JP3012546U - よりもどし及び排水金具付き消防用二又分岐金具 - Google Patents

よりもどし及び排水金具付き消防用二又分岐金具

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JP3012546U
JP3012546U JP1994016987U JP1698794U JP3012546U JP 3012546 U JP3012546 U JP 3012546U JP 1994016987 U JP1994016987 U JP 1994016987U JP 1698794 U JP1698794 U JP 1698794U JP 3012546 U JP3012546 U JP 3012546U
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勝雄 佐藤
富永 三瓶
正博 坂井
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勝雄 佐藤
富永 三瓶
正博 坂井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】消防用二又分岐金具を使用したとき、一系統の
消火用延長ホースの捩じれによる通水不能防止と、消防
用二又分岐金具の回転防止、及び二系統の消火用延長ホ
ース内の残水を排水する、よりもどし及び排水金具付き
消防用二又分岐金具を提供する。 【構成】よりもどし及び排水金具付き消防用二又分岐金
具6は、消防用二又分岐金具6の消火用水受水口7側の
メス金具に、よりもどし金具12及び二系統に分岐した
消火用水吐出口8,9側に、排水金具13,14を組み
合せによるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、消防隊等の消火を行う作業員が、消火活動において消火用延長ホー ス(3)の一系統を二系統に分岐するための消防用二又分岐金具(6)に結合さ れた一系統側消火用延長ホース(3)のよりもどしと、二系統側消火用ホース( 4)、(5)内の残水の排水に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、消火用延長ホース(3)の捩じれによる通水不可能是正装置、消防用二 又分岐金具(6)の回転防止装置、又、消防用二又分岐金具(6)を活用した消 火用ホース(4)、(5)内の排水装置はない。
【0003】 これまでは消防用二又分岐金具(6)に結合されている一系統の消火用延長ホ ース(3)に送水中消火用延長ホース(3)の捩じれにより通水不能となった場 合は、消防隊等の消火を行う作業員が人力により消火用延長ホース(3)の捩じ れを是正し通水を可能にしている。
【0004】 また、消防用二又分岐金具(6)に結合されている一系統の消火用延長ホース (3)に、送水中消火用延長ホース(3)の捩じれにより、消防用二又分岐金具 (6)が回転し、消防用二又分岐金具(6)の二系統の消火用水吐出口用手動開 閉コック(10)、(11)が開閉し、消防活動に重大な支障をきたしている。 このため、これらの安全確認のため、消防用二又分岐金具(6)の場所に一名 の作業員を配置する必要がある。
【0005】 それから、消火活動中に消防用二又分岐金具(6)の二系統の消火用水吐出口 (8)、(9)から延長している消火用延長ホース(4)、(5)を、他の消火 活動場所(高所等)へ移動する必要があるときに、消火用延長ホース(4)、( 5)内の残水があると、残水の重さにより移動に多くの時間を必要とする。
【0006】 このため、消防用二又分岐金具(6)の二系統の消火用水吐出口(8)、(9 )に結合されている消火用延長ホース(4)、(5)を、作業員に離脱させ排水 を行わせている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
火災現場において、火災建物から他への延焼を最少限に抑えるために、消防自 動車に備えたポンプ装置(1)の一つの放水口(2)から一系統の消火用延長ホ ース(3)を延長し、消防用二又分岐金具(6)を使用して二系統の消火用ホー ス(4)、(5)線に分岐し、火災建物を挟み込むように消火用ホース線(4) 、(5)を延長して放水する体系をとることが多い。
【0008】 従来、一系統の消火用延長ホース(3)線を、消防用二又分岐金具(6)を使 用して二系統の消火用ホース(4)、(5)線に分岐して放水作業を行う場合、 一系統の消火用延長ホース(3)の捩じれにより、ポンプ装置(1)の放水口( 2)から水を送水すると、通水が不可能になったり、消防用二又分岐金具(6) が回転し、消防用二又分岐金具(6)の二系統の消火用水吐出口用手動開閉コッ ク(10)、(11)が開閉し、消火活動に重大な支障をきたす恐れがあるので 、作業員に命令し是正させなければならないという不都合があった。
【0009】 このため、消防自動車のポンプ装置(1)から水を送り、消防用管そうで消火 放水するまで相当の時間と人員を要する。
