JP3011143U - 焼却炉 - Google Patents
焼却炉Info
- Publication number
- JP3011143U JP3011143U JP1994015224U JP1522494U JP3011143U JP 3011143 U JP3011143 U JP 3011143U JP 1994015224 U JP1994015224 U JP 1994015224U JP 1522494 U JP1522494 U JP 1522494U JP 3011143 U JP3011143 U JP 3011143U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- furnace
- waterproof coating
- incinerator
- furnace wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】炉壁に、湿気や水分等が侵入するのを防止す
る。 【構成】炉外壁1或いは内壁2に、防水用コ−ティング
3を施す。炉壁を、ファインセラミックス系のうわぐす
りにどぶ漬けし、乾燥させたのちに、約1500℃の炉
中で熱処理して、防水用コ−ティング3を施すか、また
は、炉壁をカ−ボン系或いは炭化珪素系の熱硬化性樹脂
に漬したのち、乾燥させて、耐熱性の防水用コ−ティン
グを施す。
る。 【構成】炉外壁1或いは内壁2に、防水用コ−ティング
3を施す。炉壁を、ファインセラミックス系のうわぐす
りにどぶ漬けし、乾燥させたのちに、約1500℃の炉
中で熱処理して、防水用コ−ティング3を施すか、また
は、炉壁をカ−ボン系或いは炭化珪素系の熱硬化性樹脂
に漬したのち、乾燥させて、耐熱性の防水用コ−ティン
グを施す。
Description
【0001】
この考案は、家庭用、医療用及び一般用の焼却炉に係るもので、詳しくは炉 壁からの水分の侵入を防ぎ、焼却炉の寿命を引延し、かつ容易に製作できるよう に工夫した焼却炉の構造に関するものである。
【0002】
従来、この種の焼却炉の炉壁は、鉄製を除き、主として、コンクリ−ト、耐 火煉瓦、粘土等から成り、炉壁の肉厚が不必要に厚く、重量が嵩むことに加え、 水分を含んだ状態で熱を受けると、ひび割れを生じるという欠点があった。
【0003】 このような欠点を解消するために、外炉壁を鉄、ステンレス、ブリキ、亜鉛 等の板材で囲っていたが、炉壁材との熱膨張係数が異るために、空隙を生じたり 、また、製作に時間がかかり、コスト高になるという欠点があった。
【0004】
この考案は、従来の技術で述べた欠点を解消するためになされたもので、炉 壁に水分が侵入しない焼却炉の提供を目的とするものである。
【0005】
蓄熱性を有する炉壁、脆性材料から成る炉壁、ファインセラミックスから成 る炉壁、ポ−ラスな炉壁等の炉外壁或いは内壁に防水用コ−ティング又は耐熱性 の防水用コ−ティングを施す。
【0006】
防水用コ−ティング又は耐熱性の防水用コ−ティングが、炉材の空孔部に浸 透し、空孔部を塞ぐので、炉材内部への水分の侵入を防止できる。したがって、 屋外で、雨が降っている状態でも、焼却物を焼却することができる。
【0007】
この考案の実施の一例を示す図面について説明するに、陶器等の蓄熱性を有 する炉料から成る炉壁、粘土やセメント等の脆性材料から成る炉壁、ファインセ ラミックスから成る炉壁、ファインセラミックス球や小片等から成るポ−ラスな 炉壁等で、炉材の継ぎ目や炉材に空孔4部を含んでいる炉外壁1或いは内壁2に 、防水用コ−ティング3又は耐熱性防水用コ−ティングを施す。
【0008】 外炉壁或いは内壁に、防水用コ−ティング3を施すには、例えば、ファイ ンセラミックス系のうわぐすり中に、炉壁をどぶ漬けにし、外炉壁或いは内壁に うわぐすりを塗り付けて、乾燥させたのち、約1500℃の炉中で熱処理を行な う。
【0009】 また、耐熱性の防水用コ−ティングを施すには、例えば、炉壁をカ−ボ ン系或いは炭化珪素系の熱硬化性の樹脂に漬したのち、乾燥させる。
【0010】 炉壁に噴霧式で、うわぐすり又は熱硬化性樹脂を塗布してもよく、刷毛 やペイント工具で塗布することもできる。
【0011】 また、製造、組み立てを効率的に行なうために、製造段階で、炉壁を適 当なサイズのブロックに分割し、うわぐすり或いは熱硬化性樹脂を含漬させた薄 膜状の材料を前記のブロックに貼付してもよい。なお、機能を高めるために、前 記の薄膜材の表面に、突起、縞模様等を付けてもよい。図1は、焼却炉の概略図 を示し、5は煙突、6は廃棄物投入口、7は脚である。
【0012】
この考案は上述のように構成されているので、次のような効果を呈する。
【0013】 炉壁がコ−ティングされているので、炉壁に水分が侵入することがなく、炉 壁のひび割れを防止でき、晴雨に関係なく焼却炉を使用することができる。
【0014】 炉外壁は錆びることがないので、周囲の美観を損なうことがない。
【0015】 コ−ティングすることにより、炉壁を密封状態にすることができるので、炉 材をかなりポ−ラスなものに置換できるため、焼却炉の軽量化が可能になる。
【0016】 製作が容易で、費用も低減でき、しかも大量生産が可能であるので、経済的 である。 この考案は以上のような顕著な効果を有し、その工業的利用価値は高い。
【図1】焼却炉の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の点線部分のポ−ラスの炉壁を切断、拡大
した断面図である。
した断面図である。
【図3】図1の点線部分の脆性材料から成る炉壁を切
断、拡大した断面図である。
断、拡大した断面図である。
1 炉外壁 2 炉内壁 3 防水用コ−ティング 4 空孔 5 煙突 6 廃棄物投入口 7 脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小田 一光 大分県臼杵市大字末広字羽広2090番地の2 マグ・末広工業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】炉外壁或いは内壁に防水用コ−ティングを
