JP3010775U - テレビジョン受像機の電源回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源投入時の復帰状態に関する仕様を確実に
満足できるテレビジョン受像機の電源回路を提供する。 【構成】 コンセントプラグから電力が供給されている
状態で主電源スイッチの切り替えによる電力供給開始、
あるいは前記コンセントプラグからの電力の供給停止状
態が開始状態に変化したことによる電力供給開始を識別
する電力供給開始状態識別手段を有し、状態記憶手段が
スタンバイ状態を記憶しおり、前記電力供給開始状態識
別手段が前記コンセントプラグから電力供給が行われて
いる状態で前記主電源スイッチの切り替えにより電力供
給が開始されたと判定したときにモニタオン動作を実行
する電源制御手段を有したテレビジョン受像機の電源回
路である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、主電源スイッチによる電力供給開始あるいはコンセントプラグか らの商用電源による電力供給開始の際のテレビジョン受像機の状態を、使い勝手 のよい状態に制御するためのテレビジョン受像機の電源回路に関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

図３は、従来のテレビジョン受像機の電源回路の構成を示す回路図である。図 において、１は商用電源から交流１００ボルトの商用電力を取り出すためのコン セントプラグ、２は商用電力を直流に変換するための電源用整流回路、３ａと３ ｂは電源用整流回路２に含まれるリップルを抑制するためのフィルタ回路素子、 ４は主電源スイッチ、５は制御用電源Ｖｃｃや受像回路用電源（＋Ｂ電源）を生 成する安定化直流電源である。６はシステム全体の制御回路であるマイクロコン ピュータにより構成され、この中で電源制御手段も行われている。７は読み出し および書き込み可能なＥＥＰＲＯＭ、８は受像回路用電源をオン・オフするため の半導体リレーなどのスイッチ手段である。９は水平出力回路、１０は水平発振 回路、１１はフライバックトランス回路であり、受像管用の直流高圧を生成する 。さらに、１２はフライバックトランス回路１１の出力を直流電力に変換し出力 する電子回路用安定化電源回路である。

【０００３】 次に動作について説明する。この電源回路を用いたテレビジョン受像機では、 コンセントプラグ１をコンセントから抜いたとき、あるいは主電源スイッチ４を オンからオフに切り替えると、その直前の状態、すなわちテレビジョン受像回路 の電源回路がオンとなり動作しているパワーオンの状態か、テレビジョン受像回 路の電源回路がオフとなり動作していないスタンバイの状態かの初期状態をＥＥ ＰＲＯＭ７に記憶し、コンセントプラグ１をコンセントに差し込み、あるいは主 電源スイッチ４をオフからオンに切り替えたときにはＥＥＰＲＯＭ７に記憶した 前記初期状態に復帰させる。

【０００４】 図４は、このような電源回路における初期状態に復帰させる復帰動作を示す説 明図である。すなわち、パワーオンの状態でコンセントプラグ１がコンセントか ら抜けた場合あるいは停電などにより商用電源の供給が停止し、さらにその後コ ンセントプラグ１がコンセントに差し込まれ、あるいは停電が解消したようなと きには、最初のパワーオンの初期状態に復帰する。またスタンバイの状態でコン セントプラグ１がコンセントから抜けた場合あるいは停電などにより商用電源の 供給が停止し、さらにその後コンセントプラグ１がコンセントに差し込まれ、あ るいは停電が解消したようなときには、最初のスタンバイの初期状態に復帰する 。またパワーオンの状態で主電源スイッチ４をオンからオフに切り替え、さらに オフからオンに再度切り替えたようなときには、最初のパワーオンの初期状態に 復帰する。またスタンバイの状態で主電源スイッチ４をオンからオフに切り替え 、さらにオフからオンに再度切り替えたときには、最初のスタンバイの初期状態 に復帰する。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

従来のテレビジョン受像機の電源回路は以上のように構成されているのに対し 、テレビジョン受像機の電源投入時の復帰状態に関する仕様、特にスタンバイの 状態で主電源スイッチ４をオンからオフに切り替え、さらにオフからオンに再度 切り替えたときのテレビジョン受像機の復帰状態に関する仕様は、主電源スイッ チ４のオフからオンへの切り替えによりパワーオンとはならないのが通常であっ た。このような仕様は使い勝手が悪いものであった。

