JP3012861U - 磁気吸着器 - Google Patents

磁気吸着器

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JP3012861U
JP3012861U JP1994015814U JP1581494U JP3012861U JP 3012861 U JP3012861 U JP 3012861U JP 1994015814 U JP1994015814 U JP 1994015814U JP 1581494 U JP1581494 U JP 1581494U JP 3012861 U JP3012861 U JP 3012861U
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JP
Japan
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magnet
inner cavity
magnetic
rotary magnet
rotating
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JP1994015814U
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English (en)
Inventor
三郎 山本
武 新田
Original Assignee
株式会社イー・エム・エス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気吸着器を強い吸着力をもつが、吸着力を
オン、オフするために回転磁石を回転操作するときは軽
く動けるようにする。 【構成】 吸着器1の吸着ブロック2を、ヨーク4,4
と非磁性のセパレータ5で作り、内腔6内に回転磁石3
を挿入し、回転磁石3の両端をサポータ11等で支持す
る。回転磁石3は、小さい磁石片7に補助ヨーク8を結
合したもので、小さい磁石片7で大形の吸着器を作るこ
とがでる。内腔6に対する回転磁石3の外周の間隙c1
とサポータ11の外周の間隙c2は、c1>c2として回
転磁石3が内腔6に接して強い吸着力と摩擦力が生じる
のを防止する。なお、間隙c1を小さい数値に抑えるこ
とにより、永久磁石のもつ磁気エネルギーの減少を少な
くし、サポータ11を用いないものと比べて吸着力の差
を殆どなくすことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁石による吸着力を増減させて、鉄製品に対して固定、分離できる ようにした吸着器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の吸着器は、吸着ブロックの内腔の内部で永久磁石よりなる回転磁石を 回動させることにより吸着力をオン、オフに調節しているが、回転磁石が内腔面 に直に吸着されるため強い摩擦力が生じて、強い吸着力をもつ磁石を用いた吸着 器では、回転磁石を指先で回動させることが困難になる。この不都合を解消する 手段として、特公昭64−5445号公報の発明においては、回転磁石として、 可逆透磁率の小さいフェライト磁石、希土類金属磁石等を用いることにより回転 抵抗を減少させている。
【0003】 しかし、この構造は、吸着ブロック全体の容積に対する永久磁石量が大きく、 吸着力を増すためにはより大きな永久磁石を必要とする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、回転磁石を容易に回転させることができ、また小型の永久磁石が使 用できる手段を得ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段のうち、第1の手段は、請求項1に記載したと おり、対向する凹部で内腔を形成する一対のヨーク間に、非磁性のセパレータを 介設した吸着ブロックと、前記内腔に挿入された回転磁石とを備える磁気吸着器 において、前記回転磁石が、前記内腔の内径より狭い幅と更に狭い厚さをもつ磁 石片と、該磁石片の厚さ方向両面に結合され、内腔に近接した外周面をもつ補助 ヨークとを備えることを特徴とする。
【0006】 第2の手段は、請求項2に記載したとおり、請求項1において、回転磁石の両 端に、該回転磁石の外周面より僅かに大きい径で吸着ブロックの内腔に回転自在 に支承される、非磁性で滑らかなサポータを固定したことを特徴とする。
【0007】 第3の手段は、請求項3に記載したとおり、請求項1又は2において、吸着ブ ロックの内腔と、回転磁石の両端に固定したサポータとの間に滑らかなリングを 介在させて回転抵抗を軽減したことを特徴とする。
【0008】 第4の手段は、請求項4に記載したとおり、請求項1,2又は3において、吸 着ブロックのヨークの内腔側の角部を面取り部としたことを特徴とする。
【0009】 第5の手段は、請求項5に記載したとおり、請求項1,2,3又は4において 、回転磁石の外周側の角部を面取り部としたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
請求項1の手段によれば、回転磁石において磁力を発生する部分が、内腔の内 径より狭い幅と更に狭い厚さをもつ板状の永久磁石片であり、該永久磁石片から 補助ヨークを介して磁力を伝えるから、大型の磁気ブロックに小型でも高磁気エ ネルギーの永久磁石を用いることができる。
【0011】 請求項2の手段によれば、回転磁石は、両端に固定した摩擦抵抗の少ないサポ ータを介して内腔に支持されるから、回転磁石が内腔の面に直接吸着されること が防止され、回転抵抗が少なく容易に回動させることができる。
【0012】 請求項3の手段によれば、回転磁石の両端に固定したサポータは、滑らかなリ ングに支承されるため、鉄の吸着ブロックに直接支承されるものに比して円滑に 回転することができる。
