JP3010662U - 結束紙葉類収納装置における収納量検出装置 - Google Patents

結束紙葉類収納装置における収納量検出装置

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JP3010662U JP1994013401U JP1340194U JP3010662U JP 3010662 U JP3010662 U JP 3010662U JP 1994013401 U JP1994013401 U JP 1994013401U JP 1340194 U JP1340194 U JP 1340194U JP 3010662 U JP3010662 U JP 3010662U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流通券、新券に関係無く収納部の集積状態を
確実に検出できるとともに、収納部が複数の収納区域を
有している場合にも集積状態検知のための部品点数が増
加しない紙葉類結束収納装置の提供を目的とする。 【構成】 水平移動可能な受け皿1に、検出手段である
超音波センサ11を設け、この超音波センサ11を受け
皿1とともに水平に移動させることによって、1つの超
音波センサ11により複数ある収納庫10について結束
紙葉類Sの集積状態を判定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数の収納区域を有する収納部に結束紙葉類を集積収納するように した結束紙葉類収納装置に係り、収納区域のそれぞれについて紙葉類の収納量を 検出可能な収納量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
所定枚数の紙葉類を結束するとともに、結束した束紙葉を収納するための収納 部を有する結束紙葉類収納装置としては、実開平1−144304号公報に示さ れる紙葉類結束収納装置が既に開示されている。 この紙葉類結束収納装置は、結束機構によって結束された結束紙葉類を、水平 移動可能に設けられる受箱(受け皿)で受け、該受箱を、複数の収納区域を有す る収納部の所定収納区域上にまで移動させて結束紙葉類を落下させ、これによっ て該受箱内の紙葉類を、収納部内の所定の収納区域内に区分け収納するものであ る。
【0003】 また、この紙葉類結束収納装置では、収納される結束紙葉類の計数を行ない、 この計数値が収納部の容量を越えたか否かにより該収納部のフルを検出する満杯 検出手段が設けられている。 しかしながら、一般に結束紙葉類の中には新券または流通券が含まれており、 新券あるいは流通券のみによって結束された結束紙葉類では、その厚さにかなり の差が生じるため、例えば、流通券を多く含む結束紙葉類が多く集積されるよう な場合には、結束紙葉類の計数値が収納部の容量に達する前に、該収納部がフル 状態となってしまい、その後から更に結束紙葉類が集積されると、受箱と収納部 との間に該結束紙葉類が挟まってしまったり、他の機構部に落ちて、トラブル発 生の原因になってしまうという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 そして、このような問題を解決するために、結束紙葉類を収納する束放出庫( 収納部)の側壁に、収納部内に結束紙葉類が存在していないのを検出する空検知 センサ、収納部の中がフル状態であることを検出するための満杯検知センサ、結 束紙葉類の残量が少ないことを検出するニアエンドセンサなどが、その目的に応 じた高さ位置に設けられている特開昭64−26998号公報の紙葉類結束収納 装置が提供されている。 そして、この紙葉類結束収納装置では、結束紙葉類が新券か流通券かに関係無 く、収納部内に集積された結束紙葉類の集積高さを直接検知するために、該結束 紙葉類が収納部から溢れ出すという心配は無いが、上述した空検知センサ、満杯 検知センサ、ニアエンドセンサといったセンサ類は、通常、発光/受光素子等か らなる光センサによって構成され、かつこのようなセンサ類は、収納部が複数の 収納区域を有している場合、これら収納区域のそれぞれに設ける必要があるので 、結果として部品点数が多くなり構成が複雑化するという問題が生じていた。