【０００６】 本考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、前記テレビジ ョン受像機の復帰状態に関し、スタンバイ状態で主電源スイッチがオフからオン になると直ちにパワーオン状態となり、一方スタンバイ状態でコンセント抜けや 停電があり、それが復帰してもスタンバイ状態に戻る仕様を満足できるテレビジ ョン受像機の電源回路を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案に係るテレビジョン受像機の電源回路は、テレビジョン受像機の制御回 路へ供給する制御用電源および受像回路へ供給する受像回路用電源を生成するた めのテレビジョン受像機の電源回路において、主電源スイッチのオンからオフへ の切り替えに応じて前記主電源スイッチのオンからオフへの切替操作直前の状態 を記憶する状態記憶手段と、コンセントプラグからの商用電源が供給されている 状態で前記主電源スイッチのオフからオンへの切り替えによる電力供給開始か、 前記コンセントプラグからの商用電源の供給停止状態が供給開始状態に変化した ことによる電力供給開始かを識別する電力供給開始状態識別手段と、前記状態記 憶手段が前記テレビジョン受像機のスタンバイ状態を記憶しているときに、前記 電力供給開始状態識別手段が前記コンセントプラグからの商用電源の供給されて いる状態で前記主電源スイッチのオフからオンへの切り替えにより電力供給が開 始されたと判定したときには前記テレビジョン受像機のモニタオン動作を実行す る電源制御手段とを備えたことを特徴とする。

【０００８】 また本考案に係るテレビジョン受像機の電源回路は、前記電力供給開始状態識 別手段は前記コンセントプラグから供給される商用電源を整流する制御用整流回 路と、該制御用整流回路の出力の立ち上がり時間を規定する第１時定数回路と、 該第１時定数回路の出力によりオン動作を行う第１トランジスタと、前記コンセ ントプラグから供給される商用電源を整流する電源用整流回路の出力の前記主電 源スイッチを介した立ち上がり時間を規定する第２時定数回路と、該第２時定数 回路の出力によりオン動作を行うと共に前記第１トランジスタのオン動作を抑制 する第２トランジスタと、前記第１トランジスタのオン状態およびオフ状態を出 力する出力回路とを有し、前記電源制御手段は前記出力回路の出力と前記状態記 憶手段とを基にコンセントプラグからの商用電源が供給されている状態で前記主 電源スイッチのオフからオンへの切り替えにより電力供給が開始されたと判定し たときに前記テレビジョン受像機のモニタオン動作を実行する制御回路を有する ことを特徴とする。

【０００９】 また本考案に係るテレビジョン受像機の電源回路は、前記出力回路は前記第１ トランジスタのオン状態およびオフ状態に応じて動作する発光ダイオードと該発 光ダイオードの状態を制御回路に出力するフォトトランジスタとからなるフォト カプラであることを特徴とする。

【００１０】

【作用】

本考案におけるテレビジョン受像機の電源回路は、主電源スイッチのオフから オンへの切り替えによる電力供給開始であるか、あるいはコンセントプラグから の商用電源の供給停止状態が供給開始状態に変化したことによる電力供給開始で あるかを識別し、状態記憶手段がスタンバイ状態を記憶しているときであっても 、前記電力供給開始についての識別結果が、前記コンセントプラグからの商用電 源が供給されている状態で前記主電源スイッチのオフからオンへの切り替えによ り電力供給が開始された状況を示しているときには、前記スタンバイ状態に復帰 せずにテレビジョン受像機のモニタオン動作を実行することにより、テレビジョ ン受像機の仕様を確実に満足することを可能にする。

【００１１】 また本考案におけるテレビジョン受像機の電源回路は、コンセントプラグから 供給される商用電源を基にオン動作を行う第１トランジスタの前記オン動作のタ イミングと、前記コンセントプラグから供給される商用電源を整流する電源用整 流回路の出力が主電源スイッチの閉成により供給されて第２トランジスタがオン 状態になるタイミングとに応じて出力回路から供給される出力および状態記憶手 段の状態を基に、コンセントプラグからの商用電源が供給されている状態で前記 主電源スイッチのオフからオンへの切り替えにより電力供給が開始されたと判定 したときには前記テレビジョン受像機のモニタオン動作を実行する。

