JP3013029B2 - 船舶衝撃力吸収装置 - Google Patents

船舶衝撃力吸収装置

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JP3013029B2
JP3013029B2 JP8198457A JP19845796A JP3013029B2 JP 3013029 B2 JP3013029 B2 JP 3013029B2 JP 8198457 A JP8198457 A JP 8198457A JP 19845796 A JP19845796 A JP 19845796A JP 3013029 B2 JP3013029 B2 JP 3013029B2
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学 岡田
利春 芳田
泰 弓山
雅義 久保
亨 椹木
斉藤  勝彦
茂己 佐藤
武治 鎭目
浩明 渡邊
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岸壁、防波堤、橋
脚、船舶入港支援施設等の固定構造物に装備し、船舶衝
突時の衝撃から船舶自体または固定構造物を保護する船
舶衝撃力吸収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、岸壁、防波堤、橋脚等には、通常
ゴム等の弾性体からなる防舷材が設置され、この防舷材
の変形により船舶の衝突エネルギーを吸収するようにし
ている。また、近年、荒天時または視界不良時において
港湾内へ船舶が安全に入港できるように、防波堤の内側
の航路沿いに船舶入港支援施設を設けることが多くなっ
てきており、例えば特開平2−128007号公報に
は、複数の鋼管製支持杭の上にプラットフォームを設け
た、いわゆる杭式ドルフィンに防舷材を取付け、この防
舷材の弾性変形および前記支柱の水平方向変位により船
舶衝突のエネルギーを吸収するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の防舷材は、弾性体の変形を利用しているだけで
あるため、そのエネルギー吸収能力は小さく、衝突時の
反力が非常に大きくなって、船舶が高速で衝突するよう
な場合に、船舶自体および固定構造物の損傷が免れない
という問題があった。また、上記公報に記載の船舶入港
支援施設によれば、前記したように防舷材のエネルギー
吸収能力が小さいため、衝突エネルギーの吸収は専ら支
柱の水平方向変位に依存し、その分、支柱の数を増加し
たり、大型の支柱を用いなければならず、施設の構築に
かかる工期や工費の増大が避けられないという問題があ
った。なお、防舷材を鋼殻シェルから構成してエネルギ
ー吸収能力を高める考え方もあるが、この場合は、船舶
との衝突により防舷材が圧壊してしまうため、その繰返
し使用はできず、実質その使用は断念せざるを得ない状
況にあった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、衝突時の反力が
小さくかつ衝突エネルギーの吸収能力が大きい、反復使
用可能な船舶衝撃力吸収装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、固定構造物の海洋側の面の前方に、該固
定構造物に下端部をヒンジ結合させて防衝板を揺動可能
に配置し、該防衝板の上端部を前記固定構造物から延ば
したガス入りオイルダンパーに作動連結する構成とした
ことを特徴とする。
【0006】上記のように構成した船舶衝撃力吸収装置
においては、防衝板で船舶を受止め、これに加わる衝撃
荷重をオイルダンパーに伝えて衝突エネルギーを吸収す
る。そして、防衝板から船舶が離れた後は、ガス圧によ
りオイルダンパーが元の状態に復帰し、防衝板も元の状
態に自動復帰する。
【0007】本発明は、上記防衝板の前面にはネットを
張り、またはフロートを配置するようにしても良いもの
で、これにより衝突エネルギーの吸収能力はより一層高
まる。