【0010】 特に、放水開始のタイミングは、一分一秒早く行うことが、火災の被害を最小 限に抑える決め手となるものである。
【0011】 また、火災現場において消火用延長ホース(4)、(5)は延焼している一つ の場所だけを消火するのではなく、次々と延焼している他の場所へ移動しながら 消火しなければならない。その場合に消火用延長ホース(4)、(5)の中に消 火用の水が残っていると、残水の重さにより移動するときに多大の労力と時間を 必要とする。
【0012】 特に、2階3階と上階への高所移動する際に消火用延長ホース(4)、(5) の残水の問題が顕著に現れる。これを解決するため、従来は消防用二又分岐金具 (6)の消火用水吐出口(8)、(9)に結合されている消火用延長ホース(4 )、(5)を、人力で離脱しているのが現状である。
【0013】 本考案は、従来の消防用二又分岐金具(6)を使用した消火活動にあった前記 課題を解決するもので、消火用延長ホース(4)、の捩じれによる消防用二又分 岐金具(6)の回転、及び消火用延長ホース(3)の通水不能を防止するよりも どし金具(12)と、消火用延長ホース(4)、(5)内の残水を排水する排水 金具(13)、(14)を備えた消防用二又分岐金具(6)を提供するものであ る。
【0014】
【考案が解決するための手段】
本考案に係る、よりもどし及び排水金具付き消防用二又分岐金具(6)は、以 上のような課題を解決するもので、消防用二又分岐金具(6)の消火用水受水口 (7)側のメス金具に、よりもどし金具(12)及び二系統に分岐した消火用水 吐出口(8)、(9)側に、排水金具(13)、(14)を組み合せによるもの である。
【0015】 消防自動車に備えたポンプ装置(1)の一つの放水口(2)に、送水用の一系 統の消火用延長ホース(3)、を接続し、消防用二又分岐金具(6)の消火用水 受水口(7)へ、消火活動上有効な一定圧力で消火用水を送水することにより、 よりもどし金具(12)が作動する。
【0016】 二系統の消火用ホース(4)、(5)を、消防用二又分岐金具(6)の二系統 の消火用水吐出口(8)、(9)に接続して延長し放水作業を行う。
【0017】 放水中他の部署へ移動するとき、消防用二又分岐金具(6)の消火用水吐出口 手動開閉コック(10)、(11)を閉鎖し、排水金具(13)、(14)の排 水バルブ(15)、(16)を解除し、消火用延長ホース(4)、(5)内の残 水を排水させる。
【0018】
【作 用】
前記のように構成されたよりもどし及び排水金具付き消防用二又分岐金具(6 )を用いて放水作業を実施すると、消防車に備えたポンプ装置(1)の一つの放 水口(2)から延長した、一系統の消火用延長ホース(3)、に送水したとき生 じる消火用延長ホース(3)の捩じれを、消防用二又分岐金具(6)の受水口( 7)側メス金具部に取り付けたよりもどし金具(12)が作動し、取り除く事が 出来る。
【0019】 また、放水作業実施中に、他の部署に消火用延長ホース(4)、(5)を移動 させるとき、消防用二又分岐金具(6)の消火用水吐出口(8)、(9)に取り 付けた、排水金具(13)、(14)の排水バルブ(15)、(16)を開放す ることにより、消火用延長ホース(4)、(5)内の残水を排水できるので、迅 速に移動することが出来、早期に消火活動が可能となる。
【0020】
【実施例】
実施例1 この考案の実施例1を図1及び図2に基づいて説明する。 図1は、よりもどし及び排水金具付き消防用二又分岐金具(6)の構成を示し た平面図及び断面図である。 図2は実施例1の構成を示す断面図である。 よりもどし金具(12)は消防用二又分岐金具消火用水受水口(7)側メス金 具に取り付けたもので構成はよりもどし金具本体(12)、回転部取付ねじ(2 0)、回転シール用Oリング(19)、回転用ステンレスボール(18)、締め 輪抜け止めワイヤー(17)から構成される。
【0021】 放水を担当する作業員等は、消防自動車に備えたポンプ装置(1)の一つの放 水口(2)に、送水用の一系統の消火用延長ホース(3)を接続し、一系統の消 火用延長ホース(3)を延長する。二系統の消火用ホース線(4)、(5)に分 岐する必要のある場所へよりもどし及び排水金具付き消防用二又分岐金具(6) を搬送する。
【0022】 一系統の消火用延長ホース(3)をよりもどし及び排水金具付き消防用二又分 岐金具(6)のよりもどし金具(12)へ接続した後、消防自動車に備えたポン プ装置(1)の操作をする機関担当員等が初期操作を行い、よりもどし及び排水 金具付き消防用二又分岐金具(6)へ、消火活動する上で有効な一定水圧で送水 する。
【0023】 消防自動車に備えたポンプ装置(1)の一つの放水口(2)から加圧されて送 水された消火用延長ホース(3)が、送水圧力のため消火用延長ホース(3)自 体の捩じれが、よりもどし金具(12)に移動し、よりもどし金具(12)が作 動し捩じれによる通水不能及び消防用二又分岐金具(6)の回転が是正される。
【0024】 以上により、二系統に分岐延長された各々の消火用ホース線(4)、(5)の 先端の管そうで放水を担当する作業員が必要とする放水量を得る。
