、第3の直流差動増幅器5の出
力V2を赤外線の輻射エネルギーの絶対値の検知出力と
したことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項2記載の赤外線検知回路にあ
っては、同じ課題を解決するために、図2に示すよう
に、赤外線の輻射エネルギーと周囲温度に感応する赤外
線感応抵抗体Rtと、前記赤外線感応抵抗体Rtと略同
一の温度−抵抗特性で周囲温度の変化に感応する基準感
熱抵抗体Rrefと、前記赤外線感応抵抗体Rtと前記
基準感熱抵抗体Rrefの並列回路に電流を流すための
電圧制御型の直流電源Vfと、前記赤外線感応抵抗体R
tに流れる電流を第1の電圧Vinに変換するための第
1の帰還抵抗Rfを有する第1の直流差動増幅器4と、
前記基準感熱抵抗体Rrefに流れる電流を第2の電圧
Vivに変換するための第2の帰還抵抗Rivを有する
第2の直流差動増幅器3と、基準電圧Vrefを出力す
る基準電源と、第1の帰還抵抗Rfにより第1の直流差
動増幅器4の出力として得られる第1の電圧Vinと基
準電圧Vrefとの差分を増幅する第3の直流差動増幅
器5と、第2の帰還抵抗Rivにより第2の直流差動増
幅器3の出力として得られる第2の電圧Vivと基準電
圧Vrefとの差分を増幅する第4の直流差動増幅器6
と、第4の直流差動増幅器6の出力電圧を積分する積分
器7と、第2の電圧Vivと基準電圧Vrefとが略同
一電圧となるように前記積分器7の積分出力を前記電圧
制御型の直流電源Vfの制御信号として帰還するフィー
ドバック回路と、第1の電圧Vinの変化分を増幅する
交流増幅器1とを備え、前記交流増幅器1の出力V1を
赤外線の輻射エネルギーの変化分の検知出力とし、前記
積分器7の出力V4を周囲温度の検知出力とし、前記第
3の直流差動増幅器5の出力V2を赤外線の輻射エネル
ギーの絶対値の検知出力としたことを特徴とするもので
ある。
【0013】
【作用】本発明では、赤外線の輻射エネルギーと周囲温
度に感応する赤外線感応抵抗体Rt以外に、前記赤外線
感応抵抗体Rtと略同一の温度−抵抗特性で周囲温度の
変化に感応する基準感熱抵抗体Rrefを備えるので、
この抵抗体Rrefを用いて周囲温度の情報を単独で検
出することができる。また、赤外線感応抵抗体Rtから
検出された情報から差動増幅器5により周囲温度の影響
を除去することによって、輻射熱の絶対値を単独で検出
することができる。したがって、周囲温度が変化して
も、赤外線の検出感度が変動することはない。
【0014】
【実施例】図1は請求項1記載の発明の構成を示す回路
図である。図1において、Rtは赤外線感応抵抗体であ
り、温度変化によって自身の抵抗値を変化させる抵抗体
である。抵抗体の熱容量を極力小さく、熱抵抗を極力大
きくすることによって、僅かな輻射熱(赤外線)におい
ても、抵抗体自身の温度が上昇し、抵抗値変化を起こす
ことが可能となる。Rrefは基準感熱抵抗体である。
これは、赤外線感応抵抗体Rtと全く同一の抵抗値と抵
抗変化率を有する抵抗体である。ただし、外部からの輻
射熱からは完全に遮断されている。つまり、抵抗値や抵
抗変化率に影響を与えない方法、空間的に絶縁された方
法で、赤外線による輻射熱を遮断する。したがって、周
囲温度の変化に対して、各抵抗体Rt,Rrefは同一
抵抗値を有して変化し、赤外線による輻射エネルギーが
入光したときには、抵抗体Rtについてのみ抵抗値が変
化する。
【0015】Eは前記各抵抗体Rt,Rrefの抵抗値
変化を電圧に変換するための直流電源である。この直流
電源Eにより抵抗体Rtを流れる電流は、直流差動増幅
器4と帰還抵抗Rfで構成される電流/電圧変換アンプ
によって、入力電圧Vinに変換される。入力電圧Vi
nは、抵抗体Rtの抵抗値変化が変換された電圧であ
り、Vin=E×Rf/Rtで与えられる。この入力電
圧Vinは、信号処理のために、次段の交流増幅器1と
直流差動増幅器5に入力される。
【0016】また、基準感熱抵抗体Rrefを流れる電
流は、直流差動増幅器3と帰還抵抗Rivで構成される
電流/電圧変換アンプによって、基準電圧Vrefに変
換される。この基準電圧Vrefは、抵抗体Rrefの
抵抗値変化が変換された電圧であり、Vref=E×R
iv/Rrefで与えられ、輻射熱情報のみを検出する
ための基準電圧となる。この基準電圧Vrefは、信号
