JP3010330U - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
- Publication number
- JP3010330U JP3010330U JP1994014057U JP1405794U JP3010330U JP 3010330 U JP3010330 U JP 3010330U JP 1994014057 U JP1994014057 U JP 1994014057U JP 1405794 U JP1405794 U JP 1405794U JP 3010330 U JP3010330 U JP 3010330U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shell
- slide washer
- rotor shell
- connector
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コネクタ同志の着脱を押す、引くだけという
簡単なワンタッチ操作で確実にして、かつ速やかに行う
ことができるコネクタを提供すること。 【構成】 リングシェル11内にスライドワッシャ18
がその径方向で回転不能とし、かつその軸方向ではスラ
イド可能として設けられ、スライドワッシャ18内には
切欠溝を有するローターシェル21がその径方向で回転
可能として設けられ、該ローターシェル21内には絶縁
物31で固装の中心導体32を有する内部シェル29が
設けられ、雌型コネクタ1の突起3が結合方向に押し入
れられると、突起3と切欠溝との係合およびスライドワ
ッシャ内径部突起と切欠溝との係合によりローターシェ
ル21が径回転せられ、両コネクタ1、10は結合接続
される。
簡単なワンタッチ操作で確実にして、かつ速やかに行う
ことができるコネクタを提供すること。 【構成】 リングシェル11内にスライドワッシャ18
がその径方向で回転不能とし、かつその軸方向ではスラ
イド可能として設けられ、スライドワッシャ18内には
切欠溝を有するローターシェル21がその径方向で回転
可能として設けられ、該ローターシェル21内には絶縁
物31で固装の中心導体32を有する内部シェル29が
設けられ、雌型コネクタ1の突起3が結合方向に押し入
れられると、突起3と切欠溝との係合およびスライドワ
ッシャ内径部突起と切欠溝との係合によりローターシェ
ル21が径回転せられ、両コネクタ1、10は結合接続
される。
Description
【0001】
本考案は、コネクタに関し、更に詳しくは、雌型コネクタ(レセプタクル)と の着脱が押す(PUSH)、引く(PULL)だけのワンタッチ操作で行うこと ができる、所謂プッシュプル構造の雄型コネクタ(プラグ)に係るものである。
【0002】
従来、円筒形シェルの外周に突起が上下対称に突設され、シェル内部には絶縁 物を介して中心導体が固装された雌型コネクタ(レセプタクル)と結合する雄型 コネクタ(プラグ)は、特に図示しないが、その接続リングに一対のテーパー溝 が設けられ、両者の着脱は、雌型コネクタの一対の突起を雄型コネクタの一対の テーパー溝に係合させた状態で接続リングを時計方向に回転させて結合させ、ま た接続リングを逆方向に回転させて結合解除させる構造のものが一般的であった 。
【0003】
ところで、このような回転方式による着脱構造では、放送機器の裏側等、非常 にスペースの狭い所や奥まった場所においては専用の嵌合治具を用いて着脱しな ければならないが、これとてその作業が非常に困難で、作業性がきわめて悪いと いう問題点があった。
【0004】 本考案は、このような従来の技術が有する問題点に鑑みなされたもので、その 目的とするところは、コネクタ同志の着脱を押す、引くだけというきわめて簡単 なワンタッチ操作によって確実に行うことができる作業性に優れたコネクタを提 供することにある。
【0005】
この目的のため、本考案は、外周に突起を有するシェル開口部内に絶縁物を介 して中心導体が固装されてなる雌型コネクタと結合する雄型コネクタであって、 リングシェルと、該リングシェル内にその径方向で回転不能とし、かつその軸方 向ではスライド可能として設けられたスライドワッシャと、該スライドワッシャ 内にその径方向で回転可能として設けられたローターシェルと、該ローターシェ ル内に設けられた内部シェルと、該内部シェル内に絶縁物を介して固装された中 心導体と、前記ローターシェルの後側と前記スライドワッシャとの間に弾装され たスライドワッシャを前後方向に付勢するスプリングとを含み、前記ローターシ ェルには、前記雌型コネクタの突起の結合方向および離脱方向への摺動に伴い該 ローターシェルを径回転させる複数の切欠溝と、前記スライドワッシャの内径部 突起と係合し、かつ該スライドワッシャの軸方向へのスライドに伴い同時にロー ターシェルを径回転させる複数の切欠溝とを有し、前記雌型コネクタの突起が前 記ローターシェルの切欠溝に沿い結合方向に押圧摺動せられることにより結合せ られ、また離脱方向に引き抜かれることにより結合解除せられる構成を特徴とす るものである。
【0006】
実施例について図面を参照し、その作用と共に説明する。先ず、図22を参照 して、従来例であり、本案コネクタと結合する雌型コネクタ(レセプタクル)1 について説明すると、コネクタ1は、黄銅等の導電性材料によって円筒形に形成 され、かつそのやや前方寄りの外周には上下対称に2つの突起3が突設されたシ ェル2と、該シェル2内に絶縁物4を介して固装された中心導体5とを有してい る。