【0008】本発明において、上記オイルダンパーは、
外筒と、該外筒内に摺動自在に挿入され挿入端にオリフ
ィス通路を有する内筒とを備え、前記内筒の短縮動に応
じて、前記外筒内のオイルが前記オリフィス通路を通じ
て内筒内へ流入し、かつ前記内筒内のガスが圧縮される
ようになっている構成とすることができる。
【0009】本発明は、上記したオイルダンパーにおい
て、外筒内に、内筒の短縮動に応じてオリフィス通路面
積を次第に縮小するテーパピンを配設するようにするの
が望ましく、これにより衝突初期にオイルダンパーを比
較的高速で動作させて、船舶にかかる反力を小さくする
ことができる。
【0010】また、上記内筒内にフリーピストンを摺動
自在に配設し、該フリーピストンにより区画された内筒
内の一方の室にガスを封じ込める構成とすることができ
る。この場合は、オイルとガスとが完全に分離するの
で、オイルダンパーを水平置きすることが可能になる。
そして、水平置きした場合は、斜め置きする場合に較べ
て、ダンパー外筒に偏荷重がかかるのを防止できるばか
りか、異常摩耗を防止できる。
【0011】また、上記外筒と内筒との間に環状室を形
成すると共に、該環状室を連通路により外筒内のオイル
室に連通し、前記連通路には、内筒の短縮時に該連通路
を大きく開放し、内筒の伸長時に該連通路の開口面積を
縮小するように作動する弁体を介装する構成とすること
ができる。この場合は、短縮後に内筒が伸長する際、環
状室内のオイルが狭い連通路を通じて外筒内に流動する
ので、環状室内の油圧が抵抗となって内筒の復元速度が
低減される。
【0012】さらに、外筒と内筒との間に環状室に連通
するオイルロック室を形成し、外筒の開口端部および内
筒の外周に、該内筒の伸長端付近で前記オイルロック室
を共働して封止する封止手段を設ける構成とすることが
できる。この場合は、内筒の伸長時に内筒が機械的に外
筒に衝突することがないので、内筒の復元は円滑とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基いて説明する。
【0014】図1および2は、本発明の第1の実施の形
態を示したものである。本第1の実施の形態は船舶の接
岸区域に適用したもので、固定構造物としての岸壁1の
海洋側の面(前面)1aの前方には後に詳述する防衝板
2が配置されると共に、その上面1bには後に詳述する
ガス入りオイルダンパー3が配置されている。防衝板2
は、その下端の幅方向の2箇所が岸壁1の前面1aにヒ
ンジ4を介して結合され、該岸壁1の前面1aに対して
その面法線方行へ揺動可能となっている。一方、オイル
ダンパー3は、岸壁1の上面1bにヒンジ5を介して一
端が結合された外筒6と、この外筒6内に摺動自在に挿
入された内筒7とを備え、その内筒7の基端を前記防衝
板2の上端の幅方向中央にヒンジ8を介して連結してい
る。このオイルダンパー3は、内部のガス圧により常時
は内筒7を伸長させた伸長状態を維持するようになって
おり、これにより防衝板2は、常時は岸壁1の前面1a
に対して所定の角度だけ上方を前傾させた状態に位置決
めされるようになっている。
【0015】また、岸壁1の上面1bには、前記オイル
ダンパー3を挟んで一対のスライドガイド9が配置さ
れ、各スライドガイド9には、オイルダンパー3の下側
に配置した矩形の枠体10の一端を回動自在に支承する
スライダ11が摺動自在に装着されている。枠体10の
他端は前記防衝板2の上端にヒンジ12を介して連結さ
れており、これにより防衝板2がその下端のヒンジ4を
支点に揺動すると、その動きが枠体10を介してスライ
ダ11に伝達されるようになっている。枠体10は、大
径の主フレーム10aを四辺に配し、かつ左右の主フレ
ーム10a間に小径の副フレーム10bを橋架した剛体
構造となっており(図1)、この枠体10の存在により
防衝板2は、岸壁1の前面1aに沿う左右方向で傾動す
ることなく安定して揺動し得るようになる。なお、前記
オイルダンパー3およびスライドガイド9の周りには、
安全対策としての防護壁13が設置されている。
