JP3009181U - 冷凍ショーケースの照明回路用部品 - Google Patents

冷凍ショーケースの照明回路用部品

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JP3009181U
JP3009181U JP1994011601U JP1160194U JP3009181U JP 3009181 U JP3009181 U JP 3009181U JP 1994011601 U JP1994011601 U JP 1994011601U JP 1160194 U JP1160194 U JP 1160194U JP 3009181 U JP3009181 U JP 3009181U
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義治 幸田
耕二郎 幸田
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株式会社デンコー社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンデンサを蛍光ランプの近傍に配置して
も、熱的影響を受けにくく、容積も増大せず、防水性と
組立性に優れた冷凍ショーケースの照明回路に用いられ
る照明回路部品を提供する。 【構成】 蛍光ランプLに所定の周波数の交流電圧を印
加する電源回路を接続するための照明回路部品であっ
て、コンデンサCは、密閉ケース25に形成されたコン
デンサ収容室29A内に収容され、第1リード線24a
の一部は、当該密閉ケース25の一側面から導入されて
当該1側面の両端に接する両側面に向けて前記密閉ケー
ス25に形成されているガイド溝29Bによって分岐さ
れ、当該コンデンサ収容室に収容されているコンデンサ
の両端に接続されている第2リード線24bとともに当
該両側面のそれぞれから引き出されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、生鮮食料品などを陳列する冷凍ショーケースの照明回路装 置に用いて好適な照明回路用部品にかかるものであり、特に、インバータを備え た照明回路装置に用いて好適な照明回路用部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、例えばオープンタイプの冷凍ショーケースには、図8に示すようにハ ウジング1の庫内に商品Wを載置する陳列棚2a ,2b …が多段に設けられ、こ の商品Wを冷却器3からの冷気により冷却している。
【0003】 図9および図10に示すように、この冷凍ショーケースの棚照明(蛍光ランプ )器具は、棚板下面の中央部よりやや前面位置に設置している。このように、蛍 光ランプを有する照明回路装置は、各出力リード線と1本のコモン線とによって 一般の巻線安定器と接続され、グロースタータ始動により蛍光ランプのフィラメ ントを予熱してその蛍光ランプを点灯させるようになっている。
【0004】 また、最近の冷凍ショーケースは、大型化されつつあるので電力消費のコスト 削減のため、照明電源にインバータ照明回路装置を備える傾向にある。このイン バータ照明回路装置は、一般照明用電源から供給される電流の周波数をインバー タの発振回路、チョーク、共振コンデンサなどにより20KHZから50KHZ の高周波に変換して蛍光ランプに供給するものである。
【0005】 このインバータ照明回路装置を用いれば、ランプのフリッカ発生防止、安定器 の銅損低減による消費電力の削減、高周波によるランプの光束の増加の改善を行 うことができる。
【0006】 このようなインバータのメリットを既存の設備で手軽に享受できるようにする ために、従来では、このインバータ照明回路装置を冷凍ショーケースのハウジン グ庫外の底部あるいは上部に設置し、共振コンデンサのみを棚ハーネスのグロー ソケットに接続できるようにし、グローソケットを棚照明配線のランプソケット の中間に配置し、既存の配線を用いつつ、かつ従来の巻線安定器をそのまま利用 できるようにしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の照明回路装置では、既設の配線を用いてイン バータの使用に対応できるというメリットはあるものの、共振コンデンサは既存 のグローランプソケットに取り付けられていることから、庫内清掃によるコンデ ンサの落下や、グローランプソケット内部への浸水、低温多湿によるソケット内 結露などの不具合が発生するという問題がある。
