JP3009247U - 水処理圧浮槽 - Google Patents

水処理圧浮槽

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で廃水の浄化効果の高い水処理圧
浮槽の提供。 【構成】 複数の処理槽を有する槽座を設け、ポンプで
水を高圧タンクへと吸い出して送り、高圧タンク内に気
体を排出して水と十分に混合し、混合液を一つの減圧弁
を経て適当に減圧した後、継続して気泡水供給装置を経
て後各処理槽に同時に送り、また該槽座上には一つの廃
水入口を設けて廃水の処理槽内に進入させ、並びに受槽
内の狭い壁による緩衝作用を受けさせた後気泡水と充分
に混合し、大量の微細な気泡を付着、保持することで汚
水内の汚物を浮帯して水面へと上昇させ、同時に各槽上
の削除エレメントで循環的に汚物を削除し、その後隣接
する二つの処理槽の底層通道流を次の一つの処理槽内へ
と送り、再度該気泡水と混合させ汚物を浮き上がらせ削
除エレメントにより削除する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は一種の廃水の浄化装置に関し、特に、槽座上の複数の処理槽の多段流 程により汚水を持続的に処理槽内の気泡水と混合し、汚物を浮揚させて削除エレ メントにより削除し、完全に汚水を浄化する、水処理圧浮槽に関する。
【0002】
【従来の技術】
社会の進歩に伴い、環境保護及び安全が重視されるようになってきた。そのう ち、汚水処理に対する要求もいよいよ重視されるようになり、それゆえその使用 される構造も様々であり、多種の類型がある。例えば、薬物を利用した濾過浄化 法、浮除処理法などである。しかし、残念なことにこれらの方法には以下のよう な欠点があった: 1.薬物を利用した濾過浄化法は、汚水中に薬物を加え汚染物質と水とを分離 し、さらに水と汚染物質を隔離する方法である。この方法は薬物にかかるコスト が大きく、汚染状況により薬物量を調整する必要があった。かつ分離後にも何度 も濾過、浄化、試験などの作業を循環して行う必要があった。また確実に水質が 浄化されたと保証されても、濾過中に使用した薬物が処理過程の後に後遺症を発 生するのを防ぐ必要があった。この過程にかかる費用も相対的に増し、且つ非常 に労働力並びに時間を費やした: 2.浮除処理法は、一般に一つの処理タンクを設け、タンク上に一つの廃水入 口を設け、及び一つの打気装置を設けてタンク内の汚水に対して打気を行い気泡 を発生させ並びに気泡と汚水を混合し、気泡が上昇する特性により汚水内の汚染 物質を吸着して水面へと浮き上がらせ、水面上の汚物を取り除いてタンク内の水 を浄化してから放出するものである。このような浮除構造は直接汚水を処理タン ク中に進入させて直ぐに気泡により汚物を浮き上がらせるため、処理過程は短い 。しかし、汚水と気体が十分に混合されないために、汚物が気泡を吸着して保持 する機会が少なく、相対的に浮除処理に多くの時間が掛かり、成果は極めて小さ かった。すなわち時間がかかるだけコストも掛かり、大量の汚水を処理する場合 には採算が合わなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主な課題は、多段式の流程を絶え間なく循環させ気体を加えることで 、気体と汚水とを十分に混合し、汚染物質を小気泡により水面上に浮き上がらせ 、浮除に便利とし、タンク内の水を浄化する目的を達成する水処理圧浮槽を提供 することである。
【0004】 本考案のもう一つの課題は、有効に水槽を浄化することができる水処理圧浮槽 を提供することである。
【0005】 本考案のさらにもう一つの課題は、汚水処理過程に掛かる時間及びコストを節 約できる水処理圧浮槽を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、一つの槽座を設け、その上に複数の処理槽を設け、各槽内には壁を 設け、圧浮区及び浮除区に分け、隣接する処理槽の底には底層通道を設け、前の 処理槽の浮除区底部を次の処理槽の圧浮区の底部に通じさせ、該槽座の一つの側 縁上には一つの廃水入口を設けて廃水の処理槽内への進入に供し、相対側縁には 一つの放流口を設け、且つこれら両側縁の隣接する縁面上には各処理槽に対応す る穴を設け、 底層通道により次の処理槽へと進入した水に各処理槽内の上記壁による緩衝作用 を与え、 一つの削除エレメントを設け、該削除エレメントは、各処理槽上に位置するも のとし、 