【0005】 本考案は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、流通券、新券に関係無 く収納部の集積状態を確実に検出できるとともに、収納部が複数の収納区域を有 している場合にも集積状態検知のための部品点数が増加しない紙葉類結束収納装 置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に示す考案では、水平移動可能に設けられ る受け皿に結束紙葉類を受け、該受け皿を収納部上にまで移動して、該収納部内 に受け皿の結束紙葉類を落下させるようにした結束紙葉類収納装置において、 受け皿に設けられ、収納部の底部に向けて超音波を発信するとともに、その反 射波を受信する超音波センサと、超音波センサが発信してから反射波を受信する までの時間を計測する受信時間計測手段と、超音波の進む速度と前記受信時間測 定手段で計測された時間から、超音波センサと収納部に集積される結束紙葉類の 最上部との間の距離を算出する距離算出手段と、前記超音波センサと、収納部内 に一定量集積される結束紙葉類の集積高さ位置との間の距離を比較基準距離とし て予め記憶する設定距離記憶手段と、前記距離算出手段で算出された距離と、設 定距離記憶手段で記憶される比較基準距離とを比較して、設定距離記憶手段で記 憶される距離が長い場合に、集積した結束紙葉類が設定した集積高さ位置に達し たと判定する判定手段とを有することを特徴とする。
【0007】 第2の請求項に示す考案では、前記設定距離記憶手段は、超音波センサと、収 納部に集積される結束紙葉類の集積状態がフル状態であるときの該結束紙葉類の 上面高さとの間の距離を、比較基準距離として予め記憶し、 前記判定手段は、距離算出手段で算出された距離と設定距離記憶手段で記憶さ れる比較基準距離とを比較して、設定距離記憶手段で記憶される距離が長い場合 に、収納部がフル状態であると判定することを特徴とする。
【0008】 第3の請求項に示す考案では、前記判定手段での判定結果に基づき、収納部が フル状態であることを表示する表示部が更に設けられていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
第1の請求項に示す考案では、まず、受信時間計測手段が、超音波センサが発 信してから反射波を受信するまでの受信時間を計測し、その後、距離算出手段が 、この受信時間と超音波の進む速度とから、超音波センサと収納部に集積される 結束紙葉類の最上部との間の距離を算出する。 一方、設定距離記憶手段には、超音波センサと、収納部内に一定量集積される 結束紙葉類の集積高さ位置との間の距離が比較基準距離として予め記憶されてお り、更に判定手段では、この設定距離記憶手段に記憶された比較基準距離と、前 記距離算出手段で算出された距離とを比較して、該比較基準距離が長い場合に、 集積した結束紙葉類が設定した集積高さ位置に達したと判定する。 すなわち、本考案では、収納部内に比較基準距離以上の結束紙葉類が集積され たか否かによって該収納部内の結束紙葉類の集積状態を直接検出できるので、比 較基準距離を適宜設定記憶することによって、結束紙葉類が新券か流通券かに関 係無く、収納部内の結束紙葉類がフル状態にあるか、ニアフル状態にあるかを確 実に検出することができる。また、本考案では、水平移動可能な受け皿に、検出 手段である超音波センサが設けられているので、この超音波センサを受け皿とと もに水平に移動させることによって、複数の収納区域を有する収納部について、 全ての収納区域内の結束紙葉類の集積状態を判定することが可能となり、これに よって従来のように収納区域毎にセンサ類を設ける必要が無くなり、全体構成の 簡略化を図ることもできる。
