JP3011106U - 機械用聴音器 - Google Patents

機械用聴音器

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JP3011106U
JP3011106U JP1994015587U JP1558794U JP3011106U JP 3011106 U JP3011106 U JP 3011106U JP 1994015587 U JP1994015587 U JP 1994015587U JP 1558794 U JP1558794 U JP 1558794U JP 3011106 U JP3011106 U JP 3011106U
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JP1994015587U
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Inventor
英俊 甲斐
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英俊 甲斐
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車などの特定箇所の作動音を、その位置
や周囲環境による制約の少ない状態て聴くことのできる
機械用聴音器を提供する。 【構成】 機械部材に押し当てられ或いは取り外し可能
に固定されて同部材の振動を伝播される音検出子1と、
この検出子に伝播された機械部材の振動を空気振動とな
して他所へ伝播するものとした撓曲自在管2と、この自
在管内を介して伝播された振動を耳に感知させるべく同
自在管の末端を耳孔に連通させるものとした耳接続具1
5とからなるものとなし、このさい音検出子は機械部材
の一部を覆うように押し当てられる囲壁6を形成し且
つ、この囲壁内の空気振動が撓曲自在管内の空気に伝播
されるようにその囲壁内を同自在管と連通させたものと
なすか、或いは機械部材に押し当てられ或いは固定され
る固体部材9、11を形成し且つ、この固体部材の振動
が撓曲自在管内の空気を振動させるようにその固体部材
を同自在管に接続させたものとなす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車などの作動状態を判断するさいに使用される機械用聴音器に 関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のエンジンや足周りなどの作動箇所の機能の良否はその作動音を聴くこ とにより簡便かつ的確に判断できるのであり、このため従来では聴音棒か若しく はその代用品を使用するようにしている。
【0003】 上記聴音棒は細長状の棒材を主体とするもので先端が機械部材に押し当てられ 、基端が耳に当接されるものとなされており、使用中は機械部材の振動、即ち同 部材周辺の作動音が棒部材を介して固体伝動により耳元まで伝播されるものとな る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記した在来の聴音棒では、棒材が比較的長いものとなるため使用場所や使用 姿勢が制限され、希望箇所の作動音を聴きたくても聴けないといったことが少な からず生じるのであり、また自動車の足周りなどにおいては走行中の作動音を聴 く必要の生じることがあるが、このような要請には殆ど応じ得ないのである。
【0005】 本考案は斯かる問題点を簡易に解消し得るものとした機械用聴音器を提供する ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案の聴音器は機械部材に押し当てられ或いは取り 外し可能に固定され同部材の振動を伝播される音検出子と、この検出子に伝播さ れた機械部材の振動を空気振動となして他所へ伝播するものとした撓曲自在管と 、この自在管内を介して伝播された空気振動を耳に感知させるべく同自在管の末 端を耳孔に連通させるものとした耳接続具とからなるものとなし、このさい音検 出子は機械部材の一部を覆うように押し当てられる囲壁を形成し且つ、この囲壁 内の空気振動が撓曲自在管内の空気に伝播されるようにその囲壁内を同自在管と 連通させたものとなすか、或いは機械部材に押し当てられ或いは固定される固体 部材を形成し且つ、この固体部材の振動が撓曲自在管内の空気に伝播されるよう にその固体部材を同自在管に接続させたものとなす。
【0007】 このさい、撓曲自在管を複数となし、これら自在管の任意数を連通状に接続す るためのジョイントを付属させるのがよい。
【0008】
【作用】
使用のさいは撓曲自在管の先端に音検出子が接続され、末端に耳接続具が接続 されるのであり、音検出子に伝播された機械部材の振動は空気振動となって撓曲 自在管の空気通路内を伝播し、耳接続具の連通路を通じて耳で感知される。
【0009】 このさい、音検出子は撓曲自在管の屈曲自在性によりその位置や姿勢の任意性 を増大され、機体部材の希望箇所に簡便に押し当てられ或いは固定されるものと なる。また撓曲自在管は耳接続具の着用者の位置や姿勢の任意性をも増大させる のであり、このことが自動車の走行中においてその足周りなどの作動音を車内の 着用者に伝達することを可能となす。
