JP3010819U - ソファー - Google Patents

ソファー

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JP3010819U
JP3010819U JP1994013555U JP1355594U JP3010819U JP 3010819 U JP3010819 U JP 3010819U JP 1994013555 U JP1994013555 U JP 1994013555U JP 1355594 U JP1355594 U JP 1355594U JP 3010819 U JP3010819 U JP 3010819U
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seat
seat cushion
sofa
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久男 冨山
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小泉産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 回転すべき所望のクッションを隣接するクッ
ション等に邪魔されることなく自由に回転させる。クッ
ションの向き変更のための作業スペースを極力小さくし
ながら、クッションの使用形態の変化数の増大を図る。 【構成】 ソファー本体Aの座取付け部A1の底面に、
背受け部A2及び隣接する座クッション部B1から離れ
る側で、かつ、回転を許容する高さ位置にまでクッショ
ンBを引出し自在な昇降支持機構Cを設け、昇降支持機
構Cの上部に座クッション部B1を縦軸芯周りで回転自
在に取付ける回転体を設け、座取付け部A1と座クッシ
ョン部B1との相対向する部位にクッションBの荷重を
受止める荷重受け部を設け、補助クッション部B2と座
クッション部B1との間に、座クッション部B1に対し
て補助クッション部B2を横軸芯X周りの一定角度範囲
内の複数位置で係止保持可能な姿勢変更機構12を設け
てある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、座取付け部の後部側から背受け部を立設してあるソファー本体に、 前記座取付け部の上面に沿う座クッション部と、当該座クッション部の一端に連 続する補助クッション部とを備えたクッションの2個を左右方向に並設するとと もに、前記両クッションの各々を水平面又はほぼ水平面に沿って回転自在に構成 してあるソファーに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のソファーは、クッションを水平面又はほぼ水平面に沿って回転操作す ることによって、例えば、クッションの補助クッション部を背もたれとして使用 する形態、或いは、肘掛けとして使用する形態など、複数の使用形態を簡単に現 出することができる利点を有する。 このような利点を有するソファーにおいて、従来では、ソファー本体の座取付 け部のうち、各クッションの座クッション部の底面に対応する部位の各々に、隣 接するクッションの座クッション部の横側面に片寄った状態で前後方向に沿って 配置される第1ガイドレールと、ソファー本体の背受け部側に片寄った状態で左 右方向に沿って配置される第2ガイドレールとを取付けるとともに、前記両クッ ションの座クッション部の底面の各々には、前記第1ガイドレールに沿って移動 自在に係合する第1ローラーと、前記第2ガイドレールに沿って移動自在に係合 する第2ローラーとを設け、更に、前記第1ガイドレールの長手方向両端部の各 々を、それらの端部間に位置する中間部分が隣接するクッションの座クッション 部の横側面から離間するようにへの字状に屈曲形成していた(例えば、実開昭5 6−123153号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のソファーでは、前記クッションの座クッション部の底面に設けられた第 1ローラー及び第2ローラーが、第1ガイドレール及び第2ガイドレール上を常 時転動するため、このローラー及びガイドレールから構成される回転ガイド部を クッションの荷重のみならず、クッションに着座した人の体重も充分耐え得るだ けの強度に構成する必要があり、回転ガイド部全体の大型化、重量化を招来し易 い。 