JP3009980U - 誘導用道路マーカ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 風に飛ばされず、車が乗り上げても破損しに
くい誘導用道路マーカを提供する。 【構成】 道路マーカ１を合成ゴムで中空三角柱状に形
成し、側壁に貫通孔２，３を設けて指を入れて持ち運び
できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、道路上を走行する自動車などの車両の進行を誘導する誘導用道路マ ーカに関する。

【０００２】

【従来の技術】

例えば自動車教習所などでは、道路上に道路マーカを載置して、自動車の進行 経路を誘導している。この道路マーカは従来は図５及び図６に示すように、プラ スチックで断面が逆Ｖ字状に形成された三角体１１で構成されていた。そして三 角体１１の長手方向の開放端面を道路上の所定の位置に載置し選べて誘導路を形 成して使用していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上記のように構成された従来の誘導用道路マーカによると、三角 体１１がプラスチックで構成されているため軽量であり、風で飛ばされやすいと いう問題があった。また車が乗り上げたときにこわれやすい欠点もあった。

【０００４】 本考案はこのような状況に鑑みてなされたもので、風に飛ばされず、車が乗り 上げても破損しにくい誘導用道路マーカを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、請求項１に記載の本考案は、道路上に載置して車 両の進行を誘導する誘導用道路マーカにおいて、前記道路マーカを弾性部材で道 路上への載置面を有し逆Ｔ字型又は中空角柱状に形成したことを特徴とする。

【０００６】 請求項２に記載の誘導用道路マーカは、前記道路マーカを合成ゴムで中空三角 柱状に形成したことを特徴とする。

【０００７】 請求項３に記載の誘導用道路マーカは、前記道路マーカの側壁に少なくとも１ 個の貫通孔を設けたことを特徴とする。

【０００８】

【作用】

請求項１及び２に記載の誘導用道路マ−カにおいては、道路マーカをＴ字型又 は中空角柱状に形成し合成ゴムなどの弾性部材で構成したので、重量が重く風に よって飛ばされることはなく、道路上に安定して置くことができ、また、車が乗 り上げても弾性変形し破損しにくい。

【０００９】 請求項３に記載の誘導用道路マーカにおいては、道路マーカの側壁に貫通孔を 設けたので、貫通孔に指を入れて持ち上げることにより、容易に持ち運ぶことが できる。

【００１０】

【実施例】

以下、本考案の誘導用道路マーカの一実施例を図面を参照して説明する。

【００１１】 図１及び図２に本考案の一実施例の構成を示す。図１，２において、道路マー カ１はＳＢＲ（スチレンブタジエンラバー）などの合成ゴムで中空三角柱体に形 成されている。ＳＢＲのゴムの硬度はＪＩＳＡ型５５度±５度であり、色は青ま たは赤である。また道路マーカ１の中空部は断面が三角形状で長手方向に貫通し て形成されている。さらに道路マーカ１の隣接する側壁の対向する位置には、そ れぞれ指が入る貫通孔２，３が設けられている。

【００１２】 本実施例によれば、道路マーカ１が重量の重いＳＢＲで形成されているので、 風で飛ばされにくい。また弾性を有するので車が乗り上げても弾性変型するのみ で破損することはない。さらに貫通孔２，３にそれぞれ指を入れて持ち上げるこ とにより、容易に持ち運ぶことができる。また図示しないが道路マーカ１を並べ て中空部にひもを通して連結することにより、連続したものとして使用すること ができる。

【００１３】 上記実施例では道路マーカ１の中空部の断面形状が三角形の場合について説明 したが、この断面形状は三角形に限定されるものではなく、例えば半円形でも四 角形であってもよい。また道路マーカ１を形成する弾性部材もＳＢＲに限定され ない。

【００１４】 さらに上記実施例では外形の断面形状が三角形の場合について説明したが、断 面形状は三角形に限定されない。例えば図３，図４に示すように、底辺１ａが道 路への載置面となる逆Ｔ字状であってもよい。この場合にも垂直辺１ｂに貫通孔 ２が形成されている。

【００１５】

【考案の効果】

以上説明したように本考案の誘導用道路マーカによると、弾性部材で中空角柱 状又は逆Ｔ時型に形成したので、風によって飛ばされることがなく、車が乗り上 げても破損することはない。また側壁に貫通孔を設けたので、指を入れて持ち上 げるることにより、容易に持ち運ぶことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の誘導用道路マーカの一実施例の構成を
示す斜視図。

【図２】図１のＡ−Ａ線拡大断面図。

【図３】本考案の誘導用道路マーカの他の実施例の構成
を示す斜視図。

【図４】図３の斜視図。

【図５】従来の誘導用道路マーカの一例の構成を示す斜
視図。

【図６】図５のＢ−Ｂ線断面図。

【符号の説明】

１ 道路マーカ ２，３ 貫通孔

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 道路上に載置して車両の進行を誘導する
   誘導用道路マーカにおいて、前記道路マーカを弾性部材
   で道路上への載置面を有した逆Ｔ字型又は中空多角柱状
   に形成したことを特徴とする誘導用道路マーカ。
2. 【請求項２】 前記道路マーカを合成ゴムで中空三角柱
   状に形成したことを特徴とする請求項１に記載の誘導用
   道路マーカ。
3. 【請求項３】 前記道路マーカの側壁に少なくとも１個
   の貫通孔を設けたこことを特徴とする請求項１に記載の
   誘導用道路マーカ。