JP3008294U - 商品陳列棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、陳列棚の表面に錆が発生するのを
防止すると共に汚れを簡単かつ迅速に落とすことができ
る商品陳列棚を提供するものである。 【構成】 商品陳列棚（１０）の棚本体（１４）は板状
に形成されている。この棚本体（１４）の前部には長手
方向に沿って前止板挿入溝（１６）が形成されている。
この前止板挿入溝（１６）には板状のガラス止板（１
８）の下部が挿入されている。前記棚本体（１４）の上
面には防水加工を施された敷き紙（２０）が載置されて
いる。この敷き紙（２０）には透明なガラス板（２２）
が載置されている。前記棚本体（１４）の後部下面には
補強脚（２４）が突設されている。また、前記棚本体
（１４）と補強脚（２４）の後部には係止片（２６）が
突設されており、前記棚本体（１４）を商品陳列ケース
（１２）に固定できるようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、商店やスーパマーケット等において主に食品を陳列する商品陳列ケ ースに用いられる商品陳列棚に関する。

【０００２】

【従来の技術】

商店やスーパマーケット等において食品等の商品を陳列する商品陳列ケースが 設置されている。この商品陳列ケースには食品等の商品を載置する商品陳列棚が 設けられているが、従来の商品陳列棚は薄い金属板を折り曲げ形成しただけのも のである。 このため、前記商品陳列棚の表面に錆が発生したり、あるいは商品から出た汚 れが残り易いという不具合がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記不具合を解消すべく考案されたものであり、陳列棚の表面に錆 が発生するのを防止すると共に汚れを簡単かつ迅速に落とすことができる商品陳 列棚を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１記載の考案は、商品陳列ケースに取り付けられる棚本体と、この棚本 体の前部に棚本体の長手方向に沿って形成された溝部と、この溝部に一部が挿入 されて前記棚本体の長手方向に沿って配設される止板と、前記棚本体の上面に載 置される敷き紙と、この敷き紙に載置されるガラス板と、を有してなることを特 徴としている。 請求項２記載の考案は、商品陳列ケースに取り付けられる棚本体と、この棚本 体の前部に棚本体の長手方向に沿って形成された溝部と、この溝部に一部が挿入 されて前記棚本体の長手方向に沿って配設される止板と、前記棚本体の上面に載 置されるビニールシートと、このビニールシートに載置されるガラス板と、を有 してなることを特徴としている。

【０００５】

【作用】

請求項１の考案は、商品陳列棚の棚本体の上面には敷き紙とガラス板が載置さ れている。このため、商品陳列棚の表面に錆が発生するのを防止できる。また、 商品陳列棚に陳列した食品等から出た汚れはガラス板を拭けば簡単かつ迅速に落 とすことができる。 また、敷き紙が汚れた場合は敷き紙を交換することで簡単に汚れを落とすこと ができる。 請求項２の考案は、商品陳列棚の棚本体の上面にはビニールシートとガラス板 が載置されている。このため、ビニールシートは前記ガラス板に密着するので、 冷凍食品等を商品陳列棚に載置しても水分がビニールシートとガラス板の間に入 ることはない。

【０００６】

【第１実施例】 図１及び図２には本考案に係る商品陳列棚の第１実施例が示されている。 図２に示すように、本考案の商品陳列棚（１０）は商品陳列ケース（１２）に 取り付けられている。商品陳列棚（１０）の棚本体（１４）は金属板等の適宜材 料で板状に形成されている。 図１に示すように、この棚本体（１４）の前部には長手方向に沿って溝部とし ての前止板挿入溝（１６）が形成されている。この前止板挿入溝（１６）には止 板としての板状のガラス止板（１８）の下部が挿入されている。 前記棚本体（１４）の上面には防水加工を施された敷き紙（２０）が載置され ている。この敷き紙（２０）には透明なガラス板（２２）が載置されている。こ のガラス板（２２）は前記ガラス止板（１８）によって棚本体（１４）の前部（ 図１右方向）に滑るのを阻止されている。 前記棚本体（１４）の後部下面には補強脚（２４）が突設されている。また、 前記棚本体（１４）と補強脚（２４）の後部には係止片（２６）が突設されてお り、前記棚本体（１４）を商品陳列ケース（１２）に固定できるようになってい る。

