JP3012409B2 - 経糸の糊付着率の算出方法および経糸糊付機 - Google Patents

経糸の糊付着率の算出方法および経糸糊付機

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JP3012409B2
JP3012409B2 JP4264173A JP26417392A JP3012409B2 JP 3012409 B2 JP3012409 B2 JP 3012409B2 JP 4264173 A JP4264173 A JP 4264173A JP 26417392 A JP26417392 A JP 26417392A JP 3012409 B2 JP3012409 B2 JP 3012409B2
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克彦 杉田
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、経糸糊付機で糊付けさ
れた経糸における糊付着率の算出方法および経糸糊付け
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、糊付けされた経糸が巻き付けられ
た満ビームを経糸糊付機から取り外した後、その重量を
測定し、その測定値に基づいて前記経糸の糊付着率を算
出していた。より詳細には、取り外した前記満ビームを
重量測定器まで運搬してその重量を測定し、また、巻き
付けられた経糸の長さ、経糸の本数および経糸の単位長
さあたりの重量から、巻き付けられた経糸の重量を求
め、前記満ビームの測定重量と前記経糸の重量とから糊
付着率、すなわち、付着糊の重量と前記経糸の重量との
比率を算出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】算出された糊付着率
は、引き続き行なわれる次の糊付けのため、予め定めら
れた糊付着率と比較され、これに基づいて前記糊付着率
に変化をきたす要因であるスクイズ圧力、糊の濃度、糊
の粘度等が調整される。ところで、前記糊付着率に変化
をきたす要因の調整は、前記経糸の巻き取り完了後ので
きる限り早い時期に行なうことにより、前記経糸糊付機
の稼働効率を高めることができる。しかし、前記従来の
方法にあっては、前記糊付着率の算出は、前記経糸糊付
機から前記満ビームを取り外し、前記満ビームの重量を
測定した後に行なわれることから、重量測定までの煩雑
な作業が付随し、また、それまでの間、前記要因の調整
に着手することができなかった。本発明は、経糸糊付機
の稼働効率をより高めることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】経糸の糊付着率の算出方
法に係る本発明は、経糸糊付機で糊付けされた経糸が巻
き付けられかつ前記経糸糊付機に支持されたビームの重
量を測定し、前記経糸が巻き付けられたビームの重量の
測定値と、前記経糸が巻き付けられる前の前記ビームの
重量と、前記ビームに巻き付けられた経糸の糊付け前の
重量とに基づいて前記経糸の糊付着率を算出することを
含む。前記満ビームの重量の測定は、前記経糸の巻取り
完了直前または巻取り完了直後に行なう。
【0005】また、経糸糊付機に係る本発明は、糊付け
された経糸が巻き付けられるビームのための支持手段
と、前記支持手段に支持された前記ビームの重量を検出
するための重量検出器と、該重量検出器に接続され該重
量検出器の出力を受ける演算器であって前記重量検出器
で検出された前記経糸が巻き付けられたビームの重量
と、前記経糸が巻き付けられる前の前記ビームの重量
と、前記ビームに巻き付けられた経糸の糊付け前の重量
とに基づいて前記経糸の糊付着率を算出する演算器とを
備える。前記支持手段は、例えば、前記ビームと平行な
軸線の周りに揺動可能である、前記ビームをその両端部
で持ち上げるための一対のリフティングアームと、各リ
フティングアームに揺動運動を生じさせるためのジャッ
キとからなり、前記リフティングアームと前記ジャッキ
とは前記重量検出器を介して接続されている。他の例の