しかも、第1ガイドレール及び第2ガイドレールに沿ってクッションの座クッ ション部を使用状態と同じ高さ位置のまま水平回転させる関係上、その回転範囲 が90度に限定され、ソファーの使用形態の変化数が少なくなるばかりでなく、 クッションの回転開始時に、クッションを、隣接するクッションの座クッション 部の横側面及びソファー本体の背受け部の前面から共に離間移動させながら回転 させることができない。 そこで、一般的には、使用状態において、隣接する両クッションの座クッショ ン部間に物が落ち込むような間隙が発生させないことを重要視するため、前述の 如く、両端部がへの字状に屈曲形成された第1ガイドレールを、隣接するクッシ ョンの座クッション部の横側面に片寄った状態で前後方向に配置して、使用状態 では、隣接する両クッションの座クッション部同士を接当又は近接させながらも 、クッションの回転開始時には、回転すべき所望のクッションの座クッション部 を、隣接するクッションの座クッション部の横側面から離間する方向に一旦移動 させ、隣接する座クッション部間に一方の座クッション部の回転を許容する空間 を現出するように構成している。 しかし、ソファー本体の背受け部側に片寄った状態で左右方向に沿って配置さ れる第2ガイドレールは一直線状に構成されるため、ソファー本体の背受け部の 前面とクッションの座クッション部の後部との間には、座クッション部の回動を 許容する空間を常時確保しなければならず、その結果、使用状態において、この 空間を隠す工夫が必要となり、構造的に複雑化し易いとともに、その空間の分だ け座クッション部の前後長が短くなる。
【0004】 本考案は、上述の実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、使用状態 において、隣接する両クッションの座クッション部同士、及び、クッションの座 クッション部とソファー本体の背受け部とをそれぞれ接当又は近接させながらも 、回転すべき所望のクッションを隣接するクッション等に邪魔されることなく自 由に回転させることができるとともに、クッションの向き変更のための作業スペ ースを極力小さくしながら、当該クッションの使用形態の変化数の増大を図るこ とができ、しかも、回転支持構造の小型化、軽量化をも促進することができるよ うにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案の第1特徴構成は、座取付け部の後部側か ら背受け部を立設してあるソファー本体に、前記座取付け部の上面に沿う座クッ ション部と、当該座クッション部の一端に連続する補助クッション部とを備えた クッションの2個を左右方向に並設するとともに、前記両クッションの各々を水 平面又はほぼ水平面に沿って回転自在に構成してあるソファーにおいて、 前記ソファー本体の座取付け部のうち、各クッションの座クッション部の底面 に対応する箇所の各々に、ソファー本体の背受け部の前面及び隣接するクッショ ンの座クッション部の横側面から離れる側で、かつ、クッションの回転を許容す る高さ位置にまでクッションを引出し自在に支持する昇降支持機構を設けるとと もに、前記両昇降支持機構の上部の各々には、前記クッションの座クッション部 を縦軸芯周りで回転自在に取付ける回転体を設け、更に、前記ソファー本体の座 取付け部とクッションの座クッション部との相対向する部位に、前記昇降支持機 構が最下降位置に至る前に互いに接当して、クッションの荷重を受止める荷重受 け部を設けるとともに、前記各クッションの補助クッション部と座クッション部 との間には、座クッション部に対して補助クッション部を横軸芯周りの一定角度 範囲内で揺動自在で、かつ、その揺動角度範囲の複数位置で選択的に係止保持可 能に連結する姿勢変更機構を設けてある点にある。
【0006】 本考案の第2特徴構成は、前記昇降支持機構の上部には、前記回転体の下面に 接当して、当該回転体の縦軸芯周りでの回転を転動案内する複数個のボールが設 けられている点にある。