【0016】ここで、上記防衝板2は、図3に良く示さ
れるように、中空の複数(ここでは3本)の縦フレーム
14の上、下端に中空の横フレーム15を橋架した枠形
状をなし、その枠内は各縦フレーム14の相互間および
縦フレーム14と横フレーム15の相互間に橋架した梁
部材16によってトラス状に仕切られている。しかし
て、この防衝板2の前面には船舶の衝撃力を伝達する部
材(大径丸鋼)22が一定間隔で配置され、またこの部
材22の前面にはアラミド繊維製のネット17が張ら
れ、さらにこのネット17の前方には防舷材としての、
弾性体からなるフロート18が配置されている。
【0017】上記ネット17は、防衝板2の上、下横フ
レーム15から突設した上、下各一対の支柱19間に橋
架した上、下支持部材20(図2)の間に所定の張力を
発生するように張られている。上、下支持部材20は縦
フレーム14から延ばした補強部材21により補強され
ている。一方、フロート18は、図4に示すように鋼管
製の心材18aと、この心材18aに嵌合されたゴム製
の円筒部材18bと、この円筒部材18bの周りに所定
の厚さに形成された発泡体18cと、この発泡体18c
の周りを被覆する被覆材18dと、発泡体18cの両端
面を覆うゴム製の端版18eとからなっており、心材1
8aの両端から延ばしたチェーン23を介して防衝板2
の下端に係留されている。
【0018】上記ガス入りオイルダンパー3は、図5〜
8に良く示されるように、その外筒6の底を別部材の端
板24で封止すると共に、その内筒7の底を別部材の端
板25で封止している。内筒7の端板25にはオリフィ
ス26が形成され、一方、外筒6の端板24に一端が固
定されたテーパピン27の他端が前記オリフィス26内
に挿入されている。テーパピン27は端板24から離れ
るに従って小径とされ、そのオリフィス26内への挿入
深さが増大するに従って該オリフィス26の通路面積が
縮小するようになっている。また、外筒6の端板24に
は外筒6の内外を連通する流体通路28が形成されると
共に(図8)、端板24の外周面には前記通路28に接
続するバルブユニット29が取付けられている。前記ガ
ス通路28およびバルブユニット29は、オイルダンパ
ー3内にガスを注入するためのもので、必要によりバル
ブユニット29にガスボンベ(図示略)が接続される。
【0019】一方、外筒6の上端開口にはリングガイド
30が装着(溶接固定)されており、このリングガイド
30を摺動自在に挿通して内筒7が延ばされている。内
筒7の基端開口には、内筒7に連通しかつ内筒7より大
径の容器31が接続されている。この容器31には注入
口32が設けられており、この注入口32を通じてオイ
ルダンパー3内に所定量のオイル33が供給されるよう
になる。また、容器31にはガス圧調整バルブ34が設
けられている。このガス圧調整バルブ34は、上記バル
ブユニット29および流体通路28を通じてオイルダン
パー3内にガスを注入する際、内部に溜っている空気を
ガスと置換し、かつガス圧を所定の値に調整するように
操作される。なお、ここで用いるガスとしては、酸素に
よるオイル33の劣化を防ぐため、窒素ガス、アルゴン
ガス等の不活性ガスを用いるのが望ましい。
【0020】外筒6に挿入された内筒7の先端側には、
スペーサ35を介して軸方向へ隔てて2つのシールリン
グ36が嵌着されている(図6、7)。各シールリング
36は、それぞれの周溝に嵌装したOリング37を介し
て外筒6の内面に摺接し、これにより外筒6と内筒7と
の間からオイル33が漏れ出るのが防止されている。内
筒7は、前記したように相互に離間して設けた2つのシ
ールリング36を介して外筒6の内面に摺接しているの
で、その伸縮距離が長くても安定して摺動できる。
【0021】外筒6の端板24の端面および容器31の
端面には、前記したヒンジ5、ヒンジ8を構成するヒン
ジブラケット38、39がそれぞれ設けられており、オ
イルダンパー3は、これらヒンジブラケット38、39
を用いて、内筒7の基端側(容器31側)が上方傾斜す
るように岸壁1の上面1bと防衝板2の上端との間に現
