JP3010850U - 買い物袋用ホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 大量の商品を購入したり、重たい商品を購入
した際にポリ袋あるいは、ビニール製の袋の細い手提げ
部が手や腕に食い込むのを防止することが出来るように
した買い物袋用ホルダーを提供する。 【構成】 挿入用の開口部１１を有し、かつ、放射方向
に拡開・脱着可能な環状のホルダー本体１と、ホルダー
本体１の外周部に植設され、買物袋などの手提げ部分を
挟み込み係止する係止部８が形成された手提げ部用ホー
ルド部Ａとを有しているため、ホルダー本体を腕に嵌
め、買物袋などの手提げ部分を手提げ部用ホールド部の
係止部に嵌め込めば、直接買物袋などの手提げ部分を腕
や手に持つ必要がなくなる。また、ホルダー本体の内周
部に装着されるフェルトや厚手の布などからなる緩衝部
を有しているので、大量の商品を購入したり、重たい商
品を購入した際にポリ袋あるいは、ビニール製の袋の細
い手提げ部が手や腕に食い込むのを防止し手や腕が痛ま
ない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ショッピングセンターやストアーなどで商品を購入した際に、その 購入した商品をビニール袋やポリ袋などに収容し、携帯して歩くときに使用する 買い物袋用ホルダーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、スーパーなどで商品を購入すると、大抵手提げ部の細いポリエチレンの 袋やビニール袋などに商品を入れてくれる。その商品が入ったポリエチレン製の 袋（以下ポリ袋と称する。）あるいはビニール製の袋の手提げ部が細い袋を手に 持つか腕に引っかけて持ち帰っていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来のポリ袋あるいは、ビニール製の袋の場合には、大量の商 品を購入したり、あるいは重たい商品を購入した際に、細い手提げ部を手に持つ か腕に引っかけて持ち歩くことになり、その細い手提げ部が手や腕に食い込むの で、手や腕が痛くて長く持ち歩くことが大変苦痛であった。

【０００４】 本考案は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところ は、大量の商品を購入したり、重たい商品を購入した際にポリ袋あるいは、ビニ ール製の袋の細い手提げ部が手や腕に食い込むのを防止することが出来るように した買い物袋用ホルダーを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記課題を解決するためになされたもので、「請求項１」記載の買 い物袋用ホルダーは、一部に挿入用の開口部を有し、かつ、放射方向に拡開・脱 着可能な環状のホルダー本体と、 上記環状のホルダー本体の外周部に植設され、買物袋などの手提げ部分を嵌め 込み係止する係止部が形成された手提げ部用ホールド部と、 上記ホルダー本体の内周部に装着されるフェルトや厚手の布などからなる緩衝 部と、 を有していることを特徴とする。

【０００６】

【作用】

以上の構成よりなる「請求項１」記載の本考案の買い物袋用ホルダーによれば 、一部に挿入用の開口部を有し、かつ、放射方向に拡開・脱着可能な環状のホル ダー本体と、上記環状のホルダー本体の外周部に植設され、買物袋などの手提げ 部分を嵌め込み係止する係止部が形成された手提げ部用ホールド部とを有してい るため、ホルダー本体を腕に嵌めたり、手に持って、買物袋などの手提げ部分を 手提げ部用ホールド部の係止部に嵌め込めば、直接買物袋などの手提げ部分を腕 や手に持つ必要がなくなり、また、ホルダー本体の内周部に装着されるフェルト や厚手の布などからなる緩衝部を有しているので、大量の商品を購入したり、重 たい商品を購入した際にポリ袋あるいは、ビニール製の袋の細い手提げ部が手や 腕に食い込むのを防止し手や腕が痛まずにポリ袋あるいは、ビニール製の袋の細 い手提げ部を容易に持ち運べることになる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案にかかる買い物袋用ホルダーの一実施例を図面に基づいて説明す る。 図１は本考案の買い物袋ホルダーの第１実施例を示した斜視図、図２は本考案 の図１から緩衝部材を取り除いた状態を示す斜視図、図３は図２で示した本考案 の買い物袋ホルダーの平面図、図４は本考案の手提げ部用ホールド部を示す要部 拡大正面図、図５は本考案の手提げ部用ホールド部を示す要部拡大側面図、図６ は本考案の手提げ部用ホールド部が拡開された状態を示す要部拡大正面図、図７ は本考案に係る買い物袋ホルダーの使用状態を示す斜視図である。

