JP3011822B2 - ねじ形成方法及び装置 - Google Patents

ねじ形成方法及び装置

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JP3011822B2
JP3011822B2 JP4272423A JP27242392A JP3011822B2 JP 3011822 B2 JP3011822 B2 JP 3011822B2 JP 4272423 A JP4272423 A JP 4272423A JP 27242392 A JP27242392 A JP 27242392A JP 3011822 B2 JP3011822 B2 JP 3011822B2
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groove
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ピーシーシー・スペシャルティ・プロダクツ・インコーポレイテッド
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/56Making machine elements screw-threaded elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21HMAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H3/00Making helical bodies or bodies having parts of helical shape
    • B21H3/02Making helical bodies or bodies having parts of helical shape external screw-threads ; Making dies for thread rolling
    • B21H3/06Making by means of profiled members other than rolls, e.g. reciprocating flat dies or jaws, moved longitudinally or curvilinearly with respect to each other

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はねじ形成ダイスに関し、
特には継目なしねじを製作する為の特有なねじ外形幾何
学を有する回動ダイスに関する。更に、本発明は継目な
しねじ仕上締付金具の製作に関し、特に継目、余面及び
孔部のない点を特徴とする回動形成ねじの形成法に関す
る。従って、本発明の一般的な目的は、斯かる特徴の新
規且つ改良した装置及び方法を提供するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来方法としては、予め形成
した無垢金属材料の一般的に円筒形部分をねじ回動方法
を受けさせることにより、ねじ仕上締付金具を形成する
ことは公知であるので、ここでは詳述しない。しかし、
留意すべき点は高度の製作率で良質のねじ仕上締付金具
を製造できる公知の技術は一対の扁平ねじ回動ダイスの
間の隙間に予め形成した締付金具の素材を連続的に供給
する必要があるという問題がある。扁平ダイスの第1の
ダイスに他方のダイスと関係して平面運動を与えること
によって、これらダイスの間に配置された素材が他方の
ダイスを横切る際に回動される。この素材の回動中にダ
イスによって素材には力が与えられるので、素材を含む
金属は流れて双方のダイスの対向面に機械加工された平
地と溝との外形によって決定される形を有するねじを形
成するものである。
【0003】従来の回動形成ねじを有する締付金具、即
ち、上記先行例は例えば扁平なねじ回動ダイスを一対使
用するもので、これに従って形成される締付金具は種々
の応用に適する。しかし、ここで留意すべき点は回動形
成ねじの成形は典型的に頂上の継目、即ち、ねじの頂上
での裂け目を特徴とするねじを製作することである。1
991年2月19日付け発行のSAE仕様AS7456