【0010】 第2の請求項に示す考案では、設定距離記憶手段に、超音波センサと、収納部 に集積される結束紙葉類の集積状態がフル状態であるときの該結束紙葉類の上面 高さとの間の距離を、比較基準距離として予め記憶しておいた上で、判定手段は 、距離算出手段で算出された距離と設定距離記憶手段で記憶される比較基準距離 とを比較して、設定距離記憶手段で記憶される距離が長い場合に、収納部がフル 状態であると判定するようにしているので、このような判定処理により、収納部 内の結束紙葉類がフル状態にあることを確実に検知することが可能となる。
【0011】 第3の請求項に示す考案では、判定手段での判定結果に基づき、収納部がフル 状態であることを表示する表示部が更に設けられているので、オペレータは、こ の表示内容を参照することにより、収納部内の結束紙葉類がフル状態にあること を確実に知ることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。 図1は結束紙葉類収納装置の受け皿1付近を示したものであり、この受け皿1 内には、結束機構部を通じて結束紙葉類Sが投入される。 この結束機構部は、機体の上部位置にて結束テープ15により金種別に紙葉類 を結束する結束部と、該結束部で結束された結束紙葉類Sをエレベータ2により 下方に降下させ、この降下位置にて該エレベータ2を横方向に移動させることに よって、機体の下方位置に待機する受け皿1に落下させる搬送部とから構成され るものである。
【0013】 受け皿1は、ガイド3に沿って矢印a−b方向に水平移動可能に設けられた受 け皿本体4と、受け皿本体4に水平軸5を中心とした矢印c−d方向への回動に よって、該受け皿本体4の底部6を開閉する一対のシャッタ7によって構成され るものであって、シャッタ7が閉鎖位置にあるときに、該シャッタ7上に結束部 機構のエレベータ2を通じて搬送された結束紙葉類Sが載置され、また、シャッ タ7が開放位置にあるときに、該シャッタ7上に載置されている結束紙葉類Sが 、下方に設けられた収納部8に落下されるようになっている。 なお、受け皿1のガイド3に沿う移動、シャッタ7の開閉動作は、図示しない 駆動手段によって行われる。
【0014】 収納部8は、3つの仕切板9で仕切られることにより4箇所の収納庫10を有 する構成とされているものであって、これらの収納庫10には、結束紙葉類Sが 金種別に収納されるが、これに限定されること無く、1つの収納庫10に複数種 の金種を収納しても良い。 また、シャッタ7の一方の下面には、超音波の発信及び受信を行う超音波セン サ11(超音波トランデューサ)が設けられている。
【0015】 この超音波センサ11は、シャッタ7が閉鎖位置に配置されて水平な状態を保 持しているときに、鉛直方向下方に超音波を発信し、更に反射して戻ってきた超 音波を反射波として受信するものであって、該シャッタ7に設けられる超音波セ ンサ11の位置は、受け皿1が一収納庫10上に停止したときに、当該収納庫1 0内の結束紙葉類Sに巻回される結束テープ15の鉛直方向上方となるように設 定されている(図2参照)。 なお、超音波センサ11をこのような配置としたのは、該超音波センサ11の 発信位置を結束テープ15の鉛直方向上方以外とした場合には、結束紙葉類Sの 中に含まれる流通券に折れ癖がついていたりして、紙葉類Sの最上部に凹凸が生 じている可能性があり、これによって超音波センサ11が発射する超音波の反射 波を確実に受信することができなくなるからであり、従って、超音波をフラット な面を成す結束テープ15に向けて発信させることによって、より確実に反射波 を受信させるようにしている。
【0016】 次に、図1、図2に示す結束紙葉類収納装置を制御するための制御ブロック図 を図3を参照して説明する。 このブロック図は、超音波センサ11、受信時間測定手段20、距離算出手段 21、設定距離記憶手段22、判定手段23、表示手段24といった構成要素を 有するものであって、これら構成要素の中で、受信時間測定手段20、距離算出 手段21、設定距離記憶手段22、判定手段23によって制御部30が構成され る。 以下に、上記構成要素を説明する。