該削除エレメントには一つの電動機と、一つの循環式伝動装置を設け、該循環式 伝動装置上には横向きに一組の上下で対応するように削除刃物を設け、該電動機 により削除刃物を連動させて持続的に回転動作させ汚物の削除に供し、 一つの水位調整装置を設け、これは上述の槽座の最後の一つの処理槽上に位置 するものとし、処理槽内の水位調整を行い、もって削除刃物による汚物のかきと りに供し、 以上の構造により、一つのポンプにより水と空気を高圧タンクへと送り、水と 気体を充分に混合し、この気泡を含有する水を各穴から同時に槽座の処理槽へと 送り、廃水入口から進入した処理槽内の汚水と損号し、気泡を付着させて汚物を 水面に浮揚させ、削除エレメントにより持続的に汚物をかきとり、槽座上の複数 の処理槽の多段流程により汚水を持続的に処理槽内の気鼻水と混合し、汚物を浮 揚させて削除エレメントにより削除し、完全に汚水を浄化する。
【0007】 本考案は、上記水位調整装置に処理槽内の壁上に位置する一つの固定体を設け 、該固定体の頂端を突出して一つのねじ部を設け、また固定体上には一つの水よ け板を設け、下端を上記壁に対応させ、頂端縁には一つのスクリューをその自由 端を上記ねじ部にねじこんで連接させスクリューを回転させて上記水よけ板を連 動させ、水位調整を行う。
【0008】 本考案は、上記槽座上に一つのフィードバック管を設け、該フィードバック管 の一端をポンプへと延伸し、槽座の浄化水をポンプへと適量もどして高圧タンク へと送る。
【0009】 本考案は、上記槽座の側縁面上には一つの削除物排出溝を設け、削除した汚物 の滞留に供する。
【0010】
【作用】
本考案は、一種の水処理圧浮槽を提供し、その主な特徴は、ポンプにより水を 高圧タンクへと吸い出して送り、高圧タンク内に気体を排出して水と十分に混合 し、混合液を一つの減圧弁を経て適当に減圧した後、継続して気泡水供給装置に 送り、該供給装置を経て気泡水を槽座の各処理槽に同時に送り、また該槽座上に は一つの廃水入口を設けて廃水の処理槽内に進入させ、並びに受槽内の狭い壁に よる緩衝作用を受けさせた後気泡水と充分に混合し、大量の微細な気泡を付着、 保持することで汚水内の汚物を浮帯して水面へと上昇させ、同時に各槽上の削除 エレメントで循環的に汚物を取り除き、その後隣接する二つの処理槽の底層通道 流を次の一つの処理槽内へと至らせ再度該気泡水と混合し、汚物を浮き上がらせ 削除エレメントによる削除に供する。このように、槽座上の複数の処理槽を流れ ることで、気泡水と汚水を絶え間なく混合し、削除エレメントによる浮揚物の削 除を行い、槽内の水を浄化する。
【0011】
【実施例】
図1、2、3及び図4に示すように、本考案の水処理圧浮槽(1)は、一つの 槽座(10)、一つのポンプ(20)、一つの高圧タンク(25)、一つの減圧 弁(30)、一つの気泡水供給装置(35)、一つの削除エレメント(40)、 水位調整装置(50)から構成する。
【0012】 そのうち、槽座(10)は、一つの方形体とし、その上に複数の処理槽(11 )を設ける。本実施例中では、6個の処理槽、即ち第1処理槽(11a)、第2 処理槽(11b)、第3処理槽(11c)、第4処理槽(11d)、第5処理槽 (11e)、第6処理槽(11f)を設ける。図4にち示すように、第1処理槽 (11a)内には二つの交互に配置した壁(111)を設け、続く4つの第2処 理槽(11b)から第5処理槽(11e)中にはそれぞれ一つの壁(111)を 設け、これら4つの処理槽を圧浮区(6)及び浮除区(7)に分ける。第1処理 槽(11a)、第2処理槽(11b)の1側に近い内側底層には底層通道(11 2)を設けて両槽を互いに通じさせ、第2処理槽(11b)の圧浮区(6)へと 通じさせる(図5に示すとおり)。別に第2処理槽(11b)、第3処理槽(1 1c)内の底層には底層通道(113)を設ける。該底層通道(113)はL形 を呈するものとし、一端口は第2処理槽(11b)の浮除区(7)底部に設け、 もう一端口は適当に延伸して第3処理槽(11c)の底層まで至らせ第3処理槽 (11c)の圧浮区(6)に貫通するものとする(図6に示す)。同様に、第3 処理槽(11c)と第4処理槽(11d)、第4処理槽(11d)と第5処理槽 (11e)、第5処理槽(11e)と第6処理槽(11f)内にも底層通道(1 13)を設ける。また槽座(10)の一つの側縁上には第1処理槽(11a)に 対応する一つの廃水入口(12)を設け、これを廃水の処理槽(11)内への進 入に利用する。並びに適当に廃水に壁(111)による緩衝作用を受けさせる。 また、槽座(10)の廃水入口(12)を設けた側縁と隣り合う縁面上には第2 処理槽(11b)から第5処理槽(11e)に対応して貫通する穴(13)を設 け、相対縁面上には一つの削除物排出溝(14)を設ける。図3に示すように、 廃水入口(12)の縁面の相対する側縁面上には一つの放流口(15)を設ける 。
