JP3009748B2 - 電気粘性流体利用の緩衝器 - Google Patents

電気粘性流体利用の緩衝器

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JP3009748B2 JP3041003A JP4100391A JP3009748B2 JP 3009748 B2 JP3009748 B2 JP 3009748B2 JP 3041003 A JP3041003 A JP 3041003A JP 4100391 A JP4100391 A JP 4100391A JP 3009748 B2 JP3009748 B2 JP 3009748B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気粘性流体が印加
電圧によってその粘性を変化させる性質を利用して減衰
力発生及び該発生減衰力の変更調整を可能にする電気粘
性流体利用の緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば自動車に利用される緩衝器
としての油圧緩衝器にあっては、該自動車の走行路面の
状況に応じてその発生減衰力が変更調整されるように構
成されていることが望まれている。そして、そのために
従来から提案されている油圧緩衝器にあっては、一般的
には、該油圧緩衝器における作動媒体たる作動油が減衰
バルブを通過する際に発生される減衰力を高低調整する
ように構成さている。
【0003】例えば、図2に示すような従来の油圧緩衝
器にあっては、シリンダ1に対して出没自在に挿通され
るピストンロッド2の先端に上記シリンダ1内で摺動す
ると共に該シリンダ1内にロッド側油室Aとピストン側
油室Bを区画形成するピストン部2aを有してなる一方
で、該ピストンロッド2内に減衰力調整部Vが装備され
てなるとしている。
【0004】該減衰力調整部Vは、ピストンロッド2の
下端側軸芯部に開穿されてピストン側油室Bに連通する
縦孔2bと、該縦孔2bに連通すると共にロッド側油室
Aに連通するようにピストンロッド2に開穿された横孔
2cと、からなるバイパス路Lを有してなる一方で、該
バイパス路L内、即ち、上記縦孔2b内に回動可能に配
設されたロータリバルブV1を有してなる。
【0005】該ロータリバルブV1は、上記縦孔2bに
連通すると共に上記横孔2cに選択的に対向する径の異
なる複数のオリフィスを有してなる一方で、ピストンロ
ッド2の上端側軸芯部に開穿の透孔2d内に回動可能に
挿通されたコントロールロッドV2の先端に連結されて
なるとする。
【0006】そして、該ロータリロッドV2は、その基
端がシールV3の配在下に上記ピストンロッド2の上端
から外部に突出すると共に、該基端に連設のアクチュエ
ータV4で回動可能とされている。
【0007】尚、図示する従来例にあっては、ピストン
部2aには伸側減衰バルブ2eと圧側チェック弁2fを
有してなると共に、前記バイパス路Lのピストン側油室
B側端にはオリフィス付きの伸側チェック弁2gを臨在
させてなり、かつ、図示しないがシリンダ1の下端内部
には圧側減衰バルブを有するベースバルブ部が配設され
てなるとしている。
【0008】それ故、上記従来の油圧緩衝器によれば、
ピストンロッド2がシリンダ1に対して出没されるその
伸縮作動時には、バイパス路Lが閉鎖されている限りに
おいて、ピストン部2aにおける伸側減衰バルブ2e及
びベースバルブ部における圧側減衰バルブの作動でそれ
ぞれ設定の減衰力が発生されることになる。
【0009】そして、上記した伸縮作動時に減衰力調整
部Vを作動油が通過するようにしてバイパス路Lを開放
する場合には、ピストン部2aを通過する作動油の流量
が変更されて該ピストン部2aで発生される減衰力が変
更されると共に、上記バイパス路Lの開放時にロータリ
バルブV1におけるオリフィスが選択されると、バイパ
ス路Lを通過する作動油の流量が変更されることにな
り、ピストン部2aで発生される減衰力が多段階に変更
調整されることになる。
【0010】従って、該油圧緩衝器が自動車に搭載され
る場合には、該自動車の走行路面の状況に応じてその発
生減衰力を変更調整することが可能になり、該自動車に
おける乗り心地が改善され得ることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例としての油圧緩衝器にあっては、減衰力の発生
に関して応答性が悪い上に、段差のない円滑な減衰力の
変更調整が不可能であるという欠点が指摘されている。
【0012】即ち、上記減衰力調整部Vの作動は、通電
操作でアクチュエータV4を駆動してシールV3の介在
下にコントロールロッドV2を回動させると共に、該コ
ントロールロッドV2の回動でロータリバルブV1を回
転させるとするので、シールV3の存在やロータリバル
