JP3011533B2 - 絶縁接続装置 - Google Patents
絶縁接続装置Info
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- JP3011533B2 JP3011533B2 JP4117432A JP11743292A JP3011533B2 JP 3011533 B2 JP3011533 B2 JP 3011533B2 JP 4117432 A JP4117432 A JP 4117432A JP 11743292 A JP11743292 A JP 11743292A JP 3011533 B2 JP3011533 B2 JP 3011533B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は密封ターミナルにリー
ド線を安全、かつ、コンパクトに取付ける絶縁接続装置
に関する。
ド線を安全、かつ、コンパクトに取付ける絶縁接続装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の密閉型圧縮機は例えば特開昭６２
−２８４９７２号公報に示されているように構成されて
いる。ここで、この公報を参考に従来例を説明する。図
６において、５０は密閉容器で、この容器内には上部に
電動要素５１が、下部に圧縮要素（図示せず）が夫々収
納されている。電動要素５１は固定子５２と回転子５３
とから構成されている。密閉容器５０の上壁には密封タ
ーミナル５４が取付けられている。密封ターミナル５４
は金属キャップ５５とこのキャップを貫通してガラスシ
ール５６でシール固定される端子ピン５７とで構成され
ている。固定子５２から引き出されたリード線５８はク
ラスター５９（リード線の端に取付けた端子ピン受け用
接続子をまとめて収容した絶縁端子ケース）を介して端
子ピン５７に密閉容器５０の内側から接続されている。
クラスター５９は金属キャップ５５の開口を塞ぐ大きさ
に形成されている。
−２８４９７２号公報に示されているように構成されて
いる。ここで、この公報を参考に従来例を説明する。図
６において、５０は密閉容器で、この容器内には上部に
電動要素５１が、下部に圧縮要素（図示せず）が夫々収
納されている。電動要素５１は固定子５２と回転子５３
とから構成されている。密閉容器５０の上壁には密封タ
ーミナル５４が取付けられている。密封ターミナル５４
は金属キャップ５５とこのキャップを貫通してガラスシ
ール５６でシール固定される端子ピン５７とで構成され
ている。固定子５２から引き出されたリード線５８はク
ラスター５９（リード線の端に取付けた端子ピン受け用
接続子をまとめて収容した絶縁端子ケース）を介して端
子ピン５７に密閉容器５０の内側から接続されている。
クラスター５９は金属キャップ５５の開口を塞ぐ大きさ
に形成されている。
【０００３】この構造の密閉型圧縮機では密閉容器５０
の内側の金属キャップ５５の開口をクラスターで塞ぐこ
とにより、固定子５２の異常加熱などにより炭化物が発
生しても密封ターミナル５４の金属キャップ５５内の端
子ピン５６に前記炭化物が付着するのを防止できるよう
にしている。
の内側の金属キャップ５５の開口をクラスターで塞ぐこ
とにより、固定子５２の異常加熱などにより炭化物が発
生しても密封ターミナル５４の金属キャップ５５内の端
子ピン５６に前記炭化物が付着するのを防止できるよう
にしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
クラスター５９は密封ターミナル５４の金属キャップ５
５の開口より大きく形成しているため、この金属キャッ
プ内の空間がデッドスペースとなり、しかも、端子ピン
５６を金属キャップ５５の外側に延ばして長くしなけれ
ば取付けられず、クラスター５９の取付スペースを必要
以上に大きく取らなければならない問題があった。
クラスター５９は密封ターミナル５４の金属キャップ５
５の開口より大きく形成しているため、この金属キャッ
プ内の空間がデッドスペースとなり、しかも、端子ピン
５６を金属キャップ５５の外側に延ばして長くしなけれ
ば取付けられず、クラスター５９の取付スペースを必要
以上に大きく取らなければならない問題があった。
【０００５】この発明は上記の問題を解決するもので、
