JP3008339B2 - 動力フラップゲート - Google Patents

動力フラップゲート

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JP3008339B2
JP3008339B2 JP8102045A JP10204596A JP3008339B2 JP 3008339 B2 JP3008339 B2 JP 3008339B2 JP 8102045 A JP8102045 A JP 8102045A JP 10204596 A JP10204596 A JP 10204596A JP 3008339 B2 JP3008339 B2 JP 3008339B2
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和行 羽富
信仁 橋本
剛 柳沢
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建設省関東地方建設局長
日本自動機工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、樋管に配設した
止水用の扉体を開閉するための門柱,管理橋等の設置を
不要とし、門柱,管理橋上における作業に伴う危険性を
なくし、かつ工費の節減を行うようにするとともに、構
造及び操作性を簡易にした動力フラップゲートに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】河川に構築されている堤防には、この堤
防を横断する状態に樋管路が埋設されている。この樋管
路は、堤外地(河川内)の水を堤内地に、又は堤内地の
水を堤外地に導くための、いわゆる排水,取水のために
必要とされているのであるが、上記排水,取水を行わな
い場合には、前記樋管路を閉鎖しなければならないので
ある。
【0003】この目的を達成するために従来一般に行わ
れていた方法は、図5に示すように、通常は前記樋管路
aの堤外地(河川内)側開口部に上下動する扉体bを配
設するとともに、この扉体bを上下動せしめるための門
柱cの設置、そしてこの門柱c上に歩行可能な管理橋d
を堤防天端から掛け渡すことが必要とされていたのであ
る。
【0004】このように門柱c及び管理橋dの設置に要
する費用は、それ自体膨大であるのみならず、管理橋d
や門柱c上部には危険防止の柵が配設されているとは言
え、かなり高い位置での作業であるので危険が完全に解
消されているとは言えず、かつ関係者以外の者(例えば
子供)の侵入も可能であるから、結局のことろ危険防止
の対策は完全なものとは言えないのであった。
【0005】そこでこの課題を解決するものとして、河
川堤防eを横断するように埋設した樋管路fの一方の開
口部近傍に、前記樋管路fの上面と略並行しつつやがて
樋管路fの底面に達する略L字状に形成したガイドレー
ルgを配設し、このガイドレールgに対し、走行自在な
扉体bを配設して、前記扉体bをガイドレールgに沿っ
て油圧シリンダーiによって移動させることにより樋管
路fの開閉を行うようにした樋管用ゲート(図6,図7
参照)が開発された。これによると前記従来必要とされ
ていた扉体bを開閉するための門柱c,管理橋d等の設
置を不要とし、門柱,管理橋上における作業に伴う危険
性をなくし、かつ工費の節減を行うという効果を実現す
ることができた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記図1
5,図16に示す従来例にあっては、例えばガイドレー
ルgを設置しなければならず、かつこのガイドレールg
に沿って扉体bを円滑に移動させるために前記扉体bに
は車輪jを配設する等、構造が複雑になる等、施工上及
びこれにともなう工費も思いのほか軽減することができ
ないという課題が新たに生じたのであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明に係る動
力フラップゲート(請求項1)は前記の課題を解決する
ために、河川堤防を横断するように埋設した樋管路の一
方の開口部に、板状扉体を前記樋管路を開閉可能かつ接
離自在に配設するとともに、前記扉体の前面略中央部に
略L字状レバーを介して油圧シリンダーのピストンロッ
ドに連結し、かつ前記略L字状レバーの曲折部を駆動室
を横断するように配設した支持軸に回動自在に連結した
ものである。
【0008】またこの発明に係る動力フラップゲート
(請求項2)は前記の課題を解決するために、扉体と略
L字状レバーの連結は、非回動状としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係る動力フラップ
ゲートの実施の形態を図1乃至図4に基づいて述べる
と、1は河川堤防2を横断するように埋設した樋管路で
あり、この樋管路1は断面を方形状に形成した暗渠をな
している。3は板状に形成した扉体であり、この扉体3
は前記樋管路1を開閉可能かつ接離自在となるように、
前記樋管路1の河川側開口部4に配設してある。尚、こ
の扉体3の樋管路1側の面で樋管路1の開口面に当接す