【0007】 本考案の第3特徴構成は、前記昇降支持機構が、前記クッションの座クッショ ン部に内装された補強芯材と、前記ソファー本体の座取付け部に内装された剛性 の台枠とに亘って取付けられている点にある。
【0008】 本考案の第4特徴構成は、前記荷重受け部が、前記クッションの座クッション 部に内装された補強芯材と、前記ソファー本体の座取付け部に内装された剛性の 台枠とが上下方向で相対向する部位に形成されている点にある。
【0009】
【作用】
第1特徴構成による場合は、使用状態において、隣接する両クッションの座ク ッション部同士、及び、クッションの座クッション部とソファー本体の背受け部 とをそれぞれ接当又は近接させても、クッションの向き変更時には、昇降支持機 構により、クッションの座クッション部を、ソファー本体の背受け部の前面及び 隣接するクッションの座クッション部の横側面から離れる側で、かつ、クッショ ンの回転を許容する高さ位置にまで一旦引き出すことができるから、回転すべき 所望のクッションのみを、隣接するクッションやソファー本体の背受け部に邪魔 されることなく縦軸芯周りの任意の向き姿勢に変更することができる。 しかも、回転すべき所望のクッションを上昇させながらソファー本体の背受け 部から離間移動させるから、例えば、回転すべきクッションを、その後端が隣接 クッションの座クッション部の前端よりも前方に位置する状態まで水平移動させ たのち、当該クッションを縦軸芯周りで回転させる場合に比して、クッションの 向き変更に要する作業スペースが小さくて済むとともに、クッションの移動スト ロークも小さくて済む。 更に、向き姿勢が変更されたクッションの座クッション部をソファー本体の座 取付け部上に復帰させる際、前記昇降支持機構が最下降位置に至る前に、前記ソ ファー本体の座取付け部とクッションの座クッション部との相対向する部位に設 けた荷重受け部が互いに接当するから、使用状態では、前記昇降支持機構にクッ ションの荷重やそれに着座した人の体重が作用することがない。それ故に、この 昇降支持機構としては、クッションの向き変更時において、クッションの荷重を 一時的に支持する程度の強度があれば充分である。
【0010】 第2特徴構成による場合は、クッションを小さな操作力で容易に回転させるこ とができる。
【0011】 第3特徴構成による場合は、前記クッションの引出し操作時や押し込み操作時 の衝撃を、機械強度の大きなクッション側の補強芯材及びソファー本体側の台枠 にて受止めさせることができる。
【0012】 第4特徴構成による場合は、前記クッションに着座した人の体重を、機械強度 の大きなクッション側の補強芯材及びソファー本体側の台枠にて受止めさせるこ とができるから、着座時におけるクッションの座クッション部とソファー本体の 座取付け部との接当部分での弾性圧縮変形量が少なく、それら両者の接当時期を 昇降支持機構の最下降位置直前に設定しても、当該昇降支持機構に荷重が加わる ことを回避することができる。それ故に、昇降支持機構を格納する上下方向のス ぺースを小さくすることができる。
【0013】
【考案の効果】
請求項1記載のソファーは、使用状態において、隣接する両クッションの座ク ッション部同士、及び、クッションの座クッション部とソファー本体の背受け部 とをそれぞれ接当又は近接させて、外観意匠の向上と座クッション部の前後幅の 増大とを図りながらも、回転すべき所望のクッションを隣接するクッション等に 邪魔されることなく任意の範囲で自由に回転させることができるとともに、クッ ションの向き変更のための作業スペースを極力小さくしながら、当該クッション の使用形態の変化数の増大を図ることができる。しかも、クッションを前方に水 平移動させる場合に比して、昇降支持機構の作動ストロークを小さくすることが できることと、使用状態では、前記昇降支持機構にクッションに着座した人の体 重が作用することがなく、その分だけ昇降支持機構の要求機械強度を小さくする ことができることとの相乗により、昇降支持機構の小型化、軽量化を図ることが できる。
【0014】 請求項2記載のソファーは、重量のあるクッションでも楽に回転操作すること ができる。
【0015】 請求項3記載のソファーは、クッションの引出し操作時や押し込み操作時の衝 撃がソファー本体やクッションの強度の弱い軟質部分に繰り返し作用することに 起因する早期破損を抑制して、耐久性の向上を図ることができる。
