JP3010195U - すべり止めつき仏具台 - Google Patents

すべり止めつき仏具台

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JP3010195U
JP3010195U JP1994012684U JP1268494U JP3010195U JP 3010195 U JP3010195 U JP 3010195U JP 1994012684 U JP1994012684 U JP 1994012684U JP 1268494 U JP1268494 U JP 1268494U JP 3010195 U JP3010195 U JP 3010195U
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JP
Japan
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buddhist altar
phosphorus
stand
slip
fittings
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Application number
JP1994012684U
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Inventor
龍一 八木
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Yagiken Co Ltd
Original Assignee
Yagiken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リンや木魚などの鳴物仏具を打ち鳴らしたと
きに該鳴物仏具が移動せず、しかも打楽器の重要な機能
である音響効果を減衰することの少ないすべり止めつき
仏具台を提供することである。 【構成】 鳴物仏具を載せるための仏具台であって、前
記鳴物仏具が接する上面に粘着性かつ弾性を有するゴム
状の高分子よりなるすべり止め部材2aを設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はすべり止めつき仏具台に関する。さらに詳しくは、リンや木魚などの 鳴物仏具を打ち鳴らすときに該鳴物仏具が移動しないように、鳴物仏具を載せる ための仏具台の上面にすべり止め部材が固着されたすべり止めつき仏具台に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来より寺院や家庭において葬式や法事などの法会の際や仏壇を礼拝する際に リンや木魚などの鳴物仏具が用いられている。図5は鳴物仏具がリンのばあいの 従来の例であるが、通常鳴物仏具10のほかフトン20および仏具台30のセッ ト(以下、鳴物仏具セットといい、ばあいに応じてリンセットまたは木魚セット という)で構成されており、使用するときは仏具台30の上にフトン20を載せ 、さらにフトン20の上に鳴物仏具10を載せて使用する。前記鳴物仏具10、 フトン20および仏具台30はそれぞれバラバラに構成されており、使用時は各 部品を所定の位置に単に載せているだけである。鳴物仏具10の下に位置するフ トン20は鳴物仏具10を打ち鳴らしたときに鳴物仏具10が移動しないように 少しはすべり止めの役目を果たすが、その効果は少ない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記のように、すべり止めであるフトン20はその効果が充分とはいえず、前 記鳴物仏具10を打ち鳴らしているうちにフトン20の上に載せている鳴物仏具 10が徐々に移動するので、何度も鳴物仏具10をフトン20の上に載せ直さな ければならないという問題がある。
【0004】 たとえば、鳴物仏具セットのひとつであるリンセットはリン台の上にフトンを 載せ、さらにフトンの上にリンを載せて使用する。リンを打ち鳴らすときは撥( バイ)(リンを打ち鳴らすための棒状の打撃具でリン棒ともいう)でリンを打撃 するが、フトンの表面の布の摩擦係数が小さいためリンはフトンの上をすべりや すい。リンの大きさは、主として一般家庭で使用される口径が直径7.5cmぐ らいのものから寺院などで使用される直径90cmぐらいのものまであるが、小 さいサイズのものはリンの重量が軽いため特にすべりやすい。
【0005】 さらに、フトンはリンの底面の形状に沿ってほぼ中央が凹んでおり、リンをフ トンに載せるとリンの底面をフトンが包み込むような状態になるため、鳴物仏具 の音響を減衰させる力として働く。
【0006】
【外1】
【0007】 本考案はこのような問題を解決するためになされたものであり、リンや木魚な どの鳴物仏具を打ち鳴らしたときに該鳴物仏具が移動せず、しかも鳴物仏具の打 楽器としての重要な機能である音響効果を減衰することの少ないすべり止めつき 仏具台を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のすべり止めつき仏具台は、鳴物仏具を載せるための仏具台であって、 前記鳴物仏具が接する上面に粘着性かつ弾性を有するゴム状の高分子よりなるす べり止め部材が固着されていることを特徴としている。
【0009】
【外2】
【0010】 また、本考案にいう「仏具台」とは前記鳴物仏具を載せるための台をいう。
【0011】
【作用および実施例】
つぎに図面を参照しながら、本考案のすべり止めつき仏具台について説明する 。
【0012】 図1は本考案の一実施例を示す斜視図であって、その上にリンを載せた状態を 示し、図2は図1に示される本考案の一実施例を示す断面図、図3は本考案の他 の実施例を示す断面図であって、その上に木魚を載せた状態を示し、図4は本考 案のさらに他の実施例を示す断面図、図5は従来のリンセットの一例を示す断面 図である。
【0013】 図1〜図4において、1aはリン、1bは木魚、2aおよび2bはすべり止め 部材、3aはリン台、3bは木魚台である。
