JP3011756B2 - アンテナ回路 - Google Patents
アンテナ回路Info
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- JP3011756B2 JP3011756B2 JP2313060A JP31306090A JP3011756B2 JP 3011756 B2 JP3011756 B2 JP 3011756B2 JP 2313060 A JP2313060 A JP 2313060A JP 31306090 A JP31306090 A JP 31306090A JP 3011756 B2 JP3011756 B2 JP 3011756B2
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- Japan
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- antenna
- antenna element
- antenna circuit
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- resonance frequency
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 移動通信機器等に内蔵されるアンテナ回路に関し、 製造が容易で帯域特性が広帯域となるように小型化す
ることを目的とし、 導体面の一端を接地面の側に前記給電部の方へ折り返
し、折り返し部の先端を該導体面の一部に接続して構成
する。
ることを目的とし、 導体面の一端を接地面の側に前記給電部の方へ折り返
し、折り返し部の先端を該導体面の一部に接続して構成
する。
本発明は移動通信機器等に内蔵されるアンテナ回路に
関する。
関する。
近年、移動通信分野では、コードレス電話やポケット
ベル,携帯電話など、人間が直接持ち歩く端末機器の開
発が盛んに行われている。これらの機器は人間が携帯す
る目的上、小型軽量化が重要な課題となっている。
ベル,携帯電話など、人間が直接持ち歩く端末機器の開
発が盛んに行われている。これらの機器は人間が携帯す
る目的上、小型軽量化が重要な課題となっている。
これらの携帯機器に使用されるアンテナ回路としては
古くから使われているホイップアンテナがある。しか
し、このタイプのアンテナは棒状のアンテナが本体から
突出しているため機器を落とした時や、何かにぶつけた
時に破損しやすく、また、邪魔になるといった欠点があ
り、近年では機器に内蔵できるタイプのアンテナも多く
使用されている。
古くから使われているホイップアンテナがある。しか
し、このタイプのアンテナは棒状のアンテナが本体から
突出しているため機器を落とした時や、何かにぶつけた
時に破損しやすく、また、邪魔になるといった欠点があ
り、近年では機器に内蔵できるタイプのアンテナも多く
使用されている。
第3図は従来から使用されている「逆Fアンテナ」と
呼ばれる内蔵アンテナの1つである。第3図(a)は斜
視図、(b)は(a)の矢印の向きに見た側面図であ
る。第3図において、アンテナ素子1は接地面となる金
属ケース3の上面から所定の高さ(h)に平行に設けら
れており、金属ケース3の1側面と接続されるととも
に、その接続部付近に設けられた給電線を介して内部電
気回路(図示せず)と接続される。
呼ばれる内蔵アンテナの1つである。第3図(a)は斜
視図、(b)は(a)の矢印の向きに見た側面図であ
る。第3図において、アンテナ素子1は接地面となる金
属ケース3の上面から所定の高さ(h)に平行に設けら
れており、金属ケース3の1側面と接続されるととも
に、その接続部付近に設けられた給電線を介して内部電
気回路(図示せず)と接続される。
一般にこのタイプのアンテナはスロットアンテナの変
形と考えられており、その共振周波数は全周囲長で決定
され、その長さをλ〜λ/2とする周波数となる。
形と考えられており、その共振周波数は全周囲長で決定
され、その長さをλ〜λ/2とする周波数となる。
例えば、900MHz帯でこのタイプのアンテナを製作した
場合、外周(2×(l×w))が約170mmのアンテナ素
子を必要とする。また、アンテナ素子1の金属ケース3
の上面からの高さhはその利得や帯域幅の制約から10mm
程度は必要となる。前述のホイップアンテナをλ/2の長
さで使用した場合、全長を170mmとし、その径は1〜3mm
程度で同等の性能を満足できることから、第3図のアン
テナが小型であるとは言い難い。
場合、外周(2×(l×w))が約170mmのアンテナ素
子を必要とする。また、アンテナ素子1の金属ケース3
の上面からの高さhはその利得や帯域幅の制約から10mm
程度は必要となる。前述のホイップアンテナをλ/2の長
さで使用した場合、全長を170mmとし、その径は1〜3mm
程度で同等の性能を満足できることから、第3図のアン
テナが小型であるとは言い難い。
第3図のアンテナ回路を小型化する手法として、アン
テナ素子1の一部とアースの間に容量を持たせ、高さh
を変えずに共振周波数を下げることが考えられる。
テナ素子1の一部とアースの間に容量を持たせ、高さh
を変えずに共振周波数を下げることが考えられる。
第4図はこのような手法をとった従来のアンテナ回路
であり、アンテナ素子1の端を直角に下に折り曲げ、金
属ケース3の上面のアンテナ素子と接続された辺と対向
する辺にアンテナ素子の折り曲げ部aと平行になるよう
な突起部bを設け、ギャップD1による容積を持たせてい
る。
であり、アンテナ素子1の端を直角に下に折り曲げ、金
属ケース3の上面のアンテナ素子と接続された辺と対向
する辺にアンテナ素子の折り曲げ部aと平行になるよう
な突起部bを設け、ギャップD1による容積を持たせてい
る。
第5図は小型化した別の従来のアンテナ回路を示す。
この従来例ではアンテナ素子1に切込みCを入れ、アン
テナ素子の周囲長を延ばし、共振周波数を下げている。
言い換えれば、より小さいアンテナ素子で同じ共振周波
数が得られる。
この従来例ではアンテナ素子1に切込みCを入れ、アン
テナ素子の周囲長を延ばし、共振周波数を下げている。
言い換えれば、より小さいアンテナ素子で同じ共振周波
数が得られる。
第4図のアンテナ回路では大幅な小型化を図ろうとし
た場合(例えば1/3)、部分的に持たせる容量の値はか
なり大きな値となり、共振周波数は殆どこの容量値で決
定される。そして、容量を大きくするためギャップD1は
かなり小さくなり、その寸法精度が厳しくなり製造が困
難になる。また、アンテナの帯域特性は、アンテナ素子
の面積が減少しているため狭帯域な特性となる。
た場合(例えば1/3)、部分的に持たせる容量の値はか
なり大きな値となり、共振周波数は殆どこの容量値で決
定される。そして、容量を大きくするためギャップD1は
かなり小さくなり、その寸法精度が厳しくなり製造が困
難になる。また、アンテナの帯域特性は、アンテナ素子
の面積が減少しているため狭帯域な特性となる。
第5図のアンテナ回路では、部分的に容量などを入れ
ずに共振周波数を下げているため、製造上の問題はない
が、アンテナ素子1の面積が減少しているため帯域特性
は狭帯域である。
ずに共振周波数を下げているため、製造上の問題はない
が、アンテナ素子1の面積が減少しているため帯域特性
は狭帯域である。
本発明は、製造が容易で帯域特性が広帯域となるよう
に小型化することを目的とする。
に小型化することを目的とする。
本発明は、アンテナ素子となる導体面の一端を接地面
の側に折り返し、更に、折り返した導体面の先端を導体
