JP3008572B2 - 狭隘部用清掃装置 - Google Patents

狭隘部用清掃装置

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  • Cleaning In General (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、狭隘部用清掃装置に係
り、特に、狭隘部がベローズ溝のように窪部となってい
る場合に、その狭隘部の清掃を行なうものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電関連施設で使用されている配
管、あるいは火力発電プラントや化学プラント等の各種
配管の接続箇所において、配管に大きな熱変位が付与さ
れること等に基づく長さ方向の伸縮量を吸収する目的
で、配管の継手部分に成形ベローズや溶接ベローズが使
用される。
【0003】図5及び図6は、沸騰水型原子炉のサプレ
ッションチェンバにおけるベント管の部分に配されるベ
ローズの取り付け構造例を示すものである。
【0004】原子炉格納容器Aの外方に取り付けられた
ベント管Bの先端は、サプレッションチェンバCを貫通
するとともに、その内部において、ベントヘッダD及び
ダウンカマEを介してサプレッションチェンバCのプー
ル水に連通させられており、ベント管Bの回りには、こ
れを環状間隙Fを空けて囲むベントノズルGがサプレッ
ションチェンバCの壁に取り付けられ、ベント管Bとベ
ントノズルGとの環状間隙Fは、サプレッションチェン
バCの内部に対して連通状態とされるとともに、その反
対側にベローズHを配することによって、外気から隔離
されている。
【0005】該ベローズHは、図6に示すように、ベン
ト管Bに対して端板I及び取り付けスリーブJを介して
取り付けられ、中間に中間スリーブK及び取り付けフラ
ンジLを介在させており、外側に保護のためにガードパ
イプMを配した構造とされている。
【0006】一方、ベローズHは、内面に波形状の凹凸
が付与されることに基づいて窪部となるベローズ溝Xが
形成され、該ベローズ溝Xの下方位置となる部分に塵埃
等が堆積し易い構造となっている。したがって、原子炉
の建設時の塵埃等がサプレッションチェンバCのプール
水によって生じた水蒸気の結露現象によりベローズ溝X
に堆積物として付着することが考えられる。
【0007】このため、原子力発電関連施設に使用され
るベローズHにおいては、ベローズ溝Xの塵埃の付着量
が多いと、ステンレス鋼等と堆積物の間の局部電池作用
で、ベローズHの孔食現象等を生じるため、塵埃等を除
去する清掃作業を行なうことが必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかるベローズHの内
面の清掃作業は、ベント管BとベローズHとの環状間隙
Fが狭隘部分となるために、作業性が著しく損なわれる
ものとなる。図5及び図6に示すベローズHでは、例え
ばベント管Bの外径が1464mmないし2075mm、ベントノズ
ルGの内径が1564mmないし2175mmである場合、ベント管
BとベントノズルGとの間隙寸法が50mm程度であり、か
つ、ベントノズルGの開口から、端板Iまでの奥行き寸
法が、例えば短い部分で1550mm、長い部分で2350mm程度
である。
【0009】このため、サプレッションチェンバCの内
部に、例えば特開昭61−265168号において提案
されている原子炉の圧力抑制室用足場装置(足場装置)
Nを設置して、作業用足場を確保した場合においても、
狭隘部分となるベローズHのベローズ溝Xの清掃作業を
人手によって実施することは困難である。
【0010】また、環状間隙Fに位置するベローズ溝X
の内面を清掃する機械的装置は、未だ開発されていな
い。
【0011】本発明は、このような課題を有効に解決す
るものである。つまり、環状間隙に面した位置に配され
ているベント管ベローズのベローズ溝のような狭隘部に
あっても、簡便な操作で堆積した塵埃を確実に除去する
ことを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、二つの手段を提案している。第1の手段は、狭隘