【００１２】 また本考案におけるテレビジョン受像機の電源回路は、コンセントプラグから 供給される商用電源を基にオン動作を行う第１トランジスタの前記オン動作のタ イミングと、前記コンセントプラグから供給される商用電源を整流する電源用整 流回路の出力が主電源スイッチの閉成により供給されることで第２トランジスタ がオン状態となったときのタイミングとに応じてフォトカプラから供給される出 力および状態記憶手段の状態を基に、コンセントプラグからの商用電源が供給さ れている状態で前記主電源スイッチのオフからオンへの切り替えにより電力供給 が開始されたと判定したときには前記テレビジョン受像機のモニタオン動作を実 行する。

【００１３】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図について説明する。図１は、本実施例のテレビジ ョン受像機の電源回路の構成を示す回路図である。図１において図３と同一の部 分については同一の符号を付し説明を省略する。図において、２１は商用交流電 源の一方のラインに接続された電流制限用抵抗、２２は商用交流電源から供給さ れる交流電力を直流電力に変換するダイオード、２３はダイオード２２の出力に より充電されるコンデンサ、２４は第１トランジスタ２５のベース端子とグラン ド間に接続された抵抗である。２６は第１トランジスタ２５のオン動作を制御す る第２トランジスタであり、そのコレクタ端子は第１トランジスタ２５のベース 端子と接続されている。２７と２８はダイオードであり、ダイオード２７は第２ トランジスタ２６のベース端子に順方向に挿入されている。２９は主電源スイッ チ４の負荷側から供給される直流電力により充電されるコンデンサであり、コン デンサ２９の容量はコンデンサ２３の容量に比べて小さい値に設定されている。 抵抗３１と抵抗３０は、主電源スイッチ４の負荷側の直流電圧を分圧する分圧抵 抗回路を構成している。３３はフォトカプラ３２の発光ダイオードに流れる電流 を制限する電流制限用抵抗、３４はフォトカプラ３２のフォトトランジスタのコ レクタ端子およびシステム全体の制御回路であるマイクロコンピュータ６の状態 識別入力ポート６ａをプルアップしているプルアップ用抵抗である。ここで、マ イクロコンピュータ６は状態検出入力ポート６ａが‘Ｌ’レベルの状態のときは パワーオン状態にさせ、‘Ｈ’レベル状態のときは前の状態を維持するように制 御する。

【００１４】 次に、このテレビジョン受像機の電源回路の動作について説明を行う。図２は 、このテレビジョン受像機の電源回路の動作を、最初の状態（初期状態）がパワ ーオンされている場合とスタンバイの状態にある場合とに分類し、夫々の場合に おける停電あるいはコンセントプラグが抜けたことにより電源がオフとなった後 に再度電源が復帰したときの状態（復帰状態）、主電源スイッチ４のオフ操作に より電源がオフとなった後に再度、主電源スイッチ４のオン操作により電源が復 帰したときの復帰状態を夫々示した説明図である。

【００１５】 図２によればパワーオンの状態で停電あるいはコンセントプラグが抜けたこと により電源オフとなった後、停電が解消し、あるいはコンセントプラグがコンセ ントに差し込まれると最初の状態のパワーオンの状態に復帰する。この場合には 電源オフとなる直前の状態（パワーオンの状態）をＥＥＰＲＯＭ７に記憶し、停 電が解消し、あるいはコンセントプラグがコンセントに差し込まれ電源がオンと なったときに前記ＥＥＰＲＯＭ７に記憶してあるパワーオンの状態に復帰する。 すなわち、この場合には、主電源スイッチ４はオンの状態にあり、停電が復帰 し、あるいはコンセントプラグがコンセントに差し込まれ電源がオンとなると第 １トランジスタ２５より第２トランジスタ２６が早くオン状態となるため（コン デンサ２３の容量＞コンデンサ２９の容量なので）、第１トランジスタ２５はオ フ、従ってマイクロコンピュータの状態識別入力ポート６ａの電位は‘Ｈ’レベ ルにあるので、制御用電源Ｖｃｃが生成されたときの状態識別入力ポート６ａか ら取り込んだ‘Ｈ’レベルの信号を基にマイクロコンピュータ６はＥＥＰＲＯＭ ７に記憶してある最初の状態（パワーオンの状態）に復帰後の状態を設定する。