【０００８】 図１に示すように、買い物袋用ホルダーＸは、図７で示すような買い物袋の細 い手提げ部１０を手あるいは腕にぶら下げて持ち歩くとき手や腕が痛まないよう に、一部に挿入用の開口部１１を有し、かつ、放射方向に拡開・脱着可能な環状 のホルダー本体１とその環状のホルダー本体１の外周部に植設され、買物袋など の手提げ部１０を嵌め込み係止する係止部が形成された手提げ部用ホールド部Ａ とホルダー本体１の内周部に脱着可能に装着されるフェルトや厚手の布などから なる緩衝部Ｂとから概略構成されている。 すなわち、買い物袋用ホルダーＸは、ポリ袋あるいは、ビニール製の買物袋の 細い手提げ部１０を後述する一対の部材からなる手提げ部ホールド部材２，３， ４に差し込んだ状態で手首に挿入しあるいは手で持てるようにしたものである。

【０００９】 図２に示すように、その買い物袋用ホルダーＸは、一部に開口部１１を有し ており、腕や手首を挿入し易いような板状体で形成され、かつ、放射方向に広げ ることにより腕や手首に脱着可能な環状のホルダー本体１によって形成されてい る。つまり、その環状のホルダー本体１は、放射方向に広げられるように弾力性 のある合成樹脂で形成されたブレスレット式のベルトの形状に形成されている。 上記環状のホルダー本体１の両端内壁面には、緩衝材Ｂを固定する押さえベラ ５が形成されている。 その押さえベラ５は、緩衝材Ｂに形成された袋に挿入すると緩衝材Ｂが環状の ホルダー本体１に固定されるようになっている。 その環状のホルダー本体１の内壁面には、その環状のホルダー本体１に腕が挿 入される際の腕や手首を保護するための保護用フェルト、厚手の布、ゴム、スポ ンジあるいはその他の弾性体などからなる緩衝材Ｂが取り付けられている。 その緩衝材Ｂは、商品が収納された買い物袋が買い物袋用ホルダーＸが腕や手 首に取り付けられあるいは手で持ったとき、腕や手首、あるいは手に硬い合成樹 脂製のホルダー本体１が直接接触しないようにし、腕や手首、あるいは手を傷め ないようにするためのものである。

【００１０】 図２、図３に示すように、前記環状のホルダー本体１の外周部には、手提げ部 ホールド部Ａを構成するホールド部材（係止部）２，３，４が放射方向に植設し て取り付けられ、ホルダー本体１と一体に形成されている。

【００１１】 図４および図５に示すように、手提げ部用ホールド部Ａは、ホルダー本体１の 外周部に配設された一対のホールド部材２，３，４から構成され、それぞれ先端 に円周方向に形成された円柱状部７を有する支え部６が取り付け部（係止部）８ により取り付けられた状態でホルダー本体１の外周に並列に植設されている。 そのホールド部材２，３，４は、それぞれ対向する一対の組で形成されていて 、ホルダー本体１の円周方向に並列に適宜間隔を置いて並ぶように植設されてい る。 すなわち、そのホールド部材２，３，４は、ホルダー本体１の円周方向に３分 割され、ホルダー本体１を腕や手首に嵌め込んだときホルダー本体１が広がり易 いように設けられている。 また、手提げ部用ホールド部Ａは、ホールド部材３を中心に図７で示すような 買物袋の細い手提げ部１０が差し込まれ、両側のホールド部材２，４により細い 手提げ部１０がホルダー本体１から外れて腕や手首に当たり、腕や手首を痛めな いように形成されている。また、樹脂製のスプリング効果を持たせた取付け部（ 係止部）８は、円柱状部７と支え部６とから構成され、買物袋の細い手提げ部１ ０が対向する円柱状部７の間から滑らかに差し込まれるようになっている。

【００１２】 図６に示すように、そのホールド部材２，３，４は、弾力性のある樹脂部材 で形成され、図７で示すような細い手提げ部１０をそれぞれのホールド部材２， ３，４に差し込みあるいは取り外すとき、内側が当接している円柱状部７が押し 広げられ着脱し易くなっている。