地組立により設置される。そして、この設置後におい
て、上記注入口32および流体通路28を通じてオイル
ダンパー3内にオイル33およびガスを注入するが、オ
イル33は内筒7の端板25のオリフィス26を通じて
外筒6内のオイル室6aへ移動し、ガスはオリフィス2
6を通じて内筒7内へ移動し、ガス圧によって内筒7が
伸長端に位置決めされるようになる(図5)。なお、流
体通路28からオイルダンパー3内に注入されたガスの
一部は、内筒7の端板25と外筒6の内面との上側の隅
角に溜るが、このガスは、シールリング36に設けた通
路36aと内筒7に設けた貫通孔7a(図7)とを通じ
て内筒7内に導かれるようになっている。また、内筒7
の周りには必要に応じてブーツBが配置される(図
5)。
【0022】以下、上記のように構成した船舶衝撃力吸
収装置の作用を、図9も参照して説明する。
【0023】防衝板2は、ガス入りオイルダンパー3の
伸長により岸壁1の前面1aに対して所定の角度αだけ
前傾する姿勢に位置決めされており、一方、フロート1
8は、最高潮位H.W.L と最低潮位L.W.L との間の現在の
潮位に位置決めされている。そしていま、この防衝板2
に対して船舶Sが異常接近すると、先ず船舶Sのきっ水
線付近がフロート18に衝突し、フロート18が弾性変
形すると共にネット17がたわみ、衝突のエネルギーが
一次的に吸収される。この時、船舶Sに対するフロート
18の接触位置は船舶Sの重心付近となるので、この最
初の衝突に際して船舶Sが大きく傾くことはない。
【0024】そして、フロート18の弾性変形が限界付
近に達すると、防衝板2を介してオイルダンパー3の内
筒7に大きな衝撃荷重がかかる。この結果、オイルダン
パー3の外筒6内のオイル室6aのオイル33がオリフ
ィス26を通じて内筒7側へ流動し、この流体流動によ
り衝突のエネルギーが吸収される。内筒7は衝撃荷重の
大きさに応じて短縮するが、始めはテーパピン27の細
径部分がオリフィス26内に位置してオリフィス26の
通路面積が大きくなっているので、内筒7の短縮速度す
なわち防衝板2の揺動速度は大きく、したがって船舶S
にかかる反力は小さくて、船舶Sが大きく傾くことはな
い。衝突荷重が大きい場合、内筒7は大きく短縮し、こ
の短縮に応じて前記オリフィス26の通路面積が次第に
小さくなり、遂にはオリフィス26がテーパピン27に
より閉じられて内筒7は短縮端に達する。しかし、この
段階までには衝突のエネルギーが十分吸収され、船舶S
が岸壁1に衝突するようなことはなくなって、船舶Sま
たは岸壁1の破壊が未然に防止される。そして、防衝板
2から船舶Sが離れると、オイルダンパー3内のガス圧
により内筒7が伸長し、防衝板2が元の前傾位置に自動
的に復帰し、次の衝突に備える。なお、防衝板2の前傾
角度αは、一例として10〜15度の大きさに、オイルダン
パー3の動作距離(ストローク)は、一例として 1.5〜
3.0 mの大きさに設定される。
【0025】上記第1の実施の形態において、1つの防
衝板2に対して1つのオイルダンパー3を組合せるよう
にしたが、このオイルダンパー3の数は任意であり、防
衝板2の幅が広い場合には、2つ以上用いるのが望まし
い。なお、上記した船舶衝撃力吸収装置を船舶の接岸専
用の岸壁に設置した場合は、船舶を防衝板2に意識的に
当てて安全に停止させることができるので、急速接岸設
備として極めて有用となる。
【0026】図10は、本発明の第2の実施の形態を示
したものである。なお、同図において第1の実施の形態
と同じ部分には同一符号を付し、ここではその説明を省
略する。本第2の実施の形態は、船舶入港支援施設へ適
用したもので、この場合は、固定構造物として海上に構
築した杭式ドルフィン40が用いられる。このドルフィ
ン40は、海底の原地盤41に打設した複数の鋼管製支
持杭42と、この支持杭42の上に設置された架台43
とからなっており、上記防衝板2が支持杭42の中間に
ヒンジ結合され、かつ防衝板2の上端に作動連結された
ガス入りオイルダンパー3は架台43上にヒンジ結合さ
