JP3010742U - ブレスレット兼用指輪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ブレスレット兼用指輪に関する。 【構成】ほぼ同一輪郭の複数のリングと、各リングを直
線状ないし折り畳んだ状態に保持できるよう連結する蝶
番と、連結したリングの両端に取り付けられ、互いに着
脱自在に係合する連結金具とを備え、各リングを伸ばし
た状態でブレスレットとして、また各リングを折り畳ん
だ状態で指輪として使用するようにしたブレスレット兼
用指輪において、連結したリングの両端に取り付けた連
結金具をそれぞれリングに首振り自在に取り付け、さら
に複数のリングの指の側面側に凹部を形成したことを特
徴とする。 【効果】ブレスレットとして使用する場合に連結金具の
部分でリングを直線状に連結することができ、着用しや
すくかつ見た目にも優れたブレスレットになり、指輪と
して使用する場合に着用した指の両側の指がリングの指
の側面側に形成した凹部に収容されて違和感がなく、長
時間着用しても痛みが生じることがない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はブレスレットと指輪の両方の用途に使用できるブレスレット兼用指 輪に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、実開昭５９−７５１１６号に示されたような、円形の複数のリングと、 各リングを直線状ないし折り畳んだ状態に保持できるよう連結する蝶番と、連結 したリングの両端に取り付けられ、互いに着脱自在に係合する連結金具とを備え たブレスレット兼用指輪ブレスレット兼用が知られている。

【０００３】 そして、各リングを伸ばした状態においてはブレスレットとして、また各リン グを折り畳んだ状態においては指輪として、それぞれ選択的に使用できるように なっている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上記従来例においては、ブレスレットとして使用する場合には連 結金具がリングの一端にリングの長さ方向に直角にロー付け等で固定され、指輪 として使用する場合にはリングの厚さ方向に長くなって使いづらいという欠点が あった。

【０００５】 したがって、ブレスレットとして使用する場合に連結金具の部分でリングが平 行の状態でしか連結できず、当該部分が突出して見苦しく、また着用しにくいと いう欠点があった。

【０００６】 また指輪として使用する場合に、リングの厚さ方向に長くなると、着用した指 の両側の指が円形のリングの膨らみに当たって違和感が生じたり、長時間着用す ると痛みが生じる等の問題があった。

【０００７】 この考案は従来例の以上の欠点を解消しようとするもので、ブレスレットとし て使用する場合に連結金具の部分でリングを直線状に連結することができ、着用 しやすくかつ見た目にも優れたブレスレットになり、指輪として使用する場合に 着用した指の両側の指がリングの指の側面側に形成した凹部に収容されて違和感 がなく、長時間着用しても痛みが生じることのないブレスレット兼用指輪を提供 するものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

すなわちこの考案のブレスレット兼用指輪は、ほぼ同一輪郭の複数のリングと 、各リングを直線状ないし折り畳んだ状態に保持できるよう連結する蝶番と、連 結したリングの両端に取り付けられ、互いに着脱自在に係合する連結金具とを備 え、各リングを伸ばした状態でブレスレットとして、また各リングを折り畳んだ 状態で指輪として使用するようにしたブレスレット兼用指輪において、連結した リングの両端に取り付けた連結金具をそれぞれリングに首振り自在に取り付け、 さらに複数のリングの指の側面側に凹部を形成したことを特徴ものである。

【０００９】

【作用】

この考案のブレスレット兼用指輪は以上のように構成したので、ブレスレット として使用する場合に連結金具の部分でリングを直線状に連結することができ、 着用しやすくかつ見た目にも優れたブレスレットになり、指輪として使用する場 合に着用した指の両側の指がリングの指の側面側に形成した凹部に収容されて違 和感がなく、長時間着用しても痛みが生じることのないブレスレット兼用指輪を 提供できるようになった。

【００１０】

【実施例】

以下、この考案のブレスレット兼用指輪の一実施例を図面に基いて詳細に説明 する。

【００１１】 図１ないし図４において、１はほぼ同一輪郭とした複数のリングで、各リング １の間は蝶番２で折り畳んだり伸ばしたりできるよう連結されている。すなわち 、各リング１の連結部において蝶番２，３をリングの面に互い違いに取り付け、 波状に折り畳めるように連結している。したがって各リング１は、蝶番２，３を 介して直線状に伸ばした状態、ないし各蝶番２，３がそれぞれ集合するよう折り 畳んで積層ブロック状に保持することができる。

