JP3008218U - 船舶用窒素酸化物分析装置 - Google Patents

船舶用窒素酸化物分析装置

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JP3008218U
JP3008218U JP1994011642U JP1164294U JP3008218U JP 3008218 U JP3008218 U JP 3008218U JP 1994011642 U JP1994011642 U JP 1994011642U JP 1164294 U JP1164294 U JP 1164294U JP 3008218 U JP3008218 U JP 3008218U
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chimney
pretreatment device
analyzer
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nitrogen oxide
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JP1994011642U
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宏和 福島
建之助 小島
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電力が少なくコンパクトでコスト安な船
舶用窒素酸化物分析装置を提供する。 【構成】 船舶に搭載された主機等から排出される排ガ
スを外部に導出させるための煙突1内に設けたプローブ
2と、そのプローブ2から採取したサンプルガスを浄化
しかつNOX をNOに変換するために、その煙突1に付
設される前処理装置11と、その前処理装置11とNO
X 分析計3とを連通させるサンプルライン4と、そのサ
ンプルライン4における前記NOX 分析計3の直前に配
置される吸引ポンプ8と、その吸引ポンプ8の直前に配
置される除湿器7とを具備している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は船舶の煙突から外部に排出される排ガス中のNOX 成分を分析するた めの分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、船舶の煙突から外部に排出される排ガス中のNOX 成分を測定するため の装置では、例えば図3に示すように、煙突1内に挿入させたプローブ2とNO X 分析計3とを連通するサンプルライン4に加熱フィルタ5とNOX コンバータ 6とを設け、そのプローブ2と加熱フィルタ5との間、加熱フィルタ5とNOX コンバータ6との間のサンプルライン4をホットホース4a,4bで構成してい た。
【0003】 このような構成により、煙突1から採取したサンプルガスの温度を低下させる ことのないようにしてサンプルガスの液化や結露を防ぎ、NOX コンバータ6に 至るまでの間に、NO2 が水溶するのを防止し、NOX 測定精度の維持向上を図 っていた。なお、図3中、1aは煙道、7はサンプルガスを冷却除湿するための 除湿器、8は吸引ポンプである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上述のような従来の装置では、比較的長くなるプローブ2とNOX コンバータ6との間をホットホース4a,4bによって加熱するために、多量の 電力を必要とし、かつ装置全体が大きくなり、装置の移動や運搬作業も煩瑣であ り、かつコストも高いものであった。
【0005】 本考案はこのような実情に鑑みてなされ、電力消費が少なく、コンパクトでコ スト安な船舶用窒素酸化物分析装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。 すなわち、請求項1に記載の考案では、船舶に搭載された主機等から排出され る排ガスを外部に導出させるための煙突内に設けたプローブと、そのプローブか ら採取したサンプルガスを浄化しかつNOX をNOに変換するために、その煙突 に付設される前処理装置と、その前処理装置とNOX 分析計とを連通させるサン プルラインと、そのサンプルラインに配置される吸引ポンプおよび除湿器とを具 備してなることを特徴としている。
【0007】 請求項2に記載の考案では、請求項1に記載の前処理装置が、異物を除去する ためのフィルタと硫酸ミストやオイルミスト等を除去するためのミストキャッチ ャーおよびNOX コンバータよりなることを特徴としている。
【0008】 請求項3に記載の考案では、請求項1または請求項2に記載の前処理装置が、 プローブと一体化されて前記煙突内に設けられていることを特徴としている。
【0009】 請求項4に記載の考案では、請求項1または請求項2に記載の前処理装置が煙 突の外側に付設され、かつその前処理装置に補助ヒータが設けられられているこ とを特徴としている。
【0010】
【作用】
前処理装置を煙突に付設したことにより、NOX 分析計に至るまでのサンプル ラインを加熱する必要がなくなり、そのための電力が不要となり、また、加熱手 段を必要としないことから装置全体がコンパクト化され、かつコスト安となる。
【0011】 また、煙突の外側に付設した前処理装置に補助ヒータを設けた場合には、たと え煙突の温度や外気の温度が低い場合でも、格段に少ない消費電力で、触媒活性 温度を得ることができる。
【0012】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は船舶用NOX (窒素酸化物)分析装置の全体構成を示し、符号1は船舶 の煙突、1aはその内部の煙道、2はその煙道1a内に挿入されてサンプルガス を採取するためのプローブ、3はサンプルガス中のNOX 成分を測定するための NOX 分析計、4はプローブ2とNOX 分析計3とを連通接続させるサンプルラ イン、11は煙突1の外側に支持金具12によって着脱自在に付設されてプロー ブ2と接続された前処理装置で、フィルタ11a、ミストキャッチャー11b、 NOX コンバータ11cを一体化させて容器内に収納し、その外側を補助ヒータ 11dで被ったものである。また、7は除湿器、8は吸引ポンプである。
【0013】 その前処理装置11について説明すると、最も内側に設けられるフィルタ11 aは、金属材を網状に加工したもので、煤や塵埃等の異物を除去することができ る。