れる。
【0027】このようにドルフィン40と組合せて、防
波堤の内側の航路沿いに設置することにより、例えば荒
天または視界不良により船舶Sが航路から外れて入港し
ようとする際、防衝板2が船舶Sに当ってその行く手を
遮り、船舶Sを航路に沿って安全に案内する。この時、
防衝板2に対する船舶Sの衝突エネルギーは、上記第1
の実施の形態で述べたと同様にオイルダンパー3により
大部分が吸収され、船舶Sの破壊はもとよりドルフィン
40の破壊も防止される。そして、衝突エネルギーの大
部分がオイルダンパー3で吸収される結果、ドルフィン
40を構成する支持杭42としてはそれほど大型のもの
を必要とせず、その数も削減できて、船舶入港支援施設
の構築は簡単となる。
【0028】図11〜13は、本発明の第3の実施の形
態を示したものである。なお、同図において第1の実施
の形態と同じ部分には同一符号を付し、ここではその説
明を省略する。本第3の実施の形態の特徴とするところ
は、防衝板2を鉛直方向に設置し、一方、ガス入りオイ
ルダンパー3は、後述する(図17〜19)特殊な内部
構造とすることにより横置きを可能にした点にある。こ
のため、防衝板2は、その下部の幅方向の2箇所にその
裏面から直角方向へ延びる取付アーム50を有する構造
とし、この取付アーム50の先端を岸壁1の前面1aに
突設した支持台51にヒンジ4を介して結合することに
より、岸壁1の前面1aとの間に揺動に必要な十分なる
間隙を保つようにしている。一方、オイルダンパー3
は、岸壁1の上面1aに設けた架台52上に横置きに配
置し、その外筒6の一端を架台52上にヒンジ5を介し
て結合させると共に、その内筒7の基端を前記防衝板2
の上端の幅方向中央にヒンジ8を介して結合させてい
る。
【0029】架台52にはまた、オイルダンパー3に沿
って移動可能にスライドステージ53を配置している。
このスライドステージ53は、メンテナンスを行う作業
者が歩行するためのもので、図14〜16に良く示され
るように、架台52上に設置した左右一対のガイドフレ
ーム54内を転動する走行車輪55と左右ガイドフレー
ム54の側壁上を転動するガイドローラ56とを備える
と共に、手摺57を備えている。スライドステージ53
は、その上面に設けたストッパ片58のU字溝(図示
略)にガイドフレーム54上に回動自在に設けた蝶ナッ
ト59を嵌入させることによりその位置が固定され、常
時は、岸壁1の前面1aからはみ出さない後退端に位置
決めされている。なお、架台52には、階段52aと防
護柵52bとが付設されている。
【0030】こゝで、上記第3の実施の形態で用いられ
ているガス入りオイルダンパー3は、図17〜19に良
く示されるように、内筒7内にフリーピストン60を摺
動自在に配設し、このフリーピストン60により区画さ
れた内筒7内の一方の室(ガス室)7aにガスを封じ込
めるようにしている。また、外筒6の開口端に装着され
内筒7を液密に案内するシール装置61は、外筒6に嵌
合固定された支持筒62と、この支持筒62にボルト6
3を用いて固定された二重蓋64と、この二重蓋64内
に保持されたブッシュ65とからなっている(図1
8)。支持筒62と二重蓋64との間および二重蓋64
の相互間はOリング66により、二重蓋64と内筒7と
の間はオイルシール67によりそれぞれシールされてお
り、外筒6と内筒7との間からのオイル漏れが防止され
ている。
【0031】一方、外筒6内に挿入された内筒7の先端
部には、円周方向に複数の貫通孔68を有する環状ピス
トン69が嵌合されている(図19)。このピストン6
9は、内筒7の外周に形成した段差70に一端を当接さ
せると共に、内筒7の先端部に螺合した前記端板25に
より他端が押えられて軸方向への移動が規制されてい
る。なお、端板25は、内筒7の外周面に先端を係合さ
せたセットスクリュ71によりその位置が固定されてい
る。また、内筒7にはスペーサ72が嵌合されており、
このスペーサ72は、その一端を内筒の外周に形成した
段差73(図18)に当接させると共に、前記ピストン