る位置に止水パッキング(図示せず)を配設してある。
【0012】5はブーメラン形状に形成した略L字状レ
バーであり、この略L字状レバー5は、その曲折部を駆
動室6を横断するように配設した支持軸7に回動自在に
連結してある。
【0013】8は内に配設した油圧シリンダーであり、
この油圧シリンダー8のピストンロッドに、前記略L字
状レバー5の一端部を回動自在に連結してある。
【0014】また前記略L字状レバー5の他端は、前記
扉体3の略中央部に非回動状に連結してある。その手段
としては、扉体3の略中央部に略T字状に形成したレバ
ー9を固定し、このレバー9と前記略L字状レバー5を
2箇の連結孔10を用いて、双方をボルトによって連結
するのである。これは後述する略L字状レバー5及び扉
体3の動きによっても、略L字状レバー5に対する扉体
3の対向角度を常に維持するためである。
【0015】しかして駆動室6内の油圧シリンダー8と
油圧回路で連結した操作室11において駆動室6内の油
圧シリンダー8を油圧操作することにより、油圧シリン
ダー8を作動せしめる。すると油圧シリンダー8のピス
トンロッドの伸縮によって略L字状レバー5が支持軸7
を中心に往復回転し、これにより扉体3を樋管路1の河
川側開口部4に対して接離せしめ、開閉するのである。
【0016】前記のように樋管路1の河川側開口部4を
開閉せしめることにより、水を樋管路1から河川に、ま
た河川から樋管路1に移動せしめ、あるいはこれら双方
の水の移動を停止することになるのである。
【0025】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係る動力フラッ
プゲート(請求項1)によれば、河川堤防を横断するよ
うに埋設した樋管路の一方の開口部に、板状扉体を前記
樋管路を開閉可能かつ接離自在に配設するとともに、前
記扉体の前面略中央部に略L字状レバーを介して油圧シ
リンダーのピストンロッドに連結し、かつ前記略L字状
レバーの曲折部を駆動室を横断するように配設した支持
軸に回動自在に連結したものであるので、前記扉体をガ
イド部材に沿って移動させることにより樋管路の開閉を
行うとともに従来必要とされていた扉体を開閉するため
の門柱,管理橋等の設置を不要とし、その結果、洪水時
における流水には障害物をなくすることができ、また門
柱、管理橋に対する維持管理も不要となるのみならず、
門柱上における作業に伴う危険性をなくし、かつ工費の
節減を行うことができるとともに、構造及び操作性を簡
易となり、さらに扉体を樋管路中における外水(河川)
側先端に設置すると、堤防の有効断面を上げることがで
きる等、種々の効果を有するのである。
【0026】またこの発明に係る動力フラップゲート
(請求項2)によれば、扉体と略L字状レバーの連結
は、非回動状としてあるので、前記の効果に加えて、略
L字状レバーに対する扉体の対向角度を常に維持するこ
とができ、樋管路の河川側開口部に対する扉体の密着性
をより高めることができるという効果を有するのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る動力フラップゲートの一実施例
を示す斜視図である。
【図2】この発明に係る動力フラップゲートの一実施例
を示す断面図である。
【図3】この発明に係る動力フラップゲートの一実施例
の要部を示す断面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【図7】図6の要部を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 樋管路 2 河川堤防 3 扉体 4 開口部 5 略L字状レバー 6 駆動室 7 支持軸 8 油圧シリンダー 9 レバー 10 連結孔 11 操作室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳沢 剛 東京都台東区元浅草1丁目9番1号 日 本自動機工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭50−75740(JP,U) 特公 昭47−23862(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 7/44 E02B 3/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 河川堤防を横断するように埋設した樋管
    路の一方の開口部に、板状扉体を前記樋管路を開閉可能
    かつ接離自在に配設するとともに、前記扉体の前面略中
    央部に略L字状レバーを介して油圧シリンダーのピスト
    ンロッドに連結し、かつ前記略L字状レバーの曲折部を
    駆動室を横断するように配設した支持軸に回動自在に連
    結したことを特徴とする動力フラップゲート。
  2. 【請求項2】 扉体と略L字状レバーの連結は、非回動
    状とした請求項1記載の動力フラップゲート。
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