【0013】 請求項4手段によれば、ヨークの角部に形成した面取り部により、該部に磁力 線が集中せず、回転磁石との間に大きい吸着力が作用しないから回転磁石に対す る回転抵抗が少ない。
【0014】 請求項5の手段によれば、回転磁石の補助ヨークの外周側の角部に形成した面 取り部により、該部に磁力線が集中せず、大きい吸着力が作用しないから、回転 磁石に対する回転抵抗が少ない。
【0015】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1,2において1は磁気 吸着器、2はその吸着ブロック、3は回転磁石である。吸着ブロック2は、軟磁 性の一対のヨーク4を非磁性のセパレータ5を介して結合したもので、各ヨーク 4及びセパレータ5の対向面に設けた凹部によって円筒状の内腔6が形成されて いる。
【0016】 該内腔6内に挿入される回転磁石3は、中央の板状の永久磁石よりなる磁石片 7の両面に、軟磁性の補助ヨーク8,8が磁気吸着されて厚板状をなすもので、 磁石片7には希土類金属磁石のように強い磁力をもつ磁石を用いることが好まし い。回転磁石3の外周面は、円弧状でその外径は内腔6の内径より僅かに小さく 、両部材間に僅かの間隙c1が形成される。
【0017】 回転磁石3の両端部には、それぞれ一対の凹部9,9が設けられ、円板状部分 をもつ合成樹脂製のサポータ10,11が結合されている。該サポータ10,1 1は成形時に結合されてもよいし、圧入や他の固定手段を用いて結合してもよい 。サポータ10,11の外径は、内腔6の内径より小さいが回転磁石3の外径よ り僅かに大きく、したがって内腔6の内面との間の間隙c2は、前記間隙c1と比 べて小さく、c1>c2の関係にある。そして、一方のサポータ10にはフランジ 12と操作ノブ13が突設され、フランジ12は、蓋板14で回転自在に係止さ れる。図中15は吸着面、16はダイヤルゲージの如き被取付け部材固定用のね じ孔である。
【0018】 以上の構成であるから、鉄製品A上に吸着面15を載置して回転磁石3を図1 のように横向きにすると、磁気誘導により吸着面15,15にN,S極が誘導さ れてオン状態になり、吸着器1は鉄製品Aに吸着される。次に操作ノブ13を持 って図3に示すように回転磁石3を90゜回転すると、外部への磁気誘導はなく なってオフになり、吸着器1を鉄製品Aから容易に分離することができる。
【0019】 このように回転磁石3を回転する際に、該回転磁石3は、サポータ10,11 に案内されて回動し、前記の間隙は、c1>c2の関係にあるから回転磁石3の外 周面はヨーク4に接触することが防止され、これにより両部材間に透磁率の小さ い空気が介在するため、大きな回動抵抗は生じない。
【0020】 図4の実施例は、摩擦係数の小さいリング20,21を内腔6内に取付け、回 転磁石3を支持するサポータ10,11を該リング20,21に支承させたもの で、リング20,21の内周面とサポータ10,11の外周面を平滑にするだけ で回動抵抗を極めて減少させることができる。
【0021】 次に図5の実施例は、ヨーク4のスペーサ5側の角部に丸味をもった面取り部 17を形成したもので、このようにすることにより、面取り部17に磁力線が集 中せず、回転磁石3を図のオフ状態からオン状態に回動するときの抵抗が更に少 なくなる。
【0022】 また、図6の実施例は、回転磁石3の補助ヨーク8の外周側の角部に丸味をも った面取り部18を形成したもので、この場合も回転磁石3の回動時に面取り部 18に磁力線が集中せず回動抵抗が少ない。なお、ヨーク4と回転磁石3の両方 に面取り部17,18を設けてもよい。
【0023】 次に図7,8の実施例は、回転磁石3の上下面に段差22を設けて凸状とし、 該回転磁石3の両端にかみ合うスペーサ10,11に凹みを設けて凹状としたも ので、段差25によって、回転磁石3に対してスペーサ10,11が横方向にず れるのを防止している。
【0024】
【考案の効果】
請求項1の手段によれば、小さい高磁気エネルギーの磁石片に補助ヨークを連 結して大径の回転磁石を構成したから、吸着ブロックを大型にすることができ、 広い吸着面で吸着されるから、磁石片を小さくでき、回転抵抗が小さいにもかか わらず、強い吸着力をもつ吸着ブロックが得られる利点がある。
【0025】 請求項2の手段によれば、回転磁石が吸着ブロックの内腔に回転磁石より僅か に大きい径のサポータを介して支承されるから、回転磁石が内腔に接触して大き い吸着力や摩擦力が生じるのが防止され、オン、オフの回動を容易に行なわせる ことができる。
【0026】 請求項3の手段によれば、回転磁石の回動面が摩擦係数の小さい材質同士で製 作できるため、回転抵抗を極めて小さくできる。
【0027】 請求項4の手段によれば、吸着ブロックの内腔側の角部の面取り部により、回 転磁石の回動操作時に該角部に磁力線が集中して大きな回転抵抗が生じるのを防 止できる。
【0028】 請求項5の手段によれば、回転磁石の外周の角部の面取り部により、磁力線が 集中するのを防止し、請求項3の手段と同様に回転抵抗を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例を示し、図2の1−1線断面図
【図2】 図1の2−2線断面図
【図3】 オフ状態の断面図
【図4】 第2の実施例の断面図
【図5】 第3の実施例の断面図
【図6】 第4の実施例の断面図
【図7】 第5の実施例の断面図
【図8】 図7の8−8線断面図
【符号の説明】
2 吸着ブロック 3 回転磁石
4 ヨーク 5 セパレータ 6 内腔
7 磁石弁 8 補助ヨーク 10,11 サポータ
13 操作ノブ 15 吸着面 17,18 面取り部 2
0,21 リング