ブV1部分における部材摺動等によるフリクション発生
を回避できない。
【0013】従って、上記フリクションの発生がロータ
リバルブV1に所謂作動遅れを招来させることになり、
減衰力の発生に関して応答性が悪くなると共に、上記ロ
ータリバルブV1の回転時にはオリフィスの変更が実行
されるが、このとき、発生減衰力が一旦旧状に戻される
ことになり、段差のない円滑な減衰力の変更調整が不可
能になる。
【0014】そして、油圧緩衝器において上記構造の減
衰力調整部Vを装備する場合には、油圧緩衝器自体の構
造が複雑になるだけでなくアクチュエータ等の高価な部
品の点数が増大されてコストが上昇されるという不都合
があり、上記作動遅れを解消するためにより複雑な構成
で減衰力調整部Vを作動させるようにすると、一層のコ
スト上昇の不利が招来される不都合がある。
【0015】この発明は、前記した事情を鑑みると共
に、近年、印加電圧によってその粘性が変化する性質を
有する電気粘性流体が発見されていることを鑑案して、
創案されたものであって、その目的とするところは、減
衰力の変更調整の際に所謂作動遅れが招来されない上
に、段差のない円滑な減衰力の変更調整が可能になり、
かつ、緩衝器自体の構造を複雑にしないで済むと共に、
高価な部品の利用や徒らな部品点数の増大によるコスト
の上昇化を阻止し得て、その汎用性の向上を期待できる
電気粘性流体利用の緩衝器を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のため、
この発明に係る電気粘性流体利用の緩衝器の構成を、先
端にシリンダ内で摺動すると共に該シリンダ内にロッド
側室とピストン側室を区画形成するピストン部を有して
該シリンダに対して出没自在に挿通されてなる中空ピス
トンロッドと、該中空ピストンロッドの内空部内に絶縁
材の介在下に配設されてなると共にその外周と上記中空
ピストンロッドの内空部の内周との間に適宜寸法の制御
用隙間を形成してなるパイプ体と、を有してなり、上記
ロッド側室とピストン側室とに電気粘性流体が充満され
てなると共に該ロッド側室とピストン側室とが上記中空
ピストンロッドに開穿の連通孔、上記制御用隙間、上記
パイプ体に開穿の連通孔及び該パイプ体内を介して相互
に連通されてなり、上記中空ピストンロッドが一方の電
極部材とされるに対して上記パイプ体が他方の電極部材
とされて両方の電極部材への電圧印加時に上記制御用隙
間に介在される電気粘性流体の粘性が変化されるように
構成されてなることを特徴とするとしたものである。
【0017】
【作用】それ故、シリンダに対して中空ピストンロッド
が出没される該緩衝器の伸縮作動時には、シリンダ内の
ロッド側室とピストン側室との間を制御用隙間を介して
の電気粘性流体が往復することになり、このとき、一方
の電極部材たる中空ピストンロッドと他方の電極部材た
るパイプ体とからなる両方の電極部材への印加電圧操作
で、上記制御用隙間内に介在されている電気粘性流体に
おける粘性が印加電圧に応じて瞬時に変化されることに
なり、該粘性が変化された電気粘性流体が所謂フリクシ
ョン部材になる。
【0018】従って、両方の電極部材への所定電圧の印
加時には、中空ピストンロッドのシリンダ内への没入性
及び中空ピストンロッドのシリンダ内からの突出性が制
限されることになり、これが所謂減衰作用となり、しか
も該減衰作用は印加電圧の変更に応じてが直ちに実現さ
れることになる。
【0019】その結果、従来の油圧緩衝器のように、摺
動部材たるロータリバルブ、シールの介在下のコントロ
ールロッド及び通電操作で駆動するアクチュエータ等を
有してなる減衰力調整部によって減衰力の変更調整をす
る場合に比較して、所謂作動遅れが招来されない上に、
上記印加電圧の高低連続する変更操作で所定の減衰力調
整が段差なく円滑に実現されることになる。
【0020】
【実施例】以下、図示した実施例に基いてこの発明を詳
細に説明すると、図1に示す実施例はこれが自動車用と
される緩衝器であるが、該緩衝器は、シリンダ1と、中
空ピストンロッド3と、パイプ体4と、フリーピストン
5と、を有してなる。
【0021】上記シリンダ1は、内部に所定の容量の容
室を有するように、所謂単管構造に形成されてなり、そ
の内部には、中空ピストンロッド3の先端に連設された
ピストン部3aによって区画形成されるロッド側室R1
とピストン側室R2とを有してなる。そして、上記ロッ
ド側室R1とピストン側室R2には電圧印加時にその粘
性が変化される電気粘性流体が充満されている。
【0022】また、上記シリンダ1は、上記ピストン側
室R2をさらに区画するようにその下端側内部に摺動可
能に収装されたフリーピストン5を有してなり、該フリ
ーピストン5の背後側にガス室Gを区画形成している。
【0023】尚、上記シリンダ1は、その開口端をベア
