JP3012648B1 - 携帯機器の表示部構造 - Google Patents

携帯機器の表示部構造

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JP3012648B1
JP3012648B1 JP8895899A JP8895899A JP3012648B1 JP 3012648 B1 JP3012648 B1 JP 3012648B1 JP 8895899 A JP8895899 A JP 8895899A JP 8895899 A JP8895899 A JP 8895899A JP 3012648 B1 JP3012648 B1 JP 3012648B1
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恭幸 本間
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静岡日本電気株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 携帯機器の表示窓を形成するインモールド成
形スクリーンの周囲側面部から色漏れが生じないよう
に、スクリーンの裏面の所要個所にシボを施し、スクリ
ーン裏面の反射面での乱反射を生起する携帯機器の表示
部構造を提供する。 【解決手段】 表示窓を残して表面に不透明インモール
ドを施したスクリーンを、シート状の接着媒体を介し
て、機器筐体側の凹部に装着すると共に、前記凹部に設
けたプッシュボタンを挿入し、外部に臨ませるための貫
通孔を前記スクリーンおよび接着媒体に形成している携
帯機器の表示部構造において、少なくとも前記プッシュ
ボタンに対応する個所で、前記スクリーンの裏面周縁部
あるいは周囲側面部に乱反射面を形成したことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、携帯電
話機の液晶表示部などに用いる携帯機器の表示部構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の携帯機器、特に、携帯電話機で
は、ニーズの多様化により、様々なデザインが採用され
ている。これに伴い、携帯機器の表示部構造において
も、同様に様々な形が、設計上、選択されている。
【0003】図3は、表示窓を形成したスクリーン11
を、両面接着シート14を介して、ケース(機器本体)
12に取り付ける際の、従来の表示部構造を示すもの
で、ここでは、ケース12に均等深さの浅い凹部12a
が形成されており、ここに、前記表示窓から外れた個所
で、塗装仕上げしたプッシュボタン13が配置されてい
る。そして、このプッシュボタン13は、その頂部を、
両面接着シート14に形成した貫通孔を介して、スクリ
ーン11の貫通孔11aから外部に臨ませている。な
お、スクリーン11の表面には、表示窓を残して、他を
覆うように、インモール箔11eが施してある。
【0004】このような構成においては、次のような問
題点があった。それは、図4に示すように、Bの方向か
らスクリーン11の周囲側面部11bを見た際、プッシ
ュボタン13の塗装色が見えてしまうことである。これ
は、プッシュボタン13の塗装色が、スクリーン11に
入射した光で、スクリーン底面11cを反射して、スク
リーン周囲側面部11b側に導出されるからである。つ
まり、この反射による色漏れが、外観を見苦しくしてお
り、携帯機器としての商品性を阻害する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
基づいてなされたもので、携帯機器の表示窓を形成する
インモールド成形スクリーンの周囲側面部から色漏れが
生じないように、スクリーンの裏面の所要個所にシボを
施し、スクリーン裏面の反射面での乱反射を生起する携
帯機器の表示部構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
表示窓を残して表面に不透明インモールドを施したスク
リーンを、シート状の接着媒体を介して、機器筐体側の
凹部に装着すると共に、前記凹部に設けたプッシュボタ
ンを挿入し、外部に臨ませるための貫通孔を前記スクリ
ーンおよび接着媒体に形成している携帯機器の表示部構
造において、少なくとも前記プッシュボタンに対応する
個所で、前記スクリーンの裏面周縁部あるいは周囲側面
部に乱反射面を形成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の実施の形態を、図1および図2を参照して、具体的
に説明する。
【0008】ここでは、既に説明したように、表示窓を
形成したスクリーン1を、シート状の接着媒体、例え
ば、両面接着シート4を介して、ケース(機器本体)2
に取り付けるものであり、ケース2には、均等深さの浅
い凹部2aが形成されており、ここに、前記表示窓から
外れた個所で、塗装仕上げしたプッシュボタン3が配置
されている。そして、このプッシュボタン3は、その頂
部を、両面接着シート4に形成した貫通孔を介して、ス
クリーン1の貫通孔1aから外部に臨ませている。な
お、スクリーン1の表面には、表示窓を残して、他を覆
うように、不透明インモールド、例えば、インモール箔
1eが施してある。
【0009】特に、本発明では、少なくともプッシュボ
タン3に対応する個所で、スクリーン1の裏面1cの周
縁部に、乱反射のためのシボ1dを形成している。な
お、この実施の形態では、スクリーン1の表面周縁部に
は、アール1fが形成されている。また、プッシュボタ