【0007】 この雌型コネクタ1と結合する本案雄型コネクタ10は、図1から図5に示さ れているように、円筒形のリングシェル11を含んでいる。リングシェル11は 同心状の大径部12と小径部13とからなる貫通孔14を有し、大径部12と小 径部13とで係止段部15が形成され、大径部12の内周面軸方向には径止段部 15までに亘って180度間隔で2つのスリット16が設けられ、また小径部1 3の内周面軸方向には180度間隔で2つのスリット17が設けられている。リ ングシェル11内の大径部12側にはスライドワッシャ18が、その径方向で回 転不能とし、かつその軸方向ではスライド可能として設けられている。更に説明 すると、スライドワッシャ18は、その外径部と内径部に180度間隔でそれぞ れ2つの外径部突起19と内径部突起20を有し、2つの外径部突起19がリン グシェル11の2つのスリット16と係合して径方向で回転できないようになっ ており、かつスライドワッシャ18内に設けられたローターシェル21と連動し 、外径部突起19がスリット16に沿い軸方向にスライドできるようになって いる。ローターシェル21は、図4および図5に示されているように、円筒体で あって、その軸方向の一側には、雌型コネクタ1の突起3の結合方向および離脱 方向への摺動に伴い、該ローターシェル21を径回転させる一端が開口する複数 の切欠溝22を有し、また軸方向の他側にはスライドワッシャ18の内径部突起 20と係合し、かつスライドワッシャ18の軸方向へのスライドに伴い同時にロ ーターシェル21を径回転させる複数の切欠溝23を有している。更に説明すれ ば、一側切欠溝22は、端面からの傾斜溝部24とこれに連なる適宜長さの軸方 向溝部25およびこれに連なる軸方向溝部25よりも短い周方向溝部26から形 成され、また一側切欠溝22と対応して設けられている他側切欠溝23は、端面 からの適宜長さの軸方向溝部27とこれと連なり、かつ切欠溝22における周方 向溝部26に向け傾斜させた傾斜溝部28とから形成されている。そして、ロー ターシェル21は、その傾斜溝部28がスライドワッシャ18の内径部突起20 と係合した状態で設けられ、スライドワッシャ18のスライドに伴いローターシ ェル21が径回転するようになっている。
【0008】 ローターシェル21内には、外径つば部30を有する円筒状の内部シェル29 が固装されると共に、該内部シェル29内には、絶縁物31を介して中心導体3 2が固装され、更に内部シェル29、ローターシェル21およびリングシェル1 1はワッシャ33、34、ブッシュ35により相互に固装されている。またロー ターシェル21の後側であるワッシャ33とスライドワッシャ18との間には、 スライドワッシャ18を前後方向に付勢するコイルスプリング36が弾装され、 また内部シェル29の外径つば部30とローターシェル21の後側との間には、 内部シェル29を前後方向に付勢するコイルスプリング37が弾装されている。 なお、図2において、38はフェルール、39はケーブルを示す。本実施例は、 ローターシェル21の切欠溝22とこれに対応するリングシェル11のスリット 17が180度間隔で2つ設けられている場合であるが、これに限定されず、切 欠溝22とスリット17は90度間隔で4つ設けても良く、その数は任意である 。
【0009】 次に、上記の構成に係る本案コネクタ10と雌型コネクタ1との結合、離脱動 作について説明する。先ず、結合時には、雌型コネクタ1の突起3をコネクタ1 0におけるリングシェル11のスリット17に沿い結合方向に押し入れると、突 起3によってローターシェル21の切欠溝22における傾斜溝部24が径回転方 向に押されると、同時にスライドワッシャ18がコイルスプリング36の弾力に 抗し、その内径部突起20が切欠溝23に沿い図4に示されている実線矢印イ方 向に可動してローターシェル21が図4に示されている実線矢印ハ方向に径回転 せられ、突起3が傾斜溝部24を乗り越えると、スライドワッシャ18がコイル スプリング36の復帰力により図4に示されている実線矢印ロ方向に可動して基 準位置に戻り、同時にローターシェル21が図4に示されている実線矢印ニ方向 に反転して基準位置に戻り、突起3は周方向溝部26で係止せられ、両コネクタ 1、10は結合し、両中心導体5、32は電気的に接続される。結合動作時にお ける雌型コネクタ1の突起3と本案コネクタ10におけるローターシェル21の 切欠溝22との位置関係は、図6から図9に示されている如くであり、これと連 動するスライドワッシャ18の内径部突起20とローターシェル21の切欠溝2 3との位置関係は、図10から図13に示されている如くである。
【0010】 次に、離脱時には雌型コネクタ1、本案コネクタ10を離脱方向にリングシェ ル11を持って引張ると、該リングシェル11に係止されているスライドワッシ ャ18がコイルスプリング36の弾力に抗し、その内径部突起20が切欠溝23 に沿い、図4に示されている実線矢印イ方向に可動してローターシェル18が図 4に示されている実線矢印ハ方向に径回転せられ、周方向溝部26による突起3 の係止が外れ、両コネクタ1、10の結合は解除され、両中心導体5、32の電 気的な接続は解除される。両コネクタ1、10間の結合が解除されると、ロータ ーシェル21は、コイルスプリング36の復帰力によってリングシェル11の内 部に納まりながら図4に示されている実線矢印ニ方向に反転して基準位置に戻る 。この離脱動作時における雌型コネクタ1の突起3と本案コネクタ10におけ るローターシェル21の切欠溝22との位置関係は、図14から図17に示され ている如くであり、またスライドワッシャ18の内径部突起20とローターシェ ル切欠溝23との位置関係は、図18から図21に示されている如くである。
【0011】