【0016】 請求項4記載のソファーは、昇降支持機構を格納する上下方向のスぺースを小 さくすることができるから、ソファー本体の座取付け部の設計の自由度を高める ことができる。
【0017】
【実施例】
図1〜図14に示す二人掛け用ソファーは、座取付け部A1の後部側から背受 け部A2を立設してあるソファー本体Aに、前記座取付け部A1の上面に沿う座 クッション部B1と、当該座クッション部B1の一端部に連続する補助クッショ ン部B2とを備えた平面視ほぼ正方形状のクッションBの2個を、左右方向に沿 って近接又は接当状態で並設するとともに、前記各クッションBの各々を、縦軸 芯P周りで水平面又はほぼ水平面に沿って回転自在に構成し、更に、前記ソファ ー本体Aの座取付け部A1のうち、前記両クッションBの座クッション部B1の 底面中央部に相対向する部位の各々には、ソファー本体Aの背受け部A2の前面 及び隣接するクッションBの座クッション部B1の横側面から共に離れる側で、 かつ、クッションBの縦軸芯P周りでの水平回転を許容する高さ位置にまでクッ ションBを引出し自在に支持する昇降支持機構Cを設けるとともに、前記両昇降 支持機構Cの上部の各々には、それらに対向位置する各クッションBの座クッシ ョン部B1を縦軸芯P周りで水平回転自在に取付けてある。
【0018】 前記ソファー本体Aは、図1、図2、図5に示すように、平面視において横長 矩形状に枠組みされた剛性のある木製の台枠1の後部に、正面視において横長矩 形状に枠組みされた木製の背枠2を取付け、この背枠2の所要箇所にそれぞれス ポンジ等のクッション材3を充填(必要に応じて台枠1の所要箇所にクッション 材3を充填してもよい)したのち、このクッション材3を含む台枠1及び背枠2 の全体を布や革等のソファー用生地4で被覆するとともに、前記台枠1の底面前 端側の左右両側部にはそれぞれ木製の脚5を取付け、更に、前記台枠1の底面後 端側の左右両側部にはそれぞれ樹脂製の接地体6を取付けて構成されている。 前記台枠1のうち、両クッションBの座クッション部B1に対応する箇所の各 々には、当該座クッション部B1の底面側の面積よりも少し小なる面積で上方に 向かって開口する平面視ほぼ正方形状の凹部1Aが形成されていて、当該凹部1 Aにほぼ沿う状態で前記ソファー用生地4が被覆されている。
【0019】 前記クッションBの各々は、図2、図5に示すように、前記座クッション部B 1の補強芯材となる金属パイプ製の第1フレーム10と、前記補助クッション部 B2の補強芯材となる金属パイプ製の第2フレーム11と、これら両フレーム1 0,11を横軸芯X周りの一定角度範囲内で相対揺動自在で、かつ、その揺動角 度範囲の複数位置で選択的に係止保持可能に連結する姿勢変更機構12とを備え 、更に、これら三者10,11,12で形成される空隙や表裏等の所要箇所にス ポンジ等のクッション材13を充填したのち、このクッション材13を含むクッ ション全体を布や革等のクッション用生地14で被覆して構成されている。 そして、前記姿勢変更機構12の存在により、前記補助クッション部B2は、 座クッション部B1に対して横軸芯X周りの一定角度範囲内で揺動自在で、かつ 、その揺動角度範囲の複数位置(複数の姿勢)で選択的に係止保持できるように 構成されている。 前記姿勢変更機構12自体は従来から各種構造のものが提案されており、その 一例を簡単に説明する。 すなわち、図9に示すように、前記第1フレーム10の連結部10aと第2フ レーム11の連結部11aとを横軸芯Xに沿う連結軸12Aで枢支連結し、第2 フレーム11の連結部11aには、横軸芯Xを中心とする円周方向に沿って所定 ピッチで部分ギア12Bを形成するとともに、前記第1フレーム10の連結部1 0aには、前記部分ギア12Bに対して選択的に係合する揺動自在な係止爪12 Cと、当該係止爪12Cを係合方向に揺動付勢するネジリコイルバネ12Dとを 設ける。 