JP3009137U - 人工石墓石 - Google Patents

人工石墓石

Info

Publication number
JP3009137U
JP3009137U JP1994008452U JP845294U JP3009137U JP 3009137 U JP3009137 U JP 3009137U JP 1994008452 U JP1994008452 U JP 1994008452U JP 845294 U JP845294 U JP 845294U JP 3009137 U JP3009137 U JP 3009137U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tombstone
artificial stone
stone
hollow
artificial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994008452U
Other languages
English (en)
Inventor
伸一 後藤
伸彦 湯川
一致 杉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP1994008452U priority Critical patent/JP3009137U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3009137U publication Critical patent/JP3009137U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運搬、加工が容易で低コストの人工石墓石を
提供する。 【構成】 樹脂コンパウンドを外型及び内型とによって
形成される筒状空隙内に充填して硬化させ、中空体の人
工石墓石に成形したことを特徴とする。人工石墓石は、
中空に成形された石碑,花台,巻石,霊標を含むもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は人工石製の墓石に関し、より詳しくは、一体成形にて製造される人工 石墓石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
墓石は、名石を取り寄せたり、その大きさを競った習慣が現在に至り、墓石に 財貨を費やす傾向は今もなお存続している。そして墓石は、素材のままであれ、 加工されたものであれ、天然石を使用することが慣習となっている。このような 状況により、素材の運搬に多大な費用がかかり、加えて機械切削、彫刻工による 文字きざみ等の加工に時間と労力が払われて墓石の販売コストは極めて高額とな っている。にも拘らず、そのような墓石は世帯単位に設けられようとしている。 しかしながら、今日のように都市に極度に人工が集中し、土地利用が高度にな ってくると、都市計画の一環として墓地の規制が必要となりつつある。すなわち 、各所に点在する墓地を一定の地域にまとめ、住宅団地に対応する墓地団地を建 設しようとする試みがそれである。また、通常のビルの建屋内に墓地を収容した ものはその究極の形態である。
【0003】 このように墓地のあり方が問われている中で、狭小な国土でのこれからの墓地 は、共同墓地化し、公園化することに間違いがなく、墓石そのものの素材につい ても、運搬の容易性、加工の容易性及び低コストが問われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上のような従来の墓石における課題を考慮してなされたものであり 、運搬、加工が容易で低コストの人工石墓石を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は中空体に成形した人工石墓石である。 本考案における人工石墓石は、中空に成形された石碑,花台,巻石,霊標を含 む組物である。 本考案における人工石墓石は、中空に成形された霊標である。 本考案における人工石墓石は、中空に成形された花台である。 本考案における人工石墓石は、中空に成形された巻石である。 本考案における人工石墓石は、中空に成形された霊標である。 本考案における人工石墓石の外側表面は研磨仕上げされていることが好ましい 。
【0006】
【作用】
本考案によれば、中空体構造に成形されているため、運搬が容易であり、加工 が容易であり、さらに天然石とほぼ同等の外観を呈するものでありながら製造コ ストを削減することができる。
【0007】
【実施例】
以下、図面に示した実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 図1は本考案の人工石墓石の一実施例である。同図において、墓石は人工大理 石からなる主塔(石碑)10,花台11,巻石12及び骨箱13から構成されて いる。
【0008】 主塔10を成形するための型枠は、図2に示すように、板状外型20と、箱状 外型21と、内型22とから構成され、板状外型20は、T字状蓋部20aの内 側に長方形状箱部20bを固定したものである。箱状外型21は、幅広の凹所2 1aとその凹所21aと連絡する溝部21bとを有し、溝部21bは上記長方形 状箱部20bを収容することができるようになっている。内型22は外型の開口 を塞ぐ蓋部22aと、凹所21a内に配置され凹所21a及び蓋部20aの内壁 に対し所定の成形間隔を形成する台状部22bと、溝部21b内に配置され溝部 21b及び長方形状箱部20bに対し所定の成形間隔を形成する板状部22cと から構成されている。上記台状部22b及び板状部22cには樹脂フィルム22 dが被覆される。このような型枠を用いて一体成形された主塔10(図2に示す 主塔10は倒立状態である)は中空構造をなすものである。