前記支持手段は、前記ビームと平行な軸線の周りに揺動
可能である、前記ビームをその両端部で持ち上げるため
の一対のリフティングアームと、各リフティングアーム
の自由端部に前記軸線と平行な軸線の周りに揺動可能に
取り付けられた、前記ビームの各端部を受ける受け部材
と、各リフティングアームに揺動運動を生じさせるため
のジャッキとからなり、前記リフティングアームの自由
端部と前記受け部材との間に前記重量検出器が配置され
ている。さらに他の例の前記支持手段は、鉛直方向に伸
びるジャッキと、前記ジャッキの上端部に支持され水平
方向へ伸びる軸線の周りに回転可能である複数のコロ
と、前記コロ上に載置され前記軸線方向へ伸びかつ前記
ビームの周面に当接可能である一対のプレスローラとか
らなり、前記ジャッキと前記コロとの間に前記重量検出
器が配置されている。さらに他の例の支持手段は、前記
重量検出器上に互いに間隔をおいて載置された一対のフ
レームと、各フレームに支持され前記ビームの各端部を
支承する支承部材とからなる。さらに他の例の支持手段
は、互いに間隔をおいて配置され前記ビームと平行な軸
線の周りに揺動可能に支持された一端部を有する一対の
フレームと、各フレームに支持され前記ビームの各端部
を支承する支承部材とからなり、前記フレームの他端部
が前記重量検出器上に載置されている。
【0006】
【発明の作用および効果】本発明によれば、前記満ビー
ムの重量を前記経糸糊付機に支持する間に測定すること
から、前記満ビームを重量測定器まで移動させるといっ
た特別な作業が必要でなく、また、前記経糸糊付機から
の前記満ビームを取り外しおよびその後の前記満ビーム
の重量測定を待つことなく経糸の糊付着率の算出に着手
することができる。従って、いち早く、予め定められた
糊付着率との間に差を生じさせる原因であるスクイズ圧
力、糊の濃度、糊の粘度等の調整に着手することができ
る。これにより、前記経糸糊付機の稼働停止時間を少な
くし、その稼働効率を高めることができる。前記経糸の
巻取り完了直前におけるビームは実質的に満ビームであ
り、この時点での満ビームの重量測定は前記糊付着率の
算出のより早い着手を可能とする。
【0007】また、本発明によれば、経糸糊付機にビー
ムの重量検出器を設けたことから、糊付けされた経糸が
巻き取られた満ビームを経糸糊付機に支持した状態で、
その重量を測定することができる。また、前記重量検出
器にその出力を受ける演算器を接続し、該演算器におい
て、前記重量検出器で検出された前記経糸が巻き付けら
れたビーム(満ビーム)の重量と、前記経糸が巻き付け
られる前の前記ビーム(空ビーム)の重量と、前記ビー
ムに巻き付けられた経糸の糊付け前の重量とに基づく前
記経糸の糊付着率の算出を行うことから、前記糊付着率
の算出についてより一層迅速に着手しまたこれを行うこ
とを可能とし、これにより、前記経糸糊付け機の稼働効
率をより一層高めることができる。
【0008】前記支持手段の一例では、ジャッキを伸長
作動させてリフティングアームを揺動させ、前記満ビー
ムを持ち上げるとき、前記リフティングアームと前記ジ
ャッキとの間で重量検出器が押圧力を受け、この押圧力
が電気的信号として出力され、これにより前記満ビーム
の重量が測定される。また、他の一例では、ジャッキの
作動に伴うリフティングアームおよび受け部材の揺動に
より前記満ビームを持ち上げられるとき、前記リフティ
ングアームの自由端部と前記受け部材との間の重量検出
器が押圧力を受ける。さらに、他の一例では、ジャッキ
の上昇動作により一対のプレスローラが前記満ビームの
周面すなわち巻き取られた経糸に当接し、前記満ビーム
を支持する。前記ジャッキと前記プレスローラを載置す
るコロとの間の重量検出器は押圧力を受け、この押圧力
が電気的信号として出力されることにより、前記満ビー
ムの重量が測定される。さらに、他の一例では、前記ビ
ームの支承部材を支持するフレームが重量検出器上に載
置されていることから、満ビームの重量を何時でも測定
することができる。さらに、他の一例では、フレームの
一端部を貫く揺動軸線と反対側の他端部が重量検出器上
に載置されており、同様に、満ビームの重量を何時にて
も測定することができる。