部に挿入される操作管と、該操作管の先端にその長手方
向と直交するパイプ状ブラシ回転軸によって回転可能に
取り付けられる回転ブラシと、操作管の中に相互に離間
した状態に挿通される回転駆動軸及び洗浄液供給管と、
操作管の基部に配され回転駆動軸を回転させる駆動源
と、回転駆動軸及びブラシ回転軸の間に接続状態に配さ
れる回転力伝達機構と、操作管の基部に配され洗浄液供
給管に洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、洗浄液供給
管の先端とパイプ状ブラシ回転軸の中空部との間に接続
状態に配される回転ジョイント部と、パイプ状ブラシ回
転軸に形成される液吐出孔とを具備する構成の狭隘部用
清掃装置としている。第2の手段は、狭隘部に挿入され
先端が屈曲形状とされる操作管と、該操作管の先端に配
される吸引口と、操作管の中にその長手方向に沿って挿
通される乾燥ガス供給管と、該乾燥ガス供給管の先端に
配される乾燥ガス噴出口と、操作管の基部に対して接続
状態に配されその内部を減圧させる減圧手段と、乾燥ガ
ス供給管の基部に対して接続状態に配され乾燥ガスを供
給するガス供給手段とを具備する構成の狭隘部用清掃装
置としている。
【0013】
【作用】第1の手段にあっては、回転ブラシを狭隘部の
清掃対象位置まで挿入した状態で、洗浄液供給手段によ
り洗浄液を供給すると、洗浄液がパイプ状ブラシ回転軸
の中空部に送り込まれて液吐出孔から噴出し、狭隘部の
清掃対象箇所に洗浄液が塗布される。洗浄液が狭隘部の
堆積塵埃に付着すると、塵埃の軟化及び分解が促進され
る。この場合において、回転ブラシが回転を伴っている
と、液吐出孔からの噴出方向が回転ブラシの回転ととも
に広範囲に広がり、堆積塵埃に対して洗浄液を塗布し
て、堆積塵埃が軟化状態や分解反応促進状態となる。駆
動源の作動によって回転駆動軸及び回転力伝達機構を介
して回転ブラシを回転させると、清掃対象箇所の塵埃が
破砕されるとともに、堆積箇所から除去される。清掃対
象位置の変更は、操作管の操作で回転ブラシ等の位置を
ずらすことによって実施される。第2の手段にあって
は、操作管の先端の吸引口を狭隘部の清掃対象位置まで
挿入した状態で、ガス供給手段から乾燥ガスを乾燥ガス
供給管を経由して供給すると、乾燥ガスが乾燥ガス噴出
口から噴出し、狭隘部の清掃対象箇所が乾燥ガス雰囲気
となり、清掃対象箇所の乾燥が行なわれる。この場合に
おいて、減圧手段を作動させるとともに、操作管の内部
を減圧雰囲気にすると、吸引口の回りに塵埃等が吸引さ
れて清掃対象箇所から除去され、また、塵埃等が乾燥さ
れた状態となっていると、吸引による移送途中で操作管
の内部等に付着して吸引路を閉塞する等の不具合現象の
発生が抑制され、吸引路が確保される。清掃対象位置の
変更は、操作管の操作で吸引口及び乾燥ガス噴出口の位
置をずらすことによって実施される。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る狭隘部用清掃装置の一実
施例について、図1ないし図4に基づいて説明する。こ
れら各図は、図6に示したベローズHのベローズ溝Xを
清掃対象例としており、このうち、図1及び図2は、堆
積塵埃に洗浄液をしみ込ませてブラシで細粒化する部分
の装置例を示しており、また、図3及び図4は、洗浄液
の塗布によって分解が進行した塵埃を乾燥して、吸引す
る部分の装置例を示している。
【0015】図1及び図2に示す装置例について説明す
る。図1及び図2において、符号1は操作管、2はパイ
プ状のブラシ回転軸(パイプ状ブラシ回転軸)、3は回
転ブラシ、4は回転駆動軸、5は洗浄液供給管、6は駆
動源、7は回転力伝達機構、8は洗浄液供給手段、9は
回転ジョイント部、10は位置決め手段である。
【0016】これらの詳細について以下説明すると、前
記操作管1は、ベント管BとベローズHとの間に形成さ
れる狭隘部(環状間隙)Fの部分に挿入するもので、図
1に示すように、その中空部1aに、回転駆動軸4、洗
浄液供給管5、回転力伝達機構7及び回転ジョイント部