【0014】 図1および図2は鳴物仏具がリン、仏具台がリン台のばあいの実施例であり、 図3は鳴物仏具が木魚、仏具台が木魚台のばあいの実施例であるが、以下におい てはリンおよびリン台に代表させて説明する。
【0015】 図1および図2においてリン台3aの上面にすべり止め部材2aが固着されて いる。リン台3aの材質は木、プラスチックなどが用いられるが、製造コストの 点ではプラスチック、また高級感の点では木が好ましい。また、リン台3aの形 状は本実施例のように勾玉状のもの以外に円形、四角形、六角形などが用いられ るが、リン台3aの上に配置するリン1aが安定して載せられるものであればと くに形状は問わない。従来のようにフトンを載せる必要がないため設計は自由で ある。
【0016】 すべり止め部材2aはリン1aの底面がリン台3aの上面に接する面よりやや 大きめに構成されており、リン台の上面に固着される。すべり止め部材2aの材 料としてはゴム状の高分子であるソルボセイン(登録商標)のように粘着性かつ 弾性を有する材料が使用される。
【0017】 前記すべり止め部材2aの厚さは、リン1aの大きさなどによって異なるが、 通常2〜20mm程度であれば、良好な粘着性と弾性が達成される。一般在家用 のリン台では3〜5mm程度が好ましい。
【0018】 すべり止め部材2aをリン台3aに固着する手段は、接着剤を用いる接着が一 般的であるが、リン台3aの上面に設けた凹部への単なる嵌め込み、リン台3a の上面に設けた凹部への嵌め込みと接着の併用などの手段も採用できる。メンテ ナンスの点から単に凹部への嵌め込みが好ましい。
【0019】 すべり止め部材2aの形状ないし配置については、本実施例に示されるごとく 円形のもののほか四角形、三角形など多角形のすべり止め部材2aをリン台3a の上面に固着したもの、図4に示されるように円形のすべり止め部材2aまたは 四角形や三角形など多角形のすべり止め部材2aをリン台3aに設けた凹部へ嵌 め込んだものやさらに接着したものなどがあるが、リン1aの底面とすべり止め 部材2aとが確実に接触し、かつすべり止めの効果を発揮しうるものであれば、 特に限定されるものではない。
【0020】 なお、本考案は前記実施例に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で変更、 修正して実施することができることはもちろんである。
【0021】 つぎに、図1に示される本考案のリンセットを用いてすべり止めの効果を調べ た。
【0022】 図1に示されるすべり止め部材2aとしてソルボセイン(登録商標)で厚さが 3mmのものを用いた。
【0023】 仏壇のおまいりにおける所要時間は大体30分〜1時間程度であり、その間に リンを打ち鳴らす回数は宗派によって異なるが数十回から数百回程度である。図 5に示される従来のリンセットを使用するとリンを打ち鳴らす回数が大体数十回 に1回の割合でリンをフトンの中央に載せ直し、結局おまいりに要する時間の間 に数回から十数回リンをフトンの中央に載せ直した。
【0024】 一方、前記すべり止め部材2aが固着された本考案のすべり止めつきリン台に 載せたリンは仏壇のおまいりに要する前記時間の間に同数回打ち鳴らされたが、 リン台から落ちることは一度もなかった。
【0025】
【考案の効果】
このように本考案のすべり止めつき仏具台に鳴物仏具を載せて該仏具を打ち鳴 らしても前記仏具台の上をすべることがない。
【0026】 また、本考案のすべり止めつき仏具台によれば、従来のようにフトンを必要と せず鳴物仏具の底面全体をフトンが覆うことがないことに加えて、すべり止め部 材と鳴物仏具の接触面積が小さく、かつ鳴物仏具の振動部分とは接触がほとんど ないため、鳴物仏具を打ち鳴らしたときに音響効果を減衰することが少なく、長 時間残響音が楽しめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のすべり止めつきリン台にリ
ンを載せた状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示される本考案の一実施例を示す断面図
である。
【図3】本考案の他の実施例のすべり止めつき木魚台に
木魚を載せた状態の断面図である。
【図4】本考案のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】従来のリンセットの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1a リン 1b 木魚 2a、2b すべり止め部材 3a リン台 3b 木魚台

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鳴物仏具を載せるための仏具台であっ
    て、前記鳴物仏具が接する上面に粘着性かつ弾性を有す
    るゴム状の高分子よりなるすべり止め部材が固着されて
    いることを特徴とするすべり止めつき仏具台。
JP1994012684U 1994-10-14 1994-10-14 すべり止めつき仏具台 Expired - Lifetime JP3010195U (ja)

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JP3010195U true JP3010195U (ja) 1995-04-25

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020086080A (ja) * 2018-11-22 2020-06-04 株式会社小泉製作所 発音装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020086080A (ja) * 2018-11-22 2020-06-04 株式会社小泉製作所 発音装置
JP7187020B2 (ja) 2018-11-22 2022-12-12 株式会社小泉製作所 発音装置

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