【0009】 花台11を成形するための型枠は、図3に示すように、板状外型26と、凹溝 27a,27aを底面27bに平行して形成した箱状外型27と、下向き凸条2 8a,28aが底面28bに平行して形成され、樹脂フィルム28cで被覆され た内型28とから構成される。硬化したものは、図4に示すように、凹状の頂部 を有する中空箱状に成形される。なお、図4中の符号28dは花を供えるための 有底の円筒孔であり、機械研削によって形成される。
【0010】 巻石12を成形するための型枠は、図5に示すように、正方形の二重枠からな る外型29と、樹脂フィルム30aで凸条30bを被覆した中子を4個連結した 内型30とから構成され、中子を連結しているボルト31を外して脱型を行うと 、図6に示す形状の巻石が成形できる。なお、同図は成形品を底面から見た図で ある。
【0011】 骨箱13を成形するための型枠は、図7に示すように、角筒状本体32aの上 端及び下縁に鍔部32b,32cを有する外型32と、鍔部32cと同じ外寸法 からなる底板33a上に角柱33bを固定し、その角柱33bに樹脂フィルム3 3cを被覆した内型33とから構成され、この型枠を用いて注型を行う場合には 、外型33にバイブレーションを与える。
【0012】 上記した型枠によって個々に成形された主塔10,花台11,巻石12,骨箱 13は、図8に示す要領で組み立てられる。すなわち、巻石12の内側に平行し て基礎コンクリート40,41を打設し、その基礎コンクリートに埋め込まれた アンカーボルト42,43にC形チャンネル44を架け渡して固定し、そのチャ ンネル44を土台として巻石12を固定し、さらに主塔10を固定する。なお、 巻石12及び主塔10の固定にはL字アングル45が用いられ、ボルト・ナット で固定される。
【0013】 なお、上記した各内型の左右の側壁には勾配1/100の抜きテーパが付けら れており、前後の側壁においても同様に勾配1/100の抜きテーパが付けられ ている。一方、外型において対向する内壁は抜き角度ゼロである。
【0014】 このような型枠内に充填する樹脂コンパウンドは、例えばアクリル系樹脂また はポリエステル系樹脂、モノマー成分、硬化剤成分、無機充填材、脱泡剤、重合 開始剤、必要に応じ着色剤を、均一に撹拌して混合させたものであり、注型によ って得られた硬化物はオーブンに入れて後硬化させ、それにより、外観が半透明 であり大理石調を呈する中空成形品が得られる。なお、表面精度をさらに高める ことを目的として、必要に応じてNC工作機械により成形品の表面を切削し、さ らにサンダーを用いて研磨仕上げしてもよい。
【0015】 また、このようにして製造された墓石は、内部が中空で肉厚がほぼ均一に構成 されているため、天然石に比べ重量が1/3に軽減される。従って、建屋内に設 置しても建物に与える負荷が小さいという利点がある。また、注型により一体成 形することができるため、構造物に接着部分がなく、従って長期の耐久性に優れ ている。材質が均一であるため、天然石のような欠陥、色むら及び柄むら等が発 生しない。また、成形品の表面を機械仕上げすることが可能であるため、平面性 ,寸法精度を高めることができる。この場合、墓石を複数の成形品を組み合わせ て簡便に製造することができ、しかも外観からは継ぎ目が見えないという特徴が ある。また、得られた成形品は透明感が高く、天然石とほぼ同等の外観が得られ る。さらにまた、火源を近づけても自ら燃えることがなく、また、火源が接触し ても跡が残らないため安全性も高いという特徴がある。
【0016】 また、字彫りがなされる主塔は、上記実施例では一体成形で構成したが、これ に限らず組み合わせ構造であってもよい。この場合、図9に示すように、棒状を なす主塔上部10aと台状をなす主塔下部10bとをそれぞれ別々に一体成形し 、両者をボルト50で固定すればよい。この場合、主塔上部10aの開口側端部 に、予め雌ねじが切られたアングル51を接着剤で固定しておき、主塔下部10 bの頂面に穿設した貫通孔52を通してボルト50をその雌ねじと螺合させ、そ れによって主塔を一体に組み立てることができる。
【0017】 また、上記主塔は図10に示すように、各種形状のものを一体成形することが できる。 また、本考案の人工石墓石は、上記した石碑,花台,巻石に限らず、霊標等の 付帯物にも適用することができる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したことから明かなように、本考案の人工石墓石によれば、中空構造 を有するため、天然石と同等の外観,サイズを持ちながら軽量にすることができ る。また、成形品の表面を機械仕上げすることが可能であり、機械仕上げされた ものは高い平面性と寸法精度が得られる。また、一体成形による人工石で構成で きるため、墓石を低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の人工石墓石の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示す主塔成形用型枠の構成を示す分解斜
視図である。
【図3】図1に示す花台成形用型枠の構成を示す分解斜
視図である。
【図4】成形された花台の斜視図である。
【図5】図1に示す巻石成形用型枠の構成を示す分解斜
視図である。
【図6】成形された巻石を底面側から見た斜視図であ
る。
【図7】図1に示す骨箱成形用型枠の構成を示す分解斜
視図である。
【図8】墓石組立要領を説明する断面図である。
【図9】主塔組立方法を説明する要部断面図である。
【図10】主塔の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 主塔 11 花台 12 巻石 13 骨箱
フロントページの続き (72)考案者 杉原 一致 岡山県倉敷市水江1575番地 中国化工株式 会社 本社内