【0010】 さらに複数の撓曲自在管とジョイントは耳接続具から遠く離れた位置の機械部 材の振動を耳接続具まで伝達するものとなる。
【0011】
【実施例】
図1は本考案品の一実施例に係り(a)は全体図,(b)〜(d)は部品図、 図2及び図3は使用態様を示す図である。
【0012】 1は機械部材に押し当てられ或いは取り外し可能に固定される音検出子で、2 はこれに接続される撓曲自在管である。
【0013】 音検出子1は図1(a)に示すような細棒形のもの、同図(b)に示すような 漏斗形のもの、同図(c)に示すようなボルト形のもの或いは、同図(d)に示 すような固定用舌片付のものなどとなす。
【0014】 ここに、細棒形のものは先細り状の細棒部3に連続して径大部4を形成し、こ こに成るべく大きな空所4aを設けるほか、この空所4aを撓曲自在管2の先端 に連通させるための接続口部5を設けたものとなされる。
【0015】 漏斗形のものはゴムやプラスチックなどの適度な弾性を有する材料で漏斗状部 材6を形成し、その内方空間6aを接続口部7を介して撓曲自在管2の先端と連 通されるものとなされる。
【0016】 ボルト形のものは市販のボルトと同様にネジ部8と頭部9を形成し、頭部9の 内方に空所9aを形成するほか、頭部9の外端面にはこの空所9aを撓曲自在管 2の先端に連通させるための接続口部10を設けたものとなされる。
【0017】 そして固定用舌片付のものは内方に空所11aの設けられた固体状の本体部材 11を形成すると共に空所11aを撓曲自在管2の先端に連通させるための接続 口部12を設け、且つ本体部材11には切込み13aなどの形成された固定用舌 片13を張出状に設けたものとなされる。
【0018】 撓曲自在管2はゴム材やビニールなどの樹脂材などで形成してあり、その一本 長さは通常では凡そ1〜5m程度となされ、複数本が準備される。
【0019】 14は撓曲自在管2の相互を連通状に接続するものとしたジョイントで、図示 例では雌雄の嵌合部材14a、14bで形成し、各部材14a、14bの接続口 部a、bを撓曲自在管2の端部に接続させてある。
【0020】 15は撓曲自在管2の末端を耳孔に連通させるものとした耳接続具で、図示例 では外観をイヤホーン形となし、これの内方に設けた通路15aを介して撓曲自 在管2の通路末端が人の耳孔に連通されるものとなしてある。このさい、16は 耳孔への挿入部、17は撓曲自在管2に挿入される接続口部である。
【0021】 この耳接続具15は図示例に限らず任意に形成し得るのであって、例えば外観 をヘッドホーンの耳当て器具と同様な形となし、この器具に撓曲自在管2の通路 末端を耳孔に連通させるための通路を設けたものであってもよい。
【0022】 上記の如く構成した本考案品は例えば次のように使用されるのであって、即ち 作業者は作動音を聴きたい箇所の位置や周囲環境などに応じて適当な音検出子1 を選択する。
【0023】 自動車のエンジン周りの作動音を聴くような場合には、例えば図1(a)に示 すような細棒形のものか或いは、同図(b)に示すような漏斗形のものを使用す る。
【0024】 また音検出子1と耳接続具15は、作業者が作動音を検出すべき箇所に近づけ る場合には一本或いは少ない本数の撓曲自在管2で接続させるようにする。
【0025】 この後、図2に示すように耳接続具15を作業者の耳孔に挿入するなどして撓 曲自在管2の末端を通路15aを介して耳孔と連通させ、一方では音検出子1を 手で持って、作動音を検出すべき箇所の機械部材の表面に押し当てるようにする 。
【0026】 このさい、音検出子1が細棒形のものであるときは機械部材の表面と細棒部3 先端が固体接触し、これにより機械部材の振動が固体のみを媒体として細棒部3 先端に伝播し、続いて細棒部3がその振動を固体伝導により空所4aまで伝達し 、ここでその内方の空気に同一の振動を発生させる。また音検出子1が漏斗形の ものであるときは機械部材の表面の一部を漏斗部材が囲壁となって覆った状態と なり、この状態の下で機械部材の振動は漏斗部材内の空気に効果的かつ直接的に 伝播され同一の振動を発生させる。
【0027】 音検出子1の接続口部5はこのように発生された空気振動をその中心孔を通じ て撓曲自在管2内の空気に伝播させる。そして撓曲自在管2はこのように伝播さ れた振動を内方の空気を介してその末端まで伝達するものとなり、また耳接続具 15はこれに達した振動を耳孔内に伝播させ、作業者はその振動を作動音として 感知する。
【0028】 次に自動車の足周りの作動音を聴くような場合には、音検出子1は図1(c) に示すようなボルト形のものか或いは、同図(d)に示すような固定用舌片付の ものを使用するのがよい。
【0029】 音検出子1と耳接続具15は、作業者が作動音を検出すべき箇所に容易に近づ けないのが通常であるためジョイント14で直列状に接続された複数の撓曲自在 管2を介して接続させるようにする。このさい複数の撓曲自在管2の全長は例え ば普通乗用車では4〜5mとなされ、トラックやバスなどでは15m程度となさ れる。