【0008】 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、共振コンデ ンサソケット(グローランプソケット)をなくすことにより上記の不具合を解消 することができるとともに、前記のようなインバータによる庫内配線においてイ ンバータ、蛍光ランプ間の配線本数を低減することもできる冷凍ショーケースの 照明回路に用いられる照明点灯用回路部品の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に記載の考案は、冷凍ショーケースの陳列 棚に取り付けられる冷凍ショーケースの照明回路用部品であって、コンデンサの 両端には、蛍光ランプの両端に設けられているフィラメントにそれぞれ接続され る第2リード線が備えられ、当該コンデンサは、密閉ケースに形成されたコンデ ンサ収容室内に収容され、前記第2リード線は、当該密閉ケースに一部が収納さ れて前記密閉ケースの両側面からそれぞれ引き出されたものであることを特徴と する。
【0010】 また、請求項2に記載の考案は、蛍光ランプの両端に設けられているそれぞれ のフィラメントの一端に当該フィラメントにインバータ部からの所定の周波数の 交流電圧を印加する電源回路を接続する第1リード線を有するとともに、コンデ ンサの両端に接続され、当該それぞれのフィラメントの他端同士を当該コンデン サを介して接続する第2リード線を有し、当該コンデンサは、密閉ケースに形成 されたコンデンサ収容室内に収容され、前記第1リード線の一部は、当該密閉ケ ースの一側面から導入されて当該1側面の両端に接する両側面に向けて前記密閉 ケースに形成されている接続室によって接続分岐され、当該収容室に収容されて いるコンデンサの両端に接続されている第2リード線とともに当該両側面のそれ ぞれから引き出されたものであることを特徴とする。
【0011】 請求項3に記載の考案は、前記密閉ケースは、基板と上蓋とから構成され、基 板に上蓋を被せた状態で、前記コンデンサ収容室および接続室が相互に完全に防 水される構造とされ、かつ、前記コンデンサ収容室および接続室は、仕切によっ て別個独立とされるように構成されていることを特徴とする。
【0012】 請求項4に記載の考案は、前記密閉ケースは、基板と上蓋とが一体的に形成さ れ、前記コンデンサ収容室が完全に防水された構造とされていることを特徴とす るものである。
【0013】 さらに、上記目的を達成するための請求項5に記載の考案は、蛍光ランプの両 端に設けられているそれぞれのフィラメントの一端と当該フィラメントにインバ ータ部からの所定の周波数の交流電圧を印加する電源回路とを、少なくとも一方 の側のフィラメントに連結される経路にはチョークコイルを介して接続する第1 リード線を有するとともに、コンデンサの両端に接続され、当該それぞれのフィ ラメントの他端同士を当該コンデンサを介して接続する第2リード線を有し、当 該チョークコイルは、密閉ケースに形成されたチョークコイル収容室内に収容さ れる一方、当該コンデンサは、密閉ケースに形成されたコンデンサ収容室内に収 容され、前記第1リード線の一部は当該密閉ケースの一側面から導入され、一方 の第1リード線は前記チョークコイルを介して他方の第1リード線と共に当該1 側面の両端に接する両側面に向けて前記密閉ケースに形成されている接続室によ って接続分岐され、当該収容室に収容されているコンデンサの両端に接続されて いる第2リード線とともに当該両側面のそれぞれから引き出されたものであるこ とを特徴とする。
【0014】 請求項6に記載の考案は、前記密閉ケースは、基板と上蓋とが一体的に形成さ れ、前記コンデンサ収容室と前記チョークコイル収容室とが完全に防水された構 造とされ、かつ、前記コンデンサ収容室と前記チョークコイル収容室とは仕切に よって別個独立とされるように構成されていることを特徴とするものである。
【0015】 最後に請求項7に記載の考案は、前記密閉ケースは、基板と上蓋とが一体的に 形成され、前記コンデンサ収容室と前記チョークコイル収容室とが完全に防水さ れた構造とされ、かつ、前記コンデンサ収容室と前記チョークコイル収容室とは 仕切によって別個独立したものとされるように構成されていることを特徴とする ものである。