9が配される。また、操作管1は、中空部1aへの回転
駆動軸4や洗浄液供給管5の組み付けを容易にするため
に、図2に示すように、縦割り構造とされるとともに、
側部のフランジ1bが、ボルト・ナット等の締結具1c
で一体化されるようになっている。
【0017】前記ブラシ回転軸2は、操作管1の先端部
に、その長手方向と直交した状態にかつ貫通した状態に
軸受け11を介して取り付けられ、その表面にブラシ材
を配することによって回転ブラシ3が構成されるととも
に、中空部2aを外部に連通させる複数の液吐出孔2b
を有している。
【0018】前記回転駆動軸4は、操作管1の中に軸受
け12を介して取り付けられるとともに、その基端部が
駆動源6に接続されている。
【0019】前記洗浄液供給管5は、操作管1の中に回
転駆動軸4と離間した状態に止め具13によって取り付
けられ、その基端部が洗浄液供給手段8に接続されてい
る。
【0020】前記駆動源6は、狭隘部Fの基部外側の適
宜位置に配される電動モータ等であり、回転駆動軸4に
対してフレキシブルワイヤ等によって回転力を伝達する
ものである。
【0021】前記回転力伝達機構7は、ブラシ回転軸2
と回転駆動軸4の先端との間に介在状態に配され、回転
方向を変換するベベルギヤ等によって構成されるもので
ある。
【0022】前記洗浄液供給手段8は、例えば有機溶剤
等を加圧状態としてブラシ回転軸2の中空部2aに送り
込むものである。
【0023】前記回転ジョイント部9は、操作管1に固
定された洗浄液供給管5と中空部2aとの間を回転駆動
軸4の回転を許容した状態にかつ液密状態に接続するも
のである。
【0024】前記位置決め手段10は、操作管1に対し
て一体に取り付けられブラシ回転軸2と平行に伸ばされ
るガイドバー14と、該ガイドバー14の先端に配され
ベローズ溝Xの底部に接触させて位置決めを行なうとと
もにベローズ溝Xに沿って滑らせるためのゴム等からな
るガイドピース15と、ガイドバー14の周囲に配され
ベローズ溝Xの幅方向の位置決めを行なうためのゴム等
からなるスペーサ16とを有するものであり、該位置決
め手段10は、図1に示すように、回転ブラシ3が挿入
されるベローズ溝Xの隣りに挿入される。
【0025】このように構成されている清掃装置による
清掃作業について以下説明する。
【0026】回転ブラシ3を横向き状態にしたまま操作
管1を狭隘部Fに挿入して、回転ブラシ3を清掃対象箇
所まで繰り出した後、操作管1を90度回転させること
によって、回転ブラシ3及び位置決め手段10を下向き
として、図1に示すようにベローズ溝Xの中に挿入す
る。
【0027】回転ブラシ3をベローズ溝Xに挿入した状
態で、洗浄液供給手段8を作動させることによって、洗
浄液を洗浄液供給管5を経由してブラシ回転軸2の中空
部2aに送り込むと、洗浄液が複数の液吐出孔2bから
ベローズ溝Xの中に噴出し、洗浄液がベローズ溝Xの内
壁の各部に塗布される。洗浄液が狭隘部Fの底部に堆積
して固まっている塵埃に付着すると、有機溶剤等がしみ
込むことにより、塵埃が軟化するとともに、塵埃と有機
溶剤等との反応による分解が促進される。
【0028】この洗浄液の塗布時において、駆動源6を
作動させ、回転力を回転駆動軸4及び回転力伝達機構7
を経由して伝達することにより、回転ブラシ3を回転さ
せた状態とすると、複数の液吐出孔2bからの噴出方向
が、回転ブラシ3の回転とともに広範囲に広がって洗浄
液が広範囲に塗布されるものとなる。洗浄液が堆積塵埃
にしみ込むことによって、塵埃の一部がベローズ溝Xか
ら剥離するとともに、軟化あるいは流体化した状態とな
る。
【0029】そして、洗浄液を塗布したベローズ溝Xの
中で回転ブラシ3を回転させると、軟化した塵埃等が細
かく破砕されて堆積箇所から除去され、塵埃の一部はベ
ローズ溝Xに沿って狭隘部Fの下部に落下する。
【0030】ベローズ溝Xの清掃対象位置を変更する場
合には、位置決め手段10におけるガイドピース15及
びスペーサ16を、ベローズ溝Xの内壁に一定の強さで
接触させながら、操作管1を操作して回転ブラシ3をベ
ローズ溝Xの周方向にずらすことによって行なわれる。