に従って螺旋形ねじの根元又はピッチ線下ねじの側面或
いはねじの深さの中点での上記継目の発生は、一般には
許容されない。但し、場合には頂上余面又は頂上孔部と
して取り上げられるねじ頂上部での継目はその度合いが
過度でない限り許容される。なお、通常の適用で特に見
事に仕上げた場合は、頂上の継目はバクテリヤや他の汚
染伝播に対して重要な傾向を与える。従って、到達でき
る製作率が極端に減少しないで、継目のない螺旋形ねじ
を製作するねじ回動技術と装置が永い間要望された。
【0004】ここで留意すべき点は、大量製作継目なし
回動ねじを望む斯かる要望は種々の障害に遭遇してい
る。これらの障害の最たるものは、扁平ねじ回動ダイス
幾何学の使用が選択される場合、それは2つの協同ダイ
スの内の1つが加工物を回転する際にねじ形がダイスか
ら加工物に移される間に加工されている金属無垢材料の
滑りがあったことである。斯かる滑りは結果として欠陥
のあるねじを製作してしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、継目なし回動
形成螺旋ねじの成形の為の特有な技術を提供することに
より、従来技術に関する既述の簡単な討議と他の欠陥及
び不利点を克服するものである。また、本発明は斯かる
特有な方法を実現する為に使用する新規なねじ切りダイ
スねじ外形幾何学を含む。この新規なねじ切りダイスね
じ外形幾何学は無垢金属材料の釣合の取れた放射状の流
れを起こし、それにより所謂空間型ねじを有する機械ね
じ及び一般のねじの製作中で起こる継目、余面及び孔部
等を除去する。
【0006】機械ねじは、一般的に螺旋型のねじが特徴
であり、それは、ねじの根元の幅に実質的に等しい頂上
幅を有し、また、ねじ切りダイスの外形はねじのピッチ
線に関して形成される。
【0007】この空間型ねじは、継目のピッチと根元が
特徴であり、この根元はねじ頂部より幅が広い。この空
間型ねじを有する締付金具は、タイプB、タイプAB、
タイプA、木ねじ及び余面ねじを含み、斯かる締付金具
の慣例的な変種がある。
【0008】本発明のねじ回動ダイスは、その特徴とし
てねじ外形幾何学であり、それは、開始端では指向又は
指向形を有し、その場合、各々の溝を形成する対面側壁
又は側部は大きい角度で分岐するように構成される。こ
のダイス外形は、ねじの深さが大きくなるに応じてダイ
スの開始端からその一定領域に至るまで仕上形に円滑に
遷移して行くものである。この遷移の間、ねじの外形幾
何学は二重の形を有し、即ち、指向形が仕上形の鋭角に
回転するに応じて上記遷移は頂上部に向かって外方に進
行する。この回転が起こるにつれ、上記指向形は上記一
定領域の開始点で消失するものである。
【0009】本発明による空間型ねじを製作する為のね
じ回動ダイスはその特徴としてねじ外形幾何学であり、
それはねじが形成される無垢金属材料の直径に関するも
のである。
【0010】このねじ外形幾何学はその開始端では無垢
金属材料の円筒がダイス内に入り込む量の約2倍に等し
い溝の深さを有する。この開始端溝の深さは、次第に増
大して仕上の深さとなる。一定の仕上形の深さは、ダイ
スの仕上又は出口端からダイスの開始端に向って延長
し、その長さは少なくとも2.5倍のねじ回転分に等し
い。
【0011】ねじの深さの一定なこの領域は、一定領域
として知られており、典型的な場合はダイスの長さの約
3分の1である。本発明に従って、空間型のねじを製作
する為のねじ回動ダイスのねじ外形幾何学の特徴は、鋭
角の指向角、即ち、1つの溝を形成する一対の対面側壁
又は側部に交叉する線分で定められる角度であり、それ
はねじの直径及びピッチの双方の関数として変化する。
【0012】上記のとおり、ダイスの外形は、ねじの深
さが増大するにつれてダイスの開始端から始まって仕上
形ができ上がる一定領域の開始点まで円滑に変遷を受け
る。この変遷は、指向ねじ形が仕上形の鋭角にまで回転
し、ねじの深さが増大するに応じてねじの頂上に向って
外方に進行する。斯して、ダイスの開始端に於ける指向
形角度は、ダイスの開始端とダイスの深さの一定領域の
開始点で次第に消失するものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0014】図面に関しては本発明に従った扁平ねじ回
