JP3008647B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自励型DC−DCコン
バータ等のスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】スイッ
チング素子をPWMパルスで制御する形式の他励型スイ
ッチングレギュレータは種々の分野で使用されている。
しかし、この他励型スイッチングレギュレータの直流電
圧断続用のスイッチング素子のターンオン及びターンオ
フは、零電流及び零電圧の状態で行われないために、比
較的大きいスイッチング損失が生じる。また、ターンオ
フ時にサージ電圧が発生するために、これを吸収するた
めのスナバ回路が必要になる。
【0003】この種の欠点を解決するものとして、正弦
波で動作する共振型コンバータが提案されている。この
共振型コンバータによれば、零電流スイッチング又は零
電圧スイッチングが可能になり、スイッチング損失及び
電圧サージ/電流サージを低減させることができる。し
かし、共振を利用するため、高周波電流/電圧の実効値
が非常に大きくなり、これによってスイッチング素子の
コンダクション損失、磁気部品の鉄損及び銅損が増え
る。
【0004】共振型コンバータの問題点を解決するため
に、ターンオフ及び/又はターンオン時のみ共振させる
部分共振型コンバータが提案されている。しかし、従来
の部分共振型コンバータでは、部分共振のためのスイッ
チング素子が必要になり、装置がコスト高になった。
【0005】そこで、本発明はスイッチング電源装置の
効率の向上、雑音の低減及びコストの低減を図ることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、可飽和磁心と1次巻線と2次巻線と3次巻
線とを有する可飽和トランスと、前記1次巻線に接続さ
れた直流電源と、前記1次巻線に直列に接続されたスイ
ッチング素子と、前記スイッチング素子の一方の主端子
と他方の主端子との間に接続されたコンデンサ及び/又
は浮遊容量と、前記1次巻線に並列に接続された可飽和
インダクタンスとダイオードとの直列回路と、前記可飽
和インダクタンスに磁気制御を行うための磁気制御手段
と、前記1次巻線及び前記可飽和インダクタンスに対し
て直列に接続されたリアクトルと、前記スイッチング素
子の制御端子に接続された起動回路とを備え、前記3次
巻線が前記スイッチング素子の前記制御端子と前記他方
の主端子との間に接続されており、且つ前記コンデンサ
及び/又は浮遊容量と前記リアクトルが前記スイッチン
グ素子のオン・オフの繰返し周波数よりも高い周波数で
共振する静電容量値とインダクタンス値を有しているこ
とを特徴とするスイッチング電源装置に係わるものであ
る。
【0007】請求項2に示すように、制御巻線と制御電
流源を設けることが望ましい。
【0008】請求項3に示すように、直流出力を得るた
めの整流平滑回路を設けることができる。
【0009】
【作用】可飽和インダクタンスが飽和すると、リアクト
ルとコンデンサ及び/又は浮遊容量との共振回路が形成
され、コンデンサ及び/又は浮遊容量が充電される。ト
ランスの可飽和磁心はスイッチング素子のターンオン及
びターンオフを生じさせるための働きを有すると共に、
1次巻線のインダクタンス値が大きい状態と小さい状態
とを作り出す働きを有する。トランスの可飽和磁心が飽
和して1次巻線のインダクタンス値が小さくなると、リ
アクトルと、コンデンサ及び/又は浮遊容量の静電容量
との共振が生じ、コンデンサ及び/又は浮遊容量が放電
する、トランスの可飽和磁心及び可飽和インダクタンス
の磁心が非飽和状態の時には共振が中断される。3次巻
線はスイッチング素子を正帰還制御する。請求項2の制
御巻線は可飽和インダクタンスの磁気制御に寄与する。
請求項3の整流平滑回路は直流出力を得るためのもので
ある。
【0010】
【第1の実施例】次に、図1〜図10を参照して本発明