密封ターミナルのデッドスペースを利用して絶縁端子ケ
ースを端子ピンに取付けられるようにした絶縁接続装置
を提供することを目的としたものである。
密封ターミナルのデッドスペースを利用して絶縁端子ケ
ースを端子ピンに取付けられるようにした絶縁接続装置
を提供することを目的としたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は密閉容器内に
電動要素及び圧縮要素を収納し、前記密閉容器に金属キ
ャップとこの金属キャップに少なくとも３本以上の多角
形状に配置された端子ピンとを有する密封ターミナルを
取付けるとともに、このターミナルの端子ピンに電動要
素のリード線の端に接続した端子ピン受け用接続子を収
容した絶縁端子ケースを接続した絶縁接続装置におい
て、前記絶縁端子ケースを、端子ピン受け用接続子を収
容する夫々区画された凹部を有するケース本体と、この
ケース本体に被せるケース蓋とで構成し、前記ケース本
体に第１係合孔と第１係止片とを設け、かつ、ケース蓋
に前記ケース本体の第１係合孔に嵌合わされる第２係止
片と第１係止片を嵌合わせる第２係合孔とを設け、少な
くとも１本の端子ピンに接続される端子ピン受け用接続
子のリード線を他の端子ピンに接続される端子ピン受け
用接続子のリード線の引き出し方向と反対方向から引き
出したものである。
電動要素及び圧縮要素を収納し、前記密閉容器に金属キ
ャップとこの金属キャップに少なくとも３本以上の多角
形状に配置された端子ピンとを有する密封ターミナルを
取付けるとともに、このターミナルの端子ピンに電動要
素のリード線の端に接続した端子ピン受け用接続子を収
容した絶縁端子ケースを接続した絶縁接続装置におい
て、前記絶縁端子ケースを、端子ピン受け用接続子を収
容する夫々区画された凹部を有するケース本体と、この
ケース本体に被せるケース蓋とで構成し、前記ケース本
体に第１係合孔と第１係止片とを設け、かつ、ケース蓋
に前記ケース本体の第１係合孔に嵌合わされる第２係止
片と第１係止片を嵌合わせる第２係合孔とを設け、少な
くとも１本の端子ピンに接続される端子ピン受け用接続
子のリード線を他の端子ピンに接続される端子ピン受け
用接続子のリード線の引き出し方向と反対方向から引き
出したものである。
【０００７】この発明は絶縁端子ケースから夫々反対方
向に引き出されたリード線のうち、一方の側から引き出
されたリード線を、他方の側から引き出されたリード線
と同じ方向に導くガイド部を前記絶縁端子ケースに設け
たものである。
向に引き出されたリード線のうち、一方の側から引き出
されたリード線を、他方の側から引き出されたリード線
と同じ方向に導くガイド部を前記絶縁端子ケースに設け
たものである。
【０００８】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
第１のケースの凹部に嵌合わされる端子ピン受け用接続
子のリード線の引き出し方向を夫々反対にし、この端子
ピン受け用接続子を収容する凹部の配置をコンパクトに
して絶縁端子ケースを密封ターミナル内に嵌合わされる
ようにしている。
第１のケースの凹部に嵌合わされる端子ピン受け用接続
子のリード線の引き出し方向を夫々反対にし、この端子
ピン受け用接続子を収容する凹部の配置をコンパクトに
して絶縁端子ケースを密封ターミナル内に嵌合わされる
ようにしている。
【０００９】
【実施例】以下この発明を図に示す実施例に基づいて説
明する。
明する。
【００１０】図１はこの発明の一実施例を示す回転圧縮
機の縦断面図である。図２はこの発明の密封ターミナル
に絶縁端子ケースを取付けた状態を示す断面図である。
図３はこの発明の絶縁端子ケースにリード線を組み込ん
だ状態を示す斜視図である。図４はこの発明の絶縁端子
ケースとリード線との組み込み状態を示す分解斜視図で
ある。図５はこの発明の絶縁端子ケースを端子ピンに取
付けられる側から見た分解斜視図である。
機の縦断面図である。図２はこの発明の密封ターミナル
に絶縁端子ケースを取付けた状態を示す断面図である。
図３はこの発明の絶縁端子ケースにリード線を組み込ん
だ状態を示す斜視図である。図４はこの発明の絶縁端子
ケースとリード線との組み込み状態を示す分解斜視図で
ある。図５はこの発明の絶縁端子ケースを端子ピンに取