しかして、本考案によれば、コネクタの着脱は、結合方向に押し、離脱方向に 引くだけという極めて簡単なワンタッチ操作で確実にして、かつ速やかに行うこ とができて、作業性に優れると共に、放送機器の裏側等、非常にスペースが狭く て手の入り難い場所や奥まった場所においても、治具等一切用いないで着脱作業 を簡易にして、かつ速やかに行うことができる。
【図1】本考案に係るコネクタの一例での半断面図であ
る。
る。
【図2】雌型コネクタとの結合状態を示す半断面図であ
る。
る。
【図3】リングシェルの斜視図である。
【図4】ローターシェルとスライドワッシャとの関係を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図5】リングシェルとローターシェルおよびスライド
ワッシャとの関係を示す一部断面の斜視図である。
ワッシャとの関係を示す一部断面の斜視図である。
【図6から図9】結合時における雌型コネクタの突起と
本案コネクタのローターシェル切欠溝との位置関係を示
す説明図である。
本案コネクタのローターシェル切欠溝との位置関係を示
す説明図である。
【図10から図13】結合時におけるスライドワッシャ
の内径部突起とローターシェル切欠溝との位置関係を示
す説明図である。
の内径部突起とローターシェル切欠溝との位置関係を示
す説明図である。
【図14から図17】離脱時における雌型コネクタの突
起と本案コネクタのローターシェル切欠溝との位置関係
を示す説明図である。
起と本案コネクタのローターシェル切欠溝との位置関係
を示す説明図である。
【図18から図21】離脱時におけるスライドワッシャ
の内径部突起とローターシェル切欠溝との位置関係を示
す説明図である。
の内径部突起とローターシェル切欠溝との位置関係を示
す説明図である。
【図22】本案コネクタと結合する従来よりの雌型コネ
クタの半断面図である。
クタの半断面図である。
1 雌型コネクタ 2 シェル 3 突起 4 絶縁物 5 中心導体 10 本案コネクタ 11 リングシェル 16、17 スリット 18 スライドワッシャ 19 外径部突起 20 内径部突起 21 ローターシェル 22、23 切欠溝 29 内部シェル 31 絶縁物 32 中心導体 36 コイルスプリング
フロントページの続き (72)考案者 池田 孝志 東京都渋谷区恵比寿南2丁目29番1号 多 治見無線電機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 外周に突起を有するシェル開口部内に絶
縁物を介して中心導体が固装されてなる雌型コネクタと
結合する雄型コネクタであって、 リングシェルと、 該リングシェル内にその径方向で回転不能とし、かつそ
の軸方向ではスライド可能として設けられたスライドワ
ッシャと、 該スライドワッシャ内にその径方向で回転可能として設
けられたローターシェルと、 該ローターシェル内に設けられた内部シェルと、 該内部シェル内に絶縁物を介して固装された中心導体
と、 前記ローターシェルの後側と前記スライドワッシャとの
間に弾装されたスライドワッシャを前後方向に付勢する
スプリングとを含み、 前記ローターシェルには、前記雌型コネクタの突起の結
合方向および離脱方向への摺動に伴い該ローターシェル
を径回転させる複数の切欠溝と、前記スライドワッシャ
の内径部突起と係合し、かつ該スライドワッシャの軸方
向へのスライドに伴い同時にローターシェルを径回転さ
せる複数の切欠溝とを有し、 前記雌型コネクタの突起が前記ローターシェルの切欠溝
に沿い結合方向に押圧摺動せられることにより結合せら
れ、また離脱方向に引き抜かれることにより結合解除せ
られる構成を特徴とするコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014057U JP3010330U (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014057U JP3010330U (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3010330U true JP3010330U (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=43146095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994014057U Expired - Lifetime JP3010330U (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010330U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017033725A1 (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 本多通信工業株式会社 | プラグ及びコネクタ |
-
1994
- 1994-10-19 JP JP1994014057U patent/JP3010330U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017033725A1 (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 本多通信工業株式会社 | プラグ及びコネクタ |
JP2017045597A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 本多通信工業株式会社 | コネクタの締結構造 |
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