【0013】 上記ポンプ(20)は、上述の槽座(10)の処理槽(11)下方に設け、そ の一端は、一つの供水部と連接し、並びに圧力計を有する一つの空気弁(21) を取り付け、これをポンプ(20)が吸入する空気量を適当に調節するのに用い る。
【0014】 上記高圧タンク(25)は、上述のポンプ(20)が吸い込んだ適当な水と気 体とを充分に混合することができる。
【0015】 上記減圧弁(30)は、高圧タンク(25)を流出する水流を緩衝しゆっくり と処理槽へと送る。
【0016】 以上述べたポンプ(20)、高圧タンク(25)及び減圧弁(30)は周知の 技術であるので、ここではこれ以上の説明は省略する。
【0017】 また、図2に示すように、上記気泡水供給装置(35)は、槽座(10)の穴 (13)を設けた縁面上に位置するものとし、一つの主管(351)を有し、該 主管(351)の一端を上述の減圧弁(30)に連接し、その上に4つの供給管 (352)を突出して設け、各供給管(352)をそれぞれ槽座(10)の穴( 13)上に連接し、並びに管上には一つのつまみ(353)を設け適当な調節を 行う。
【0018】 図7に示すように、削除エレメント(40)は、上述の槽座(10)の第2処 理槽(11b)から第5処理槽(11e)上に位置するものとし、一つの電動機 (41)を槽座(10)の第6処理槽(11f)(即ち最後の処理槽)上に位置 するように設け、並びに一つのチェーン(42)を第1桿体(43)端縁に位置 する一つの歯車(431)上に噛み合わせ、該第1桿体(43)を削除物排出溝 (14)に近い処理槽(11)の1側に設ける。また第2桿体(44)を気泡水 供給装置(35)に近い処理槽(11)の別の相対す老側に設け、第1桿体(4 3)と第2桿体(44)上には第2処理槽(11b)から第5処理槽(11e) の各槽に対応する第1桿体(43)と第2桿体(44)に噛み合う一組のチェー ン(45)を設ける。該チェーン(45)上には横向きに一組の上下に互いに対 応するように置いた削除刃物(46)を設け、電動機(41)に連動するチェー ン(42)により第1桿体(43)を回転させ、チェーン(45)により連接す る第2桿体(44)を回転させ、これにより削除刃物(46)をチェーン(45 )により循環式に持続的に回転させ、各一つの処理槽上方の所定の高度の所を重 複循環して削除させる。
【0019】 図8に示すように、上記水位調整装置(50)は上述の槽座(10)の第6処 理槽(11f)の壁(111)上に設け、一つの略口形の固定体(51)を壁( 111)の上方に設けてその上端と突出して雌ねじを設けたねじ部(511)を 設け、別に固定体(51)の中空内には一つの水よけ板(52)を設け、下端は 壁(111)に嵌め、上端縁は雄ねじを有するスクリュー(53)に連接する。 スクリュー(53)の自由端はねじ部(511)内にねじ込み、スクリュー(5 3)を回転することで水よけ板(52)の高さを調節し、よって処理槽(11) 内の水位を調節することができる。
【0020】 上述の構造を組み立てた後、作動する時には、ポンプ(20)を空気弁(21 )で調節し、供水部(60)から適量の水(61)を吸い取ると同時に適量な気 体を吸入し、さらに高圧タンク(25)へと送り、同時に高圧タンク(25)で 気体と水を充分に混合し、流出時には減圧弁(30)により減圧し、これにより 小気泡を含む水をゆっくりと気泡水供給装置(35)の主管(351)を経て4 つの供給管(352)に送る。この4つの供給管(352)を経て槽座(10) の4つの穴(13)から第2処理槽(11b)から第5処理槽(11e)の4つ の処理槽に進入させる。当然同時に上述の槽座(10)の第2処理槽(11b) から第5処理槽(11e)上に位置する削除エレメント(40)は、電動機(4 1)に連動するチェーン(42)が第1桿体(43)を回転させ、チェーン(4 5)が第2桿体(44)に連接することで削除刃物(46)をチェーン(45) により循環式に持続的に回転動作させる。