また、前記連結軸12Aには、前記係止爪12Cをネジリコイルバネ12Dの 弾性付勢力に抗して部分ギア12Bから離脱する係合解除位置に強制揺動させる ためのカム面12aを備えた係合解除板12Eを回転自在に外嵌するとともに、 前記第2フレーム11の連結部11aには、前記係合解除板12Eに形成された 扇状の切欠き部12b内に位置して、前記係止爪12Cが部分ギア12Bの最終 係合位置に係合する状態から矢印イ方向に第2フレーム11が揺動操作されたと き、前記係止爪12Cが係合解除される位置にまで係合解除板12Eを強制的に 押圧回動させ、かつ、前記第2フレーム11が矢印ロ方向に沿って初期位置にま で揺動操作されたとき、前記係止爪12Cを係合解除位置に接当保持している係 合解除板12Eを係止爪12Cから離脱する位置にまで強制的に押圧回動させる 操作突起12Fを設ける。
【0020】 次に、前記昇降支持機構Cについて説明する。 図1〜図8に示すように、前記台枠1の構成部材のうち、前記凹部1Aに臨む 底板1Bに、ボルト19・ナット20を介して平面視ほぼ矩形状の固定枠21を 取付け、この固定枠21と平面視ほぼ四角形状の昇降枠22とに亘って、これら 両者21,22とで平行四連リンク機構を構成する二組の一対の昇降リンク23 をそれぞれ連結軸24にて相対揺動自在に枢支連結するとともに、前記昇降枠2 2には、前記クッションBの座クッション部B1に内装された機械強度の大きな 第1フレーム10に対して底面側からビス25にて締付け固定される板状の回転 体26を、枢支ピン27にて縦軸芯P周りで水平面又はほぼ水平面に沿って回転 自在に取付けてある。 また、前記昇降枠22の上面には、回転体26の下面を転動案内する複数個の ボール28を縦軸芯P周りの円周上に沿って所定間隔で転動自在に保持するボー ル保持板29をボルト止めするとともに、前記固定枠21には、倒伏姿勢にある 昇降リンク23が下方側の連結軸24の軸芯を通る鉛直線を越えて起立揺動した とき、当該昇降リンク23に接当して起立姿勢で保持する板状のストッパー30 が固着されている。 このストッパー30と昇降リンク23との接当によって、二組の一対の昇降リ ンク23を起立姿勢で安定保持することができるが、起立姿勢にある昇降リンク 23の倒伏姿勢側への揺動を規制すべく、起立姿勢にある昇降リンク23に接当 又は係合する板バネ等の仮止め用の弾性規制体を設けてもよい。 前記固定枠21は、台枠1の底板1Bに対して左右方向及び前後方向に対して 共に45度の角度で傾斜する姿勢で取付けられていて、前記二組の一対の昇降リ ンク23を起立姿勢に揺動させたとき、前記クッションBの座クッション部B1 が45度の角度で前方上方に向かって上昇移動するように構成してある。 また、前記二組の一対の昇降リンク23を起立姿勢に揺動させた状態では、前 記クッションBの座クッション部B1が、隣接する他のクッションBの座クッシ ョン部B1の横側面及びソファー本体Aの背受け部A2の前面から共に離間移動 しているため、当該クッションBの座クッション部B1の底面を、隣接する他の クッションBの座クッション部B1の上面よりも高い位置にまで上昇させなくて も、当該クッションBの座クッション部B1を縦軸芯P周りで自由に水平回転操 作することができる。 更に、前記クッションBの座クッション部B1を縦軸芯P周りで水平回転操作 して、当該クッションBの向きを変更したのち、再び、起立姿勢にある二組の一 対の昇降リンク23を倒伏姿勢に揺動させて、ソファー本体Aの座取付け部A1 上にクッションBの座クッション部B1を重合位置させるのであるが、このとき 、二組の昇降リンク23が固定枠21に接当する前、換言すれば、前記昇降支持 機構Cが最下降位置に至る前に、クッションBの座クッション部B1の底面の一 部bがソファー本体Aの座取付け部A1のうちの凹部1A周縁部分aに接当する ように構成されている。つまり、剛性のある台枠1が存在する凹部1A周縁部分 aと、補強芯材となる金属パイプ製の第1フレーム10が存在する座クッション 部B1の底面部分bとをもって、クッションBの荷重及びこれに着座した人の体 重を受け止める荷重受け部Dが構成されている。 それ故に、ソファー本体Aの座取付け部A1上にクッションBの座クッション 部B1を重合位置させた使用状態では、クッションBの荷重及びこれに着座した 人の体重が、上下方向で相対向する剛性のある台枠1の一部と補強芯材となる金 属パイプ製の第1フレーム10とによって受止められ、昇降支持機構Cに着座人 の体重やクッションBの荷重が作用することがなく、昇降支持機構Cの要求機械 強度の軽減によって軽量化及び小型化を促進することができる。