ン3のための貫通孔1aは、スクリーン1の縁に近い、
不透明インモールド1eの個所に形成されており、スク
リーン1の縁と凹部2aの内縁との間には、若干のクリ
アランスが存在する構成である。なお、このクリアラン
スは、凹部2aへのスクリーン1の貼り付けの際の、製
造上および組み立て上の誤差を許容するのに必要であ
る。
【0010】スクリーン1は、透明材料を使用したイン
モールド成形品であり、この成形方法は、スクリーンの
成形にしばしば適用される方法であって、スクリーンを
成形する際、スクリーンの表面に、表示窓を残した(明
けた)枠状の不透明インモールド箔が、印刷手法で、転
写されるのである。この方式は、後工程で、表示窓を印
刷する必要がない利点がある。
【0011】このような構成では、図2に示すように、
インモールド箔1eは、角R1fの終わりまでしか、ス
クリーン1の表面に転写できない。そのため、スクリー
ン周囲側面部1bは、インモールド箔1eが付いていな
いことになる。すなわち、スクリーン1の表側であるイ
ンモールド箔1e面は、その全面が印刷で覆われている
ことになるが、スクリーン1の周囲の側面部1bは、透
明材料が剥き出しになっている状態である。なお、イン
モールド成形による表面インモールド箔のスクリーンで
なくても、スクリーン表面に印刷、塗装面があり、側面
が完全に隠蔽されていない構造の表示部構造であれば、
本発明は適用できる。
【0012】以上のような条件の元で、本発明の実施の
形態を、先述の従来例と対比して、説明することにす
る。図4の従来の表示部構造では、スクリーン11の周
囲側面部11bの、インモールド箔11eの無い透明部
分を見た際(B矢視)、見えるはずのない、プッシュボ
タン13の塗装色が見えてしまう。これは、スクリーン
裏面11cが鏡の役割となり、プッシュボタン13の塗
装色が、スクリーン裏面11cで反射し、B矢視方向か
ら見えてしまうという現象である。
【0013】一方、図2の本発明の場合、同じように、
スクリーン1の周囲側面部1bの、インモールド箔1e
の無い透明部分を見た際(A矢視)、プッシュボタン3
の塗装色が見えることは無い。これは、スクリーン裏面
1cに施されたシボ1dにより、反射色が拡散(乱反
射)され、A矢視方向からでは、プッシュボタン3の塗
装色が見えない(あるいは極端に低減される)からであ
る。
【0014】(第2の実施の形態)なお、本発明におい
ては、表示窓を形成するインモールド成形スクリーンの
周囲側面部からの色や光の漏れを、スクリーンの裏面に
シボを施すことで対策しているが、スクリーン周囲側面
部からの色や光の漏れにおいて、本発明では裏面にシボ
を施す形で説明してきたが、シボを施す場所は、スクリ
ーン裏面の替わりにスクリーン周囲側面部でも適用でき
る。即ち、図2において、1bの矢印の先の位置である
スクリーン周囲側面部にシボを施す方法でもよく、これ
により、色や光の漏れを防ぐことができる。
【0015】さらに、本発明では金型にシボを施す方法
を用いてきたが、積極的に金型にシボを施す替わりに、
金型の表面平滑度を粗くする方法でも、色や光の漏れを
防ぐことができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようになり、表
示窓を形成するインモールド成形スクリーンでは、スク
リーンの裏面などにシボなどの乱反射面を形成し、色や
光の反射を拡散させることで、前記スクリーンでの周囲
側面部からの色や光の漏れを防ぐことができる。なお、
この方式では、他の部材を追加しないで、単に金型にシ
ボ加工などをするだけで、容易に反射問題を解決できる
という効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同じく、図1の矢印に沿った断面図である。
【図3】従来例の分解斜視図である。
【図4】同じく、図3の矢印に沿った断面図である。
【符号の説明】
1,11 スクリーン 1a,11a 貫通孔 1b,11b 周囲側面部 1c,11c 裏面 1d シボ 1e,11e インモールド箔 1f 角R 2,12 ケース 2a,12a 凹部 3,13 プッシュボタン 4,14 両面接着シート

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示窓を残して表面に不透明インモール
    ドを施したスクリーンを、シート状の接着媒体を介し
    て、機器筐体側の凹部に装着すると共に、前記凹部に設
    けたプッシュボタンを挿入し、外部に臨ませるための貫
    通孔を前記スクリーンおよび接着媒体に形成している携
    帯機器の表示部構造において、少なくとも前記プッシュ
    ボタンに対応する個所で、前記スクリーンの裏面周縁部
    あるいは周囲側面部に乱反射面を形成したことを特徴と
    する携帯機器の表示部構造。
  2. 【請求項2】 前記乱反射面は、スクリーン成形時の金
    型に形成したシボにより形成されることを特徴とする請
    求項1に記載の携帯機器の表示部構造。
  3. 【請求項3】 前記プッシュボタンのための貫通孔は、
    前記スクリーンの縁に近い、前記不透明インモールドの
    個所に形成されており、前記スクリーンの縁と前記凹部
    の内縁との間には若干のクリアランスが存在する構成で
    あることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の携帯
    機器の表示部構造。
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