の実施例に係わるスイッチング電源装置を説明する。
【0011】図1において、整流回路と平滑回路又は蓄
電池等から成る直流電源1の一端と他端との間には可飽
和トランス2の1次巻線3と共振用リアクトル4とスイ
ッチング素子としての絶縁ゲート型FET(電界効果ト
ランジスタ)5との直列回路が接続されている。可飽和
トランス2は1次巻線3の他に、2次巻線6、3次巻線
7、及び角型可飽和磁心9を有する。1次巻線3に並列
に可飽和インダクタンス8がダイオードD1 を介して並
列に接続されている。
【0012】共振用リアクトル4は1次巻線3に対して
直列に接続されている。共振用コンデンサ10はFET
5のドレイン(第1の主端子)とソース(第2の主端
子)との間に接続されている。FET5は破線で示すよ
うにドレイン・ソース間に浮遊容量Cs を有し、更にダ
イオードDs を内蔵している。共振用リアクトル4のイ
ンダクタンス値をL1 、1次巻線3及び可飽和インダク
タンス8のインダクタンス値及びFET5の容量を無視
すると、C1 とL1 の直列共振回路が形成される。L1
とC1 の値は、これによる共振周波数がFET5のオン
・オフの繰返し周波数よりも高くなるように設定されて
いる。各部の定数は次の通りである。FET5は2SK
577であり、コンデンサ10の容量C1 は約1nF、
リアクトル4のインダクタンス値L1 は約3.8μFで
ある。また電源電圧Va は140V、出力電圧は5V、
出力電流は0〜20Aである。
【0013】出力回路を構成するために、2次巻線6に
は、ダイオード11、12と、平滑用リアクトル13
と、平滑用コンデンサ14とから成る整流平滑回路15
が接続され、この整流平滑回路15の出力端子16、1
7間に負荷18が接続されている。
【0014】3次巻線7は帰還による自励動作を可能に
するために結合コンデンサ19を介してFET5のゲー
ト(制御端子)とソースとの間に接続されている。FE
T5のゲート・ソース間に対して並列であると共に、3
次巻線7と結合コンデンサ19とに対しても並列になる
ようにツエナータイオード20とダイオード21の直列
回路が接続されている。コンデンサ19とツエナーダイ
オード20はゲート・ソース間電圧の正方向最大振幅値
をツエナー電圧Vz までシフトダウンし、t1〜t4 間
におけるゲート・ソース間電圧をゲートしきい値Vthよ
り低くさせる働きを有する。
【0015】起動抵抗22は直流電源1とFET5のゲ
ートとの間に接続されている。なお、起動抵抗22を起
動パルスを与える回路等に置き変えることができる。
【0016】可飽和インダクタンス8は角型可飽和磁心
23と巻線24とから成る。この可飽和インダクタンス
28の磁心23には磁気制御用の制御巻線25が巻か
れ、ここに可変電流源26が接続されている。可変電流
源26から制御巻線25に流す電流を変化させると、可
飽和インダクタンス8の飽和に達するまでの時間幅及び
可飽和トランス2が飽和するまでの時間幅が変化し、出
力電圧が変化する。
【0017】
【動作】まず、負荷18を接続しないで出力端子16、
17を開放した無負荷状態であると共に、制御電流源2
6を制御巻線25に一定の電流Ic を流した制御状態に
おける動作を、図2〜図7を参照して説明する。但し、
浮遊容量Cs 、1次巻線3及び巻線24のインダクタン
スを無視し、これ等がコンデンサ10とリアクトル4に
含まれているものとして説明する。また、可飽和インダ
クタンス8の巻線24と制御巻線25の巻線数をそれぞ
れN24、N25とし、2つの磁心9及び23が非飽和状態
にあるとする。直流電源1は起動抵抗22を通ってFE
T5のゲ−ト・ソ−ス間を充電し、FET5がタ−ンオ
ンされる。直流電源1の電圧Viは可過飽和トランス2
の1次巻線3に加えられ、3次巻線7に電圧が誘起さ
れ、その電圧が結合コンデンサ19を通じてFET5の
ゲ−ト・ソ−ス間に加えられ、FET5がオンに保持さ
れる。FET5がオンの時には、図2のt1 以前及びt