処理のために、次段の直流差動増幅器5に入力される。
【0017】基準抵抗体Rrefは周囲温度のみによっ
て決定されるので、出力電圧V3としては、周囲温度の
情報のみを取り出すことができる。また、直流差動増幅
器5により、基準電圧Vrefと入力電圧Vinとの差
動増幅を行うことにより、出力電圧V2=Vin−Vr
efとして、輻射熱の情報のみを取り出すことができ
る。なぜならば、外部からの輻射エネルギーが全く無い
場合には、たとえ周囲温度が変化してもRt=Rref
となって、Vin=E×Rf/Rt=Vrefが成立す
るからである。ただし、Rf=Rivとする。したがっ
て、たとえ周囲温度が変化しても、出力電圧V2は外部
からの輻射エネルギーが全く無い場合には絶えず0Vを
維持する。そして、輻射によって抵抗体Rtの抵抗値が
変化したときのみ出力電圧V2が現れる。
【0018】さらに、出力電圧V1としては、従来例と
同じように、入力電圧Vinを交流増幅器1により交流
増幅することによって、輻射エネルギーの変化分を検出
することができる。以上の3つの出力電圧V1,V2,
V3を用いることによって、赤外線感応抵抗体Rtに入
射する輻射エネルギーの変化分、輻射エネルギーの絶対
値、周囲温度をそれぞれ独立に検出することが可能であ
る。
【0019】図2は請求項2記載の発明の構成を示す回
路図である。図2において、Vfは電圧制御直流電源で
あり、出力電圧V4からフィードバックされた制御信号
に基づいて電源電圧を制御可能とされている。赤外線感
応抵抗体Rtと電流−電圧変換用の帰還抵抗Rf及び直
流差動増幅器4により得られた入力電圧Vin=E×R
f/Rtは交流増幅器1に入力されると共に、直流差動
増幅器5の一方の入力とされている。また、基準感熱抵
抗体Rrefと電流−電圧変換用の帰還抵抗Riv及び
直流差動増幅器3により得られた電流検出電圧Viv=
E×Riv/Rrefは、直流差動増幅器6の一方の入
力とされている。直流差動増幅器5と6の他方の入力に
は、基準電圧Vrefが印加されている。直流差動増幅
器6の出力は積分器7により積分されて、出力電圧V4
となる。この出力電圧V4は、上述の電圧制御直流電源
Vfの制御信号としてフィードバックされている。その
他の構成については、図1の回路と同様である。
【0020】この図2に示す回路では、周囲温度のみに
感応する基準感熱抵抗体Rrefに流れる電流を一定に
するために、差動増幅器3と6、基準電源Vref、積
分器7によってフィードバック・ループを形成し、差動
増幅器3の出力電圧Vivが常に一定電圧(=Vre
f)となるように制御する。したがって、フィードバッ
ク・ループの作用により、電源制御型の直流電源Vfの
電圧はVref×Rref/Rivで与えられる。ま
た、電流検出電圧Vivは、Viv=−Vf×Riv/
Rrefで与えられるが、フィードバック・ループの作
用によって一定電圧(=Vref)に固定される。そし
て、基準感熱抵抗体Rrefの抵抗値は周囲温度のみに
よって決定されるので、電流検出電圧Vivを一定に保
つための制御信号としての出力電圧V4は周囲温度の情
報として取り扱うことができる。また、直流差動増幅器
5で基準電圧Vrefと入力電圧Vinとの差動増幅を
行うことにより、出力電圧V2としては輻射熱情報のみ
を取り出すことができる。なぜならば、外部からの輻射
エネルギーが全く無い場合には、たとえ周囲温度が変化
してもRt=Rrefとなって、V2=Vin−Vre
f=0が成立するからである。したがって、たとえ周囲
温度が変化しても、出力電圧V2は外部からの輻射エネ
ルギーが全く無い場合には絶えず0Vを維持する。そし
て、輻射によって抵抗体Rtの抵抗値が変化したときの
み出力電圧V2が現れる。
【0021】さらに、出力電圧V1としては、従来例と
同じように、入力電圧Vinを交流増幅器1により交流
増幅することによって、輻射エネルギーの変化分を検出
することができる。なお、輻射エネルギーの入射が無い
場合、たとえ温度が変化してもフィードバック・ループ
の作用により、入力電圧Vinは一定に保たれ、その結
果、温度変化に対しても、一定の感度が維持される。
【0022】以上の3つの出力電圧V1,V2,V4を
用いることによって、赤外線感応抵抗体Rtに入射する
輻射エネルギーの変化分、輻射エネルギーの絶対値、周
囲温度をそれぞれ独立に検出することが可能である。
【0023】