【００１２】 図１は各リング１を直線状に伸ばした状態を示す正面図、図２はその背面図、 図３はその側面図、図４はその要部拡大斜視図である。なお図４には複数のリン グの指の側面側に形成した凹部１０が示されているが、これは指輪として使用す る場合に着用した指の両側の指がリング１の指の側面側に形成した凹部１０に収 容されて違和感なく使用することができ、しかも長時間着用しても痛みが生じる ことがない。

【００１３】 図５は連結したリング１の両端に取り付けられ、互いに着脱自在に係合する連 結金具４を示すものである。この連結金具４は表面側の装飾板１１と底板１２と を備え、両者を支柱１３で所定の間隔で固定した収納ケース５と、この収納ケー ス５にはめ込むバネ部材６とからなっている。

【００１４】 収納ケース５は端部に形成された支柱１３間の開口部１４を備え、開口部１４ の上部両側には係止部１５が形成されている。他方、バネ部材６はＶ字形に折り 畳まれ、その開放端部に上記係止部１５に係合するストッパ１６が設けられ、そ の上部に操作用のつまみ１７が形成されている。

【００１５】 上記構成のブレスレット兼用指輪の使用に際しては、各リング１を伸ばした状 態で腕に巻き付け、図６のように円形に丸めて両端の連結金具４を組み付ければ 、ブレスレットとして使用することができる。

【００１６】 また図７のように波状に折り畳んで行き、図８のように各リング１を各蝶番２ ，３がそれぞれ集合するよう折り畳んだ状態で積層ブロック状に保持し、リング １の一端で対向する収納ケース５およびバネ部材６からなる連結金具４を組み付 けて固定すれば、そのまま指２１を差し込んで指輪として使用することができる 。

【００１７】 その際、連結したリング１の両端に取り付けた収納ケース５およびバネ部材６ からなる連結金具４のそれぞれをリング１に首振り自在に取り付けているので、 直線状に展開してブレスレットとして使用する際、リング１の延長線上に連結金 具４が無理なく位置付けられ、着用しやすくかつ見た目にも優れたブレスレット を提供することができる。また折り畳んで指輪として使用する場合にも、折り畳 んで連結する操作等が非常に簡単である。

【００１８】

【考案の効果】

この考案のブレスレット兼用指輪は以上のように構成したので、ブレスレット として使用する場合に連結金具の部分でリングを直線状に連結することができ、 着用しやすくかつ見た目にも優れたブレスレットになり、指輪として使用する場 合に着用した指の両側の指がリングの指の側面側に形成した凹部に収容されて違 和感がなく、長時間着用しても痛みが生じることのないブレスレット兼用指輪を 提供できるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のブレスレット兼用指輪の一実施例を
示し、各リング１を直線状に伸ばした状態を示す正面図
である。

【図２】その背面図である。

【図３】その側面図である。

【図４】その要部拡大斜視図である。

【図５】連結金具の斜視図である。

【図６】ブレスレットとして使用する場合の側面図であ
る。

【図７】折り畳む工程を示す側面図である。

【図８】指輪として使用する場合の側面図である。

【符号の説明】

１ リング ２，３ 蝶番 ４ 連結金具 ５ 収納ケース ６ バネ部材 １０ 凹部 １１ 装飾板 １２ 底板 １３ 支柱 １４ 開口部 １５ 係止部 １６ ストッパ １７ 操作用つまみ ２１ 指

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ほぼ同一輪郭の複数のリングと、各リン
   グを直線状ないし折り畳んだ状態に保持できるよう連結
   する蝶番と、連結したリングの両端に取り付けられ、互
   いに着脱自在に係合する連結金具とを備え、各リングを
   伸ばした状態でブレスレットとして、また各リングを折
   り畳んだ状態で指輪として使用するようにしたブレスレ
   ット兼用指輪において、連結したリングの両端に取り付
   けた連結金具をそれぞれリングに首振り自在に取り付
   け、さらに複数のリングの指の側面側に凹部を形成した
   ことを特徴とするブレスレット兼用指輪。