【0016】
【作用】
請求項1,2,5に記載した考案では、蛍光ランプと電源回路及びコンデンサ 回路とを接続する場合に、コンデンサや第1リード線の一部またはコンデンサや 第1リード線の一部及び第2リード線の一部が収納された密閉ケースを独立した 1つの部品とし、これを蛍光ランプの近傍に設け、この第1リード線の一部また は第1リード線及び第2リード線の一部をこれら各リード線の他の部分と接続す るようにしているので、部品毎の製造が可能となり、製品コストの低減を図るこ とができ、また、第1リード線または第2リード線の一方がコモン線となるよう に配線でき、配線自体も簡素化できるので、配線接続作業が簡単になり、組立性 が優れたものとなる。
【0017】 また、ランプソケットに蛍光ランプを取り付け、電源スイッチをオンすると、 インバータ部を介して蛍光ランプに所定の周波数の交流電圧が印加され、蛍光ラ ンプが点灯するが、この場合、冷気がコンデンサ部分まで流れても、コンデンサ は密閉ケース内に収納されているので、冷気による熱的影響は受けにくく、コン デンサが容量不足になることはなく、この容量不足によりコンデンサが大型化す ることもない。
【0018】 請求項3,4,6,7に記載した考案では、コンデンサ収容室やチョークコイ ル収容室が防水構造とされていることから、コンデンサやチョークコイルの水侵 入によるショートの発生を確実に回避することができることとなる。また、前記 密閉ケース内のコンデンサCとチョークコイルとを防水状態で個々独立に収納す るように仕切を設けているから、万が一外部から水が侵入したような場合でも、 コンデンサ−チョークコイル間の線間短絡を回避できる。
【0019】
【実施例】
本考案は、コンデンサを蛍光ランプの近傍に配置しても熱的影響を受けにくく 、構造が簡素化され、配線接続作業が容易で、耐水性、組立性にも優れた、冷凍 ショーケースの照明装置に使用して好適な照明点灯用回路部品に関するものであ り、以下に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0020】 図1は本考案の一実施例に係る冷凍ショーケースの陳列棚部分を底面側から見 た状態を示す概略斜視図、図2は同実施例の概略配線図、図3は同実施例の要部 を示す概略図、図4は図3の4−4線に沿う概略断面図、図5は密閉ケースの他 の形態を示す図、図6は本考案の他の実施例を示す概略平面図、図7は同他の実 施例の概略配線図であり、図8,9,10に示す部材と共通する部材には同一符 号を付し、その説明を一部省略する。
【0021】 図1において、本実施例は、ハウジング1内に設けられた陳列棚2の下面側に 照明装置20が設けられている。この照明装置20は、陳列棚2の下面であって 前面両側に蛍光ランプLa を取り付けるための一対のランプソケット21,21 が設けられ、このランプソケット21,21間に蛍光ランプLが取り付けられて いる。
【0022】 この照明装置20は、図2に示すように、蛍光ランプLのフィラメントFをコ ンデンサCを用いて予熱し、蛍光ランプLが点灯しなかったり、点灯した後に点 滅を繰り返さないようにするコンデンサ回路22と、蛍光ランプLのフィラメン トFに、所定の周波数の交流電圧を印加するインバータ部6を備えた電源回路2 3とを有している。
【0023】 この電源回路23は、インバータ部6がそれぞれのフィラメントFに独立して 接続される第1リード線24a およびコモン線5によりそれぞれの蛍光ランプL の両フィラメントF,Fと接続され、コンデンサ回路22は、コンデンサCが第 2リード線24b により両フィラメントF,Fと接続されている。
【0024】 特に、本実施例では、図3に示すように、前記電源回路23の第1リード線2 4a の一部と、コンデンサ回路22の第2リード線24b の一部とを、合成樹脂 製の密閉ケース25に形成された接続室29Bに案内し、コンデンサCは、コン デンサ収容室29A内に収容するようにしている。このように接続室29Bによ って配線のガイドを行うようにすれば、陳列棚2における配線を整然と行うこと ができるようになる。また、コンデンサCを冷気や熱気あるいは水からも効果的 に保護することができるようになる。