【0009】
【実施例】図1を参照すると、本発明に係る経糸糊付機
が全体を符号10で示されている。経糸糊付機10は、
糊付けされた経糸12が巻き付けられるビーム14のた
めの支持手段16と、支持手段16に支持されたビーム
14の重量を検出するための重量検出器18とを備え
る。
【0010】経糸12は複数のビーム20から供給され
る。複数の経糸12はこれらのビーム20から筬22、
糊貯蔵槽24、乾燥手段(図示せず)およびビーミング
ローラ26を順次に経て伸び、ビーム14に至る。ビー
ム20から伸びる複数の経糸は、筬22を通過すること
により互いに整列され、一対のガイドローラ28を経て
糊貯蔵槽24中の糊液30に通されることにより糊付け
される。糊貯蔵槽24は、経糸12を糊液30に導くイ
マーションローラ32と、余分に付着した糊液を絞り取
る一対のスキージングローラ34とが配置されている。
糊液が付着された経糸12は、その後、前記乾燥手段で
乾燥処理され、これにより糊付けが完了する。
【0011】ビーム14は、経糸糊付機10の機枠(図
示せず)に回転可能に支持された互いに相対する一対の
支承部材36に支承されている。より詳細には、ビーム
14は経糸12の巻き取り領域を規定する一対のフラン
ジ38を有し、各フランジ38を貫通しかつ該フランジ
から突出するバレルの各端部が支承部材36に接続され
ている。各支承部材36は、前記機枠へのビーム14の
取り付けおよび取り外しのためにビーム14の軸線方向
へ移動可能であり、また、ビーム14をその軸線の周り
に回転させるために、モータ(図示せず)によりその軸
線の周りに回転駆動される。ビーム14が回転され、こ
れによりビーム14に所定量の経糸12が巻き取られた
とき(このときのビームを満ビームと称する。)、前記
満ビームの回転が停止され、前記満ビームとビーミング
ローラ26との間で経糸12が切断される。
【0012】前記満ビームの回転停止直後、すなわち経
糸12の巻き取り完了の直後、経糸糊付機10に前記満
ビームを支持する間にその重量を測定する。この重量測
定は、後に詳述するように、支持手段16を作動させて
前記満ビームを持ち上げることにより、容易にまた迅速
に行なうことができる。前記満ビームの重量測定後、そ
の測定値を次の計算式に代入して経糸12への糊付着率
を求める。 (満ビームの重量−空ビームの重量−糸重量)/(糸重
量) ここで、空ビームとは経糸12が巻かれていない状態の
ビームであり、また、糸重量とは糊付け前の経糸であっ
て前記満ビームに巻き付けられた経糸と同じ本数および
同じ長さ寸法の経糸の重量をいう。前記糸重量は、(経
糸の長さ寸法×経糸の本数×経糸の単位長さあたりの重
量)により求められる。算出された糊付着率は、引き続
き行なわれる糊付けの際の糊付け条件(スクイズ圧、糊
液の濃度、糊液の粘度等)の調整のため、予め定められ
た糊付着率と比較される。予定の糊付着率との間に差が
あるときは、この差を解消するように前記糊付け条件を
手動または自動調整する。
【0013】ビーム14の支持手段16は、ビーム14
をその両端部で持ち上げるための一対のリフティングア
ーム40を備える。各リフティングアーム40は、前記
機枠にビーム14と平行な軸線の周りに揺動可能に取り
付けられた基部40aと、ビーム14の各端部を載置可
能のフック状の端部40bとを有する。図示の例によれ
ば、前記満ビームを経糸糊付機10から取り外すとき、
リフティングアーム40を上方へ揺動させてフック状の
端部40bをビーム14の各端部に接触させる。次に、
一対の支承部材36をこれらが互いに離間する方向へ移
動させ、前記満ビームの各端部との係合を解除する。こ
のとき、リフティングアーム40は前記満ビームを支持
する。その後、リフティングアーム40を下方へ揺動さ
せ、前記満ビームを床面に置く。これにより、前記満ビ
ームの経糸糊付機10からの取り外しが終了する。前記
空ビームを支承部材36で支承するには、床面におかれ
た前記空ビームの各端部をリフティングアーム40に載
置し、リフティングアーム40を上方に揺動させる。前
記空ビームの各端部の高さ位置が支承部材36の高さ位
置と同一になったとき、リフティングアーム40の揺動