【0025】 実施例2 この考案の実施例2を図3に基づいて説明する。 図3は実施例2の排水金具(13)、(14)の構成を示す断面図である。 排水金具(13)、(14)は、消防用二又分岐金具(6)の消火用水吐出口 (8)、(9)に取り付けたもので、構成は排水金具本体(13)、(14)排 水キャップ(15)、(16)排水キャップ用Oリング(21)から構成される 。
【0026】 放水を担当する作業員等は、放水実施中に建物の上階へ移動しなければならな いときが多くある。 移動するときは、作業員が消防用二又分岐金具(6)の消火用水吐出口手動開 閉コック(10)、(11)を閉鎖し、先端の管そうから水を抜く。
【0027】 しかし、消火用延長ホース(4)、(5)内には残水が残っている。 特に、放水を担当する作業員等が、建物の上階から上階へ移動するときには、 多くの残水が残り、その残水がよりもどし及び排水金具付き消防用二又分岐金具 (6)の排水金具(13)、(14)に集中する。
【0028】 排水金具(13)、(14)の排水キャップ(15)、(16)を取り外すこ とにより、消火用延長ホース(4)、(5)内の残水が排水され、消火用延長ホ ース(4)、(5)は迅速かつ容易に目的場所へ移動することが可能となる。
【0029】
【考案の効果】
本考案によれば、従来、消防用二又分岐金具(6)で一系統の消火用延長ホー ス(3)を、二系統の消火用ホース線(4)、(5)に分岐し送水したとき、消 火用延長ホース(3)の捩じれにより、通水不能又は消防用二又分岐金具(6) が回転し、消防用二又分岐金具消火用水吐出口手動開閉コック(10)、(11 )が、ひとりでに開閉した。 このため消火活動に重大な支障をきたしていたが、よりもどし金具(12)が 作動することにより、消火用延長ホース(3)の捩じれや消防用二又分岐金具( 6)が回転しなくなり、迅速かつ安全に消火活動が可能となる。
【0030】 また、排水金具(13)、(14)を取り付けたことにより、消火用延長ホー ス(4)、(5)を持って建物の上階等に移動するとき消火用延長ホース(4) 、(5)内の残水を排水金具(13)、(14)を使用して排水できるため、作 業員の労務負担の削減と成り、消火活動内容の充実及び向上を図ることが可能と なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】よりもどし及び排水金具付き消防用二又分岐金
具を示した平面図及び断面図並びに立面図。
【図2】よりもどし金具構成を示した断面図。
【図3】排水金具の構成を示した断面図。
【図4】よりもどし及び排水金具付き消防用二又分岐金
具の構成及び概略図。
【符号の説明】
1 消防自動車に備えたポンプ装置 2 消防自動車に備えたポンプ装置の放水口 3 一系統の消火用延長ホース線 4、5 分岐した二系統の消火用ホース線 6 よりもどし及び排水金具付き消防用二又分岐
金具・消防用二又分金具 8、9 消火用水吐出口 10、11 消火用水吐出口手動開閉装置 12、 よりもどし金具 13、14 排水金具 15、16 排水キャップ 17 締め輪抜け止ワイヤー 18 回転用ステンレスボール 19 回転シール用Oリング 20 回転部取付ねじ 22 排水キャップ用Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 勝雄 東京都北区西ケ原2丁目1番1号 東京消 防庁滝野川消防署内 (72)考案者 三瓶 富永 東京都北区西ケ原2丁目1番1号 東京消 防庁滝野川消防署内 (72)考案者 坂井 正博 東京都北区西ケ原2丁目1番1号 東京消 防庁滝野川消防署内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消防自動車の一つの放水口(2)から延
    長した消火用延長ホース(3)を消防用二又分岐金具
    (6)に結合し送水した時、消火用延長ホース(3)自
    体の捩じれによる通水不能及び消防用二又分岐金具
    (6)の回転を防止するための、よりもどし金具(1
    2)付き消防用二又分岐金具。
  2. 【請求項2】 消防用二又分岐金具(6)から火災現場
    へ延長された、水の入っている消火用延長ホース
    (4)、(5)を持って高所等へ移動する場合、作業を
    容易にするための排水金具(13)、(14)付き消防
    用二又分岐金具。
JP1994016987U 1994-12-15 1994-12-15 よりもどし及び排水金具付き消防用二又分岐金具 Expired - Lifetime JP3012546U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6251448B1 (ja) * 2017-08-15 2017-12-20 收 出澤 結合金具及び消火ホースの排水装置

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