付けられる側から見た分解斜視図である。
【００１１】１は密閉容器で、この容器内には上側に電
動要素２が、下側にこの電動要素によって駆動される回
転圧縮要素３が夫々収納されている。
動要素２が、下側にこの電動要素によって駆動される回
転圧縮要素３が夫々収納されている。
【００１２】電動要素２は巻線４の巻回された固定子５
と、この固定子の内側に配置された回転子６と、この回
転子の中央に挿着された回転軸７とで構成されている。
そして、固定子５の巻線４は上部コイルエンド８より下
部コイルエンド９の外径を小さくなるように形成してい
る。
と、この固定子の内側に配置された回転子６と、この回
転子の中央に挿着された回転軸７とで構成されている。
そして、固定子５の巻線４は上部コイルエンド８より下
部コイルエンド９の外径を小さくなるように形成してい
る。
【００１３】回転圧縮要素３は密閉容器１の内壁に固定
された円筒状のシリンダ１０と、回転軸７の偏心部１１
によってシリンダ１０内を回転するローラ１２と、この
ローラに接してシリンダ１０内を高圧側及び低圧側に区
分するベーン１３と、シリンダ７の開口を封じる上軸受
１４及び下軸受１５と、この上軸受に嵌合わされて内部
に吐出マフラー室１６を形成するカップ体１７とで構成
されている。そして、カップ体１７と上軸受１４とは下
部コイルエンド９の内側に配置されている。
された円筒状のシリンダ１０と、回転軸７の偏心部１１
によってシリンダ１０内を回転するローラ１２と、この
ローラに接してシリンダ１０内を高圧側及び低圧側に区
分するベーン１３と、シリンダ７の開口を封じる上軸受
１４及び下軸受１５と、この上軸受に嵌合わされて内部
に吐出マフラー室１６を形成するカップ体１７とで構成
されている。そして、カップ体１７と上軸受１４とは下
部コイルエンド９の内側に配置されている。
【００１４】１８は密封ターミナルで、この密封ターミ
ナルは下部コイルエンド９の外周側と対向する密閉容器
１の突出部１９に取付けられている。この突出部は座押
し加工によって密閉容器１の側壁の面から外方に向かっ
て突出して形成され、しかも、中央に孔２０が形成され
ている。密封ターミナル１８は突出部１９の孔２０に密
閉容器１の内側からセットしてこの密閉容器に溶着され
る金属キャップ２１と、この金属キャップを貫通してシ
ール用のガラスシール２２，２２，２２で固定される３
本の端子ピン２３，２３，２３とで形成されている。そ
して、この端子ピンは金属キャップ２１に正三角形に配
置するとともに、密閉容器１外に突出する長さよりこの
密閉容器の内側に突出する長さを短くしている。
ナルは下部コイルエンド９の外周側と対向する密閉容器
１の突出部１９に取付けられている。この突出部は座押
し加工によって密閉容器１の側壁の面から外方に向かっ
て突出して形成され、しかも、中央に孔２０が形成され
ている。密封ターミナル１８は突出部１９の孔２０に密
閉容器１の内側からセットしてこの密閉容器に溶着され
る金属キャップ２１と、この金属キャップを貫通してシ
ール用のガラスシール２２，２２，２２で固定される３
本の端子ピン２３，２３，２３とで形成されている。そ
して、この端子ピンは金属キャップ２１に正三角形に配
置するとともに、密閉容器１外に突出する長さよりこの
密閉容器の内側に突出する長さを短くしている。
【００１５】２４は密封ターミナル１８に取付けられる
絶縁端子ケースで、この絶縁端子ケースはケース本体２
５とケース蓋２６とで形成されている。
絶縁端子ケースで、この絶縁端子ケースはケース本体２
５とケース蓋２６とで形成されている。
【００１６】ケース本体２５は巻線４の下部コイルエン
ド９から引き出された３本のリード線２７，２７，２７
の先端に取付けられた端子ピン受け用接続子２８，２
８，２８を収容する凹部２９，２９，２９を有する長方
形状の第１のケース３０と、金属キャップ２１内に納め
られる円形状の第２のケース３１とを一体に形成してい
る。第１のケース３０の凹部２９，２９，２９は区画壁
３２によって中央に３列に配置され、しかも、真ん中の
リード線２７を外側のリード線２７，２７と反対側に引
き出すようにしている。凹部２９，２９，２９にはリー
ド線２７，２７，２７の線径より狭まい隙間で形成され
る引出口２９ａ，２９ａ，２９ａが設けられている。第