動ダイスは図1ではその上面図が示され、図2及び図7
では側面図が示されている。図1、図2及び図7は、固
定又は短いダイスか或いは一対の協同扁平ダイスの往復
型又は長いダイスを示している。
【0015】一般に10で示すこのダイスは、開始端1
2と仕上又は出口端14を有する。ダイスの表面は機械
仕上が施されてねじ形成外形に応じた形の平行な平地と
溝17を有する。円筒形の金属締付無垢材が長いダイス
の運動の結果としてダイスの開始端から仕上端に回動
し、その時圧縮を受け、そこで無垢材料を含む物質が流
れて螺旋状のねじとなる。後述する独特のねじ外形幾何
学を除いて、ダイス10は従来一般の構造である。
【0016】図3は、ダイス表面16の中のねじ外見の
機械加工中間工程に於ける機械ねじを製造する為に使用
するダイス10を図示している図2のA−A線の拡大部
分図であり、その中の実線は短いダイスの開始端12に
於けるねじ形と長い又は往復ダイス上の該当する点とを
図示している。その中の破線は、両方のダイスの仕上端
に於けるねじ形を図示している。仕上端ねじの深さはD
で示されており、図2では、ねじの深さはダイスの開始
端12から、その一定領域の開始点に迄ピッチ又は溝線
G.L.に関し対称的にそれが増大している。
【0017】図2から図6Hの実施例では、形成される
べき締付金具の対向ねじの側部で、仕上端でのダイス1
0の溝の対向側面が60度の角度で交差している。ダイ
ス外形の頂上と根元は図3及び図4では扁平に図示され
ているが、実際の作業では外見のこれらの部分は図5A
〜図5Dに示すように丸められる。
【0018】本発明に従ってダイスのねじ外形は尖った
形に形成される。即ち、この外形には短いダイスの開始
端12と長いダイスのそれに該当する箇所では、尖った
ねじ形が形成されている。この先端ねじ形は図3のねじ
外形の様子が得られた後で、一層機械加工されて、図4
のねじ外見幾何学の様子を形成する。図4では60度の
仕上角を持つ機械ねじを製造する為のダイスの開始点で
溝の対面側の分岐角度は約98度である。その仕上角6
0度のねじ形に移行する上記分岐角98度の先端を有す
ると、頂上継目を無くすることが分かった。ただし、そ
れは殆ど期待されていなかった。ねじの深さDが次第に
増大する点、即ち、ダイスの深さの一定領域前でのダイ
スの長さのその部分に沿って98度の指示から60度の
仕上端ねじ形に至ってなだらかな変遷がある。ねじの深
さが次第に増大するこの領域は、図1及び図2で18で
示されており、それは、ねじ外形の頂上が予め定めた傾
斜で機械加工されている開始端から延出しているダイス
の部分に相当する。
【0019】図5A〜図5Dは図示的に開始端と、ダイ
スの長さに沿った3個の連続距離点での実際のダイスね
じ形成外見を示している。この図5A〜図5Dは明らか
に開始端での先端ねじ形と所望の仕上ねじ形との間の円
滑な変遷を示している。図5A〜図5Dは、また、この
変遷が起きるときに溝の外形が二重の形を持つというこ
とを示している。この先端形は深さの一定領域の開始点
で消失する。この場合、曲線図5A〜図5Dはそれぞれ
図2の線分A−A、B−B、C−C、及びD−Dでの断
面図と対応する。
【0020】図6A〜図6Hは、曲線No.1からN
o.8に進んで行き、本発明に従って継目無し機械ねじ
を形成する種々の段階を示しており、この場合、上述の
工具系統を使用している。図6A〜図6Hから分かるよ
うに、本発明に従って一対の扁平ダイスの間を円筒形の
無垢材料が通過し、それにねじが形成されると無垢材料
の金属が流れて、材料の平均の取れた放射方向の流れに
よって各々のねじの頂部が円滑に形成され、それによっ
て頂上の継目や孔部が避けられる。
【0021】継目無しねじ形成は、ねじ形成ダイスの開
始端でのねじ形の特異な指向角から結果として生ずるも
のであるという発見から本発明が予期されたものであ
る。この特異な指向角、即ち、ダイス外形の対面側部に
より形成される角度は、ピッチPとは独立したものであ
る。図4で指向角θは角度αの2倍であり、この指向角
度は、次のように計算される。 (1)Tan.α=0.375p/0.32476p=
49度6分24秒で、その中でねじの深さDは、0.3
2476pで、ねじの根元及び頂上の幅はそれぞれ0.
