JP3012236U - シューズラック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 清掃作業の短縮化を図ったシューズボックス
を提供すること。 【構成】 左右の側板３、４、天板５、底板６及び背板
７からなるケース２内に履物を載置するための複数の棚
板１２…を備えたシューズボックス１において、背板７
に臨む各棚板１２…の後端部をカットして背板７との間
に隙間ｓを形成し、最下段の底板６の後端部と背板７と
の間に手前に傾斜した傾斜板を設けたことを特徴とす
る。この棚板１２…間に前部をカットした奥行の短い小
棚板１５…を設け、ケース２及び棚板１２…は耐水性の
素材で形成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、シューズラックに関する。

【０００２】

【従来の技術】

シューズラックは、一般に左右の側板、天板、底板及び背板からなるケース内 に履物を載置するための複数の棚板を備えた構造になっており、或は更にケース の前面を扉や引戸等で覆って、履物が直接目に触れないようにしたシューズラッ クも有る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上記従来のシューズラックでは扉や引戸の有る無しにかかわらず 、棚板の奥に溜まった埃や砂等は履物が邪魔になってきれいに掃き出すのが難し いと云う不都合があった。

【０００４】 本考案は、清掃作業の短縮化を図ったシューズラックを提供することを目的と する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために本考案は、左右の側板、天板、底板及び背板からな るケース内に履物を載置するための複数の棚板を備えたシューズラックにおいて 、背板に臨む各棚板の後端部をカットして背板との間に隙間を形成し、最下段の 底板の後端部と背板との間に手前に傾斜した傾斜板を設けた。

【０００６】 棚板間に前部をカットした奥行の短い小棚板を設けた。

【０００７】 ケース及び棚板は耐水性の素材で形成した。

【０００８】

【作用】

上記手段によれば、履物から出る埃、砂等は、背板と各棚板の間の隙間から落 下し、最下段の底板の後端部と背板との間に設けられた傾斜板に当って手前に溜 まるので、底板に載せた履物をどけて（或は始めから何も載せておかなければ） 、シューズラックの前面からそのまま箒で掃き出せる。

【０００９】 例えば、奥行の短い小棚板にはスリッパを載せ、普通の棚板には靴等を載せる 。

【００１０】 ケース及び棚板を耐水性の素材で形成すれば、水洗いができ、シューズラック をいつも清潔に保てる。

【００１１】

【実施例】

次に本考案のシューズラックを添付した図面に基づいて説明する。 図１は本考案のシューズラックの第１実施例の斜視図、図２は同じく側断面図 であり、シューズラック１の外側のケース２は、左右の側板３、４、最上部の天 板５、最下部の底板６及び背板７を組立て、前面が開いた縦長の箱型を成してお り、水洗いできるようにプラスチック等の素材で製作する。左右の側板３、４間 の中間部には仕切板８を取付け、背板７は天板５よりも上方まで延出し、底板６ は使い易いように設置する床面９よりも上げ底にして、底板６と床面９との間に は前面板１０を取付ける。

【００１２】 このケース２内の側板３と仕切板８の間、及び仕切板８と側板４の間に上下に 所定の間隔（例えば２５０ｍｍ程度）を開けてプラスチック等の素材から成る複 数の棚板１２…を取付け、靴、サンダル等の履物１３を載せる台とする。棚板１ ２…は、左右の側板３、４及び仕切板８の両側に夫々ダボ１４…を突設させるか 、或はこのダボ１４…を着脱自在のねじ込み式にして、ダボ１４…の上に着脱自 在に載置する。

【００１３】 天板５、棚板１２及び底板６間には、前部をカットした奥行の短い小棚板１５ …を取付ける。小棚板１５…も棚板１２…と同様にプラスチック等の耐水性の素 材で形成し、ダボ１４…の上に着脱自在に載置する。小棚板１５…は、スリッパ 等の室内用の軽い履物、又は小児の履物等を載置する台として利用する。

【００１４】 背板７に臨む各棚板１２…及び小棚板１５…の後端部は、カットして背板７と の間に隙間ｓを形成する。隙間ｓの間隔は、例えば２０ｍｍ程度とする。そして 最下段の底板６の後端部と背板７との間に手前に傾斜した傾斜板１７を設ける。 この傾斜板１７の真上に棚板１２…及び小棚板１５と背板７との隙間ｓがある。

【００１５】 この第１実施例によれば、靴等の履物１３、スリッパから出る埃、砂等は、背 板７と各棚板１２…、及び小棚板１５…の間の隙間ｓから落下し、最下段の底板 ６の後端部と背板７との間に設けられた傾斜板１７に当って手前に溜まる。底板 ６に溜まった埃、砂等は底板６に載せた履物１３をどけて（或は始めから何も載 せておかなければ）、シューズラック１の前面からそのまま箒で掃き出せるので 、清掃作業を迅速に行える。

【００１６】 図３は第２実施例の側断面図であり、第１実施例と同一部分には同一番号を付 して説明を省略する。 この第２実施例では、天板５、棚板１２…及び小棚板１５…の後端部から背板 ７との間に隙間ｓの間隔だけ離間させて壁板２０を途中まで一体に垂下した。こ の壁板２０によって、棚板１２…及び小棚板１５…に載置された履物１３やスリ ッパ１は邪魔されるので、隙間ｓまで届くことは無く、上から落ちてきた埃、砂 等が履物に入ってしまう虞が少ない。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は、上述の様に構成されているので、次の様な効果を奏する。 請求項１によれば、シューズラックの背板に臨む各棚板の後端部をカットし、 最下段の底板の後端部と背板との間に手前に傾斜した傾斜板を設けたので、履物 から出る埃、砂等は、背板と各棚板の間の隙間から落下し、最下段の底板の後端 部と背板との間に設けられた傾斜板に当って手前に溜まるから、底板に載せた履 物をどけるだけで、シューズラックの前面からそのまま箒で掃き出せ、迅速な清 掃ができる。

【００１８】 請求項２によれば、棚板間に前部をカットした奥行の短い小棚板を設けたので 、例えば奥行の短い小棚板にはスリッパを載せ、普通の棚板には靴等を載せて、 収容量を増加させることができる。

【００１９】 請求項３によれば、ケース及び棚板は耐水性の素材で形成したので、水洗いが でき、シューズラックをいつも清潔に保つことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のシューズラックの第１実施例の斜視図

【図２】同じく側断面図

【図３】第２実施例の側断面図

【符号の説明】

１…シューズラック，２…ケース，３，４…側板，５…
天板，６…底板，７…背板，１２…棚板，１３…履物，
１５…小棚板，１７…傾斜板，２０…壁板，ｓ…隙間。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 左右の側板、天板、底板及び背板からな
   るケース内に履物を載置するための複数の棚板を備えた
   シューズラックにおいて、前記背板に臨む各棚板の後端
   部をカットして背板との間に隙間を形成し、最下段の底
   板の後端部と背板との間に手前に傾斜した傾斜板を設け
   たことを特徴とするシューズラック。
2. 【請求項２】 前記棚板間に前部をカットした奥行の短
   い小棚板を設けたことを特徴とする請求項１のシューズ
   ラック。
3. 【請求項３】 前記ケース及び棚板を耐水性の素材で形
   成したことを特徴とする請求項１のシューズラック。