【0031】次いで、図3及び図4に示す装置例につい
て説明する。図3及び図4において、符号21は操作
管、22は吸引口、23は乾燥ガス供給管、24は乾燥
ガス噴出口、25は減圧手段、26はガス供給手段であ
る。
【0032】前記操作管21は、狭隘部Fの部分に挿入
するもので、図3に示すように、その中空部21aに、
乾燥ガス供給管23が配されるとともに、先端にベロー
ズ溝Xの中に挿入されるL字状でかつ図4に示すように
偏平形状をなす等の屈曲管部27が配され、該屈曲管部
27の先端に前記吸引口22が配されるとともに、その
回りにブラシ27aが配されて、ベローズ溝Xの内面に
対して気密性を保持しながら塵埃の吸引を行なうように
設定されている。図3及び図4例では、吸引口22の部
分も偏平形状とされている。
【0033】前記乾燥ガス供給管23の先端にも、L字
状の小口径屈曲管28が配され、該小口径屈曲管28が
屈曲管部27の内部にスペーサ29によって支持される
ことにより、吸引口22と乾燥ガス噴出口24との中心
位置を合わせた設定がなされている。なお、スペーサ2
9は、中空部21aのガス挿通性を損わないように、十
字状等に配される。また、前述したように、図3及び図
4例では、乾燥ガス噴出口24の部分も偏平形状とされ
ている。
【0034】前記減圧手段25は、操作管21の基部に
対してフレキシブルホース21bを介して接続状態に配
されて、これらの内部を減圧させる真空掃除機に準ずる
もので、吸引本体部30に、駆動源や吸引及び排気を行
なうファン31等が配設される。
【0035】前記ガス供給手段26は、乾燥ガス供給管
23の基部に対して接続状態に配され、図3例にあって
は、減圧手段25におけるファン31に、空気加熱のた
めのヒータ32を組み合わせた構造とされており、乾燥
ガス供給管23による通風量が、操作管21における中
空部21aの吸引量より少なくなるように設定される。
したがって、減圧手段25におけるファン31の運転に
よって生じる排気の一部が乾燥ガスとして利用される。
【0036】このように構成されている清掃装置である
と、屈曲管部27を横向き状態にしたまま操作管21を
狭隘部Fに挿入して、図3に示すように、屈曲管部27
の吸引口22をベローズ溝Xの底部に向けた状態で、ガ
ス供給手段26の作動させ、発生した熱風を乾燥ガス供
給管23を経由して乾燥ガス噴出口24から噴出させる
と、屈曲管部27の先端の吸引口22で囲まれた範囲等
が熱風による乾燥ガス雰囲気となって、この範囲等の乾
燥が行なわれる。この乾燥によって、濡れた状態及び軟
化状態の塵埃がベローズ溝Xの内壁から剥離し易くな
る。
【0037】ガス供給手段26の作動後あるいは作動と
併用して減圧手段25を作動させると、操作管21にお
ける中空部21aが減圧雰囲気になり、吸引口22の回
りの塵埃等が吸引されて除去される。また、塵埃等が乾
燥状態となって粘性が失われた状態であると、吸引によ
る減圧手段25までの移送途中において、操作管21の
内面や突起部分に付着することが少なくなり、中空部2
1aによる吸引路を閉塞する等の不具合現象の発生が抑
制されて吸引路が確保されるものとなる。
【0038】清掃対象位置の変更を行なう場合は、操作
管21を操作して、吸引口22をベローズ溝Xの周方向
にずらすことによって実施される。
【0039】[他の実施態様]本発明にあっては、次の
技術を採用することができる。 図1に示した清掃装置にあって、操作管1の断面形状
を任意とすること。 回転力伝達機構7がベベルギヤ以外の構造、例えばフ
レキシブルワイヤ等によって構成されること。 図3及び図4に示した清掃装置にあって、操作管21
が図2に準じて縦割り構造であること。 吸引口22及び乾燥ガス噴出口24の形状を任意とす
ること。
【0040】
【発明の効果】第1の発明、つまり、請求項1の狭隘部
用清掃装置は、狭隘部に挿入される操作管の中に駆動源
及び洗浄液供給手段に接続状態の回転駆動軸及び洗浄液
供給管が配され、操作管の先端に回転ブラシと液吐出孔
とが配されるものであるから、以下のような効果を奏す
る。 (1) 操作管を狭隘部に挿入することによって、清掃
対象箇所に回転ブラシと液吐出孔とを配して、堆積塵埃