【0021】 そして、上述の如く構成された二人掛け用ソファーにおいては、ソファー本体 Aの座取付け部A1に対するクッションBの縦軸芯P周りでの水平回転操作と、 座クッション部B1に対する補助クッション部B2の横軸芯X周りでの揺動操作 とによって、クッションBの向き姿勢及び補助クッション部B2の傾き姿勢が異 なる多数の使用形態を現出することができるが、その代表的な使用形態を挙げる と、次の(イ)〜(ホ)に示す通りである。 (イ) 図10に示すように、クッションBの補助クッション部B2をソファ ー本体Aの背受け部A2の前面に沿う姿勢にして、当該補助クッション部B2を 背凭れとして使用する形態。 (ロ) 図11に示すように、図10の状態からクッションBの座クッション 部B1を90度回転操作し、かつ、補助クッション部B2を起立姿勢にして、当 該補助クッション部B2を肘掛けとして使用する形態。 (ハ) 図12に示すように、図11の状態からクッションBの補助クッショ ン部B2をそれの上面が座クッション部B1の上面とほぼ面一の水平状態にして ベッド又は足載せとして使用する形態。 (ニ) 図13に示すように、図11の状態からクッションBの座クッション 部B1を更に90度回転操作し、かつ、補助クッション部B2をそれの先端が下 方に位置するような傾斜姿勢に変更して、当該補助クッション部B2を足載せと して使用する形態。 (ホ) 図14に示すように、図13の状態からクッションBの座クッション 部B1を更に90度回転操作し、かつ、補助クッション部B2をソファー本体A の左右中央位置で起立姿勢にするか、若しくは、図10の状態からクッションB の座クッション部B1を前記とは逆方向に90度回転操作して、当該補助クッシ ョン部B2を肘掛け及び左右の仕切り壁として使用する形態。
【0022】 〔別実施例〕 前述の実施例では、前記昇降支持機構Cとして、平行四連リンク式のもの を用いたが、この構成に限定されるものではなく、例えば、前記台枠1の凹部1 Aに臨む底板1Bに、前方上方に向かって複数段に伸縮自在で、かつ、収縮状態 では凹部1A内に入り込む大きさの伸縮支持部材を取付け、この先端部に設けた 昇降枠22に、前記クッションBの座クッション部B1に内装された第1フレー ム10に対して底面側からビス25にて締付け固定される板状の回転体26を、 枢支ピン27にて縦軸芯P周りで水平面又はほぼ水平面に沿って回転自在に取付 けてもよい。 また、前記台枠1の凹部1Aに臨む底板1Bに、上下方向に伸縮並びに任意の 高さ位置で保持可能なパンタグラフ式で、かつ、収縮状態では凹部1A内に入り 込む大きさの昇降リンクを設けるとともに、当該昇降リンクの上部に、水平方向 に伸縮自在なスライドレールを取付け、このスライドレールの可動レール体に、 前記クッションBの座クッション部B1に固定される回転体26を、縦軸芯P周 りで水平面又はほぼ水平面に沿って回転自在に取付けてもよい。 要するに、前記昇降支持機構Cとしては、ソファー本体Aの背受け部A2から 離れる側で、かつ、クッションBの回転を許容する高さ位置にまでクッションB を引出し自在に支持するものであれば、如何なる構造のものを用いて実施しても よい。 前述の実施例では、前記クッションBの座クッション部B1に取付けられ る回転体26を、昇降支持機構C側の昇降枠22に固着した枢支ピン27周りで 回転自在に取付けたが、このような枢支ピン27を設けずに、回転体26と昇降 枠22とを縦軸芯P周りで相対回転自在に嵌合連結させてもよく、また、スラス トベアリングを介して回転体26と昇降枠22とを縦軸芯P周りで相対回転自在 に連結してもよい。 前記クッションBの座クッション部B1に取付けられる回転体26を、前 記座クッション部B1の構成部材で兼用構成してもよい。
【0023】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソファーの分解斜視図
【図2】要部の拡大断面正面図
【図3】昇降支持機構Cを起立させた時の要部の拡大断
面図
【図4】回転体26と昇降枠22との連結構造を示す拡