【0014】 ミストキャッチャー11bは、主としてポーラス状の表面を有する物質の吸着 、吸蔵作用を利用したもので、例えば発泡性パーライト(主成分SiO2 ,A l2 3 )、ゼオライト(主成分SiO2 ,Al2 3 )、耐火レンガ、 活性炭等があり、これらの粒状物、粉状物が用いられ、サンプルガス中の硫酸ミ ストやオイルミスト、未燃物含有ミスト等を除去することができる。
【0015】 NOX コンバータ11cは、例えばモリブデン−炭素系の触媒を容器内に収納 したもので、所定の触媒活性温度(200℃以上)でNOX をNOに変換する。 本実施例では、前処理装置11全体を補助ヒータ11dで被っているため、たと え煙突1の温度が低い場合や外気の温度が低い場合でも、わずかな消費電力で触 媒活性温度までそのNOX コンバータ11cを昇温させることができる。
【0016】 その補助ヒータ11dとしては、例えば、ポジスタ(商品名、株式会社村田製 作所製)を用いることができるが、リボンヒータのようなものであってもよい。
【0017】 このように、前処理装置11を煙突1に付設したことにより、その前処理装置 11内のフィルタ11aやミストキャッチャー11b、NOX コンバータ11c が充分昇温されるため、NOX 分析計3に至るまでのサンプルライン4を加熱す る必要がなくなり、そのための消費電力が不要となる。
【0018】 また、装置全体がコンパクト化され、NOX 分析計3の設置や移動も容易とな り、かつコスト安となる。
【0019】 そして、煙突1の温度が低い場合や外気の温度が低い場合等においても、補助 ヒータ11dで前処理装置11を加熱することによって、わずかな消費電力でN OX コンバータ11cを触媒活性温度まで昇温させることができ、ランニングコ ストを低減化することができる。
【0020】 図2は異なる実施例を示し、煙突1の一部に前処理装置11を嵌め入れるため の受フランジ13を形成して、煙突1の内部に前処理装置11を着脱自在に配置 したものである。なお、符号14はその受フランジ13の外側にボルト止めされ る外蓋である。
【0021】 この場合、その前処理装置11が高温の排ガスに直接接するために、測定時に は外気の温度に影響されることなく、NOX コンバータ11cは常に触媒活性温 度を得ることができる。従って、補助ヒータも不要である。
【0022】 なお、前処理装置11に設けられるフィルタ11aとミストキャッチャー11 bは、各種の異物や硫酸ミスト、オイルミスト、未燃物含有ミスト等を除去する ことができるものであれば、フィルタ11aとミストキャッチャー11bが一体 的に構成されたものであってもよく、その他構成や名称の如何を問わず前処理装 置11に採用できる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の船舶用窒素酸化物分析装置では、サンプルガス を浄化し、かつNOX をNOに変換するための前処理装置を煙突に付設したので 、その前処理装置からNOX 分析計に至るまでのサンプルラインを加熱する必要 がなくなり、そのための電力が不要となり、また、加熱手段を必要としないこと から装置全体をコンパクト化してコスト安に提供することができる。
【0024】 また、煙突の外側に付設した前処理装置に補助ヒータを設けることによって、 たとえ煙突の温度や外気の温度が低い場合でも、格段に少ない消費電力で触媒活 性温度を得ることができ、高い信頼性を確保することができる。なお、前処理装 置を煙突内に設ける場合には、補助ヒータを要することなく、常に、確実に触媒 活性温度を得ることができるのはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の船舶用NOX 分析装置の一実施例を示
す全体構成図である。
【図2】同異なる実施例を示す全体構成図である。
【図3】従来の船舶用NOX 分析装置の全体構成図であ
る。
【符号の説明】
1…煙突、2…プローブ、3…NOX 分析計、4…サン
プルライン、7…除湿器、8…吸引ポンプ、11…前処
理装置、11a…フィルタ、11b…ミストキャッチャ
ー、11c…NOX コンバータ。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船舶に搭載された主機等から排出される
    排ガスを外部に導出させるための煙突内に設けたプロー
    ブと、そのプローブから採取したサンプルガスを浄化し
    かつNOX をNOに変換するために、その煙突に付設さ
    れる前処理装置と、その前処理装置とNOX 分析計とを
    連通させるサンプルラインと、そのサンプルラインに配
    置される吸引ポンプおよび除湿器とを具備してなること
    を特徴とする船舶用窒素酸化物分析装置。
  2. 【請求項2】 前記前処理装置が、異物を除去するため
    のフィルタと硫酸ミストやオイルミスト等を除去するた
    めのミストキャッチャーおよびNOX コンバータよりな
    ることを特徴とする請求項1に記載の船舶用窒素酸化物
    分析装置。
  3. 【請求項3】 前記前処理装置が、プローブと一体化さ
    れて前記煙突内に設けられていることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の船舶用窒素酸化物分析装
    置。
  4. 【請求項4】 前記前処理装置が煙突の外側に付設さ
    れ、かつその前処理装置に補助ヒータが設けられられて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    船舶用窒素酸化物分析装置。
JP1994011642U 1994-08-24 1994-08-24 船舶用窒素酸化物分析装置 Expired - Lifetime JP3008218U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3398063B2 (ja) 1998-08-11 2003-04-21 株式会社堀場製作所 ガスサンプリング装置
JP2013160692A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The 排ガス分析装置
JP2019150761A (ja) * 2018-03-02 2019-09-12 株式会社コンタミネーション・コントロール・サービス 金属汚染物質除去装置

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JP2013160692A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The 排ガス分析装置
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