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空体に成形したことを特徴とする人工
    石墓石。
  2. 【請求項2】 前記人工石墓石は、中空に成形された石
    碑,花台,巻石,霊標を含む請求項1記載の人工石墓
    石。
  3. 【請求項3】 前記人工石墓石は、中空に成形された石
    碑である請求項1記載の人工石墓石。
  4. 【請求項4】 前記人工石墓石は、中空に成形された花
    台である請求項1記載の人工石墓石。
  5. 【請求項5】 前記人工石墓石は、中空に成形された巻
    石である請求項1記載の人工石墓石。
  6. 【請求項6】 前記人工石墓石は、中空に成形された霊
    標である請求項1記載の人工石墓石。
  7. 【請求項7】 前記人工石墓石の外側表面が研磨仕上げ
    されていることを特徴とする請求項1記載の人工石墓
    石。
JP1994008452U 1994-07-14 1994-07-14 人工石墓石 Expired - Lifetime JP3009137U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994008452U JP3009137U (ja) 1994-07-14 1994-07-14 人工石墓石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994008452U JP3009137U (ja) 1994-07-14 1994-07-14 人工石墓石

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3009137U true JP3009137U (ja) 1995-03-28

Family

ID=43144942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994008452U Expired - Lifetime JP3009137U (ja) 1994-07-14 1994-07-14 人工石墓石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3009137U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7165374B2 (en) Wall system and method
US5361977A (en) Modular mailbox housing assembly
JP3009137U (ja) 人工石墓石
US3857214A (en) Method of making tombstones and product thereof
KR100362356B1 (ko) 장식블록의 성형방법
US3739730A (en) Cubical block from two axially fitted identically molded sections
GB2043739A (en) Moulded coping stones for swimming pools
JP2862952B2 (ja) プレキャストコンクリート板の製造方法
EP2034105A1 (en) Facing and/or paving elements with metal surface
JPH0450332Y2 (ja)
CN208733973U (zh) 一种带装饰面的扣接板材立柱
JPH0734454Y2 (ja) レリーフ入り掲示板
JP3074708U (ja) コンクリート製踏み段ブロック
RU23448U1 (ru) Быстромонтируемый строительный блок
KR790001224Y1 (ko) 건축용 판재
JPS5924483Y2 (ja) 化粧コンクリ−トブロツク製造用型枠
JPS6346600Y2 (ja)
KR810000353Y1 (ko) 콘크리트 판상불록체의 제조용 성형틀
EP1518975A1 (en) Monobloc product for the construction of water overflow and/or drainage channels
JPH0538192U (ja) 化粧型枠
CN2625486Y (zh) 内外墙装饰用毛面砖
JPS61203963U (ja)
JP3333027B2 (ja) タイル調化粧板付きプレキャストパネルの製造方法
JP3028843U (ja) 墓及び墓納骨堂用石材
JP2005218434A (ja) 外壁廃材を利用した植木鉢又は此に均等な物品を製造する方法並びにその製品