JP3009325U - 防犯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 浸入者の体温に反応して音と光更には動きで
防犯機能を果す新規の防犯装置を提供することを目的と
する。 【構成】 体温感知センサーと、この体温感知センサー
から感知信号を受けたときにスピーカーから犬の声、人
の声の音を出すテープレコーダと、同感知信号を受けた
ときに動く外置き用の犬や人形等置物と、同感知信号を
受けたときに所定の時間経過後に自動的に点灯する警報
ランプと、同感知信号を受けたときに所定の時間経過後
に自動的に点灯する室内灯を備えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は主として家庭や店、事務所、工場等において用いる防犯装置に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の防犯装置としては種々の形式のものが提供され、いろいろの所 に使用されていて重宝がられている。しかし、これ等には一長一短があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、浸入者の体温に反応して音と光、更には動きで防犯機能を果す新規 の防犯装置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係わる防犯装置は、体温感知センサーと、 この体温感知センサーから感知信号を受けたときにスピーカーから犬の声、人の 声の音を出すテープレコーダとを備えたものであり、 そして、体温感知センサーの感知信号を受けたときに動く外置き用の犬や人形 等置物を備え、この置物にスピーカーを設けたものであり、 そして、体温感知センサーから感知信号を受けたときに所定の時間経過後に自 動的に点灯する警報ランプを備えたものであり、 そして、体温感知センサーから感知信号を受けたときに所定の時間経過後に自 動的に点灯する室内灯を備えたものであり、 また、体温感知センサーと、体温感知センサーから感知信号を受けたときに自 動的に点灯する警報ランプと、同感知信号を受けてから所定の時間経過後に自動 的に点灯する室内灯とを備えたものである。

【０００５】

【実施例】 図１〜図３に示す第１実施例は、家屋１に対する取付部材２に体温感知センサ ー３および同体温感知センサー３の感知信号を受けたときに所定の時間経過後に 発光する警報ランプ４を止着して当該取付部材２を家屋１の所望の個所に装備す ると共にこれとは別個に、犬の置物５を入れた犬小屋６を構成して当該犬小屋６ を庭に置き、この犬小屋６に後述するテープレコーダから受信して犬の鳴き声を 発するスピーカー７を装備し、更に家屋１内に上記感知信号を受けてから所定の 時間経過後に自動的に点灯する室内（玄関）灯８を設置すると共に同家屋１内に 体温感知センサー３から感知信号を受けたときに上記スピーカー７に音を送信す るテープレコーダ（図示せず）を設置し、また上記犬の置物５の頭部を揺動自在 とし且つ犬の置物５内に頭部の揺動用駆動装置（図示せず）を蔵し、この揺動用 駆動装置は上記体温感知センサー３の感知信号で起動し所定時間後にタイマーに より停止するようになしたものである。

【０００６】 この第１実施例は、図１に示すように体温感知センサー３のエリア内に浸入者 があったときには、体温感知センサー３が浸入者を感知して信号を警報ランプ４ 、テープレコーダ、室内灯８および揺動用駆動装置に送る。斯くすると犬が頭を 動し乍ら吠え始めてから警報ランプ４が少し遅れて点灯して浸入者に退散を促し 、一方、不在を予め聞されている近隣の人には浸入者が居ることを知らせる。ま た室内灯８は上記警報ランプの点灯から少し遅れて点灯し、よって上記犬の鳴き 声およびランプの点灯だけでは在宅であるのか否かを半信半疑の状態にある浸入 者に対して在宅を追認させ退散を余技なくさせるものである。

【０００７】 図４〜図６は上記第１実施例における体温感知センサー３を特定の窓に向けた 状態を示すものであって、同窓からの浸入者の防犯を対象するようにしたもので ある。

【０００８】 図７および図８に示す第２実施例は、体温感知センサー３が浸入者を感知した ときに燈籠９が犬の鳴き声を出したのち少し遅れて警報ランプ４および室内灯８ がほぼ同時に点灯するようにしたものである。

【０００９】 本考案は下記のようにすることもある。 記 日中はテープレコーダ（スピーカー）のみが作動し警報ランプおよび室内灯 は作動しないようにして異和感をなくす。 テープレコーダに装填するテープには犬の声の他に人の声、その他の音をい れておく。 警報ランプの点灯、テープレコーダの作動、外置き用置物の動きは、設定の 時間後には自動的に停止するようにして節電する。 警報ランプを設けない。 室内灯を設けない。 テープレコーダ（スピーカー）を設けない。 スピーカーを家の中に設けて室内犬等が吠えているようにする。

【００１０】

【作用】

体温感知センサーの感知エリア（このエリアは広くもしくは狭く調節できるよ うにしてあると都合がよい）内に浸入者があったときには音、光、更には動きで 防犯機能を果すものである。

【００１１】

【考案の効果】

本考案に係わる防犯装置は、浸入者の体温感知したときに音（声）、光または 動きを出して浸入者に在宅のシグナルを与え、よって当該浸入者を退散させよう とするものであって防犯の機能に優れているものであり、特に音（声）の発生と 警報ランプの点灯および警報ランプの点灯と室内灯の点灯に時間差をもたせてい るので、恰かも在宅者や犬が自然に振舞っているような状態を醸成するものであ って防犯力が大きいものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例を浸入者有りの状態で示す
概略図である。

【図２】同じく警報ランプの点灯状態で示す概略図であ
る。

【図３】同じく室内灯の点灯状態で示す概略図である。

【図４】本考案の第１実施例を体温感知センサーの向き
を変更した状態および浸入者有りの状態で示す概略図で
ある。

【図５】同じく体温感知センサーの向きを変更した状態
および警報ランプの点灯状態で示す概略図である。

【図６】同じく体温感知センサーの向きを変更した状態
および室内灯の点灯状態で示す概略図である。

【図７】本考案の第２実施例を浸入者有りの状態で示す
概略図である。

【図８】同じく警報ランプおよび室内灯の点灯状態で示
す概略図である。

【符号の説明】

１ 家屋 ２ 取付部材 ３ 体温感知センサー ４ 警報ランプ ５ 置物 ６ 犬小屋 ７ スピーカー ８ 室内灯 ９ 燈籠

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 体温感知センサーと、この体温感知セン
   サーから感知信号を受けたときにスピーカーから犬の
   声、人の声等音を出すテープレコーダとを備えたことを
   特徴とする防犯装置。
2. 【請求項２】 体温感知センサーの感知信号を受けたと
   きに動く外置き用の犬や人形等置物を備え、この置物に
   スピーカーを設けたことを特徴とする請求項１記載の防
   犯装置。
3. 【請求項３】 体温感知センサーから感知信号を受けた
   ときに所定の時間経過後に自動的に点灯する警報ランプ
   を備えたことを特徴とする請求項１記載の防犯装置。
4. 【請求項４】 体温感知センサーから感知信号を受けた
   ときに所定の時間経過後に自動的に点灯する室内灯を備
   えたことを特徴とする請求項１、２または３記載の防犯
   装置。
5. 【請求項５】 体温感知センサーと、体温感知センサー
   から感知信号を受けたときに自動的に点灯する警報ラン
   プと、同感知信号を受けてから所定の時間経過後に自動
   的に点灯する室内灯とを備えたことを特徴とする防犯装
   置。