125pであり、 (2)θ=2α=98度12分48秒であり、従って、 (3)θ=2Tan.ー1(0.375/0.3247
6)である。このように、本発明の実施で60度の仕上
形を有する螺旋ねじを形成するには、ダイスの外形で定
まるねじ形は短いダイス(そして、長いダイスの該当す
る点)の開始端で製造許容の限度である98度12分4
8秒にできるだけ近い1つの角度に指向され、この指向
角から円滑な変遷が所望どおりの60度のダイス仕上端
の形になる。
【0022】図1及び図7〜図10A−図10Eに関し
ては、空間型ねじを有する締付金具を製造するのに使用
されるものを示している。例えば、60度仕上形を持つ
自己タップ型ねじB型を持つ締付金具を製造するのに使
用するダイスを示す。
【0023】図8は、図1及び図7のダイス10に関す
る機械工作図である。この図8は助変数を示しており、
これら助変数は、継目無し空間型ねじの製造を許すダイ
ス外形幾何学を計算する際に考慮しなければならないも
のである。図8に於いて、実線は短い又は固定ダイスの
仕上端と長い又は移動ダイスのその該当点とに於けるね
じ形を代表している。破線は両ダイスの開始端でのねじ
形を示している。この図8について、入り込みとは無垢
材料がダイスに入り込む量であり、それは次のように計
算される。 (1) 入り込み=(無垢材料の直径−ねじ根元直径)/α 本発明によれば、ダイスの開始端に於けるねじ外形の深
さは、図8に示すとおり、上記入り込み量の2倍に等し
い。このねじ外形又は溝の深さは開始端12から仕上形
深さに到達する領域18まで徐々にそして円滑に増大し
ている。
【0024】図1及び図7に関し、ダイスの外形は無垢
材料がダイスの上記の領域18と仕上端14との間で少
なくとも2回半回転するように形成されている。図1か
ら図6A〜図6Hの記載で述べた如く、領域18と仕上
端14との間のダイスの領域1つの一定領域と呼ばれ
ている。それは、その間ではねじ外形幾何学は変わらな
い為である。この一定領域は典型的にはダイスの長さの
約3分の1である。
【0025】本発明によると、ダイスの溝の対面側部の
分岐角は、開始角θ、即ち、指向角とダイスの前記一定
領域の開始点に於けるより小さい鋭角の間で変化する。
指向角θと仕上外形との間のこの変遷は、溝の深さがま
た円滑な変化する時に上記の変遷が円滑に起きる。指向
角θは形成されつつある締付金具の直径とピッチとの関
数として変化する。再び図3に関し、指向角θは次のよ
うに計算される。 (2)Tan.α=(開始端に於けるねじの深さ)÷
(ピッチー0.008)/2 このように指向角θは、 (3) θ=180°ー(2)(α)である。
【0026】図9は、本発明に従ったねじ回動ダイスを
図7のA−A線分の断面、即ち、最開始端から見たもの
である。図9から明らかなようにダイスの開始端から進
んでねじの深さは徐々に無垢材料の入り込み量の約2倍
から始まって仕上深さDまで増大し、他方、溝の側壁の
分岐角は徐々に指向角θから仕上角まで変遷を受け、こ
の場合の仕上角は、実施例のとおり、60度である。こ
の分岐角が減少するにつれて、頂上平坦部の幅は実質的
な指向形から空間型ねじの頂上幅より実質的に広い所望
のねじ根元幅へと増大し、この根元幅は実質的に空間型
ねじの頂上幅よりも広い。ダイスねじ外形の根元幅はダ
イスの長さに沿って一定である。
【0027】当業者により理解されることは、図7及び
図8は、理論的又は理想的な図示説明である。実際作業
に於いては、図8及び図9に示すようなダイス外形の頂
上及び根元は扁平では無く、図10A〜図10Eに示す
ように実際は丸味を帯びている。図10A〜図10E
は、下から上に進んで拡大した規模でダイスの開始
び仕上端とダイスに沿った3つの中間点での実際のねじ
外形を図示している。曲線10A〜10Eはそれぞれ図
7の線分A−A、C−C、D−D、及びE−Eでの横断
面と考えて良い。図10A〜図10Eは明白にダイスの
開始端と所望の仕上ねじ形との間の円滑な遷移を示して
いる。図10A〜図10Eはまた、この遷移が起きるに
応じて、ねじの深さが増大するにつれ溝の対面側壁の分
岐角が減少するように、上記の溝外形は二重の形を持っ
ている。
【0028】本発明は現在最も実行的な実施例と考えら
れるものに関連して記載されたものであるが、本発明は
図示した実施例に限定されるものでは無く、むしろ、本
願の特許請求範囲内で種々の改良とこれらのものとをカ
バ−する為に行われたものであることは明白である。こ
のように本発明は、一つの扁平回動ダイスで実施されて