【００１６】 従って、スタンバイの状態で停電あるいはコンセントプラグが抜けたことによ り電源オフとなった後、停電が解消し、あるいはコンセントプラグがコンセント に差し込まれたときには最初の状態のスタンバイの状態に復帰する。 すなわち、この場合には、前記の場合同様主電源スイッチ４はオンの状態にあ るので、前記と同様に状態検出入力ポート６ａの電位は‘Ｈ’レベルになる。こ の‘Ｈ’レベルを基にマイクロコンピュータ６はＥＥＰＲＯＭ７に記憶してある 最初の状態（スタンバイの状態）に復帰後の状態を設定する。

【００１７】 また、パワーオンの状態で主電源スイッチ４がオンからオフに切り替えられて 電源オフとなった後、再度主電源スイッチ４がオフからオンに切り替えられたと きには最初の状態のパワーオンの状態に復帰する。この場合にも電源オフとなる 直前の状態（パワーオンの状態）をＥＥＰＲＯＭ７に記憶し、主電源スイッチ４ がオフからオンとなったときに前記記憶したパワーオンの状態に復帰する。 すなわち、主電源スイッチ４がオフからオンに切り替えられたときに第２トラ ンジスタ２６はオン状態とならない。第１トランジスタ２５はそれまでオン状態 であるから、従ってマイクロコンピュータの状態識別入力ポート６ａの電位は‘ Ｌ’レベルにあるので、制御用電源Ｖｃｃが生成されたときの入力ポート６ａか ら取り込んだ‘Ｌ’レベルの信号を基にマイクロコンピュータ６はパワーオンの 状態に復帰する。‘Ｌ’レベルのときは前述したようにＥＥＰＲＯＭ７の記憶と は無関係である。

【００１８】 また、スタンバイの状態で主電源スイッチ４がオンからオフに切り替えられて 電源オフとなった後、再度主電源スイッチ４がオフからオンに切り替えられたと きにもパワーオンの状態に復帰する。この場合にも電源オフとなる直前の状態（ スタンバイの状態）をＥＥＰＲＯＭ７に記憶するが、主電源スイッチ４がオフか らオンとなったときにスタンバイの状態ではないパワーオンの状態に復帰する。 すなわち、主電源スイッチ４がオフからオンに切り替えられて電源がオンとな ったときに第２トランジスタ２６はオン状態とならない。第１トランジスタ２５ はそれまでオン状態であるから、従ってマイクロコンピュータの状態識別入力ポ ート６ａの電位は‘Ｌ’レベルにあるので、制御用電源Ｖｃｃが生成されたとき の状態識別入力ポート６ａから取り込んだ‘Ｌ’レベルの信号を基にマイクロコ ンピュータ６はパワーオンの状態に復帰する。‘Ｌ’レベルの場合は前述したよ うにＥＥＰＲＯＭ７の記憶とは無関係である。

【００１９】 このように本実施例によれば、スタンバイの状態で主電源スイッチ４をオンか らオフに切り替え、さらに主電源スイッチ４をオフからオンに切り替えることに よる電力供給開始と、スタンバイの状態で停電復帰により電力供給が開始された 場合とを状態識別することで、スタンバイの状態で主電源スイッチ４をオンから オフに切り替え、さらに主電源スイッチ４をオフからオンに切り替えたときの復 帰状態をスタンバイの状態ではないパワーオン（モニタオン）の状態にすること ができ、テレビジョン受像機の仕様を満足することになる。