【0025】 この密閉ケース25は、図4に示すように、基板26上にピン27を立設し、 このピン27により上蓋28を固定するようにしたものである。このようにして 組み立てられた密閉ケース25には、上記したような接続室29Bとコンデンサ 収容室29Aが形成され、インバータ部6からのコモン線5と第1リード線24 aが図3に示したように接続室29Bに案内され、コンデンサCは、防水構造と されたコンデンサ収容室29Aに収容されることになる。
【0026】 なお、図3に示してあるものは、コモン線5と第1リード線の一部を接続室2 9Bによって案内するようにしたものであるが、これ以外に、単にコンデンサC を密閉ケース25内のコンデンサ収容室29A内に収容させるのみで、この接続 室29Bを設けないようにした形態のものであっても本発明の目的を達成するこ とができる。また、図3に示したものは、接続室29Bが単にインバータ部6か らのコモン線5と第1リード線24aとを案内する形態のものであるが、この接 続室29Bにおいてインバータ部6からのコモン線5と第1リード線24aと両 フィラメントFに接続される側のコモン線5と第1リード線24aとを接続する ようにしても良い。このようにすれば、両フィラメントF側のコモン線5,第2 リード線24b及び第1リード線24a,第2リード線24bには2心のコード を用いることができ、配線作業を効率的に行うことができる。
【0027】 そして、この密閉ケース25を、図1に示すように陳列棚2a に固定する場合 は、基板26に取付部26a を突設し、この取付部26a に開設された穴にビス 等を挿通し固定すればよいが、図3,図4に示すもののように、このような取付 部26a がなくても良い。取付部26a がないときには、接着剤等を使用して固 定しても良い。また、この密閉ケース25に図5に示すようなワンタッチ取り付 け部26b を設けるようにすれば、陳列棚2a に設けた係合孔に係合させてワン タッチで取り付けることができるようになる。
【0028】 ここに、密閉ケース25を構成する材料としては、特に限定されるものではな いが、断熱性のある材料、例えば、ACS、ABS、ポリカーボネート等であっ て、比較的剛性のあるものを使用することが好ましい。
【0029】 前記密閉ケース25は、位置的には蛍光ランプLの近傍に設けられている。具 体的には、図1に示すように、陳列棚2a の下面側の比較的に蛍光ランプLの近 傍に設けられている。このように密閉ケース25内にコンデンサCを設けると、 コンデンサCは、冷却器3からの冷気により周囲温度が低い場合でも、冷気の影 響を受けにくく、コンデンサCの容量を大きくして蛍光ランプのフィラメントF の通電電流を増大する必要はなく、外形形状もコンパクトなものでよく、また、 容量不足により交換する必要もなくなる。
【0030】 次に本実施例の動作を説明する。 まず、照明装置20を組立てる場合には、一対のランプソケット21,21と 電源回路23及びコンデンサ回路22とを接続するが、コンデンサCや、第1リ ード線24a の一部及び第2リード線24b の一部が収納された密閉ケース25 から突出されている第1リード線24a 及び第2リード線24b の一部を、これ ら各リード線24a ,24b の他の部分と接続する。この接続作業は極めて簡単 に行なうことができ、組立性も優れたものとなる。
【0031】 このようにして接続された密閉ケース25は、蛍光ランプLの近傍に設ける。 コンデンサCが内蔵された密閉ケース25を蛍光ランプLの近傍に設けると、コ ンデンサCは、冷気の影響を受けにくく、大型化して通電電流を増大させる必要 がなく、容量不足により交換する必要もなくなる。
【0032】 次に、陳列棚2の下面側の一対のランプソケット21,21に、蛍光ランプL a を取り付ける。そして、電源スイッチ(図示せず)をオンすると、インバータ 部6を介して蛍光ランプLに所定の周波数の交流電圧が印加され、蛍光ランプL はちらつくことなく、明るく点灯される。
【0033】 一方、冷凍機及びファンの作動によって冷却器3からの冷気が陳列棚2の商品 Wを冷却する。この場合、冷気がコンデンサCの部分まで流れてくるが、コンデ ンサCは、全体が密閉ケース25により覆われているので、冷気による熱的影響 は受けにくい。したがって、コンデンサCが不必要に大型化したり、容量不足を 生じることはない。