１のケース３０には第１係合孔３３，３３と第１係止片
３４とが設けられている。第２のケース３１はリード線
２７，２７，２７の引き出し方向と直交する両側を第１
のケース３０より大きく形成している。また、第２のケ
ースには端子ピン２３，２３，２３の通る挿通孔３５，
３５，３５が形成されている。この挿通孔の周りにはガ
ラスシール２２，２２，２２を逃がす凹み３６，３６，
３６が形成されている。
ド９から引き出された３本のリード線２７，２７，２７
の先端に取付けられた端子ピン受け用接続子２８，２
８，２８を収容する凹部２９，２９，２９を有する長方
形状の第１のケース３０と、金属キャップ２１内に納め
られる円形状の第２のケース３１とを一体に形成してい
る。第１のケース３０の凹部２９，２９，２９は区画壁
３２によって中央に３列に配置され、しかも、真ん中の
リード線２７を外側のリード線２７，２７と反対側に引
き出すようにしている。凹部２９，２９，２９にはリー
ド線２７，２７，２７の線径より狭まい隙間で形成され
る引出口２９ａ，２９ａ，２９ａが設けられている。第
１のケース３０には第１係合孔３３，３３と第１係止片
３４とが設けられている。第２のケース３１はリード線
２７，２７，２７の引き出し方向と直交する両側を第１
のケース３０より大きく形成している。また、第２のケ
ースには端子ピン２３，２３，２３の通る挿通孔３５，
３５，３５が形成されている。この挿通孔の周りにはガ
ラスシール２２，２２，２２を逃がす凹み３６，３６，
３６が形成されている。
【００１７】ケース蓋２６には第１係合孔３３，３３に
嵌合わされる第２係止片３７，３７と、第１係止片３４
を嵌合わせる第２係合孔３８とが設けられている。ま
た、ケース蓋２６には第１のケース３０より突出した第
２のケース３１に夫々対向する突出片３９，３９が設け
られている。突出片３９，３９とこの突出片の対向する
第２のケースとは絶縁端子ケース２４の外壁に沿って折
り曲げられたリード線２７，２７の保持部を形成してい
る。
嵌合わされる第２係止片３７，３７と、第１係止片３４
を嵌合わせる第２係合孔３８とが設けられている。ま
た、ケース蓋２６には第１のケース３０より突出した第
２のケース３１に夫々対向する突出片３９，３９が設け
られている。突出片３９，３９とこの突出片の対向する
第２のケースとは絶縁端子ケース２４の外壁に沿って折
り曲げられたリード線２７，２７の保持部を形成してい
る。
【００１８】ケース蓋２６の突出片３９，３９の一方に
は密封ターミナル１８に絶縁端子ケース２４を治具で取
付けるためのガイド孔４０が設けられている。
は密封ターミナル１８に絶縁端子ケース２４を治具で取
付けるためのガイド孔４０が設けられている。
【００１９】４１は３本のリード線２７，２７，２７を
保護するスリーブである。
保護するスリーブである。
【００２０】このように構成された絶縁接続装置におい
て、絶縁端子ケース２４の組立方を説明すると、ケース
本体２５の凹部２９，２９，２９内にリード線２７，２
７，２７の先端に取付けた端子ピン受け用接続子２８，
２８，２８をセットする。そして、次にケース蓋２６を
ケース本体２５に被せてリード線２７，２７，２７をこ
のケース本体とケース蓋とで保持した状態で、このケー
ス蓋の第２係止片３７，３７と第２係合孔３８とを第１
のケース３０の第１係合孔３３，３３と第１係止片３４
とにスライドさせて嵌合わせる。最後に外側の２本のリ
ード線２７，２７を絶縁端子ケース２４の外壁に沿って
折り曲げて真ん中から引き出されたリード線２７側に集
める。そして、絶縁端子ケース２４は突出片３９のガイ
ド孔４０に治具のガイドピンを差し込んでこの治具で密
閉容器１の密封ターミナル１８に取付けられる。
て、絶縁端子ケース２４の組立方を説明すると、ケース
本体２５の凹部２９，２９，２９内にリード線２７，２
７，２７の先端に取付けた端子ピン受け用接続子２８，
２８，２８をセットする。そして、次にケース蓋２６を
ケース本体２５に被せてリード線２７，２７，２７をこ
のケース本体とケース蓋とで保持した状態で、このケー
ス蓋の第２係止片３７，３７と第２係合孔３８とを第１
のケース３０の第１係合孔３３，３３と第１係止片３４
とにスライドさせて嵌合わせる。最後に外側の２本のリ