69により他端(先端)が押えられて軸方向への移動が
規制されている。スペーサ72と外筒6との間は環状室
74として提供されており、この環状室74と外筒6内
のオイル室6aとの間は前記ピストン69に設けた貫通
孔(連通路)68により連通されている。
【0032】ピストン69は、貫通孔68を設けた部分
に続く部分が小径部69aとされており、この小径部6
9aにはリング状弁体75が摺動自在に嵌合されてい
る。このリング状弁体75は、前記スペーサ72により
小径部69aからの抜けが規制されて、該小径部69a
の長さ範囲内で自由に軸方向へ移動できるようになって
いる。しかして弁体75の外径は、前記複数の貫通孔6
8の外側頂点を結ぶピッチ円よりもわずか小さくなるよ
うに設定されており、したがって弁体75が前方へ移動
しても貫通孔68は完全に閉じられることはなく、前記
環状室74と外筒6内のオイル室6aとの連通は、常時
維持されるようになっている。
【0033】前記内筒7に嵌合したスペーサ72の一端
部(後端部)の外周には、図18に示されるように、外
筒6の内周面にわずか接触する環状突起76とこの突起
76から後端へ続くテーパ部77とが設けられている。
また、二重蓋64の内周には前記スペーサ72のテーパ
部77に嵌合可能なテーパ部78が設けられている。ス
ペーサ72は、内筒7の伸長端付近でそのテーパ部77
を二重蓋64のテーパ部78に嵌合させ、これにより内
筒7の段差部73の周りには密閉のオイルロック室79
が形成されるようになる。なお、80は、前記環状室7
4にオイルを補給するための注入口で、常時はプラグ8
1により密栓されている。また、このオイルダンパー3
では、外筒6の端板24に設けた前記流体通路28(図
8)がオイルの注入口として、内筒7の基端の容器31
に設けた前記注入口32(図5)がガスの注入口として
それぞれ利用される。
【0034】本第3の実施の形態においては、防衝板2
に対して船舶Sが衝突すると、その衝突エネルギーは、
第1の実施の形態におけると同様にフロート18の弾性
変形とネット17のたわみにより一次的に吸収される。
この時、防衝板2が鉛直に配置されていることで、船舶
Sの上部付近は防衝板2と若干の距離を保ち、操船者に
与える圧迫感が軽減されるばかりか、船室への悪影響が
防止される。続いて、フロート18の弾性変形が限界付
近に達すると、防衝板2に押されてオイルダンパー3の
内筒7が次第に短縮し、同様に外筒6のオイル室6a内
のオイル33がオリフィス通路26を通じて内筒7側へ
流動し、衝突エネルギーが吸収される。この時、内筒7
内のフリーピストン60が内筒7の基端側へ移動してガ
ス室7aの容積が減じ、ガスが圧縮される。これと同時
にオイル室6aの油圧により弁体75がスペーサ72側
へ変位し、ピストン69内の貫通孔68が大きく開かれ
て、オイル室6a内のオイル33が貫通孔68を通じて
環状室74にも流入する。なお、内筒7の短縮動に応じ
てテーパピン27によりオリフィス26の通路面積が次
第に小さくなることは、上記第1の実施の形態と同様で
ある。
【0035】本第3の実施の形態においては、フリーピ
ストン60によりガス室7aをオイル室から完全分離し
ているので、オイルダンパー3を横置きしてもその機能
が損なわれることはない。そして、このようにオイルダ
ンパー3を横置きにした場合は、第1の実施の形態のよ
うにオイルダンパー3を上方傾斜させた場合に比較し
て、内筒7の最大ストロークを同じとすれば、防衝板2
の揺動角度、すなわちオイルダンパー3と防衝板2とを
結合するヒンジ8の水平方向の変位量が大きくなる。換
言すれば、ヒンジ8の水平方向変位量を同じ値に設定す
れば、オイルダンパー3を水平置きした方が上方傾斜さ
せたものより最大ストロークを小さく設定することがで
き、その分、装置全体の小型化を達成できる。因みに、
ヒンジ8の水平方向変位量を2mとした場合、本第3の
実施の形態におけるオイルダンパー3の全長が6.7m
であるのに対し、上記第1の実施の形態におけるオイル