【0017】 超音波センサ11は、図2に示すように一定周波数の超音波を鉛直方向下方に 向けて所定時間(短時間)発信し、この超音波が、収納庫10に集積された結束 紙葉類Sの最上面(詳しくは、最上に位置する結束紙葉類Sの結束テープ15上 面)にて反射された際の反射波を受信するものである。 受信時間測定手段20は、超音波センサ11が超音波の発信を開始した発信開 始時から、超音波の反射波を受信した受信時までの時間を計測するものである。 距離算出手段21は、超音波の進む速度Sとその計測時間Tとから、超音波の 進んだ距離M(=ST)を算出し、更に算出した距離Mに基づき、超音波センサ 11と収納庫10に集積される結束紙葉類Sの最上面との間の距離M1(=M/ 2)を算出するものである(図2参照)。
【0018】 設定距離記憶手段22は、収納庫10内にて結束紙葉類Sが満杯に集積される ときの該結束紙葉類Sの最上面と、超音波センサ11との間の距離M2 を比較基 準距離として記憶するものであって、その比較基準距離を示す記憶データは判定 手段23に供給される。 判定手段23は、距離算出手段21で算出された距離M1 と、設定距離記憶手 段22に記憶されている比較基準距離M2 とを比較して、「M1≦M2」の関係に あるか否かを判定し、「M1≦M2」の関係にある場合に収納庫10が満杯状態で あると判定し、「M1>M2」の関係にある場合に収納庫10内に結束紙葉類を受 け入れ可能であると判定する。 表示手段24は、判定手段23の判定結果に基づき、収納庫10内が満杯であ ると判定された場合に、その旨を表示するものである。
【0019】 次に、上記のように構成された結束紙葉類収納装置における収納量検出装置の 作用について説明する。 (1)結束機構部にて所定金種の紙葉類が結束された結束紙葉類Sは、搬送部の エレベータ2によって、受け皿1上まで移送される。 結束紙葉類Sを受けた受け皿1は、所定金種に応じた収納庫10上に移動され (このときの位置決めは図示しないセンサによって行われる)、その位置でシャ ッタ7が開放されて、載置する結束紙葉類Sを下方に落下させて収納させる。 (2)開放されたシャッタ7が閉鎖されると、その位置で前記超音波センサ11 から、集積された結束紙葉類S向けて超音波が発信/受信され、このときの超音 波の発信から受信までの時間を受信時間測定手段20が計測する。
【0020】 (3)受信時間測定手段20が計測時間に基づき、距離算出手段21は、超音波 センサ11と収納庫10に集積される結束紙葉類Sの最上面との間の距離M1 を 算出し、その後、判定手段23は、距離算出手段21で算出された距離M1 と、 設定距離記憶手段22に予め記憶されている比較基準距離M2 とを比較して、「 M1≦M2」の関係にあるか否かを判定し、「M1≦M2」の関係にある場合に収納 庫10が満杯状態であると判定し、「M1>M2」の関係にある場合に収納庫10 内に結束紙葉類を受け入れ可能であると判定する。 (4)表示手段24は、判定手段23が収納庫10内が満杯であると判定した場 合に、その旨を表示させ、これによって作業者に対して満杯となった収納庫10 内の結束紙葉類Sを回収させるようにする。
【0021】 なお、上記実施例では、設定距離記憶手段22に、収納庫10内にて結束紙葉 類Sが満杯状態(フル状態)で集積されるときの該結束紙葉類Sの最上面と、超 音波センサ11との間の距離M2 を比較基準距離として記憶したが、これに限定 されず、収納庫10内にて結束紙葉類Sが満杯に近い状態(ニアフル状態)で集 積されるときの該結束紙葉類Sの最上面と、超音波センサ11との間の距離M2 ’(M2 よりも長い距離)を比較基準距離として記憶しても良く、その目的に応 じた比較基準距離を複数設定しても良い。 そして、このような複数の比較基準距離を設定した場合には、判定手段23で は、距離算出手段21で算出した距離M1 と、設定距離記憶手段22に複数記憶 されている比較基準距離M2、M2’とを比較判定し、これによってフル状態の判 定とともにニアフル状態の判定も行うようにする。