ード線２７，２７を絶縁端子ケース２４の外壁に沿って
折り曲げて真ん中から引き出されたリード線２７側に集
める。そして、絶縁端子ケース２４は突出片３９のガイ
ド孔４０に治具のガイドピンを差し込んでこの治具で密
閉容器１の密封ターミナル１８に取付けられる。
【００２１】絶縁端子ケース２４は凹部２９，２９，２
９内に収容される端子ピン受け用接続子２８，２８，２
８のうち、真ん中の凹部２９に収容される端子ピン受け
用接続子２８のリード線２７を２本の端子ピン２３，２
３の間から引き出すことにより、凹部２９，２９，２９
の配列を金属キャップ２１内に収まる大きさにできるよ
うにしている。そのため、ケース本体２５は金属キャッ
プ２１内に嵌合わされる。しかも、ケース本体２５は第
２のケース３１を円形状にすることにより、金属キャッ
プ２１に略密着して取付けられ、金属粉やオイルスラッ
ジ等が密閉容器１内の端子ピン２３，２３，２３に付着
しにくくできるようにしている。
９内に収容される端子ピン受け用接続子２８，２８，２
８のうち、真ん中の凹部２９に収容される端子ピン受け
用接続子２８のリード線２７を２本の端子ピン２３，２
３の間から引き出すことにより、凹部２９，２９，２９
の配列を金属キャップ２１内に収まる大きさにできるよ
うにしている。そのため、ケース本体２５は金属キャッ
プ２１内に嵌合わされる。しかも、ケース本体２５は第
２のケース３１を円形状にすることにより、金属キャッ
プ２１に略密着して取付けられ、金属粉やオイルスラッ
ジ等が密閉容器１内の端子ピン２３，２３，２３に付着
しにくくできるようにしている。
【００２２】また、絶縁端子ケース２４は金属キャップ
２１内に収容することにより、取付時の径方向の厚さを
薄くさせられ、電動要素２の下部コイルエンド９の外周
に絶縁距離を確保して取付けられる。しかも、絶縁端子
ケース２４は端子ピン２３，２３，２３の通る挿通孔３
５，３５，３５の周りにガラスシール２２を逃がす凹み
３６，３６，３６を形成することにより、金属キャップ
２１内のデッドスペースを実質的になくせるように密封
ターミナル１８に嵌合わせることができるようにしてい
る。
２１内に収容することにより、取付時の径方向の厚さを
薄くさせられ、電動要素２の下部コイルエンド９の外周
に絶縁距離を確保して取付けられる。しかも、絶縁端子
ケース２４は端子ピン２３，２３，２３の通る挿通孔３
５，３５，３５の周りにガラスシール２２を逃がす凹み
３６，３６，３６を形成することにより、金属キャップ
２１内のデッドスペースを実質的になくせるように密封
ターミナル１８に嵌合わせることができるようにしてい
る。
【００２３】絶縁端子ケース２４の外壁に沿って折り曲
げられたリード線２７，２７は第１のケース３０より大
きい第２のケース３１とケース蓋２６の突出片３９，３
９とで保持することにより、密封ターミナル１８への取
付時や取付けた後に緩んでも密閉容器１に接触したりし
ないようにされている。また、リード線２７，２７，２
７は保護用のスリーブ４１で束ねることにより、高温部
に接触しても破損しないようにされている。
げられたリード線２７，２７は第１のケース３０より大
きい第２のケース３１とケース蓋２６の突出片３９，３
９とで保持することにより、密封ターミナル１８への取
付時や取付けた後に緩んでも密閉容器１に接触したりし
ないようにされている。また、リード線２７，２７，２
７は保護用のスリーブ４１で束ねることにより、高温部
に接触しても破損しないようにされている。
【００２４】また、ケース蓋２６はケース本体２５に第
１・２係止片３４，３７，３７の長さの分だけスライド
させればよく、絶縁端子ケース２４の組立性を向上させ
られる。
１・２係止片３４，３７，３７の長さの分だけスライド
させればよく、絶縁端子ケース２４の組立性を向上させ
られる。
【００２５】絶縁端子ケース２４はリード線２７，２７
を外壁に沿って反対方向に折り曲げて配置されているた
め、ケース本体２５からケース蓋２６がこのリード線で
抜け落ちないようにされている。
を外壁に沿って反対方向に折り曲げて配置されているた
め、ケース本体２５からケース蓋２６がこのリード線で
抜け落ちないようにされている。
【００２６】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、密閉容
