JP3012460U - 保護カバーを持つゴム製押しボタンの組合せ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯電話、リモートコントローラ、電話機、
掌型コンピュータ等製品に運用される保護カバーを持つ
ゴム製押しボタンの組合わせ装置を提供する。 【構成】 押しボタン本体、媒介物質及びエンジニアリ
ングプラスチック等が含まれ、その液状エンジニアリン
グプラスチックは機器の位置決めによって直接押しボタ
ンの媒介物質（樹脂）の上側に接着され、押しボタン本
体とエンジニアリングプラスチックを一体に結合させて
なる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は保護カバーを持つゴム製押しボタンの組合わせ装置を提供するもので 、特に押しボタン上に媒介物質（樹脂）を覆い、機器の位置決めによって工程用 プラスチック（エポキシレジンまたはアクリル樹脂）をゴム製押しボタンに結合 させる組合わせ装置を指したものであり、その装置は耐磨耗性、汚染防止性及び 透明性を持つ外、かつ表面の弧形によって予期される拡大作用が達成できるので 、それは正にコスト及び製造過程を低減できるゴム製押しボタンの組合わせ装置 である。

【０００２】

【従来の技術】

現在市販されている押しボタンはプラスチック製とゴム製のものがあり、前者 のプラスチック製押しボタンの下側にはばね板が設けられているが、ばね板は長 期間使用されると弾性疲労や酸化が起こり、かつコストが高いので使用上の欠点 がある。

【０００３】 後者のゴム製押しボタン（例えば携帯電話、リモートコントローラ等）はゴム の透気性が良好であるので、もし携帯電話の押しボタンとして使用される場合、 携帯電話の体積がますます小さくなり、使用者はそれを顔面に接触して使用する ので押しボタンには油が付着し、６〜１２ケ月程使用されると油の滲入によって 押しボタンの導電性が影響され、機能を失ってしまう。この外、押しボタンの字 体はすべて押しボタンの表面に設置されて保護作用を持たないので、押しボタン が押さえられたら直接字体に接触し、長く使われると脱落する恐れがある。

【０００４】 また、一般の携帯電話は携帯の便利のため、体積がますます小さくなり、相対 的に押しボタンの体積もますます縮小されるので、それら製品の字体標示も識別 しにくくなり、これは同業間が対面する困難と克服すべき問題でもある。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案者は前記欠点の存在を鑑み、このような保護、拡大作用を持ち、及び耐 磨耗性、汚染防止性、透明性がともに良好なゴム製押しボタン構造の新型考案を 提供する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は携帯電話、リモートコントローラ、電話機、掌型コンピュータ等製品 に運用される保護カバーを持つゴム製押しボタンに関する組合わせ装置であり、 その装置には押しボタン本体、媒介物質及びエンジニアリングプラスチック等が 含まれ、その液状エンジニアリングプラスチック（エポキシレジンまたはアクリ ル樹脂）は機器の位置決めによって直接押しボタンの媒介物質（樹脂）の上側に 接着され、押しボタン本体とエンジニアリングプラスチックを一体に結合させる 組合わせ装置である。その装置はエンジニアリングプラスチックによって表面が 弧形をなし、それによって押しボタンの上には保護カバーがあるようになり、ボ タン上の標示文字、符号を拡大作用があるようにし、並びに良好な汚染防止性、 透明性及び耐磨耗性を持つようにする。

【０００７】

【実施例】

本考案保護カバーを持つゴム製押しボタンの組合せ装置（図１、図２）には次 ものが含まれる。押しボタン本体１の押しボタン１１上には文字や符号の標示が ある。媒介物質２は押しボタン本体１上の表面に付着している。エンジニアリン グプラスチック３は液状であり、機器の位置決めによって押しボタン本体１の媒 介物質２の上側に接着され、かつエンジニアリングプラスチック３は透明であり 、それの表面は弧形をなす。

【０００８】 上記によって保護カバー及び拡大効果を持ったゴム製押しボタンの組合わせ装 置が形成される。 本考案のエンジニアリングプラスチック３はエポキシレジンを使うか、または アクリル樹脂を使っても良い。 本考案に使われる媒介物質は一般樹脂を使えば良い。

【０００９】 本考案のエンジニアリングプラスチックは液状をなし、かつそれの粘度は１８ ，０００〜２５，０００cps である方が良い。 本考案の媒介物質（樹脂）の粘度は４cpc 以上のものが良い。 本考案の押しボタン本体の表面張力は２０〜３０cm/Dine のものが良い。 本考案のエンジニアリングプラスチックの接着する量は押しボタン本体の形状 に伴って変化する。

【００１０】 本考案のエンジニアリングプラスチックの表面張力と粘度は材質の違いに伴っ て変化する。 本考案の組合わせ装置は「押しボタン」を使うすべての製品、例えば携帯電話 、電話機、リモートコントローラ、掌型コンピュータ等に使われる。 図４は本考案を携帯電話に使用した実施例である。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の組合わせ装置には次の利点がある。 １．エンジニアリングプラスチックの弧形体はゴム製押しボタンの文字、符号 に保護や拡大効果を持たせる。 ２．組合わせ装置中のゴムとプラスチックは媒介物質によって接着されるので 、製造コストを低減する外、組合わせの外観を美化し、実用価値を高める。

【００１２】 ３．組合わせ装置は良好な耐磨耗性、汚染防止性、油滲入防止性、及び透明性 があるので、現在使用中のものの困難を突破解決することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解図である。

【図２】本考案の断面図である。

【図３】本考案の立体図である。

【図４】本考案を携帯電話に使用した実施例である。

【符号の説明】

１ 押しボタン本体 ２ 媒介物質 ３ エンジニアリングプラスチック

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【手続補正書】

【提出日】平成６年１１月１６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 押しボタン本体、媒介物質及びエンジニ
   アリングプラスチックを有し、上記押しボタン本体には
   １層の媒介物質が覆われ、かつエンジニアリングプラス
   チックは機器によって媒介物質の上側に定位置に接着さ
   れ、並びに押しボタン本体とは組合わせ装置に接着され
   てあり、上記エンジニアリングプラスチックは透明な弧
   形をなし、その弧形によって押しボタン本体上の字型標
   示に保護及び拡大作用を持たせることを特徴とする保護
   カバーを持つゴム製押しボタンの組合わせ装置。
2. 【請求項２】 上記エンジニアリングプラスチックはエ
   ポキシレジンである請求項１記載のゴム製押しボタンの
   組合わせ装置。
3. 【請求項３】 上記エンジニアリングプラスチックはア
   クリル樹脂であるゴム製押しボタンの組合わせ装置。
4. 【請求項４】 上記エンジニアリングプラスチックは液
   状をなし、かつその粘度は１８，０００〜２５，０００
   cps である請求項１記載のゴム製押しボタンの組合わせ
   装置。
5. 【請求項５】 上記媒介物質（樹脂）の粘度は４cps 以
   上であるゴム製押しボタンの組合わせ装置。
6. 【請求項６】 上記押しボタン本体の表面張力は２０〜
   ３０cm/Dine である請求項１記載のゴム製押しボタンの
   組合わせ装置。