いるものとして記載したが、この新規なねじ外形幾何学
は、円筒及び遊星型ダイスに適用されるということは当
業者に理解されるものである。従って、本発明は図示的
説明で上記のように記載されたものであり、限定的に記
載されたものではない。
【0029】
【発明の効果】本発明による回動ダイスは、ねじ外形幾
何学に対応して開始端では指向形を有し、その各々の溝
を形成する対面側壁又は側部は大きな角度で分岐でき
る。
【0030】この回動ダイスの外形は、ねじの深さが増
大するにつれてダイスの開始端から始まって仕上形がで
き上がる一定領域の開始点まで円滑に変遷を受ける。こ
の変遷は、指向ねじ形が仕上形の鋭角にまで回転し、ね
じの深さが増大するに応じてねじの頂上に向って外方に
進行する。
【0031】従って、ダイスの開始端に於ける指向形角
度は、ダイスの開始端とダイスの深さの一定領域の開始
点で次第に消失するという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従った一対の扁平ねじ回動ダイスの
上面図であり、他方のダイスは同様に見て実質的に同じ
である。
【図2】 機械ねじ製造に使用する図1のダイスの側部
立面図であり相手方のダイスは、同様に見て実質的に同
じである。
【図3】 図2の線分A−Aでの拡大規模で見た部分端
面図であり、本発明による機械ねじ形成に使用するダイ
スを概念的に示し、このダイスは上記形成中の中間段階
での状態が示されている。
【図4】 図3と同一の規模で図2の線分A−Aに沿っ
た部分端面図であって、完成されたダイスの概略を示
す。
【図5A〜図5D】 図4のダイスのねじ外形断面を4
個所で図示したものであり、ダイスの長さに沿って開始
及び仕上位置を含み、この4個所は図2に示されてい
る。
【図6A〜図6H】 変化するねじ全体で回動された機
械ねじの概略断面であり、本発明に従って製作された1
つのねじの外形が進行的に増大している状態を示してい
る。
【図7】 図1のダイスの側部立面図であり、図2と類
似の状態であるが、空間型ねじを有する締付金具の製造
に使用するダイスを示している。
【図8】 空間型ねじを有する締付金具を製作する為に
使用される本発明によるねじ回動ダイスを提供する為に
設計者が使用できる機械工作図である。
【図9】 図7の線分A−Aに沿った部分端面図であ
り、図7及び図8のダイスを拡大した規模で概略的に示
している。
【図10A〜図10E】 ダイスの長さに沿って5点で
の図7〜図9のダイスのねじ外形断面を図示している。
【符号の説明】
12 開始端 14 出口端 16 ダイス表面 17 溝 18 増大する一定領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21H 3/06

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の溝の深さが実質的に一定である一
    定領域を有し、この一定領域は溝の出口端で終端し、対
    面溝を形成する側壁は該一定領域内でねじの仕上形に対
    応した平均鋭角を形成して分岐し、且つ該一定領域は溝
    の出口端から該一定領域の開始点に向って延長し、その
    延長距離は被加工無垢金属材料の少なくとも2.5回転
    に相当するような上記一定領域を有し、また、第2部分
    として溝の開始端から該一定領域に向って延長し、この
    溝の深さはその溝の開始端と上記一定領域との間で次第
    に円滑的に増大し、上記側壁は90度以上の指向形成角
    をなして上記一定領域の開始点で分岐し、且つこの側壁
    は溝の深さが増大するその部分に沿って上記指向形成角
    から鋭角仕上角に変遷し、この変遷は溝の基底からダイ
    スの頂上に向って外方に進行し、それにより該側壁が上
    記溝の開始端と上記一定領域との間に配置されたその側
    壁の長さの部分では二重の形を形成するように構成され
    た上記第2部分を有することを特徴とする被加工無垢金
    属材料に螺旋ねじを形成するために使用する平行なねじ
    切り用溝を設けたダイスに於いて、上記被加工無垢金属
    材料に接触するその表面に実質的に平行なねじ切り用溝
    を設け、この溝の幾何学的構造を二重の形に形成するこ
    とを特徴とするねじ外形。
  2. 【請求項2】 前記ダイスが扁平ねじ回転ダイスである
    請求項1に記載したねじ外形。
  3. 【請求項3】 前記溝の開始端に於ける上記指向形成角
