JP3010063U

JP3010063U - 排水口のストレーナ

Info

Publication number: JP3010063U
Application number: JP1994013650U
Authority: JP
Inventors: 法明杉山
Original assignee: クリタック株式会社
Priority date: 1994-10-12
Filing date: 1994-10-12
Publication date: 1995-04-18
Anticipated expiration: 2000-10-12

Abstract

(57)【要約】【目的】ロータンクの蓋の水受け凹部の底にある排水
口が、水受け凹部の底に置いた装飾のための小石や、小
物で塞がれるのを防止する。【構成】排水口６に上から突入する通水可能な脚体１
と、排水口より大径で、前記脚体上に設けられた螺旋巻
回部２とからなり、脚体と螺旋巻回部を針金を曲げて一
体に成形する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、水洗トイレのロータンク、洗面台、流しシンクなどの排水口に取付け、物が排水口に落込むのを防止するストレーナに関する。

【０００２】

【従来の技術】

例えば、水洗トイレの雰囲気を和やかにするため、ロータンク蓋に形成された水受け凹部に小石を敷き並べたり、小さな動物、人形、樹木などの装飾用小物を置いたりすることが行われている。この場合、小石や小物が排水口からロータンクの内部に落込むのを防止するため、排水口とその回りに網目シートを敷き、小石や、小物はその網目シート上に並べている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、網目シートは排水口に対し固定されていないのでずれ動き、排水口の上が開放して小石や小物が排水口に落込むことがある。又、小石や小物が載っていない個所では網目シートが露出し、装飾効果を低減する。更に、排水口の真上に位置させて網目シート上に小石や小物を密集して置くと、水栓からロータンクの蓋の水受け凹部に給水された水の排水口への流入が妨げられる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上述の問題点を解消するための排水口のストレーナであって、排水口に上から突入する通水可能な脚体と、排水口より大径で、前記脚体上に設けられた螺旋巻回部とからなり、脚体と螺旋巻回部を針金を曲げて一体に成形したことを特徴とする。

【０００５】

【実施例】

図示の各実施例において、１は排水口に上から突入する通水可能な脚体、２は脚体上に形成された螺旋巻回部であり、螺旋巻回部は排水口より大径で、且つ螺旋のピッチは小である。この脚体１と螺旋巻回部２は直径０．８ｍｍ程度の１本の針金、例えばピアノ線を曲げて一体に成形する。

【０００６】排水口６は、図面では水洗トイレのロータンクの蓋７に形成された水受け凹部８に設けられ、水栓９から水受け凹部に給水された水をロータンクに流し落す。排水口の直径は、通常１５ｍｍ位である。

【０００７】図１〜３の第１実施例の脚体１は針金を直径約８ｍｍの螺旋状に巻いた螺旋筒で上下方向の長さは約２０ｍｍである。螺旋のピッチは約３ｍｍで、下端の巻回は環状にしてある。又、螺旋巻回部２は上向きに直径が減少する円錐形に針金を巻いて高さ約１５ｍｍに形成してあり、螺旋巻回部の下端の直径は約２６〜３０ｍｍ、上端の直径は約８〜１０ｍｍであり、上端の巻回も環状にしてある。螺旋巻回部の螺旋のピッチは約３ｍｍである。螺旋巻回部の下端の巻回２´は、脚体の上端の巻回から接線方向に延びる針金の直線部分３と連なっている。

【０００８】図４，５の第２実施例の脚体１は第１実施例と同様な螺旋筒である。しかし螺旋巻回部２の下半部２ａは下から上に向かって直径が拡大した漏斗形、上半部２ｂは円筒形であり、上半部の円筒径の直径は約２４ｍｍである。脚体１の螺旋の巻回の上端から直径を大にして螺旋巻回部の下端の巻回が始まり、これによって脚体と螺旋巻回部は一体に連なる。螺旋巻回部２の高さは約１５ｍｍ、脚体の長さは約１５ｍｍである。

【０００９】螺旋巻回部の上端の巻回も環状で、針金の延長部をＶ形に曲げたストッパ４をその環状の内部に位置させ、小石や小物が螺旋巻回部に上から入るのを阻止する。

【００１０】図６，７の第３実施例の螺旋巻回部２は第１実施例と同様な上向きに直径が減少する截頭円錐形である。脚体１は、幅約８ｍｍ、下向き長さ約２０ｍｍのＵ形でＵの一方の脚の上端が半径方向外向きに延びる針金の直線部分５によって螺旋巻回部の下端の巻回に連なり、螺旋巻回部と一体になっている。

【００１１】使用するには脚体１を排水口６に上から嵌め入れ、螺旋巻回部の下端を水受け凹部８の底に当接する。そして、小石や、小物１０を螺旋巻回部の回りの水受け凹部の底に置く（図３参照）。

【００１２】

【考案の効果】

以上で明らかなように、ストレーナは脚体を排水口に突入して取付けられているのでずれ動くことがない。そして、小石や小物１０は螺旋巻回部で阻止されて排水口に落込むことがない。更に、螺旋巻回部が排水口の上に空間を保つため、排水口が小石や小物で塞がれない。従って、水栓から水受け凹部に給水された水はスムースに排水口に流れ、ロータンク内に落下する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のストレーナの第１実施例の側面図であ
る。

【図２】図１の下から見た平面図である。

【図３】図１のストレーナの使用状態を示す斜視図であ
る。

【図４】本考案のストレーナの第２実施例の平面図であ
る。

【図５】図４の側面図である。

【図６】本考案のストレーナの第３実施例の側面図であ
る。

【図７】図６の下から見た平面図である。

【符号の説明】

１脚体２螺旋巻回部６排水口７ロータンクの蓋８水受け凹部９水栓１０小石、小物

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】排水口に上から突入する通水可能な脚体
と、排水口より大径で、前記脚体上に設けられた螺旋巻
回部とからなり、脚体と螺旋巻回部を針金を曲げて一体
に成形したことを特徴とする排水口のストレーナ。