4 〜t5 区間に示すように、FET5及びコンデンサ1
0の両端子間電圧Vc は実質的に0ボルト、1次巻線3
に印加される電圧Vb は直流電源1の電圧Vi となる。
FET5のオン期間にはトランス2の磁心9の磁束φは
図3(A)のΨ−mmf曲線(鎖交磁束Ψ対起磁力mm
fの特性線であり、B−H曲線をもとに座標変換を行っ
て得られた特性線)のa−b区間に従って直線的に増大
する。一方、可飽和インダクタンス8の場合、直流電源
1の電圧Viはダイオ−ドD1 とFET5のオンより、
巻線24に印加し、磁心23の磁束は図3(B)のa−
b区間に従って増大する。可飽和トランス2の1次巻線
3には励磁電流I2 、可飽和インダクタンス8の巻線2
4には励磁電流I3 がそれぞれ流れる。磁心23に関し
ては、その起磁力はmmf=N25Ic +N24I3 とな
る。角型磁心の場合、起磁力が十分小さく、励磁電流が
無視でき、可飽和トランス2の電流I2 と可飽和インダ
クタンス8の電流13 を無視すると、無負荷であるの
で、図2のt1 以前及びt4 〜t5 区間に示すように、
リアクトル4に流れる電流I1 は0となる。図4はFE
T5のオン期間即ちt1 以前及びt4 〜t5 区間の等価
回路を示す。
【0018】可飽和インダクタンス8の磁心23の磁化
状態がb点に至ると、この磁心23が飽和し、磁心23
の鎖交磁束が図3(B)のb−d区間に示すようにほぼ
一定に保持され、巻線24に誘起される電圧が小さくな
り、ダイオ−ドD1 がオンのため、可飽和トランス2の
1次巻線3に印加される電圧Vbも小さくなり、磁心9
の鎖交磁束は図3(A)のようにほぼ点bに保持され、
3次巻線7に誘起される電圧も小さくなり、FET5の
ゲ−ト・ソ−ス間電圧Vgsがしきい値電圧より低くな
り、FET5がタ−ンオフされる。磁心23の飽和のた
め、可飽和インダクタンス8のインピーダンスが小さく
なり、リアクトル4のインダクタンスL1とコンデンサ
10の容量C1 と直列共振が図5に示す等価回路で生
じ、電流Ilが流れ、コンデンサ10が充電され、この
電圧Vc が図2のt1 〜t2 区間に示すように電源電圧
Vi の2倍の値2Vi に向って上昇する。従って、t1
〜t2のターンオフ期間においてFET5の両端電圧Vc
は図2に示すように正弦波状に徐々に増大する。磁心
23が図3(B)のΨ−mmf曲線のd点まで磁化され
た後に鎖交わ磁束Ψの減少が生じ、b点で再び非飽和状
態に移行する。
【0019】次の区間では、磁心9、23が非飽和状態
にあるので、1次巻線3及び可飽和インダクタンス28
のインダクタンス値が非常に大きくなり、共振動作が中
断し、励磁電流I2 とI3 を無視すればコンデンサ10
の電圧Vc は図2のt2 〜t3 区間に示すように2Vi
に保持される。この結果、1次巻線3にはVi −2Vi
=−Vi の電圧が連続的に印加され、磁心9は逆方向に
励磁され、鎖交磁束Ψは図3(A)のb−a区間に示す
ようにa点に向って変化する。その間、巻線7には負の
電圧が誘起され、FET5はオフのままである。一方、
可飽和インダクタンス8では、鎖交磁束が飽和状態から
b点に戻った後も、図3(B)のb−a区間に示すよう
に起磁力mmf=N25Ic +N24I3 はN25Icよりも
大きいため、巻線24に電流I3 が連続に流れており、
ダイオ−ドD1 がオン状態のままである。その結果、巻
線24にもVi−2Vi=−Viの電圧が連続的に印加
され、磁心23は逆方向に励磁され、鎖交磁束Ψは図3
(B)に示すようにa点に向かって変化する。なお、t
2 〜t3 区間の等価回路を図6で示すことができる。
【0020】次に磁心23の鎖交磁束Ψがa点に達する
と、図3(B)のa点で示されるように起磁力mmf=
25Ic +N24I3 はN25Ic と等しくなり、巻線24
の電流I3 は零となり、ダイオ−ドD1 がオフとなり、
鎖交磁束Ψはa点に保持される。一方、磁心9は引き続
き電圧−Viによって、負方向の飽和磁束になるまで励