これにより、前述の構造を実施し動作 させると同時に、廃水入口(12)により汚水をまず第1処理槽(11a)内に 進入させ、並びに第1処理槽(11a)内にて適当に壁(111)による緩衝作 用を受けさせた後、底層通道(112)を経て第2処理槽(11b)内の圧浮区 (6)へと進入させる。ならびに先ず供給管(352)より圧浮区(6)底部の 穴(13)を経て進入する気泡水と充分混合し、大量の微細な気泡に汚水内の汚 物に付着させて保持して水面へと浮き上がらせる。この過程において、水は持続 的に壁(111)を越して浮除区(7)へと進入する。但し第1回に浮き上がっ た汚物は再び沈まず水面に浮いたままであり、同時に第2処理層(11b)上の 削除エレメント(40)の循環式の持続的な回転により汚物はかきとられ、かき とった汚物は槽座(10)側縁の削除物排出溝(14)上に留まり、掃除に便利 である。当然第2処理槽(11b)での上記作業の進行と同時に、第2処理槽( 11b)の混合液は第2処理槽(11b)内の壁(111)を越えて第2処理槽 (11b)、第3処理槽(11c)に位置する底層通道(113)を経て第3処 理槽(11c)内の圧浮区(6)に進入し、前述の第2処理槽(11b)の過程 と同様に、先ず供給管(352)から穴(13)を経て第3処理槽(11c)に 進入する気泡水と再び混合し水面に浮き上がらせ、大量の微細な気泡を汚水内の 汚物に付着させて保持して水面へと浮き上がらせ、同時に同時に第3処理層(1 1c)上の削除エレメント(40)の循環式の持続的な回転により汚物をかきと り、第3処理層(11c)内の混合液は継続的に第3処理槽(11c)内の壁( 111)を越えて第3処理槽(11c)、第4処理槽(11d)に位置する底層 通道(113)を経て第4処理槽(11d)内に進入し、同様にされ、さらに第 5処理槽(11e)を経過して並びに削除動作を受け、その後、第5処理槽(1 1e)と第6処理槽(11f)に位置する底層通道(113)を経て第6処理槽 (11f)に進入する。このように、槽座(10)上の多数の処理槽の多段流程 により汚水を持続的に各処理槽内の気泡水と混合し、気泡を付着させて汚物を保 持して浮き上がらせ、削除エレメントに第2から第5処理槽上で水面に対して持 続的に浮揚物を削除する動作を行わせ、最後の処理槽内に至った水を完全に浄化 する目的を達し、槽座(10)上の放流口(15)から排出する。
【0021】 当然、もし槽座(10)上の所有の処理槽(11)内の水位を調整する必要が あるときは、スクリュー(53)を回転することで水よけ板(52)を調整し、 これにより処理槽(11)内の水位を調整する目的を果たし、これを浮揚物の削 除に利用する。
【0022】 このほか、前述のポンプ(20)は供水部(60)から吸い取った適量の水( 61)を高圧タンク(25)へと送り、供水部(60)が提供する水は、槽座( 10)が浄化する水の循環使用に応用し、図3に示すように、槽座(10)の放 流口(15)を有する側面下にはさらに一つのフィードバック管(16)を、一 端をポンプ(20)に延伸させて設け、これによりコストを節約する。この方式 により、第1回に使用時には槽中に清水を満たすことができ、再度運転開始して 使用することができる。処理済の水の一部は放流口(15)から放出し、一部は フィードバック管(16)より戻して使用する。
【0023】
【考案の効果】
本考案の水処理圧浮槽は、その構造が簡単であり、操作上も非常に便利で処理 時間を節約することができる。
【0024】 次に、本考案は、これら圧浮槽上に複数の処理槽の多段流程により汚水を持続 的に複数の処理槽内の気泡水と絶え間なく混合して汚物を浮化させることができ 、各処理槽内の気泡を付着させることで汚物を水面へと浮き上がらせるのに利用 し、また処理槽上の削除エレメントにより持続的に汚物の削除を循環式に行うこ とにより最後の処理槽の水を完全に浄化する目的を達成することができる。処理 槽内部の構造の空間的な設計では、水の流程を、まず底層から一つの独立した長 い柱形の空間の圧浮区(6)へと至り、同時に気泡水もまたこの圧浮区(6)の 底部に流入させて実質的には圧浮区(6)に一つの圧浮反応槽を形成して充分に 空間を利用し、一つの独立し充分な反応を行わせることができる。さらに水に壁 を越えさせて一つのより大きな空間の浮除区(7)へと至らせることで、水を反 応後に一つのゆるやかな流れとし且つ下に送りながらも汚物は水面へと浮上させ て削除に供する。この方式により、水が槽を隔てた圧浮区(6)に至った後にさ らにこの方式を重複する。このため、有限な空間のもとでっさらに有効に汚物の 削除と浄水作業を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水処理圧浮槽の斜視図である。