【0030】 そして耳接続具15は車内などに配置され、前述同様に作業者の耳孔に挿入さ れる。
【0031】 しかし音検出子1はその検出位置の関係から作業者が手で持って機械部材の表 面に押し当てるようなことはできないのであり、このため、それがボルト形のも のであるときは例えば図3に示すように適宜なネジ孔を使用してそのネジ部8を 機械部材に螺着して固定するようになし、また固定用舌片付のものであるときは 機械部材に螺着されているボルトを利用してその固定用舌片13を固定するよう になす。
【0032】 自動車の足周りに配置された撓曲自在管2は必要に応じ長さ方向の適当間隔位 置を車体などに固縛し垂れ下がりを防止する。
【0033】 この後、自動車を走行させてその足周りを作動状態となし、機械部材に振動を 発生させる。
【0034】 このさい、音検出子1のネジ部8又は固定用舌片13は機体部材と強固に当接 されているため同部材の振動を固体のみを媒体として伝播され、続いてその振動 を固体伝導により空所9a又は11aまで伝達するものとなり、ここで空所9a 又は11aはその内方の空気に同一の振動を発生させる。
【0035】 この空気振動は前述同様に撓曲自在管2の先端内に伝播され、複数の撓曲自在 管2、ジョイント14及び耳接続具15を経て耳孔内に伝播されるものとなり、 作業者はやはりその振動を作動音として感知する。
【0036】 上記実施例において、音検出子1の一部に磁性体を付加することも可能であり 、これによれば音検出子1が機械部材の表面に磁力で吸着されるものとなり、そ の着脱が簡便となる。
【0037】
【考案の効果】
以上の如く構成した本考案によれば、撓曲自在管が音検出子の方向変化や位置 移動を容易となすと共に音検出子の全長が短くて済むため、作動音を検出すべき 箇所の位置や周囲環境による取扱い上の制約が従来に較べて大幅に緩和されて使 い易いものとなるのであり、また作動音を検出すベき箇所が作業者から遠く離れ ていてもその箇所の作動音を固体及び空気のみの媒体により直接的に聴くことが できてその異常を的確に判断することが可能となるほか、自動車の足周りなどの ように移動中にしか聴けないような作動音であっても安全かつ簡便に聴くことの できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品の一実施例に係り(a)は全体図,
(b)〜(d)は部品図である。
【図2】本考案品を自動車のエンジン周りに使用する場
合の使用態様図である。
【図3】本考案品を自動車の足周りに使用する場合の使
用態様図である。
【符号の説明】
1 音検出子 2 撓曲自在管 6 囲壁 8 ネジ部(固体部材) 11 本体部材(固体部材) 14 ジョイント 15 耳接続具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械部材に押し当てられ或いは取り外し
    可能に固定され同部材の振動を伝播される音検出子と、
    この検出子に伝播された機械部材の振動を空気振動とな
    して他所へ伝播するものとした撓曲自在管と、この自在
    管を介して伝播された空気振動を耳に感知させるべく同
    自在管の末端を耳孔に連通させるものとした耳接続具と
    からなり、このさい音検出子は機械部材の一部を覆うよ
    うに押し当てられる囲壁を形成し且つ、この囲壁内の空
    気振動が撓曲自在管内の空気に伝播されるようにその囲
    壁内を同自在管と連通させたものとなすか、或いは機械
    部材に押し当てられ或いは固定される固体部材を形成し
    且つ、この固体部材の振動が撓曲自在管内の空気に伝播
    されるようにその固体部材を同自在管に接続させたもの
    となすことを特徴とする機械用聴音器。
  2. 【請求項2】 撓曲自在管を複数となし、これら自在管
    の任意数を連通状に接続するためのジョイントを付属さ
    せたことを特徴とする請求項1記載の機械用聴音器。
JP1994015587U 1994-11-11 1994-11-11 機械用聴音器 Expired - Lifetime JP3011106U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3437469B2 (ja) 1998-12-17 2003-08-18 ゲイツ・ユニッタ・アジア株式会社 振動センサ
JP2010203866A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Japan Energy Corp 機器の異常検出装置
JP2014506997A (ja) * 2011-02-14 2014-03-20 ローズマウント インコーポレイテッド 圧力容器のための音響変換器アセンブリ
JP2019090642A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 株式会社Jrc 回転体等の異常診断具

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