【００１３】 以上のような構成からなるこの実施例の買い物袋用ホルダーＸは、次のように 使用する。 まず、買い物袋用ホルダーＸの手提げ部用ホールド部Ａに買い物袋の細い手提 げ部１０を差し込んだ状態で手に持ち腕あるいは手首を挿入する。 そうして、買い物袋用ホルダーＸが腕あるいは手首に装着されると、買い物袋 用ホルダーＸを介して図７で示すように買い物袋の細い手提げ部１０が吊り下げ られることになる。 その際には、買い物袋の細い手提げ部１０の荷重がホルダー本体１内面の緩衝 材Ｂを介して腕や手首に当たるので、その買い物袋の細い手提げ部１０が腕や手 首に食い込むことがなくなる。そのため、大量の商品や重い商品を購入した場合 でも動きが自由にできることになる。 また、買い物袋用ホルダーＸがアクセサリー的な要素を持っているため、ファ ショナブルな感覚を抱かせることになる。 なお、本実施例の買い物袋用ホルダーＸは、ブレスレツト式に腕に嵌め込むこ とも出来るが、ホルダー本体１の中側に親指以外の４本の指を入れ、上側を押さ える仕方をすれば、手に持つようにすることも出来る。この場合にもホールド部 材２，３，４で買い物袋の細い手提げ部１０が固定され、緩衝部Ｂによってシー ルド部材１の硬さが手に伝わりにくくなっているため、苦痛なしで買い物袋の細 い手提げ部１０を吊り下げて携帯していくことが出来る。

【００１４】

【本考案の効果】

以上の構成よりなる「請求項１」記載の本考案の買い物袋用ホルダーによれ ば、一部に挿入用の開口部を有し、かつ、放射方向に拡開・脱着可能な環状のホ ルダー本体と、上記環状のホルダー本体の外周部に植設され、買物袋などの手提 げ部分を嵌め込み係止する係止部が形成された手提げ部用ホールド部とを有して いるため、ホルダー本体を腕に嵌めたり、手に持って、買物袋などの手提げ部分 を手提げ部用ホールド部の係止部に嵌め込めば、直接買物袋などの手提げ部分を 腕や手に持つ必要がなくなり、また、ホルダー本体の内周部に装着されるフェル トや厚手の布などからなる緩衝部を有しているので、大量の商品を購入したり、 重たい商品を購入した際にポリ袋あるいは、ビニール製の袋の細い手提げ部が手 や腕に食い込むのを防止し手や腕が痛まずにポリ袋あるいは、ビニール製の袋の 細い手提げ部を容易に持ち運べることになるほか買い物袋用ホルダーＸがアクセ サリー的な要素を持っているため、ファショナブルな感覚を抱かせるなど諸々の 効果を奏することになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】は本考案の買い物袋用ホルダーの一実施例を示
した斜視図である。

【図２】は本考案の図１から緩衝部材を取り除いた状態
を示す斜視図である。

【図３】は図２で示した本考案の買い物袋用ホルダーの
平面図である。

【図４】は本考案の手提げ部用ホールド部を示す要部拡
大正面図である。

【図５】は本考案の手提げ部用ホールド部を示す要部拡
大側面図である。

【図６】は本考案の手提げ部用ホールド部が拡開された
状態を示す要部拡大正面図である。

【図７】は本考案に係る買い物袋用ホルダーの使用状態
を示す斜視図である。

【符号の説明】

Ｘ・・・・・・・・買い物袋用ホルダー Ａ・・・・・・・・手提げ部用ホールド部 Ｂ・・・・・・・・緩衝材 １・・・・・ホルダー本体 ２、３、４・・・・ホールド部材 ５・・・・・押さえベラ ６．・・・・支え部 ７・・・・・円柱部 ８・・・・・取り付け部（係止部） １０・・・・細い手提げ部 １１・・・・開口部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】一部に挿入用の開口部を有し、かつ、放射
   方向に拡開・脱着可能な環状のホルダー本体と、 上記環状のホルダー本体の外周部に植設され、買物袋な
   どの手提げ部分を嵌め込み係止する係止部が形成された
   手提げ部用ホールド部と、 上記ホルダー本体の内周部に脱着可能に装着されるフェ
   ルトや厚手の布などからなる緩衝部と、 を有していることを特徴とする買い物袋用ホルダー。