大断面図
【図5】ソファー全体の一部切欠き側面図
【図6】ソファー全体の正面図
【図7】クッションBの引出し状態を示す正面図
【図8】引出されたクッションBの回転操作状態を示す
平面図
【図9】姿勢変更機構12の拡大断面図
【図10】補助クッション部を背もたれにしたときの使
用形態を示す平面図
【図11】補助クッション部を両サイドの肘掛けにした
ときの使用形態を示す平面図
【図12】ソファーをベッドにしたときの使用形態を示
す平面図
【図13】補助クッション部を足載せにしたときの使用
形態を示す平面図
【図14】補助クッション部を左右中央位置で肘掛けに
したときの使用形態を示す平面図
【符号の説明】
A ソファー本体 A1 座取付け部 A2 背受け部 B クッション B1 座クッション部 B2 補助クッション部 C 昇降支持機構 D 荷重受け部 P 縦軸芯 X 横軸芯 1 台枠 10 補強芯材 12 姿勢変更機構 26 回転体 28 ボール

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座取付け部(A1)の後部側から背受け
    部(A2)を立設してあるソファー本体(A)に、前記
    座取付け部(A1)の上面に沿う座クッション部(B
    1)と、当該座クッション部(B1)の一端に連続する
    補助クッション部(B2)とを備えたクッション(B)
    の2個を左右方向に並設するとともに、前記両クッショ
    ン(B)の各々を水平面又はほぼ水平面に沿って回転自
    在に構成してあるソファーにおいて、 前記ソファー本体(A)の座取付け部(A1)のうち、
    各クッション(B)の座クッション部(B1)の底面に
    対応する箇所の各々に、ソファー本体(A)の背受け部
    (A2)の前面及び隣接するクッション(B)の座クッ
    ション部(B1)の横側面から離れる側で、かつ、クッ
    ション(B)の回転を許容する高さ位置にまでクッショ
    ン(B)を引出し自在に支持する昇降支持機構(C)を
    設けるとともに、前記両昇降支持機構(C)の上部の各
    々には、前記クッション(B)の座クッション部(B
    1)を縦軸芯(P)周りで回転自在に取付ける回転体
    (26)を設け、更に、前記ソファー本体(A)の座取
    付け部(A1)とクッション(B)の座クッション部
    (B1)との相対向する部位には、前記昇降支持機構
    (C)が最下降位置に至る前に互いに接当して、クッシ
    ョン(B)の荷重を受止める荷重受け部(D)を設ける
    とともに、前記各クッション(B)の補助クッション部
    (B2)と座クッション部(B1)との間には、座クッ
    ション部(B1)に対して補助クッション部(B2)を
    横軸芯(X)周りの一定角度範囲内で揺動自在で、か
    つ、その揺動角度範囲の複数位置で選択的に係止保持可
    能に連結する姿勢変更機構(12)を設けてあるソファ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記昇降支持機構(C)の上部には、前
    記回転体(26)の下面に接当して、当該回転体(2
    6)の縦軸芯(P)周りでの回転を転動案内する複数個
    のボール(28)が設けられている請求項1記載のソフ
    ァー。
  3. 【請求項3】 前記昇降支持機構(C)が、前記クッシ
    ョン(B)の座クッション部(B1)に内装された補強
    芯材(10)と、前記ソファー本体(A)の座取付け部
    (A1)に内装された剛性の台枠(1)とに亘って取付
    けられている請求項1又は2記載のソファー。
  4. 【請求項4】 前記荷重受け部(D)が、前記クッショ
    ン(B)の座クッション部(B1)に内装された補強芯
    材(10)と、前記ソファー本体(A)の座取付け部
    (A1)に内装された剛性の台枠(1)とが上下方向で
    相対向する部位に形成されている請求項1、2又は3記
    載のソファー。
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