【0034】 また、本実施例では、コンデンサC等を収納した密閉ケース25を他の部分と 独立して構成しているので、照明装置20を製造するに当たっては、予め、コン デンサCや第1リード線24a 等の一部が収納された密閉ケース25部分と、ラ ンプソケット21部分、他のリード線部分等を別工程で製造することができるこ とから、製造コストの低減を図ることができる。
【0035】 上述した実施例は、密閉ケース25内にコンデンサCのみを収納したものであ るが、本考案は、これのみでなく、図5に示すように、前記密閉ケース25内に 、前述したコンデンサCとともに、前記電源回路23に設けられたチョークコイ ル30を収納してもよい。
【0036】 また、この密閉ケース25内に仕切31を設け、コンデンサCとチョークコイ ル30とを個々独立に収納するように構成してもよい。このようにすれば、密閉 ケース25内で、コンデンサCとチョークコイル30とが仕切られるので、外部 から浸入した水などに起因するショートも回避できる。
【0037】 この場合には、コンデンサCはコンデンサ収容室29Aに、また、コイルLは コイル収容室29Cに各々収容されるようになっている。これらの部屋は、上蓋 28が取り付けられた状態で防水状態となるように構成されているので、コンデ ンサC,コイルLそれぞれの水侵入によるショートを回避することができると共 に、コンデンサ収容室29Aとコイル収容室29Cとの両方に水が侵入すること によって生じる線間短絡も回避できることになる。
【0038】 なお、本考案は、上述した実施例のみに限定されるものではなく、実用新案登 録請求の範囲内において種々改変することができる。例えば、上述した実施例で は、密閉ケース30は、上蓋28と基板26とをピン27により連結したもので あるが、場合によっては、上蓋28と基板26とを高周波溶着等により接合して もよいし、密閉ケース30を一体的に形成するものであっても良い。
【0039】
【考案の効果】
以上のように構成された本考案は、それぞれの請求項毎につぎのような効果を 奏する。
【0040】 請求項1のように構成すれば、コンデンサは密閉ケースに形成されたコンデン サ収容室内に収容され、フィラメントに接続される第2リード線を密閉ケースの 両側面からそれぞれ引き出すようにしたので、コンデンサは冷気による熱的影響 を受けにくくなる。
【0041】 請求項2のように構成すれば、コンデンサは、密閉ケースに形成されたコンデ ンサ収容室内に収容され、前記第1リード線の一部は、当該密閉ケースの一側面 から導入されて当該1側面の両端に接する両側面に向けて前記密閉ケースに形成 されている接続室によって接続分岐され、当該コンデンサ収容室に収容されてい るコンデンサの両端に接続されている第2リード線とともに当該両側面のそれぞ れから引き出された構成とし、蛍光ランプと電源回路及びコンデンサ回路とを接 続する場合に、コンデンサ、第1リード線の一部及び第2リード線の一部が収納 された密閉ケースを単体部品とし、これと他のリード線とを接続するようにした ので、接続作業が簡単になり、配線自体も簡素化でき、組立性も優れたものとな る。また、密閉ケースを蛍光ランプの近傍に設けても、コンデンサは密閉ケース 内に収納されているので、冷気による熱的影響は受けにくく、容量不足によるコ ンデンサの交換の必要性もなく、コンデンサ自体も大型化することもない。しか も、密閉ケース部分を単品とすれば、装置各部を独立に製造でき、製造コストの 低減を図ることができる。
【0042】 また請求項3のように構成すれば、防水構造とされていることから、外部から の水の侵入を確実に防止でき、水侵入によるショートも確実に回避できるように なる。
【0043】 請求項4のように構成すれば、さらに防水性を高めることができ、水侵入によ るショートを確実に回避できるようになる。