リング部1aで閉塞すると共に、該ベアリング部1aの
軸芯部を中空ピストンロッド3が挿通することを許容し
ている。そして、該ベアリング部1aは、中空ピストン
ロッド3との間にシール機能を発揮するシール部材1b
を配設させている。
【0024】上記中空ピストンロッド3は、その内部に
適宜容量の内空部3bを有するように、通電材で略有頭
円筒状に形成されてなり、その先端開口3cを介して上
記内空部3bを前記ピストン側室R2に連通させてい
る。また、上記中空ピストンロッド3は、そのピストン
部3aに近い部位の肉厚部にこれを貫通する連通孔3d
を有してなり、該連通孔3dで上記内空部3bを前記ロ
ッド側室R1に連通させている。
【0025】尚、上記中空ピストンロッド3は、ピスト
ン部3aに近いその外周にストッパ部材3eを有してな
り、該中空ピストンロッド3がシリンダ1内から突出さ
れる伸側行程時の伸切りストッパとされるとしている。
【0026】上記パイプ体4は、通電材で形成されてな
ると共に、上記中空ピストンロッド3の内空部3b内に
その上下端への絶縁材4aの配在下に固定的に配設され
ている。そして、この実施例にあっては、上記中空ピス
トンロッド3の先端開口3cに螺装された固定ナット4
bでその配設状態が維持されるとしている。
【0027】そして、この実施例にあっては、パイプ体
4が上記内空部3b内に配設される際には、該パイプ体
4の外周と上記内空部3bの内周との間に、約1m/m
程度の制御用隙間Sが形成されることとしている。
【0028】即ち、上記制御用隙間Sは、前述したよう
にこの発明に係る緩衝器がその作動媒体として電気粘性
流体を選択していることに鑑みて決定されるものであ
り、従って、該制御用隙間Sは、印加電圧に応じた寸法
に予め設定される。そして、上記制御用隙間Sの寸法が
確保される限りは、上記パイプ体4の構造及び該パイプ
体4の収装状態等は自由に選択できる。
【0029】尚、上記パイプ体4の上端側にはその肉厚
を貫通するようにして開穿された連通孔4cが設けられ
ており、この連通孔4cを介して該パイプ体4内と上記
制御用隙間Sとの連通を図っている。
【0030】上記一方の電極部材とされる中空ピストン
ロッド3の上端部分には、電圧源Eから延長された電線
E3が接続されて例えばプラス側とされており、他方の
電極部材とされるパイプ体4の上端には上記電圧源Eか
ら延長された電線E4が接続されてマイナス側とされて
いる。そして、上記パイプ体4に接続される電線E4
は、中空ピストンロッド3の上端肉厚を貫通して該中空
ピストンロッド3内に延在されているが、その貫通部に
は適宜の絶縁材3fが配在されている。
【0031】上記のように形成された電気粘性流体利用
の緩衝器においては、シリンダ1に対して中空ピストン
ロッド3が没入される圧側行程時には、ピストン側室R
2の電気粘性流体の一部がパイプ体4内、該パイプ体4
に開穿の連通孔4c、制御用隙間S及び中空ピストンロ
ッド3に開穿の連通孔3dを介してロッド側室R1内に
流入することになると共に、シリンダ1内から中空ピス
トンロッド3が突出される伸側行程時には、ロッド側室
R1内の電気粘性流体が上記と逆に中空ピストンロッド
3の連通孔3d、制御用隙間S、パイプ体4の連通孔4
c及び該パイプ体4内を介してピストン側室R2内に流
出することになる。
【0032】そして、上記圧側行程時にピストン側室R
2内において余剰となる電気粘性流体は、フリーピスト
ン5の後退によって該ピストン側室R2内に収容される
と共に、上記伸側行程時にピストン側室R2内において
不足することになる電気粘性流体は、フリーピストン5
の前進によって補われる。
【0033】一方、該緩衝器の伸縮作動時に、一方の電
極部材とされる中空ピストンロッドと他方の電極部材と
されるパイプ体4への印加電圧を適宜に制御すれば、中
空ピストンロッド3の内空部3bの内周とパイプ体4の
外周との間に形成されている制御用隙間S内に介在の電
気粘性流体における粘性が印加電圧に応じて瞬時に変化
されることになって、該粘性が変化された電気粘性流体
が所謂フリクション部材として作用することになる。
【0034】従って、両方の電極部材への所定電圧の印
加時には、中空ピストンロッド3のシリンダ1内への没
入性及び中空ピストンロッド3のシリンダ1内からの突
出性を直ちに制限れることになり、これが所謂減衰作用
となり、しかも該減衰作用が印加電圧の変更に応じて直
ちに実現されることになる。
【0035】その結果、従来の油圧緩衝器のように、摺
動部材たるロータリバルブ、シールの介在下のコントロ
ールロッド及び通電操作で駆動するアクチュエータ等を
有してなる減衰力調整部によって減衰力の変更調整をす
る場合に比較して、所謂作動遅れによる減衰力の発生遅
れが招来されず、上記印加電圧を高低連続して変更する