を止め、この間に支承部材36を前記軸線方向へ移動
し、前記空ビームの各端部に係合させる。
【0014】各リフティングアーム40にはその両端部
のほぼ中間部にエアシリンダからなるジャッキ42の一
端部がロードセルからなる重量検出器18を介して枢着
されている。ジャッキ42の他端部は斜め下方へ伸び、
前記機枠に、ビーム14と平行な前記軸線の周りに揺動
可能に取り付けられている。各ジャッキ42を伸縮動作
させるとき、各リフティングアーム40が前記軸線の周
りに揺動する。リフティングアーム40がビーム14を
支持しているとき、その負荷を重量検出器18で検出す
ることができる。この検出値から、前記空ビームおよび
前記満ビームの重量がそれぞれ得られる。前記満ビーム
の重量をリフティングアーム40に支持する間、すなわ
ち経糸糊付機10に支持する間に測定することにより、
前記満ビームを経糸糊付機10から降ろした後にその重
量を測定していた従来の方法に比べて、迅速に、次に行
なう糊付けのための条件を整え、いち早く糊付け作業を
再開することができ、したがって、経糸糊付機10の非
稼働時間を少なくしその能率を高めることができる。
【0015】図示の例では、経糸12の巻き取り長さを
知るため、ビーミングローラ26にその回転数を計るた
めのエンコーダ44が電気的に接続され、また、エンコ
ーダ44にこれが発する信号を積算するカウンタ46が
接続されている。さらに、演算器48が増幅器(図示せ
ず)を介して重量検出器18に電気的に接続されてい
る。演算器48に、前記空ビームの重量および前記満ビ
ームの重量が前記増幅器を介して重量検出器18から入
力され、また、巻き取られた経糸の長さ寸法がカウンタ
46から入力され、さらに、演算器48に電気的に接続
された設定器50から経糸の本数および経糸の単位長さ
あたりの重量が入力され、これらの値と、前記算出式と
から糊付着率を計算する。算出された糊付着率は、演算
器48に電気的に接続された表示器52に表示される。
また、算出された糊付着率を糊付け条件制御装置(図示
せず)に出力し、これにより、前記糊付け条件の自動調
整を行なうことができる。カウンタ46の計数値は、次
の空ビームについて経糸の巻き取りが開始される前にリ
セットされる。
【0016】重量検出器18は、前記ロードセルをリフ
ティングアーム40とジャッキ42との間に配置する図
示の例に代えて、リフティングアーム40の歪みが生じ
易い箇所に歪ゲージ(図示せず)を配置し、これを演算
器48に電気的に接続してもよい。さらに、リフティン
グアーム40の揺動運動をモータ(図示せず)により生
じさせ、このときのモータにかかる負荷、例えば電流値
を検出することにより、ビーム14の重量を測定するこ
とができる。この例では、電流検出器が前記重量検出器
を構成する。
【0017】さらに、図2に示すように、リフティング
アーム40の自由端部40bにビーム14の各端部を受
けるフック状の受け部材54を載置しかつビーム14の
軸線の周りに揺動可能に取り付け、かつ、自由端部40
bと受け部材54との間にロードセルからなる重量検出
器18を配置することができる。これによれば、受け部
材54を介して前記ロードセルにかかる負荷を検出する
ことにより、前記ビームの重量を測定することができ
る。
【0018】図3および図4にさらに他の支持手段16
を示す。この支持手段16は、互いに間隔をおいて配置
され鉛直方向へ伸びる一対の液圧ジャッキのようなジャ
ッキ56と、両ジャッキ56の上端部に支持され水平方
向へ伸びる軸線の周りに回転可能である2組の複数のコ
ロ58と、コロ58上に載置され前記軸線方向へ伸びか
つビーム14の周面に当接可能である一対のプレスロー
ラ60とからなる。2組のコロ58は、それぞれ、台座
61および両台座61が固定された連結板63を介して
両ジャッキ56の上端部に固定されている。また、プレ
スローラ60はビームの両フランジ38間の距離より小
さい長さ寸法を有する。
【0019】図示の例では、支持手段16はピット62
内に配置されており、両ジャッキ56を伸長動作させる
ことにより、各支承部材36に支承された各端部を有す