【００２０】

【考案の効果】

以上のように、本考案によればコンセントプラグからの商用電源が供給されて いる状態で前記主電源スイッチのオフからオンへの切り替えによる電力供給開始 および前記コンセントプラグからの商用電源の供給停止状態が供給開始状態に変 化したことによる電力供給開始を識別する電力供給開始状態識別手段により、主 電源スイッチによる電力供給開始か停電復帰による電力供給開始かを識別するこ とで、スタンバイの状態で主電源スイッチ４をオフからオンに切り替えたときの 復帰状態をスタンバイの状態ではないパワーオンの状態に設定できるので、電源 が投入されたときのテレビジョン受像機の復帰状態に関する仕様を満足させるこ とのできるテレビジョン受像機の電源回路が実現する効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例によるテレビジョン受像機の
電源回路を示す回路図である。

【図２】本考案の一実施例によるテレビジョン受像機の
電源回路の動作を示す説明図である。

【図３】従来のテレビジョン受像機の電源回路を示す回
路図である。

【図４】従来のテレビジョン受像機の電源回路の動作を
示す説明図である。

【符号の説明】

１ コンセントプラグ ２ 電源用整流回路 ４ 主電源スイッチ ６ マイクロコンピュータ（制御回路，電力供給開始状
態識別手段，電源制御手段） ６ａ 状態識別入力ポート ７ ＥＥＰＲＯＭ（状態記憶手段） ２２ ダイオード（制御用整流回路） ２３ コンデンサ（第１時定数回路） ２４ 抵抗（第１時定数回路） ２５ 第１トランジスタ ２６ 第２トランジスタ ２９ コンデンサ（第２時定数回路） ３２ フォトカプラ（出力回路）

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 テレビジョン受像機の制御回路へ供給す
   る制御用電源および受像回路へ供給する受像回路用電源
   を生成するためのテレビジョン受像機の電源回路におい
   て、主電源スイッチのオンからオフへの切り替えに応じ
   て前記主電源スイッチのオンからオフへの切替操作直前
   の状態を記憶する状態記憶手段と、コンセントプラグか
   らの商用電源が供給されている状態で前記主電源スイッ
   チのオフからオンへの切り替えによる電力供給開始か、
   前記コンセントプラグからの商用電源の供給停止状態が
   供給開始状態に変化したことによる電力供給開始かを識
   別する電力供給開始状態識別手段と、前記状態記憶手段
   が前記テレビジョン受像機のスタンバイ状態を記憶して
   いるときに、前記電力供給開始状態識別手段が前記コン
   セントプラグからの商用電源の供給されている状態で前
   記主電源スイッチのオフからオンへの切り替えにより電
   力供給が開始されたと判定したときには前記テレビジョ
   ン受像機のモニタオン動作を実行する電源制御手段とを
   備えたことを特徴とするテレビジョン受像機の電源回
   路。
2. 【請求項２】 前記電力供給開始状態識別手段は前記コ
   ンセントプラグから供給される商用電源を整流する制御
   用整流回路と、該制御用整流回路の出力の立ち上がり時
   間を規定する第１時定数回路と、該第１時定数回路の出
   力によりオン動作を行う第１トランジスタと、前記コン
   セントプラグから供給される商用電源を整流する電源用
   整流回路の出力の前記主電源スイッチを介した立ち上が
   り時間を規定する第２時定数回路と、該第２時定数回路
   の出力によりオン動作を行うと共に前記第１トランジス
   タのオン動作を抑制する第２トランジスタと、前記第１
   トランジスタのオン状態およびオフ状態を出力する出力
   回路とを有し、前記電源制御手段は前記出力回路の出力
   と前記状態記憶手段とを基にコンセントプラグからの商
   用電源が供給されている状態で前記主電源スイッチのオ
   フからオンへの切り替えにより電力供給が開始されたと
   判定したときに前記テレビジョン受像機のモニタオン動
   作を実行する制御回路を有することを特徴とする請求項
   １記載のテレビジョン受像機の電源回路。
3. 【請求項３】 前記出力回路は、前記第１トランジスタ
   のオン状態およびオフ状態に応じて動作する発光ダイオ
   ードと該発光ダイオードの状態を前記制御回路に出力す
   るフォトトランジスタとからなるフォトカプラであるこ
   とを特徴とする請求項２記載のテレビジョン受像機の電
   源回路。