【図2】本考案の水処理圧浮槽の背面図である。
【図3】本考案の水処理圧浮槽の側面図である。
【図4】本考案の水処理圧浮槽の平面図である。
【図5】本考案の部分断面図である。
【図6】本考案の部分断面図である。
【図7】本考案の水処理圧浮槽の削除エレメントの斜視
図である。
【図8】本考案の水処理圧浮槽の水位調整装置の斜視図
である。
【符号の説明】
1・・・水処理圧浮槽 10・・・槽座 20・・・ポ
ンプ 25・・・高圧タンク 30・・・減圧弁 35・・・
気泡水供給装置 40・・・削除エレメント 50・・・水位調整装置
11・・・処理槽 11a・・・第1処理槽 11b・・・第2処理槽 1
1c・・・第3処理槽 11d・・・第4処理槽 11e・・・第5処理槽 11f・・・第6処理槽 111・・・壁 6・・・圧
浮区 7・・・浮除区 112・・・底層通道 113・・・底層通道 12・
・・廃水入口 13・・・穴 14・・・削除物排出溝 15・・・放
流口 21・・・空気弁 351・・・主管 352・・・供
給管 353・・・つまみ 41・・・電動機 42・・・チ
ェーン 43・・・第1桿体 431・・・歯車 44・・・第
2桿体 45・・・チェーン 46・・・削除刃物 51・・
・固定体 511・・・ねじ部 52・・・水よけ板 53・・・
スクリュー 60・・・供水部 61・・・水 16・・・フィード
バック管

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの槽座を設け、その上に複数の処理
    槽を設け、各槽内には壁を設け、圧浮区及び浮除区に分
    け、隣接する処理槽の底には底層通道を設け、前の処理
    槽の浮除区底部を次の処理槽の圧浮区の底部に通じさ
    せ、該槽座の一つの側縁上には一つの廃水入口を設けて
    廃水の処理槽内への進入に供し、相対側縁には一つの放
    流口を設け、且つこれら両側縁の隣接する縁面上には各
    処理槽に対応する穴を設け、 底層通道により次の処理槽へと進入した水に各処理槽内
    の上記壁による緩衝作用を与え、 一つの削除エレメントを設け、該削除エレメントは、各
    処理槽上に位置するものとし、 該削除エレメントには一つの電動機と、一つの循環式伝
    動装置を設け、該循環式伝動装置上には横向きに一組の
    上下で対応するように削除刃物を設け、該電動機により
    削除刃物を連動させて持続的に回転動作させ汚物の削除
    に供し、 一つの水位調整装置を設け、これは上述の槽座の最後の
    一つの処理槽上に位置するものとし、処理槽内の水位調
    整を行い、もって削除刃物による汚物のかきとりに供
    し、 以上の構造により、一つのポンプにより水と空気を高圧
    タンクへと送り、水と気体を充分に混合し、この気泡を
    含有する水を各穴から同時に槽座の処理槽へと送り、廃
    水入口から進入した処理槽内の汚水と損号し、気泡を付
    着させて汚物を水面に浮揚させ、削除エレメントにより
    持続的に汚物をかきとり、槽座上の複数の処理槽の多段
    流程により汚水を持続的に処理槽内の気泡水と混合し、
    汚物を浮揚させて削除エレメントにより削除し、完全に
    汚水を浄化する、 水処理圧浮槽。
  2. 【請求項2】 水位調整装置には処理槽内の壁上に位置
    する一つの固定体を設け、該固定体の頂端を突出して一
    つのねじ部を設け、また固定体上には一つの水よけ板を
    設け、下端を上記壁に対応させ、頂端縁には一つのスク
    リューをその自由端を上記ねじ部にねじこんで連接させ
    スクリューを回転させて上記水よけ板を連動させ、水位
    調整を行う、請求項1に記載の水処理圧浮槽。
  3. 【請求項3】 槽座上には一つのフィードバック管を設
    け、該フィードバック管の一端をポンプへと延伸し、槽
    座の浄化水をポンプへと適量もどして高圧タンクへと送
    る、請求項1に記載の水処理圧浮槽。
  4. 【請求項4】 槽座の側縁面上には一つの削除物排出溝
    を設け、削除した汚物の滞留に供する、請求項1に記載
    の水処理圧浮槽。
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