【発明の効果】請求項1又は2記載の赤外線検知回路で
は、周囲温度によって感度が変化することがなく、絶え
ず一定の感度を維持することができるという効果があ
り、また、赤外線感応抵抗体に入射する輻射エネルギー
の変化分と、輻射エネルギーの絶対値、及び周囲温度を
それぞれ独立に検出することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の構成を示す回路図であ
る。
【図2】請求項2記載の発明の構成を示す回路図であ
る。
【図3】従来の赤外線検知回路を示す回路図である。
【図4】赤外線感応抵抗体の代表的な抵抗値−温度特性
を示す特性図である。
【図5】赤外線検知回路を用いた人体移動検知装置の概
略構成を示す図である。
【図6】赤外線検知回路を用いた人体移動検知装置の動
作を示す波形図である。
【図7】従来の赤外線検知回路の周囲温度による感度の
変化を示す図である。
【符号の説明】
1 交流増幅器 2 直流増幅器 3 直流差動増幅器 4 直流差動増幅器 5 直流差動増幅器 6 直流差動増幅器 7 積分器 E 直流電源 Rt 赤外線感応抵抗体 Rref 基準感熱抵抗体 Rf 帰還抵抗 Riv 帰還抵抗 Vref 基準電圧 Vin 入力電圧 Viv 電流検出電圧

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線の輻射エネルギーと周囲温度に
    感応する赤外線感応抵抗体と、前記赤外線感応抵抗体と
    略同一の温度−抵抗特性で周囲温度の変化に感応する基
    準感熱抵抗体と、前記赤外線感応抵抗体と前記基準感熱
    抵抗体の並列回路に電流を流すための直流電源と、前記
    赤外線感応抵抗体に流れる電流を第1の電圧に変換する
    ための第1の帰還抵抗を有する第1の直流差動増幅器
    と、前記基準感熱抵抗体に流れる電流を第2の電圧に変
    換するための第2の帰還抵抗を有する第2の直流差動増
    幅器と、第1の帰還抵抗により第1の直流差動増幅器の
    出力として得られる第1の電圧と第2の帰還抵抗により
    第2の直流差動増幅器の出力として得られる第2の電圧
    の差分を増幅する第3の直流差動増幅器と、第1の電圧
    の変化分を増幅する交流増幅器とを備え、前記交流増幅
    器の出力を赤外線の輻射エネルギーの変化分の検知出力
    とし、第2の直流差動増幅器の出力を周囲温度の検知出
    力とし、第3の直流差動増幅器の出力を赤外線の輻射エ
    ネルギーの絶対値の検知出力としたことを特徴とする赤
    外線検知回路。
  2. 【請求項2】 赤外線の輻射エネルギーと周囲温度に
    感応する赤外線感応抵抗体と、前記赤外線感応抵抗体と
    略同一の温度−抵抗特性で周囲温度の変化に感応する基
    準感熱抵抗体と、前記赤外線感応抵抗体と前記基準感熱
    抵抗体の並列回路に電流を流すための電圧制御型の直流
    電源と、前記赤外線感応抵抗体に流れる電流を第1の電
    圧に変換するための第1の帰還抵抗を有する第1の直流
    差動増幅器と、前記基準感熱抵抗体に流れる電流を第2
    の電圧に変換するための第2の帰還抵抗を有する第2の
    直流差動増幅器と、基準電圧を出力する基準電源と、
    1の帰還抵抗により第1の直流差動増幅器の出力として
    得られる第1の電圧と基準電圧との差分を増幅する第3
    の直流差動増幅器と、第2の帰還抵抗により第2の直流
    差動増幅器の出力として得られる第2の電圧と基準電圧
    との差分を増幅する第4の直流差動増幅器と、第4の直
    流差動増幅器の出力電圧を積分する積分器と、第2の電
    圧と基準電圧とが略同一電圧となるように前記積分器の
    積分出力を前記電圧制御型の直流電源の制御信号として
    帰還するフィードバック回路と、第1の電圧の変化分を
    増幅する交流増幅器とを備え、前記交流増幅器の出力を
    赤外線の輻射エネルギーの変化分の検知出力とし、前記
    積分器の出力を周囲温度の検 知出力とし、前記第3の直
    流差動増幅器の出力を赤外線の輻射エネルギーの絶対値
    の検知出力としたことを特徴とする赤外線検知回路。
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