【0044】 さらに、請求項5のように構成すれば、チョークコイルは、密閉ケースに形成 されたチョークコイル収容室内に収容される一方、当該コンデンサは、密閉ケー スに形成されたコンデンサ収容室内に収容され、前記第1リード線の一部は当該 密閉ケースの一側面から導入され、一方の第1リード線は前記チョークコイルを 介して他方の第1リード線と共に当該1側面の両端に接する両側面に向けて前記 密閉ケースに形成されている接続室よって接続分岐され、当該収容室に収容され ているコンデンサの両端に接続されている第2リード線とともに当該両側面のそ れぞれから引き出された構成とし、蛍光ランプと電源回路及びコンデンサ回路と を接続する場合に、コンデンサ、第1リード線の一部及び第2リード線の一部が 収納された密閉ケースを単体部品とし、これと他のリード線とを接続するように したので、接続作業が簡単になり、配線自体も簡素化でき、組立性も優れたもの となる。また、密閉ケースを蛍光ランプの近傍に設けても、コンデンサは密閉ケ ース内に収納されているので、冷気による熱的影響は受けにくく、容量不足によ るコンデンサの交換の必要性もなく、コンデンサ自体も大型化することもない。 しかも、密閉ケース部分を単品とすれば、装置各部を独立に製造でき、製造コス トの低減を図ることができる。
【0045】 そして、請求項6のように構成すれば、コンデンサとチョークコイルとが独立 した収容室に収容されて、それぞれの部屋および接続室が防水構造とされている ことから、外部からの水の侵入を確実に防止でき、水侵入による線間ショートが 確実に回避できるようになる。
【0046】 請求項7のように構成すれば、さらに防水性を高めることができ、水侵入によ るショートを確実に回避できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の陳列棚部分を示す概略斜
視図である。
【図2】 同実施例の概略配線図である。
【図3】 同実施例の要部を示す概略図である。
【図4】 図3の4−4線に沿う概略断面図である。
【図5】 密閉ケースの他の形態を示す図である。
【図6】 本考案の他の実施例を示す概略平面図であ
る。
【図7】 同他の実施例の概略配線図である。
【図8】 従来の冷凍ショーケースの概略断面図であ
る。
【図9】 同従来の冷凍ショーケースの概略配線図であ
る。
【図10】他の従来例の概略配線図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、 2…ランプ取付板、
2a 〜2e …陳列棚、 6…インバータ部、
21…ランプソケット、 22…コンデンサ回
路、23…電源回路、 24a …第1リ
ード線、24b …第2リード線、 25…密閉
ケース、29A…コンデンサ収容室、 29B…ガ
イド溝、29C…チョークコイル収容室、30…チョー
クコイル、 31…仕切、C…コンデンサ、
F…フィラメント、L…蛍光ランプ、
W…商品。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍ショーケースの陳列棚に取り付けら
    れる冷凍ショーケースの照明回路用部品であって、 コンデンサ(C)の両端には、蛍光ランプ(L)の両端に設け
    られているフィラメント(F) にそれぞれ接続される第2
    リード線(24b)が備えられ、 当該コンデンサ(C)は、密閉ケース(25)に形成されたコ
    ンデンサ収容室(29A)内に収容され、前記第2リード線
    (24b)は、当該密閉ケース(25)に一部が収納されて前記
    密閉ケース(25)の両側面からそれぞれ引き出されたもの
    であることを特徴とする冷凍ショーケースの照明回路用
    部品。
  2. 【請求項2】 蛍光ランプ(L) の両端に設けられている
    それぞれのフィラメント(F) の一端に当該フィラメント
    (F) にインバータ部(6)からの所定の周波数の交流電圧
    を印加する電源回路(23)を接続する第1リード線(24a)
    を有するとともに、コンデンサ(C) の両端に接続され、
    当該それぞれのフィラメント(F) の他端同士を当該コン
    デンサ(C) を介して接続する第2リード線(24b)を有
    し、 当該コンデンサ(C) は、密閉ケース(25)に形成されたコ
    ンデンサ収容室(29A)内に収容され、前記第1リード線
    (24a) の一部は、当該密閉ケース(25)の一側面から導入
    されて当該1側面の両端に接する両側面に向けて前記密
    閉ケース(25)に形成されている接続室(29B) によって接
    続分岐され、当該コンデンサ収容室(29A) に収容されて
    いるコンデンサ(C) の両端に接続されている第2リード
    線(24b)とともに当該両側面のそれぞれから引き出され
    たものであることを特徴とする冷凍ショーケースの照明
    回路用部品。