器内に電動要素及び圧縮要素を収納し、前記密閉容器に
金属キャップとこの金属キャップに少なくとも３本以上
の多角形状に配置された端子ピンとを有する密封ターミ
ナルを取付けるとともに、このターミナルの端子ピンに
電動要素のリード線の端に接続した端子ピン受け用接続
子を収容した絶縁端子ケースを接続した絶縁接続装置に
おいて、前記絶縁端子ケースを、端子ピン受け用接続子
を収容する夫々区画された凹部を有するケース本体と、
このケース本体に被せるケース蓋とで構成し、前記ケー
ス本体に第１係合孔と第１係止片とを設け、かつ、ケー
ス蓋に前記ケース本体の第１係合孔に嵌合わされる第２
係止片と第１係止片を嵌合わせる第２係合孔とを設け、
少なくとも１本の端子ピンに接続される端子ピン受け用
接続子のリード線を他の端子ピンに接続される端子ピン
受け用接続子のリード線の引き出し方向と反対方向から
引き出したので、前記端子ピン受け用接続子を収容する
凹部を金属キャップ内に収まる大きさに形成させられ、
密封ターミナルを大きくすることなく、前記ケース本体
を金属キャップ内に嵌合わせて取付けることができる。
器内に電動要素及び圧縮要素を収納し、前記密閉容器に
金属キャップとこの金属キャップに少なくとも３本以上
の多角形状に配置された端子ピンとを有する密封ターミ
ナルを取付けるとともに、このターミナルの端子ピンに
電動要素のリード線の端に接続した端子ピン受け用接続
子を収容した絶縁端子ケースを接続した絶縁接続装置に
おいて、前記絶縁端子ケースを、端子ピン受け用接続子
を収容する夫々区画された凹部を有するケース本体と、
このケース本体に被せるケース蓋とで構成し、前記ケー
ス本体に第１係合孔と第１係止片とを設け、かつ、ケー
ス蓋に前記ケース本体の第１係合孔に嵌合わされる第２
係止片と第１係止片を嵌合わせる第２係合孔とを設け、
少なくとも１本の端子ピンに接続される端子ピン受け用
接続子のリード線を他の端子ピンに接続される端子ピン
受け用接続子のリード線の引き出し方向と反対方向から
引き出したので、前記端子ピン受け用接続子を収容する
凹部を金属キャップ内に収まる大きさに形成させられ、
密封ターミナルを大きくすることなく、前記ケース本体
を金属キャップ内に嵌合わせて取付けることができる。
【００２７】また、この発明は絶縁端子ケースから夫々
反対方向に引き出されたリード線のうち、一方の側から
引き出されたリード線を、他方の側から引き出されたリ
ード線と同じ方向に導くガイド部を前記絶縁端子ケース
に設けたので、前記リード線が高温の密閉容器に接触し
て破損するのを防止できるようにしたものである。
反対方向に引き出されたリード線のうち、一方の側から
引き出されたリード線を、他方の側から引き出されたリ
ード線と同じ方向に導くガイド部を前記絶縁端子ケース
に設けたので、前記リード線が高温の密閉容器に接触し
て破損するのを防止できるようにしたものである。
【図１】この発明の一実施例を示す回転圧縮機の縦断面
図である。
図である。
【図２】この発明の密封ターミナルに絶縁端子ケースを
取付けた状態を示す断面図である。
取付けた状態を示す断面図である。
【図３】この発明の絶縁端子ケースにリード線を組み込
んだ斜視図である。
んだ斜視図である。
【図４】この発明の絶縁端子ケースとリード線との組み
込み状態を示す分解斜視図である。
込み状態を示す分解斜視図である。
【図５】この発明の絶縁端子ケースを端子ピンに取付け
られる側から見た分解斜視図である。
られる側から見た分解斜視図である。
【図６】従来の圧縮機の密封ターミナルに絶縁端子ケー
スを取付けた状態を示す要部断面図である。
スを取付けた状態を示す要部断面図である。
１ 密閉容器 ２ 電動要素 ３ 回転圧縮要素 １８ 密封ターミナル ２１ 金属キャップ ２３ 端子ピン ２４ 絶縁端子ケース ２５ ケース本体 ２６ ケース蓋 ２７ リード線 ２８ 端子ピン受け用接続子 ３３，３８ 係合孔 ３４，３７ 係止片 ３９ 突出部
Claims (2)
- 【請求項１】 密閉容器内に電動要素及び圧縮要素を収
納し、前記密閉容器に金属キャップとこの金属キャップ
に少なくとも３本以上の多角形状に配置された端子ピン
とを有する密封ターミナルを取付けるとともに、このタ
ーミナルの端子ピンに電動要素のリード線の端に接続し