【0022】 以上詳細に説明したように本実施例に示す結束紙葉類収納装置における収納量 検出装置では、収納部8の収納庫10内に比較基準距離以上の結束紙葉類Sが集 積されたか否かによって該収納庫10内の結束紙葉類Sの集積状態を直接検出で きるので、これら比較基準距離M2,M2’を適宜設定記憶することによって、結 束紙葉類Sが新券か流通券かに関係無く、収納庫10内の結束紙葉類Sがフル状 態にあるか、ニアフル状態にあるかを確実に判定することができる。また、本実 施例では、水平移動可能な受け皿1に、検出手段である超音波センサ11が設け られているので、この超音波センサ11を受け皿1とともに水平に移動させるこ とによって、複数ある収納庫10について結束紙葉類Sの集積状態を判定するこ とが可能となり、これによって従来のように収納庫10毎にセンサ類を設ける必 要が無くなり、全体構成の簡略化を図ることも可能となる。
【0023】 また、上記実施例では、設定距離記憶手段22に、超音波センサ11と、収納 庫10に集積される結束紙葉類Sの集積状態が満杯状態であるときの該結束紙葉 類Sの上面高さとの間の距離を、比較基準距離M2 として予め記憶しておいた上 で、判定手段23は、距離算出手段21で算出された距離Mと設定距離記憶手段 22で記憶される比較基準距離M2 とを比較して、比較基準距離M2 が長い場合 に、収納庫10が満杯状態であると判定するようにしているので、このような判 定処理により、収納庫10内の結束紙葉類Sが満杯状態にあることを確実に検知 することが可能となる。
【0024】 また、上記実施例では、判定手段23での判定結果に基づき、収納庫10が満 杯状態であることを表示する表示手段24が更に設けられているので、オペレー タは、この表示内容を参照することにより、収納庫10内の結束紙葉類Sが満杯 状態にあることを確実に知ることができる。 また、収納庫10内の結束紙葉類Sの集積状態を検知する超音波センサ11は 、受け皿1の底部に水平軸5を中心として回動されるシャッタ7の下面に設けら れ、シャッタ7が閉じて水平となって該シャッタ7上に結束紙葉類Sを載置可能 な状態で、収納庫10の底部に向けて超音波を発信するとともに、その反射波を 受信するものであるので、シャッタ7が開閉されて、シャッタ7上の結束紙葉類 Sが収納庫10に収納させた直後に、超音波センサ11の検出信号に基づいて、 該収納庫10の満杯状態の検出を行うことができ、これによって該収納庫10が 満杯状態となったと同時に直に結束紙葉類Sの回収を行うことが可能となる。
【0025】 また、上記実施例では、シャッタ7上に載置した結束紙葉類Sを収納庫10に 落下させて、シャッタ7を閉鎖したときに、該収納庫10内の結束紙葉類Sの集 積状態を判定するようにしたが、これに限定されず、シャッタ7上に載置した結 束紙葉類Sを収納庫10に落下させる直前に該収納庫10内の結束紙葉類Sの集 積状態を判定するようにし、この判定結果により、該収納庫10内がフル状態、 ニアフル状態であってときには、受け皿1を移動させて、結束紙葉類Sの落下箇 所を変更しても良い。 また、上記実施例では、収納庫10内の結束紙葉類がフル状態、ニアフル状態 で否かを判定するようにしたが、この収納庫10に結束紙葉類Sを出金させる機 構が設けられている場合には、設定距離記憶手段22に、収納庫10が空である ときの該収納庫10の底面と超音波センサ11との距離、あるいは結束紙葉類S がニアエンド状態であるときの該結束紙葉類Sの最上面と、超音波センサ11と の間の距離を、比較基準距離として記憶すれば、エンド判定、ニアエンド判定も 可能となる。 また、上記実施例に示される紙葉類は、例えば紙幣であっても良いし、債券、 証券、宝くじ類であっても良い。
【0026】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように第1の請求項に示す考案では、収納部内に比較 基準距離以上の結束紙葉類が集積されたか否かによって該収納部内の結束紙葉類 の集積状態を直接検出できるので、比較基準距離を適宜設定記憶することによっ て、結束紙葉類が新券か流通券かに関係無く、収納部内の結束紙葉類がフル状態 にあるか、ニアフル状態にあるかを確実に検出することができる。また、本考案 では、水平移動可能な受け皿に、検出手段である超音波センサが設けられている ので、この超音波センサを受け皿とともに水平に移動させることによって、複数 の収納区域を有する収納部について、全ての収納区域内の結束紙葉類の集積状態 を判定することが可能となり、これによって従来のように収納区域毎にセンサ類 を設ける必要が無くなり、全体構成の簡略化を図ることも可能となる。