ダンパー3の全長は7.5mとなる。なお、この第3の
実施の形態においては、オイルダンパー3の向きを逆に
しても良い。
【0036】その後、防衝板2から船舶Sが離れると、
ガス室7a内のガス圧によりフリーピストン60が前方
へ移動し、内筒7内のオイル33がオリフィス通路26
を通じて外筒6内のオイル室6aへ流動し、内筒7が伸
長する。この内筒7の伸長により、内筒7と外筒6との
間の環状室74の容積が縮小し、該環状室74内の油圧
が高まって弁体75が前方へ変位し、ピストン69の貫
通孔68の開口面積を小さくする。この結果、環状室7
4から外筒6内のオイル室6aへのオイルの流出が制限
され、ガス圧により急激に伸長しようとする内筒7の伸
長速度が低減され、オイルダンパー3に与える衝撃が緩
和される。そして、内筒7が伸長端付近に達すると、ス
ペーサ72の後端部のテーパ部77と二重蓋64のテー
パ部78と(封止手段)が嵌合して、オイルロック室7
9にオイルが封じ込められ、内筒7が外筒6(シール装
置61)に機械的に衝突することがなくなって、内筒7
が円滑に復帰する。
【0037】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
船舶衝撃力吸収装置によれば、揺動可能な防衝板とオイ
ルダンパーとを組合せて大きな衝突エネルギーを吸収す
るようにしたので、これを固定構造物に設置することに
より、固定構造物はもとより船舶の破壊を未然に防止で
きる効果がある。また、オイルダンパーとしてガス入り
のものを用いたので、ガス圧により衝突後に自動的に復
元し、恒久的に反復使用が可能になって、その利用価値
は高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態としての船舶衝撃力
吸収装置の構造を示す斜視図である。
【図2】図1に示した装置を一部断面として示す側面図
である。
【図3】第1の実施の形態で用いる防衝板の構造を示す
正面図である。
【図4】第1の実施の形態で用いるフロートの構造を一
部断面として示す側面図である。
【図5】第1の実施の形態で用いるガス入りオイルダン
パーの全体構造を示す断面図である。
【図6】図5に示したオイルダンパーの一部を拡大して
示す断面図である。
【図7】図6のA部の拡大断面図である。
【図8】図5に示したオイルダンパーの一部を拡大して
示す断面図である。
【図9】第1の実施の形態としての船舶衝撃力吸収装置
の作動状態を示す模式図である。
【図10】本発明の第2実施の形態としての船舶衝撃力
吸収装置の構造を示す側面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態としての船舶衝撃
力吸収装置の構造を一部断面として示す側面図である。
【図12】図11に示した装置の平面図である。
【図13】図11のB−B矢視線に沿う断面図である。
【図14】第3の実施の形態で用いるスライドステージ
の正面図である。
【図15】第3の実施の形態で用いるスライドステージ
の断面図である。
【図16】図15にのC−C矢視線に沿う断面図であ
る。
【図17】第3の実施の形態で用いるオイルダンパーの
要部構造を示す断面図である。
【図18】図17に示したオイルダンパーの一部を拡大
して示す断面図である。
【図19】図17に示したオイルダンパーの一部を拡大
して示す断面図である。
【符号の説明】
1 岸壁(固定構造物) 2 防衝板 3 ガス入りオイルダンパー 6 外筒 7 内筒 17 ネット 18 フロート 26 オリフィス 27 テーパピン 40 杭式ドルフィン(固定構造物) 60 フリーピストン 68 ピストンの貫通孔(連通路) 74 環状室 75 弁体 77,78 テーパ部(封止手段) 79 オイルロック室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000000929 カヤバ工業株式会社 東京都港区浜松町2丁目4番1号 世界 貿易センタービル (72)発明者 大音 宗昭 