るビーム14のバレル64または該バレルの周囲に巻き
付けられた経糸12の巻き付け面にプレスローラ60が
当接する。ジャッキ56の液圧は一定に維持され、これ
により、プレスローラ60の前記バレルまたは経糸12
の巻き付け面に対する押圧力が一定に維持され、巻き取
り中の前記経糸の巻き付け面が円筒面状に整えられる。
巻き取り中、プレスローラ60はビーム14に従動して
その軸線の周りに回転する。また、プレスローラ60を
支持する2組の3つのコロ58がそれぞれプレスローラ
60を横切る方向へ「く」の字形に配列されていること
から、巻き取り中、一対のプレスローラ60は両フラン
ジ38へ向けてそれぞれ移動する。
【0020】一方のジャッキ56の上端部と、コロ5
8、より詳細には連結板63との間に重量検出器18が
配置されている。これによれば、前記空ビームの各端部
を支承部材36に係合させるために前記空ビームを両プ
レスローラ60上に支持するとき、および、支承部材3
6による前記満ビームの支承を解除し、該満ビームを両
プレスローラ上に支持するとき、すなわち経糸糊付機1
0にビーム14を支持する間に該ビームの重量を測定す
ることができる。なお、少なくとも前記満ビームを両プ
レスローラ60上に支持するときのジャッキ56の液圧
は、経糸の巻き取り中の液圧よりも大きく設定される。
【0021】次に、図5を参照する。図5には支持手段
16の他の例が示されている。この支持手段は、互いに
間隔をおいて載置された一対のフレーム66と、各フレ
ームに支持されビーム14の各端部を支承する支承部材
36とからなり、各フレーム66は複数の重量検出器1
8上に載置されている。支承部材36は、フレーム66
に回転可能にかつ支承されるビーム14の軸線方向へ移
動可能に設けられている。この例によれば、ビーム14
の重量を何時でも測定することができる。例えば、経糸
12の巻き付けが完了する寸前のビーム14すなわち実
質的な満ビームの重量を測定することができ、これによ
り、より早く前記糊付着率の算出に着手することができ
る。一方のフレームにはビーミングローラ26およびビ
ーム14を支承する支承部材36に回転力を付与するた
めのモータ68が支持されている。支承部材36および
モータ68の出力軸にはスプロケット70,72がそれ
ぞれ取り付けられ、両スプロケットには動力伝達のため
のチェーン74が掛け渡されている。
【0022】図6に示すように、支持手段16のフレー
ム66をビーム14と平行に伸びる軸76の周りに揺動
可能に支持された一端部66aを有するものとすること
ができる。ビーム14は両フレーム66の他端部66b
に設けられた支承部材36に支承されている。また、各
フレームの他端部66bが重量検出器18上に載置され
ている。この例においても、図5に示す例と同様、ビー
ム14の重量測定を経糸糊付機10の稼働中に行なうこ
とができる。一方のフレーム66には、モータ68と該
モータに接続された歯車78とが取り付けられ、他方、
支承部材36にはこれと同軸的に固定されかつ歯車78
と噛合する歯車80が取り付けられている。モータ68
の作動により、ビーム14が回転される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縦糸糊付機の概略図である。
【図2】リフティングアームおよび受け部材の部分拡大
図である。
【図3】支持手段の他の例の正面図である。
【図4】図3に示す支持手段の平面図である。
【図5】支持手段のさらに他の例の正面図である。
【図6】支持手段のさらに他の例の正面図である。
【符号の説明】
10 縦糸糊付機 12 縦糸 14 ビーム 16 支持手段 18 重量検出器 36 支承部材 40 リフティングアーム 42,56 ジャッキ 48 演算器 54 受け部材 58 コロ 60 プレスローラ 66 フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−122759(JP,A) 特開 昭48−91349(JP,A) 特開 平4−119165(JP,A) 特開 平3−161543(JP,A) 実開 昭57−18542(JP,U) 特公 昭48−1473(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02H 5/02 D06B 23/24 B65H 23/18 - 23/198 B65H 26/00 - 26/08 B65H 63/08