磁される。磁心9 の鎖交磁束がa点に達すると、磁心9
が飽和し、1次巻線3のインダクタンスが小さくなるの
で、図7に示す共振回路が形成される。これにより、コ
ンデンサ10の電圧Vc 即ちFET5のドレイン・ソー
ス間電圧は図2に示すように正弦波に従って徐々に低下
し、零に戻る。磁心9の鎖交磁束は図3(A)のa−c
−aに沿って変化する。c点を経てa点に戻ると、磁心
9は非飽和になり、直流電源1の電圧Viは可飽和トラ
ンス2の1次巻線に印加され、3次巻線7に電圧が誘起
され、FET5がタ−ンオンされる。次の動作では、可
飽和トランス2の1次巻線に直流電源1の電圧Viが印
加され、磁心9は図3(A)のa−b区間に沿って励磁
される。同時に、その直流電源1の電圧Viはダイオ−
ドD1 とFET5のオンより、可飽和インダクタンス8
の巻線24にも印加し、磁心23は図3(B)のa−b
区間に示すように励磁される。しかる後、図3(A)の
Ψ−mmf曲線のa−b−a−c−aの動作及び図3
(B)のa−b−d−b−aの動作が繰返して生じる。
従って、定常状態では、両磁心9と23はa点より、同
時に同じ電圧Viで励磁されることになり、両磁心の鎖
交磁束の正方向の変化分は等しくなる。次の負方向の励
磁もb点より同時に同じ電圧−Viによって行われ、両
磁心の鎖交磁束の負方向の変化分も等しくなり、磁心2
3の鎖交磁束がa点に達すると同時に、磁心9の鎖交磁
束も飽和磁束のa点に達する。その結果、期間t2 〜t
3 と期間t4 〜t5 の長さはともに△Ψ/Viとなる。
一方、期間t2 〜t2 と期間t3 〜t4 はL1 、C1 の
共振周波数で決められる。
【0021】図8は負荷状態の各部の状態を示す。図8
の負荷状態での1次巻線3に流れる電流Il は図8に示
すFET5に流れる電流Is と図2に示した共振時の電
流Il との合成になる。電流以外の各部の状態変化は図
2とほぼ同一である。図8のFET5の両端電圧Vc と
電流Is との関係から明らかなように、t1 〜t2 のタ
ーンオフ期間及びt3 〜t4 のターンオン期間におい
て、零ボルトスイッチングが達成されている。
【0022】図1の回路でFET5のオフ期間はt1 〜
t4 であり、オン期間はt4 〜t5であり、△Ψを変え
ることによって、FET5のオン時比率が変えられ、出
力が変化される。可変電流源26から制御巻線25に流
す電流Ic はそのためである。図9及び図10はこれを
説明するものであり、制御電流Ic が負方向に大きい時
には図9に示すようにa−b区間が長くなり、鎖交磁束
の変化分△Ψも大きくなり、期間t2 〜t3 とt4 〜t
5 が長くなり、そのため、オフ期間t1 〜t4とオン期
間t4 〜t5 の長さは近づいていく。その結果、オン時
比率は0.5に近づいていく、一方、制御電流Ic を正
方向に大きくすると、図10に示すように、a−b区間
が短くなり、鎖交磁束の変化分△Ψも小さくなり、期間
t2 〜t3 とt4 〜t5 が短くなり、そのため、オン期
間t4 〜t5 はオフ期間t1 〜t4 に比べ、大変短くな
る。その結果、オン時比率は0に近づいていく。このコ
ンバ−タはPWMコンバ−タと同様な特性を持ち、出力
電圧はオン時比率によって決定される。従って、制御電
流を変えることによって出力電圧を一定に制御すること
ができる。なお、図示は省略されているが、出力電圧を
検出し、可変電流源26を制御する手段が設けられてい
る。
【0023】本実施例によれば、零ボルトスイッチング
動作が可能であると共に自励発振させることが可能なス
イッチング電源装置を極めて簡単な回路で構成すること
ができる。またスナバー回路が不要になる。この結果、
スイッチング電源装置の効率を高め雑音を低減すること
ができる。
【0024】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 浮遊容量Cs が大きい場合にはコンデンサ10