【0027】 第2の請求項に示す考案では、設定距離記憶手段に、超音波センサと、収納部 に集積される結束紙葉類の集積状態がフル状態であるときの該結束紙葉類の上面 高さとの間の距離を、比較基準距離として予め記憶しておいた上で、判定手段は 、距離算出手段で算出された距離と設定距離記憶手段で記憶される比較基準距離 とを比較して、設定距離記憶手段で記憶される距離が長い場合に、収納部がフル 状態であると判定するようにしているので、このような判定処理により、収納部 内の結束紙葉類がフル状態にあることを確実に検知することが可能となる。
【0028】 第3の請求項に示す考案では、判定手段での判定結果に基づき、収納部がフル 状態であることを表示する表示部が更に設けられているので、オペレータは、こ の表示内容を参照することにより、収納部内の結束紙葉類がフル状態にあること を確実に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納部8上に配置される受け皿1を示す正面
図。
【図2】図2は図1の右側面図であって、受け皿1がい
ずれかの収納庫10上に位置するときの結束紙葉類Sと
超音波センサ11の位置関係を示す図である。
【図3】図1、図2に示す結束紙葉類収納装置を制御す
るための制御ブロック。
【符号の説明】
1 受け皿 7 シャッタ 8 収納部 10 収納庫(収納区域) 11 超音波センサ 15 結束テープ 20 受信時間測定手段 21 距離算出手段 22 設定距離記憶手段 23 判定手段 30 制御部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平移動可能に設けられる受け皿に結束
    紙葉類を受け、該受け皿を収納部上にまで移動して、該
    収納部内に受け皿の結束紙葉類を落下させるようにした
    結束紙葉類収納装置において、 受け皿に設けられ、収納部の底部に向けて超音波を発信
    するとともに、その反射波を受信する超音波センサと、 超音波センサが発信してから反射波を受信するまでの時
    間を計測する受信時間計測手段と、 超音波の進む速度と前記受信時間測定手段で計測された
    時間とから、超音波センサと収納部に集積される結束紙
    葉類の最上部との間の距離を算出する距離算出手段と、 前記超音波センサと、収納部内に一定量集積される結束
    紙葉類の集積高さ位置との間の距離を比較基準距離とし
    て予め記憶する設定距離記憶手段と、 前記距離算出手段で算出された距離と、設定距離記憶手
    段で記憶される比較基準距離とを比較して、該設定距離
    記憶手段で記憶される距離が長い場合に、集積した結束
    紙葉類が設定した集積高さ位置に達したと判定する判定
    手段とを有することを特徴とする結束紙葉類収納装置に
    おける収納量検出装置。
  2. 【請求項2】 前記設定距離記憶手段は、超音波センサ
    と、収納部に集積される結束紙葉類の集積状態がフル状
    態であるときの該結束紙葉類の上面高さとの間の距離
    を、比較基準距離として予め記憶し、 前記判定手段は、距離算出手段で算出された距離と設定
    距離記憶手段で記憶される比較基準距離とを比較して、
    該設定距離記憶手段で記憶される距離が長い場合に、収
    納部がフル状態であると判定することを特徴とする請求
    項1記載の結束紙葉類収納装置における収納量検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段での判定結果に基づき、収
    納部がフル状態であることを表示する表示部が更に設け
    られていることを特徴とする請求項2記載の結束紙葉類
    収納装置における収納量検出装置。
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