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸糊付機で糊付けされた経糸が巻き付
    けられかつ前記経糸糊付機に支持されたビームの重量を
    測定し、前記経糸が巻き付けられたビームの重量の測定
    値と、前記経糸が巻き付けられる前の前記ビームの重量
    と、前記ビームに巻き付けられた経糸の糊付け前の重量
    とに基づいて前記経糸の糊付着率を算出する、経糸の糊
    付着率の算出方法。
  2. 【請求項2】 前記満ビームの重量の測定は、前記経糸
    の巻取り完了直前に行なう、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記満ビームの重量の測定は、前記経糸
    の巻取り完了直後に行なう、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 糊付けされた経糸が巻き付けられるビー
    ムのための支持手段と、前記支持手段に支持された前記
    ビームの重量を検出するための重量検出器と、該重量検
    出器に接続され該重量検出器の出力を受ける演算器であ
    って前記重量検出器で検出された前記経糸が巻き付けら
    れたビームの重量と、前記経糸が巻き付けられる前の前
    記ビームの重量と、前記ビームに巻き付けられた経糸の
    糊付け前の重量とに基づいて前記経糸の糊付着率を算出
    する演算器とを備える、経糸糊付機。
  5. 【請求項5】 前記支持手段は、前記ビームと平行な軸
    線の周りに揺動可能である、前記ビームをその両端部で
    持ち上げるための一対のリフティングアームと、各リフ
    ティングアームに揺動運動を生じさせるためのジャッキ
    とからなり、前記リフティングアームと前記ジャッキと
    が前記重量検出器を介して接続されている、請求項4に
    記載の経糸糊付機。
  6. 【請求項6】 前記支持手段は、前記ビームと平行な軸
    線の周りに揺動可能である、前記ビームをその両端部で
    持ち上げるための一対のリフティングアームと、各リフ
    ティングアームの自由端部に前記軸線と平行な軸線の周
    りに揺動可能に取り付けられた、前記ビームの各端部を
    受ける受け部材と、各リフティングアームに揺動運動を
    生じさせるためのジャッキとからなり、前記リフティン
    グアームの自由端部と前記受け部材との間に前記重量検
    出器が配置されている、請求項4に記載の経糸糊付機。
  7. 【請求項7】 前記支持手段は、互いに間隔をおいて配
    置され鉛直方向へ伸びるジャッキと、前記ジャッキの上
    端部に支持され水平方向へ伸びる軸線の周りに回転可能
    である複数のコロと、前記コロ上に載置され前記軸線方
    向へ伸びかつ前記ビームの周面に当接可能である一対の
    プレスローラとからなり、前記ジャッキと前記コロとの
    間に前記重量検出器が配置されている、請求項4に記載
    の経糸糊付機。
  8. 【請求項8】 前記支持手段は、前記重量検出器上に互
    いに間隔をおいて載置された一対のフレームと、各フレ
    ームに支持され前記ビームの各端部を支承する支承部材
    とからなる、請求項4に記載の経糸糊付機。
  9. 【請求項9】 前記支持手段は、互いに間隔をおいて配
    置され前記ビームと平行な軸線の周りに揺動可能に支持
    された一端部を有する一対のフレームと、各フレームに
    支持され前記ビームの各端部を支承する支承部材とから
    なり、前記フレームの他端部が前記重量検出器上に載置
    されている、請求項4に記載の経糸糊付機。
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