  3. 【請求項3】 前記密閉ケース(25)は、基板(27)と上蓋
    (28)とから構成され、基板(27)に上蓋(28)を被せた状態
    で、前記コンデンサ収容室(29A) および接続室(29B) が
    相互に完全に防水される構造とされ、かつ、前記コンデ
    ンサ収容室(29A) および接続室(29B) は、仕切(31)によ
    って別個独立とされるように構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の冷凍ショーケースの照明回路用部
    品。
  4. 【請求項4】 前記密閉ケース(25)は、基板(27)と上蓋
    (28)とが一体的に形成され、前記コンデンサ収容室(29
    A) が完全に防水された構造とされていることを特徴と
    する請求項1記載の冷凍ショーケースの照明回路用部
    品。
  5. 【請求項5】 蛍光ランプ(L) の両端に設けられている
    それぞれのフィラメント(F) の一端と当該フィラメント
    (F) にインバータ部(6)からの所定の周波数の交流電圧
    を印加する電源回路(23)とを、少なくとも一方の側のフ
    ィラメント(F) に連結される経路にはチョークコイル(3
    0)を介して接続する第1リード線(24a) を有するととも
    に、コンデンサ(C) の両端に接続され、当該それぞれの
    フィラメント(F) の他端同士を当該コンデンサ(C) を介
    して接続する第2リード線を有し、 当該チョークコイル(30)は、密閉ケース(25)に形成され
    たチョークコイル収容室(29C) 内に収容される一方、当
    該コンデンサ(C) は、密閉ケース(25)に形成されたコン
    デンサ収容室(29A) 内に収容され、前記第1リード線(2
    4a) の一部は当該密閉ケース(25)の一側面から導入さ
    れ、一方の第1リード線(24a) は前記チョークコイル(3
    0)を介して他方の第1リード線(24a) と共に当該1側面
    の両端に接する両側面に向けて前記密閉ケース(25)に形
    成されている接続室(29B)によって接続分岐され、当該
    収容室(29)に収容されているコンデンサ(C) の両端に接
    続されている第2リード線(24b) とともに当該両側面の
    それぞれから引き出されたものであることを特徴とする
    冷凍ショーケースの照明回路用部品。
  6. 【請求項6】 前記密閉ケース(25)は、基板(27)と上蓋
    (28)とから構成され、基板(27)に上蓋(28)を被せた状態
    で、前記コンデンサ収容室(29A) と前記チョークコイル
    収容室(29C) および接続室(29B) が相互に完全に防水さ
    れる構造とされ、かつ、前記コンデンサ収容室(29A) と
    前記チョークコイル収容室(29C) 並びに前記接続室(29
    B) とは仕切(31)によって別個独立とされるように構成
    されていることを特徴とする請求項3記載の冷凍ショー
    ケースの照明回路用部品。
  7. 【請求項7】 前記密閉ケース(25)は、基板(27)と上蓋
    (28)とが一体的に形成され、前記コンデンサ収容室(29
    A) と前記チョークコイル収容室(29C) とが完全に防水
    された構造とされ、かつ、前記コンデンサ収容室(29A)
    と前記チョークコイル収容室(29C) とは仕切(31)によっ
    て別個独立とされるように構成されていることを特徴と
    する請求項3記載の冷凍ショーケースの照明回路用部
    品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013064546A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Hoshizaki Electric Co Ltd 自動製氷機
JP2019145421A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 キャップ部材、照明装置、照明装置の製造方法、およびショーケース

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