施したことを特徴とする焼却炉 - 【請求項2】炉外壁或いは内壁に耐熱性の防水用コ−テ
ィングを施したことを特徴とする焼却炉 - 【請求項3】蓄熱性を有する炉外壁或いは内壁に防水用
コ−ティングを施したことを特徴とする焼却炉 - 【請求項4】脆性材料から成る炉外壁或いは内壁に防水
用コ−ティングを施したことを特徴とする焼却炉 - 【請求項5】ファインセラミックスから成る炉外壁或い
は内壁に防水用コ−ティングを施したことを特徴とする
焼却炉 - 【請求項6】ポ−ラスな炉外壁或いは内壁に防水用コ−
ティングを施したことを特徴とする焼却炉
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994015224U JP3011143U (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994015224U JP3011143U (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 焼却炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3011143U true JP3011143U (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=43146881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994015224U Expired - Lifetime JP3011143U (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 焼却炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3011143U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0527877U (ja) * | 1991-09-20 | 1993-04-09 | 花王株式会社 | テープカセツト |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP1994015224U patent/JP3011143U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0527877U (ja) * | 1991-09-20 | 1993-04-09 | 花王株式会社 | テープカセツト |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3011143U (ja) | 焼却炉 | |
JPH08105617A (ja) | 焼却炉 | |
KR100508854B1 (ko) | 도자기의 제조방법 | |
KR102218230B1 (ko) | 커피재를 이용한 도자기 유약 제조방법 및 이를 이용한 도자기 제조방법 | |
GB1042012A (en) | Improvements in the coating of articles with polytetrafluoroethylene | |
US3230283A (en) | Method of preparing tile surfaces | |
JP2002206296A (ja) | 建築・構築材料及びその断熱・耐火被覆方法 | |
KR200163894Y1 (ko) | 분청사기표면을갖는벽돌 | |
RU2774708C1 (ru) | Способ покрытия наружной стороны строительного кирпича стеклом | |
JPS56168861A (en) | Painting method of inorganic plate for building | |
van der Klugt | COLOURED EFFLORESCENCES ON CLAY BRICK MASONRY | |
Perera et al. | ALTERATION IN PROPERTIES OF ORGANIC COAT FOR BUILDINGS DUE TO THE LEACHING PROCESS | |
JPS59184604A (ja) | 建築用セラミツクス板の成形方法 | |
JPH0237926Y2 (ja) | ||
JP2002154812A (ja) | 耐熱耐火材料とその製造方法 | |
GOEBEL | BRICK AS A SCENIC CONSERVING AND AN ENVIRONMENTALLY CONSERVING BUILDING MATERIAL | |
GB2091157A (en) | A method of manufacturing formed products | |
Tixier | METHODS OF TREATING GAS EMISSIONS IN BRICK AND TILE FACTORIE | |
Toepfer | VIBORG: A CERAMIC-CLAD POWER STATION IN DENMARK | |
MAYER | PROBLEMS OF SAFEGUARDING THE ENVIRONMENT IN THE CERAMICS INDUSTRY | |
Koch | BRICKS- AN ECOLOGICAL ASSESSMENT | |
JPH0598773A (ja) | 陶 板 | |
HUBACEK | WE ARE AN INSTITUTE PROVIDING SERVICE TO THE CERAMICS INDUSTRY | |
Naujoks | RESULTS OF INDUSTRIAL TRIALS ON THE PRODUCTION OF BRICKS WITH THE USE OF PERLITE | |
JP2000190319A (ja) | 養生装置 |