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する凹部で内腔を形成する一対のヨ
    ーク間に、非磁性のセパレータを介設した吸着ブロック
    と、前記内腔に挿入された回転磁石とを備える磁気吸着
    器において、前記回転磁石が、前記内腔の内径より狭い
    幅と更に狭い厚さをもつ磁石片と、該磁石片の厚さ方向
    両面に結合され、内腔に近接した外周面をもつ補助ヨー
    クとを備えることを特徴とする磁気吸着器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、回転磁石の両端に、
    該回転磁石の外周面より僅かに大きい径で吸着ブロック
    の内腔に回転自在に支承される、非磁性で滑らかなサポ
    ータを固定したことを特徴とする磁気吸着器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、吸着ブロック
    の内腔と、回転磁石の両端に固定したサポータとの間に
    滑らかなリングを介在させて回転抵抗を軽減したことを
    特徴とする磁気吸着器。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、吸着ブロ
    ックのヨークの内腔側の角部を面取り部としたことを特
    徴とする磁気吸着器。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、回転
    磁石の外周側の角部を面取り部としたことを特徴とする
    磁気吸着器。
JP1994015814U 1994-12-22 1994-12-22 磁気吸着器 Expired - Lifetime JP3012861U (ja)

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JP1994015814U JP3012861U (ja) 1994-12-22 1994-12-22 磁気吸着器
TW084208438U TW306711U (en) 1994-12-22 1995-06-19 Magnetic attractor

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JP1994015814U JP3012861U (ja) 1994-12-22 1994-12-22 磁気吸着器

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