た端子ピン受け用接続子を収容した絶縁端子ケースを接
続した絶縁接続装置において、前記絶縁端子ケースは端
子ピン受け用接続子を収容する夫々区画された凹部を有
するケース本体と、このケース本体に被せるケース蓋と
で構成され、前記ケース本体には第１係合孔と第１係止
片とが設けられ、かつ、ケース蓋には前記ケース本体の
第１係合孔に嵌合わされる第２係止片と第１係止片を嵌
合わせる第２係合孔とが設けられ、少なくとも１本の端
子ピンに接続される端子ピン受け用接続子のリード線を
他の端子ピンに接続される端子ピン受け用接続子のリー
ド線の引き出し方向と反対方向から引き出したことを特
徴とする絶縁接続装置。 - 【請求項２】 密閉容器内に電動要素及び圧縮要素を収
納し、前記密閉容器に金属キャップとこの金属キャップ
に少なくとも３本以上の多角形状に配置された端子ピン
とを有する密封ターミナルを取付けるとともに、このタ
ーミナルの端子ピンに電動要素のリード線の端に接続し
た端子ピン受け用接続子を収容した絶縁端子ケースを接
続した絶縁接続装置において、前記絶縁端子ケースは端
子ピン受け用接続子を収容する夫々区画された凹部を有
するケース本体と、このケース本体に被せるケース蓋と
で構成され、前記ケース本体には第１係合孔と第１係止
片とが設けられ、かつ、ケース蓋には前記ケース本体の
第１係合孔に嵌合わされる第２係止片と第１係止片を嵌
合わせる第２係合孔とが設けられ、前記絶縁端子ケース
から夫々反対方向に引き出されたリード線のうち、一方
の側から引き出されたリード線を、他方の側から引き出
されたリード線と同じ方向に導くガイド部を前記絶縁端
子ケースに設けたことを特徴とする絶縁接続装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4117432A JP3011533B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 絶縁接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4117432A JP3011533B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 絶縁接続装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05312150A JPH05312150A (ja) | 1993-11-22 |
| JP3011533B2 true JP3011533B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=14711506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4117432A Expired - Lifetime JP3011533B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 絶縁接続装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3011533B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5267601B2 (ja) | 2011-03-08 | 2013-08-21 | 株式会社豊田自動織機 | 電動圧縮機 |
| JP5252006B2 (ja) | 2011-03-08 | 2013-07-31 | 株式会社豊田自動織機 | 電動圧縮機 |
| KR101893853B1 (ko) * | 2012-09-17 | 2018-08-31 | 한온시스템 주식회사 | 전동 압축기 |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP4117432A patent/JP3011533B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05312150A (ja) | 1993-11-22 |
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