    は形成されるねじの直径とピッチとの関数である請求項
    1のねじ外形。
  4. 【請求項4】 前記開始端に溝の深さは該開始端で無垢
    金属材料がダイス中へ入り込む長さの2倍である請求項
    1のねじ外形。
  5. 【請求項5】 前記溝の開始端に於ける上記指向形成角
    は形成されるねじの直径とピッチとの関数である請求項
    2のねじ外形。
  6. 【請求項6】 前記溝の開始端に於ける溝の深さは該開
    始端に於ける無垢金属材料がダイスに入り込む長さの2
    倍に等しい請求項5のねじ外形。
  7. 【請求項7】 前記ダイスが第2の相手ダイスと協同
    し、その各々のダイスが複数の上記溝を有し、ダイスの
    回動運動力がそれらダイスの1つを他のダイスに対して
    直線的に移動することにより無垢金属材料に与えられる
    ように構成した請求項6のねじ外形。
  8. 【請求項8】 前記ダイスが複数の平行溝を有する扁平
    回動ダイスであり、該溝の深さはピッチ線に対して対称
    的に変化するように形成した請求項1のねじ外形。
  9. 【請求項9】 前記ねじ仕上形と対応する上記角度が約
    60度であり、上記指向形成角が約98度である請求項
    1のねじ外形。
  10. 【請求項10】 前記ねじ仕上形と対応する上記角度が
    約60度であり、上記指向形成角が約98度である請求
    項8のねじ外形。
  11. 【請求項11】 前記開始端で分岐する上記角度は1つ
    の鈍角である請求項1のねじ外形。
  12. 【請求項12】 前記ダイスが第2の相手ダイスと協同
    し、各々のダイスは複数の溝を有し、該ダイスの一方を
    他方のダイスに対して直線的に移動させることにより回
    動運動力が無垢金属材料に与えられる請求項11のねじ
    外形。
  13. 【請求項13】 前記ねじ仕上形と対応する上記角度が
    約60度であり、上記指向形成角が約98度である請求
    項12のねじ外形。
  14. 【請求項14】 各々の溝の深さがピッチ線に対して対
    称的に変化し、このピッチ線は平面を形成し、無垢金属
    材料をダイスの開始端から出口端に移動しながら回動さ
    せるダイスの運動は、上記平面に平行な方向に形成され
    た請求項13のねじ外形。
  15. 【請求項15】 無垢金属材料を変形させることにより
    ねじ仕上した締付金具を形成する方法に於いて、上記無
    垢金属材料は少なくとも第1のダイスによって圧縮及び
    回転力を受け、ダイスは無垢金属材料に接触する表面を
    有し、該表面にはねじ外形を形成する平地部と溝を設け
    たものに於いて、開始の深さと仕上の深さとの間で無垢
    金属材料の表面に形成された溝の深さを次第に増大し、
    最初に90度より大きい指向形成角を形成して溝の根元
    から溝の反対側の対面側を分岐させ、溝の深さが増大す
    る間、所望の仕上ねじに適合した1つの鋭角に上記溝の
    側面の分岐角を減少させ、ダイスねじ外形を形成する溝
    が仕上ねじの深さ及び形にまで回転し終えてからダイス
    と接触し続けている無垢金属材料を複数回回転させるこ
    とを特徴とする締付金具の形成方法。
  16. 【請求項16】 ねじ外形を形成する溝の深さが最初は
    無垢金属材料がダイスに入り込む深さの2倍である請求
    項15の方法。
  17. 【請求項17】 前記指向形成角が無垢金属材料に形成
    されるねじの直径とピッチとの関数である請求項16の
    方法。
  18. 【請求項18】 前記指向形成角が約98度12分48
    秒で、上記鋭角が約60度である請求項17の方法。
  19. 【請求項19】 無垢金属材料を複数回回転させる工程
    で、この金属材料を仕上加工工程に付し、その場合、こ
    の金属材料が少なくとも2.5回回転を受ける間、溝の
    深さとその側面分岐角とが一定に保たれる請求項18の
    方法。
  20. 【請求項20】 無垢金属材料を複数回回転させる工程
    で、この金属材料を仕上加工工程に付し、その場合、こ
    の金属材料が少なくとも2.5回回転を受ける間、溝の
    深さとその側面分岐角とが一定に保たれる請求項17の
    方法。
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