面の折り返し部に接続しループを構成する。
の側に折り返し、更に、折り返した導体面の先端を導体
面の折り返し部に接続しループを構成する。
折り返し部と接地面とのギャップにより容量が生じ、
同じ共振周波数であれば面積が減少する。そして、その
容量を生じる部分のは広いためギャップは大きくて済
み、寸法精度は緩くなる。また、アンテナ素子の先端に
ループが付加されるため、周波数に対するリアクタンス
の変化が緩くなり、帯域特性が広帯域になる。
同じ共振周波数であれば面積が減少する。そして、その
容量を生じる部分のは広いためギャップは大きくて済
み、寸法精度は緩くなる。また、アンテナ素子の先端に
ループが付加されるため、周波数に対するリアクタンス
の変化が緩くなり、帯域特性が広帯域になる。
第1図は本発明の実施例のアンテナ回路を示す図であ
る。
る。
第1図(a)において、アンテナ素子11の一端dは金
属ケースの側に給電部の方へ折り返され更に内側に折り
返されて、アンテナ素子11の給電部から遠い位置で先端
が接続され、ループが形成される。金属ケース3の上面
eは接地面として作用する。アンテナ素子11の折り返し
部dと金属ケース3の上面eとのギャップD2により容量
が生じ、同じ共振周波数であれば面積が減少する。
属ケースの側に給電部の方へ折り返され更に内側に折り
返されて、アンテナ素子11の給電部から遠い位置で先端
が接続され、ループが形成される。金属ケース3の上面
eは接地面として作用する。アンテナ素子11の折り返し
部dと金属ケース3の上面eとのギャップD2により容量
が生じ、同じ共振周波数であれば面積が減少する。
第2図は第4図の従来回路と第1図(a)の本発明実
施例におけるギャップ(D1,D2)と共振周波数の関係を
示すグラフである。第4図の従来回路では約250MHz/mm
の変動(グラフの直線の傾き)があったが、第1図
(a)の本発明実施例では約55MHz/mmと改善された。
施例におけるギャップ(D1,D2)と共振周波数の関係を
示すグラフである。第4図の従来回路では約250MHz/mm
の変動(グラフの直線の傾き)があったが、第1図
(a)の本発明実施例では約55MHz/mmと改善された。
本発明にかかる構成により、小型なアンテナを提供で
きる。
きる。
第1図は本発明実施例のアンテナ回路を示す図、第2図
はギャップと共振周波数の関係を示す図、第3〜5図は
第1〜3の従来のアンテナ回路を示す図である。 1,11……アンテナ素子 2……給電線 3……金属ケース
はギャップと共振周波数の関係を示す図、第3〜5図は
第1〜3の従来のアンテナ回路を示す図である。 1,11……アンテナ素子 2……給電線 3……金属ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 幸男 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 鹿子嶋 憲一 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 常川 光一 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 審査官 岸田 伸太郎 (56)参考文献 特開 昭62−34405(JP,A) 特開 昭62−262502(JP,A) 特公 昭52−4897(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 13/08 5J048
Claims (1)
- 【請求項1】接地面と平行に設けたアンテナ素子となる
導体面の一部を該接地面に接続するとともに、該導体面
の他の一部に高周波信号を給電するアンテナ回路におい
て、 前記導体面の一端を前記接地面の側に折り返し、折り返
した該導体面の先端を、該導体面の折り返し部に接続す
るように更に折り返したことを特徴とするアンテナ回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2313060A JP3011756B2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | アンテナ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2313060A JP3011756B2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | アンテナ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04183101A JPH04183101A (ja) | 1992-06-30 |
JP3011756B2 true JP3011756B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=18036732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2313060A Expired - Lifetime JP3011756B2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | アンテナ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3011756B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012075091A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-04-12 | Chikoji Gakuen | 小型電子装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4815832B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2011-11-16 | ソニー株式会社 | アンテナおよびテレビ受信機 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS524897B1 (ja) * | 1970-12-23 | 1977-02-08 | ||
JPS6234405A (ja) * | 1985-08-07 | 1987-02-14 | Fujitsu Ltd | 無線機用アンテナ |
JPS62262502A (ja) * | 1986-05-09 | 1987-11-14 | Yuniden Kk | 無線通信機器用アンテナ |
-
1990
- 1990-11-19 JP JP2313060A patent/JP3011756B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012075091A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-04-12 | Chikoji Gakuen | 小型電子装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04183101A (ja) | 1992-06-30 |
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Legal Events
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