JP3011611U - ハンカチーフ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 香水を携帯する際は、香水を入れた容器が傷
付いたり、香水が漏れたりすることを防止すると共に、
匂袋の代わりに使用することができる。 【構成】 ハンカチーフ１に香水を入れた容器であるア
トマイザーを収納するポケット４を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、香水を入れた容器を収納するハンカチーフに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、香水を携帯する際には、香水を入れた瓶やアトマイザー等の容器を直 接ハンドバック等に入れている。

【０００３】 また、ハンドバックや箪笥等に、心地好い匂いを染込ませた匂袋を入れてハン ドバックの皮の匂いを消したり、箪笥等に収納した衣服などに心地好い匂いを移 らせるようにすることがある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし上述のように香水を携帯する場合、ハンドバック等の中で香水を入れた 瓶やアトマイザーが他のものに触れて、傷付いたり香水が漏れたりする虞があっ た。さらに、ハンドバックを開けた際に、香水の瓶やアトマイザーが外から見え て、見栄えが悪いことがあった。

【０００５】 また、匂袋は、時間の経過と共に匂いが薄くなるので、新しいものと交換する か、あるいは、その都度匂袋を取り出して心地好い匂いを染込ませなければなら なかった。

【０００６】 そこで本考案は、香水を携帯する際には、瓶やアトマイザー等の香水を入れた 容器が傷付いたり、香水が漏れたりすることを防止し、また、容易に心地好い匂 いを染込ませて匂袋の代わりに使用することのできるハンカチーフを提供するこ とを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するため本考案のハンカチーフは、請求項１の考案では、香 水を入れた容器を収納するポケットを形成したことを特徴とし、請求項２の考案 では、ポケットを形成し、該ポケットに香水を入れた容器を収納したことを特徴 としている。

【０００８】

【作用】

これにより、香水を携帯する際には、香水容器をハンカチーフのポケットに収 納してくるむことによって、香水容器を保護することができる。

【０００９】 また、ポケットに収納した香水容器を取り出してハンカチーフに心地好い匂い を染み込ませ、これをハンドバックや箪笥等に入れることで匂袋と同様に用いる ことができる。さらに、匂いが薄くなったら再びポケットに収納した香水容器を 取り出してハンカチーフに匂いを染み込ませることができる。

【００１０】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

【００１１】 ハンカチーフ１は、図３に示されるように、布帛で形成されたベース部２の外 周に、レースで形成された枠状の縁部３を縫い付け、ベース部２の一部から延出 する舌片２ａと縁部３との間にポケット４を形成している。

【００１２】 ポケット４は、香水を入れた容器であるアトマイザー５の下部を収納可能な大 きさに形成されており、アトマイザー５は、ポケット４に収納された状態で蓋６ を取り外して香水を噴霧できるようになっている。

【００１３】 このように構成されることにより、アトマイザー５をポケット４に収納してハ ンカチーフ１でくるみ、アトマイザー５を保護してハンドバック等に入れて携帯 することができるから、アトマイザー５が他のものに触れて傷付いたり、蓋６が 外れて香水が漏れたりすることを防止できる。また、アトマイザー５をハンカチ ーフ１にくるんだ状態でハンドバックに入れられるので、ハンドバックを開けて も、アトマイザー５が外から見えることがなく、見栄えがよい。

【００１４】 さらに、アトマイザー５からハンカチーフ１に香水を噴霧して、ハンカチーフ １に心地好い匂いを染み込ませ、アトマイザー５をポケット４に収納してハンカ チーフ１でくるむことにより、これをハンドバックや箪笥等に入れることで匂袋 と同様に用いることができ、匂いが薄くなったら再びポケット４に収納したアト マイザー５を取り出してハンカチーフ１に匂いを染み込ませるから、容易に心地 好い匂いを染込ませることができる。

【００１５】 しかも、ハンカチーフ１を洗濯することにより染み込んだ匂いを除去できるか ら、別の匂いを染込ませることも容易である。

【００１６】 尚、本考案のハンカチーフのポケットは、上述の実施例のように、ハンカチー フのベース部と縁部とで形成するものに限らず、別体の布地をハンカチーフに取 付けて形成するもの等、香水の容器が収納できるものであれば、どのような形態 のものでもよい。

【００１７】 また、香水の容器も、アトマイザーに限らず香水瓶でもよく、香水の詰換えが 可能なものにすれば、香りを適宜変えることができる。

【００１８】

【考案の効果】

以上のように本考案のハンカチーフは、香水を入れた容器を収納するポケット を形成したので、香水を携帯する際には、瓶やアトマイザー等の香水容器をハン カチーフのポケットに収納してくるむことによって、香水容器を保護して香水を 入れた容器が傷付いたり、香水が漏れたりすることを防止できる。

【００１９】 また、ポケットを形成し、該ポケットに香水を入れた容器を収納したから、ポ ケットに収納した香水容器を取り出してハンカチーフに心地好い匂いを染み込ま せ、これをハンドバックや箪笥等に入れることで匂袋と同様に用いることができ る。さらに、匂いが薄くなったら再びポケットに収納した香水容器を取り出して ハンカチーフに匂いを染み込ませればよいから、容易に心地好い匂いを染込ませ ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の一実施例を示すハンカチーフの斜視
図である。

【図２】 同じくハンカチーフの要部拡大図である。

【図３】 ハンカチーフの分解斜視図である。

【符号の説明】

１…ハンカチーフ、２…ベース部、３…縁部、４…ポケ
ット、５…アトマイザー、６…蓋

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 香水を入れた容器を収納するポケットを
   形成したことを特徴とするハンカチーフ。
2. 【請求項２】 ポケットを形成し、該ポケットに香水を
   入れた容器を収納したことを特徴とするハンカチーフ。