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目1番1 号 東洋建設株式会社内 (72)発明者 岡田 学 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目1番1 号 東洋建設株式会社内 (72)発明者 芳田 利春 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目1番1 号 東洋建設株式会社内 (72)発明者 弓山 泰 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目1番1 号 東洋建設株式会社内 (72)発明者 久保 雅義 兵庫県神戸市西区春日台9丁目11番27号 (72)発明者 椹木 亨 大阪府吹田市古江台3丁目22番1号 (72)発明者 斉藤 勝彦 兵庫県神戸市東灘区北青木3丁目10−23 −1303 (72)発明者 佐藤 茂己 東京都中央区築地5丁目6番4号 三井 造船株式会社内 (72)発明者 鎭目 武治 東京都港区浜松町2丁目4番1号 世界 貿易センタービル カヤバ工業株式会社 内 (72)発明者 渡邊 浩明 東京都港区浜松町2丁目4番1号 世界 貿易センタービル カヤバ工業株式会社 内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 3/26 JICSTファイル(JOIS)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定構造物の海洋側の面の前方に、該固
    定構造物に下端部をヒンジ結合させて防衝板を揺動可能
    に配置し、該防衝板の上端部を前記固定構造物から延ば
    したガス入りオイルダンパーに作動連結したことを特徴
    とする船舶衝撃力吸収装置。
  2. 【請求項2】 防衝板の前面に、ネットを張ったことを
    特徴とする請求項1に記載の船舶衝撃力吸収装置。
  3. 【請求項3】 防衝板の前方に、フロートを配置したこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の船舶衝撃力吸
    収装置。
  4. 【請求項4】 オイルダンパーが、外筒と、該外筒内に
    摺動自在に挿入され挿入端にオリフィス通路を有する内
    筒とを備え、前記内筒の短縮動に応じて、前記外筒内の
    オイルが前記オリフィス通路を通じて内筒内へ流入し、
    かつ前記内筒内のガスが圧縮されるようになっているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の船
    舶衝撃力吸収装置。
  5. 【請求項5】 外筒内に、内筒の短縮動に応じてオリフ
    ィス通路面積を次第に縮小するテーパピンを配設したこ
    とを特徴とする請求項4に記載の船舶衝撃力吸収装置。
  6. 【請求項6】 内筒内にフリーピストンを摺動自在に配
    設し、該フリーピストンにより区画された内筒内の一方
    の室にガスを封じ込めたことを特徴とする請求項4また
    は5に記載の船舶衝撃力吸収装置。
  7. 【請求項7】 外筒と内筒との間に環状室を形成すると
    共に、該環状室を連通路により外筒内のオイル室に連通
    し、前記連通路には、内筒の短縮時に該連通路を大きく
    開放し、内筒の伸長時に該連通路の開口面積を縮小する
    ように作動する弁体を介装したことを特徴とする請求項
    4乃至6の何れか1項に記載の船舶衝撃力吸収装置。
  8. 【請求項8】 外筒と内筒との間に環状室に連通するオ
    イルロック室を形成し、外筒の開口端部および内筒の外
    周に、該内筒の伸長端付近で前記オイルロック室を共働
    して封止する封止手段を設けたことを特徴とする請求項
    4乃至6の何れか1項に記載の船舶衝撃力吸収装置。
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