JP3008785U - 節水型複合水道蛇口 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】水道蛇口に手軽に押すだけの弁を複合すること
により、少量の水を使う時押して細い流路を通って水量
が制限され手を離すと止まる弁と、通常に使える弁を複
合させた節水型複合水道蛇口を提供する。 【構成】水道蛇口本体（１）に改良された弁軸（２）、
少量弁（３）、少量弁軸からの洩れを防ぐＯリング（１
０）、Ｏリング押さえ兼スプリング受け（９）の上から
スプリング（８）を介して押しボタン（７）により構成
され、通常使用時はハンドル（１１）により弁軸（２）
を回し弁（５）と少量弁（３）を同時に上げ通水し、少
量時はハンドル（１１）で弁（５）を閉じたまま押しボ
タン（７）を押して少量弁（３）を開け少量の水を出す
構造になっている。 【効果】コップに注水又は歯磨き時等のハンドル（１
１）による開放通水使用時の水の無駄に比べ、押しボタ
ンを押した時だけ制限された少量の水の使用により水の
使用量減少効果がある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本案は弁を二重構造にして大量、少量の水が使い分け出来る装置。

【０００２】

【従来の技術】

従来の蛇口は大量に水を使用する時も、コップに注ぐ時、歯ミガキの時、等少量 使用時も同じ水量で使い蛇口の開閉時に無駄な水を使っている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本案は従来の水道蛇口の弁軸内に少量弁を設け通常使用はハンドルを回し大量の 水を出し、少量使用時には少量弁の上端に設けた押しボタンを押して、押した時 のみ制限された少量の水を出し作業の簡略と水節約を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本案は従来標準化されている水道蛇口の本体はそのままで弁部の改良のみにより 解決した手段である。

【０００５】

【作用】

本案は上記の手段を講じたので、通常使用する時はハンドル（１１）を回して弁 の開閉を行う、少量の水を使用する時はハンドルはそのままで上端の押ボタン（ ７）を手で軽く押すことにより少量弁（３）が開き弁軸下部の細い穴、少量水流 路（４）から制限されて流出する、又押ボタンから手を離す事により少量水は止 まる。

【０００６】

【実施例】

以下、図面に示す実施例について更に詳細に説明する。

【０００７】 この実施例の節水型複合水道蛇口は市販されている水道蛇口本体（１）はそのま ま使用し複合弁部を交換することにより実施出来る。

【０００８】 この実施例のものは通常の水量と短時間に少量の水が自由にハンドル（１１）を 回すか、押しボタンを押すかにより選択出来、少量弁（３）を作動する時は手の ひら等で簡単に押すだけで用を足し離せば水は止まる、又少量使用時押ボタン式 の為弁を急激に閉じる時に起きやすいウオーターハンマー現象の防止に少量水流 路（４）の口径を配慮した事により使用上問題無い。

【０００９】

【考案の効果】

本案は家庭内の水道使用の中で高い頻度を占める少量短時間使用時に水の無駄を 省き水資源の保護に寄与し、ひいては省資源につながる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案の実施例を示す断面組み立て図で複合弁は
共に閉じた状態である。

【図２】本案の実施例を示す断面組み立て図でハンドル
（１１）により弁（５）を開けて大量の水を出している
状態である。

【図３】本案の実施例を示す断面組み立て図で上部の押
しボタン（７）を押して少量の水を出している状態であ
る。

【符号の説明】

１・・水道蛇口本体 ２・・弁軸 ３・・少量弁 ４・・少量水流路 ５・・弁 ６・・パッキン保持金具 ７・・押しボタン ８・・スプリング ９・・Ｏリング押さえ兼スプリング受け １０・・Ｏリング １１・・ハンドル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】水道蛇口本体（１）の弁軸（２）の中心に
   少量弁（３）を設け少量弁の上端に押しボタン（７）を
   取付け、従来の蛇口弁と少量弁を複合した、節水型複合
   水道蛇口。