を省くことができる。 (2) 可飽和トランス2の1次巻線3側に存在する漏
れインダクタンスと可飽和インダクタンス8の巻線24
側に存在する漏れインダクタンスが大きい場合は、リア
クトル4を省くことができる。 (3) FETの代りにバイポーラトランジスタ等の別
のスイッチング素子を使用することができる。 (4) 可飽和トランス2の2次巻線6を省き、1次巻
線3と並列に新たに線形トランス(非飽和トランス)の
1次巻線を接続し、その線形トランスの2次巻線の電圧
を整流平滑し、出力をとることができる。 (5) 図1の整流平滑回路15を省いてインバータ回
路にすることができる。
【0025】
【発明の効果】上述から明らかなように各請求項の発明
によれば、簡単な回路で自励発振させることが可能にな
り、且つターンオン期間及びターンオフ期間のスイッチ
ング素子の電圧を共振動作で正弦波にしてゼロボルトス
イッチングを達成し、スイッチング素子の電圧ピ−クを
抑制することが可能になる。従って、効率の高いスイッ
チング電源装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のスイッチング電源装置を示す回
路図である。
【図2】図1の回路の無負荷時のVc 、Il 、Vb 、V
gs、φを示す波形図である。
【図3】2つの可飽和磁心のΨ−mmf特性図及び動作
時の鎖交磁束変化を示す図である。
【図4】図1のFETのオン期間の等価回路図である。
【図5】図1のFETのターンオフ期間の等価回路図で
ある。
【図6】図1のFETのオフ期間の等価回路図である。
【図7】図1のFETのターンオン期間の等価回路図で
ある。
【図8】図1の回路の負荷時のVc 、Il 、Vb 、Vg
s、φ、Is を示す波形図である。
【図9】図1の制御巻線に負方向に大きな制御電流を流
した時のFETの電圧を示す波形図である。
【図10】図1の制御巻線に正方向に大きな制御電流を
流した時のFETの電圧を示す波形図である。
【符号の説明】
1 電源 2 可飽和トランス 3 1次巻線 4 リアクトル 5 FET 6 2次巻線 7 3次巻線 8 可飽和インダクタンス 9 可飽和磁心 10 コンデンサ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可飽和磁心と1次巻線と2次巻線と3次
    巻線とを有する可飽和トランスと、 前記1次巻線に接続された直流電源と、 前記1次巻線に直列に接続されたスイッチング素子と、 前記スイッチング素子の一方の主端子と他方の主端子と
    の間に接続されたコンデンサ及び/又は浮遊容量と、 前記1次巻線に並列に接続された可飽和インダクタンス
    とダイオードとの直列回路と、 前記可飽和インダクタンスに磁気制御を行うための磁気
    制御手段と、 前記1次巻線及び前記可飽和インダクタンスに対して直
    列に接続されたリアクトルと、 前記スイッチング素子の制御端子に接続された起動回路
    とを備え、前記3次巻線が前記スイッチング素子の前記
    制御端子と前記他方の主端子との間に接続されており、
    且つ前記コンデンサ及び/又は浮遊容量と前記リアクト
    ルが前記スイッチング素子のオン・オフの繰返し周波数
    よりも高い周波数で共振する静電容量値とインダクタン
    ス値を有していることを特徴とするスイッチング電源装
    置。
  2. 【請求項2】 前記磁気制御手段は前記可飽和インダク
    タンスの可飽和磁心に巻かれた制御巻線とこの制御巻線
    に接続された可変電流源であることを特徴とする請求項
    1記載のスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記2次巻線に接続された整流平
    滑回路を有することを特徴とする請求項1又は2記載の
    スイッチング電源装置。
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