等に洗浄液を塗布して軟化及び分解を促進させ、回転ブ
ラシにより粉砕して細粒化するとともに付着部分から堆
積塵埃等を除去することができる。 (2) 操作管を狭隘部に挿入し、操作管の操作によっ
て清掃位置の変更を容易に実施することができる。 第2の発明、つまり、請求項2の狭隘部用清掃装置は、
狭隘部に挿入される操作管の中に乾燥ガス供給管が配さ
れ、操作管の基部にその中を減圧させる手段と、乾燥ガ
ス供給手段とが配され、操作管の先端に吸引口と乾燥ガ
ス噴出口とが併設されるものであるから、以下のような
効果を奏する。 (1) 操作管を狭隘部に挿入する簡単な操作で清掃対
象箇所に吸引口と乾燥ガス噴出口とを配して、塵埃等の
乾燥と吸引による除去とを行なうことができる。 (2) 塵埃等を乾燥させた状態で吸引することによ
り、塵埃の移送途中での付着による吸引路の閉塞現象の
発生を抑制し、狭隘部の清掃を確実にするとともに、装
置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る狭隘部用清掃装置の一実施例を示
す正断面図である。
【図2】図1におけるB−B線矢視図である。
【図3】本発明に係る狭隘部用清掃装置の他の実施例を
示す一部を省略した正面図である。
【図4】本発明に係る狭隘部用清掃装置の他の実施例を
示す一部を省略した左側面図である。
【図5】沸騰水型原子炉のサプレッションチェンバに配
されるベローズの取り付け構造例を示す一部を断面した
正面図である。
【図6】図5の鎖線F部分の拡大図である。
【符号の説明】
B ベント管 F 狭隘部F(環状間隙) G ベントノズル H ベローズ X ベローズ溝 1 操作管 1a 中空部 1b フランジ 1c 締結具 2 ブラシ回転軸(パイプ状ブラシ回転軸) 2a 中空部 2b 液吐出孔 3 回転ブラシ 4 回転駆動軸 5 洗浄液供給管 6 駆動源 7 回転力伝達機構 8 洗浄液供給手段 9 回転ジョイント部 10 位置決め手段 11 軸受け 12 軸受け 13 止め具 14 ガイドバー 15 ガイドピース 16 スペーサ 21 操作管 21a 中空部 21b フレキシブルホース 22 吸引口 23 乾燥ガス供給管 24 乾燥ガス噴出口 25 減圧手段 26 ガス供給手段 27 屈曲管部 27a ブラシ 28 小口径屈曲管 29 スペーサ 30 吸引本体部 31 ファン 32 ヒータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 狭隘部(F)に挿入される操作管(1)
    と、該操作管の先端にその長手方向と直交するパイプ状
    ブラシ回転軸(2)によって回転可能に取り付けられる
    回転ブラシ(3)と、操作管の中に相互に離間した状態
    に挿通される回転駆動軸(4)及び洗浄液供給管(5)
    と、操作管の基部に配され回転駆動軸を回転させる駆動
    源(6)と、回転駆動軸及びブラシ回転軸の間に接続状
    態に配される回転力伝達機構(7)と、操作管の基部に
    配され洗浄液供給管に洗浄液を供給する洗浄液供給手段
    (8)と、洗浄液供給管の先端とパイプ状ブラシ回転軸
    の中空部(2a)との間に接続状態に配される回転ジョ
    イント部(9)と、パイプ状ブラシ回転軸に形成される
    液吐出孔(2b)とを具備することを特徴とする狭隘部
    用清掃装置。
  2. 【請求項2】 狭隘部(F)に挿入され先端が屈曲形状
    とされる操作管(21)と、該操作管の先端に配される
    吸引口(22)と、操作管の中にその長手方向に沿って
    挿通される乾燥ガス供給管(23)と、該乾燥ガス供給
    管の先端に配される乾燥ガス噴出口(24)と、操作管
    の基部に対して接続状態に配されその内部を減圧させる
    減圧手段(25)と、乾燥ガス供給管の基部に対して接
    続状態に配され乾燥ガスを供給するガス供給手段(2
    6)とを具備することを特徴とする狭隘部用清掃装置。
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