ようにすれば、所定の減衰力調整が段差なく円滑に実行
されることになる。
【0036】前記した実施例にあっては、ガス室Gがシ
リンダ1内に併せて配設されてなるとするが、これに代
えて、該ガス室Gがシリンダ1と分離形成されたアキュ
ムレータ内に設けられていとしても良く、また、該ガス
室Gがシリンダ1と一体形成されたハウジング内にフリ
ーピストン5と共に配設されているとしても良い。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る電気粘性
流体利用の緩衝器によれば、シリンダに対して出没され
る一方の電極部材たる中空ピストンロッド内に他方の電
極部材たるパイプ体が配在されていて該両方の電極部材
間に制御用隙間が形成されてなると共に、該緩衝器の伸
縮作動時に上記制御用隙間内に介在されている電気粘性
流体の粘性が上記両方の電極部材への電圧印加の際に瞬
時に変化されて、該粘性が変化された電気粘性流体がフ
リクション部材となって、パイプ体の中空ピストンロッ
ド内への没入性及びパイプ体の中空ピストンロッド内か
らの退出性を直ちに制限する、即ち、直ちに所定の減衰
作用をすることになるので、上記印加電圧を適宜に制御
すれば、これに応じて制御用隙間内に介在されている電
気粘性流体における粘性が適宜に変化されることにな
り、従来の油圧緩衝器のように、摺動部材たるロータリ
バルブ、シールの介在下のコントロールロッド及び通電
操作で駆動するアクチュエータ等を有してなる減衰力調
整部によって減衰力の変更調整をする場合に比較して、
所謂作動遅れによる減衰力の発生遅れが招来されず、上
記印加電圧を高低連続して変更するようにすれば、所定
の減衰力調整が段差なく円滑に実行されることになり、
これを自動車に搭載する緩衝器とする場合には該自動車
の走行路面の状況に応じた減衰力調整が可能になり、該
自動車の乗り心地が良好に改善されると共に、上記のよ
うな減衰力調整部を有しないので、緩衝器自体の構造を
複雑にしないで済むと共に、アクチュエータ等の高価な
部品の利用が回避できる上に、徒らな部品点数の増大に
よるコストの上昇化を阻止し得て、その汎用性の向上を
期待でき、さらには図示した実施例のように、電圧源か
ら延長される電線が該緩衝器の上端側に接続される場合
には、所謂ばね上に配線が集中されることになってその
耐久性が向上されると共に保守管理が容易になる等、幾
多の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る電気粘性流体利用の
緩衝器を示す断面図である。
【図2】従来の油圧緩衝器を一部省略して示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ピストンロッド 3 中空ピストンロッド 3a ピストン部 3b 内空部 3d 連通孔 4 パイプ体 4a 絶縁材 4c 連通孔 R1 ロッド側室 R2 ピストン側室 S 制御用隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−142334(JP,U) 実開 昭61−189810(JP,U) 実開 昭62−156638(JP,U) 実開 平2−119539(JP,U) 独国特許出願公開3724361(DE,A 1) 独国特許出願公開3631107(DE,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 9/53 B60G 17/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にシリンダ内で摺動すると共に該シ
    リンダ内にロッド側室とピストン側室を区画形成するピ
    ストン部を有して該シリンダに対して出没自在に挿通さ
    れてなる中空ピストンロッドと、該中空ピストンロッド
    の内空部内に絶縁材の介在下に配設されてなると共にそ
    の外周と上記中空ピストンロッドの内空部の内周との間
    に適宜寸法の制御用隙間を形成してなるパイプ体と、を
    有してなり、上記ロッド側室とピストン側室とに電気粘
    性流体が充満されてなると共に該ロッド側室とピストン
    側室とが上記中空ピストンロッドに開穿の連通孔、上記
    制御用隙間、上記パイプ体に開穿の連通孔及び該パイプ
    体内を介して相互に連通されてなり、上記中空ピストン
    ロッドが一方の電極部材とされるに対して上記パイプ体
    が他方の電極部材とされて両方の電極部材への電圧印加
    時に上記制御用隙間に介在される電気粘性流体の粘性が
    変化されるように構成されてなることを特徴とする電気
    粘性流体利用の緩衝器。
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