【０００７】 次に、第１実施例の作用について説明する。 商品陳列棚（１０）の棚本体（１４）の上面には敷き紙（２０）とガラス板（ ２２）が載置されている。このため、商品陳列棚（１０）の表面に錆が発生する ことはない。また、商品陳列棚（１０）に陳列した食品等から出た汚れはガラス 板（２２）を拭けば簡単かつ迅速に落とすことができる。しかも、ガラス板（２ ２）であるので乾拭きは勿論、水拭きしても錆が発生することがないので汚れを 確実に落とすことができる。 また、敷き紙（２０）が汚れた場合は敷き紙（２０）を交換することで簡単に 汚れを落とすことができる。

【０００８】

【第２実施例】 図３には本考案に係る商品陳列棚の第２実施例が示されている。なお、第１実 施例と同一の構成は同一の符号を用いて、その説明を省略する。 図３に示すように、本考案の商品陳列棚（３０）の棚本体（１４）の上面には ビニールシート（３２）が載置されている。このビニールシート（３２）には透 明なガラス板（２２）が載置されるが、ビニールシート（３２）にガラス板（２ ２）を載置すると、ビニールシート（３２）はガラス板（２２）に密着する。 従って、前記棚本体（１４）に冷凍食品や冷蔵食品を陳列した場合に水分が発 生しても水分はビニールシート（３２）とガラス板（２２）との間に入ることが ないので外観品質が低下するようなことはない。 なお、他の構成及び他の作用は第１実施例と同一であるので、その説明は省略 する。

【０００９】 なお、前記敷き紙（２０）やビニールシート（３２）に模様や色彩を施してお けば、客はガラス板（２２）を通して敷き紙（２０）やビニールシート（３２） の模様や色彩を見ることができるので、商品陳列棚（１０），（３０）の外観品 質をバリエーション豊かなものにすることができる。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明したように請求項１に係る商品陳列棚は、陳列棚の表面に錆が発生す るのを防止すると共に食品等からでた汚れを簡単かつ迅速に落とすことができる ため、外観品質を高めると共に衛生面を向上できるという優れた効果を有する。 また、請求項２に係る商品陳列棚は、冷凍食品や冷蔵食品等を陳列してもガラ ス板とビニールシートの間に水分が入るのを防止できるという優れた効果を有す る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る第１実施例の商品陳列棚の側面図
である。

【図２】本考案に係る第１実施例の商品陳列棚を用いた
商品陳列ケースの斜視図である。

【図３】本考案に係る第２実施例の商品陳列棚の側面図
である。

【符号の説明】

（１０）・・・商品陳列棚 （１４）・・・棚本体 （１６）・・・前止板挿入溝 （１８）・・・ガラス止板 （２０）・・・敷き紙 （２２）・・・ガラス板 （３０）・・・商品陳列棚 （３２）・・・ビニールシート

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品陳列ケースに取り付けられる棚本体
   と、この棚本体の前部に棚本体の長手方向に沿って形成
   された溝部と、この溝部に一部が挿入されて前記棚本体
   の長手方向に沿って配設される止板と、前記棚本体の上
   面に載置される敷き紙と、この敷き紙に載置されるガラ
   ス板と、を有してなることを特徴とする商品陳列棚。
2. 【請求項２】 商品陳列ケースに取り付けられる棚本体
   と、この棚本体の前部に棚本体の長手方向に沿って形成
   された溝部と、この溝部に一部が挿入されて前記棚本体
   の長手方向に沿って配設される止板と、前記棚本体の上
   面に載置されるビニールシートと、このビニールシート
   に載置されるガラス板と、を有してなることを特徴とす
   る商品陳列棚。