JP3008072B2 - 丸 缶 - Google Patents

丸 缶

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JP3008072B2
JP3008072B2 JP5663995A JP5663995A JP3008072B2 JP 3008072 B2 JP3008072 B2 JP 3008072B2 JP 5663995 A JP5663995 A JP 5663995A JP 5663995 A JP5663995 A JP 5663995A JP 3008072 B2 JP3008072 B2 JP 3008072B2
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inner lid
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peripheral
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勲 宇草
千里雄 森田
俊弘 久志本
孝範 鬼頭
俊夫 植中
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Dainichi Can Co Ltd
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属材料からなる内ふ
た付き丸缶の分野で利用される。
【0002】本発明は、丸缶本体と内ふたとからなる丸
缶のうち丸缶本体が改良された丸缶に関する。
【0003】
【従来の技術】液体、半液体、粉体、粒体、固形物など
を缶内に充填して、一度に全量を使い尽さずに、残量を
後日使うために内ふたにより密閉して保持する型式の丸
缶がよく使われており、その1例として固形燃料用丸缶
が知られている。
【0004】従来より、ガスこんろに代わって、持ち運
びが容易にできるアルコール含有の固形燃料が旅館、ホ
テル、野外ガーデンなどで重宝に使われており、このよ
うな固形燃料の容器として小型の丸缶が用いられてお
り、その1例が図6に示されている。
【0005】この図において、10’は上方が開いた円
筒体の丸缶本体で一般には金属、とくにブリキを使って
プレス成形される。30’は底の付いた外向きフランジ
管状の内ふたで同様の材料により同様にプレス成形され
る。この内ふた30’の管部が丸缶本体10’の上方開
口をふさぐように、丸缶本体10’の内側開口周縁部2
2’の周壁に沿って下方に挿し込まれる。32’は内ふ
た30’のフランジ部であり、その外端周縁部は丸縁と
なって補強されている。従って、図6は正確にはこのよ
うに丸缶本体10’と内ふた30’とが結合した状態の
半断面を示している。
【0006】12’は丸缶本体10’の頂部周縁部をな
す外側突周縁部である。図示例の丸缶本体10’は、詳
しくは、上方が開いた直円筒体成形体の頂部周縁部と内
側周縁部22’をなす略フランジ成形体20’の上部周
縁部とを結合して構成されている。このため、外側突周
縁部12’は二重構成となって補強されている。また、
外側突周縁部12’と内側開口周縁部22’との間が水
平面24’で構成されていることが、後述する本発明の
構成と対比して、注目される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したような丸缶本
体を使って固形燃料が詰められるのであるが、製造の現
場においては、個々の丸缶本体にはその容液状態で流し
込んでそこから生ずるガスが周辺を充満しないように、
それぞれの内ふたによりガスを遮断して、内ふた管部を
下方に強く押さえて締める。その後、多少の揮発に伴な
って固形化され減圧も起り、内ふたによる締り度がさら
に高くなる。
【0008】このような内ふたの締り状態で、旅館、ホ
テルなどの使用現場において、いざ内ふたを開けると
き、難儀がもちかかっている。ナイフを用いると、締り
度が高いため、ナイフを傷つける。栓抜きを用いてもそ
の先端部は内ふたの上部締り縁の溝内に入らないなど、
このような内ふた開けに適当な治具が見つけにくい。
【0009】そこで、内ふたの構造を缶詰のようにプル
トップ型のものに変える提案があるが、缶内の固形燃料
を全量使い切らずに残して後に再度使用する場合には、
防災上または保存のため残量のまま密閉して締め直す必
要があるので、この型式のものは使えない。
【0010】そこで、本発明の目的は、このような難儀
を解消するために、内ふたを開ける適当な治具を自から
が保持する、つまり内ふた除去用治具保持型の丸缶を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記した目的は、外側突
周縁部と内側開口周縁部とを上部に備えた円筒状丸缶本
体と、その内側開口周縁部を介して下方垂直に挿し込ん
で密閉できる外向きフランジの付いた内ふたとからな
り、丸缶本体の上部外側突周縁部と内側開口周縁部との
間に2つの斜面を有する第1のV状周溝を形成し、また
丸缶本体の上部外側突周縁部の直ぐ下方の周側面に第2
のV状周溝を形成することにより、達成され、同一の他
の丸缶本体を内ふた除去の治具として用いられたとき、
その上部外側突周縁部が被除去側の前記した2つの斜面
の一方に差し込まれると、被除去側の上部外側突周縁部
が治具側の前記した第2のV状周溝内に入り込んで、内
ふたの除去が可能となる。
【0012】
【0013】
【作用】2つの丸缶を使い、一方の丸缶本体外側突周縁
部の一部を他方丸缶本体の内側開口周縁部とその内ふた
とで形成される溝部に差し込んで時計方向または反時計
方向に回転させることにより、その内ふたがこじあけら
れる。その際、丸缶本体の外側突周縁部の直ぐ下方の周
側面にV状周溝が形成されており、また丸缶本体の外側
突周縁部と内側開口周縁部との間が断面V状平面により
形成されているために、前記溝部への差し込み、また前
記した時計方向または反時計方向の回転が可能となる。
つまり、2つの丸缶が持つ外側突周縁部の一方が他方の
ものを支点として、てこのように回転運動を行なって締
り度の高い内ふたを持ち上げる。
【0014】また、従来例の内ふたを治具として用い、
他の丸缶が有する内ふた(被開栓)をこじ開ける。治具
側内ふたのフランジ部の一部を被開栓丸缶本体の内側開
口周縁部とその内ふたとで形成される溝部に差し込んで
時計方向または反時計方向に回転させることにより、そ
の内ふたがこじあけられる。
【0015】
【実施例】本発明の好適な実施例は、図面の図1から図
5に基づいて説明される。
【0016】図示実施例は固形燃料用丸缶について説明
されているが、冒頭に掲記した他の詰め物用丸缶につい
ても同様に適用される。
【0017】図1は上方に内ふた30を下方に丸缶本体
10をそれぞれ示した垂直半断面図である。この図にお
いて、10は上方が開いた円筒体の丸缶本体で一般には
金属、とくにブリキを使ってプレス成形される。12は
丸缶本体10の頂部周縁部をなす外側突周縁部である。
図示例の丸缶本体10は、詳しくは、上方が開いた直円
筒体成形体の頂部周縁部と内側周縁部22をなす略フラ
ンジ成形体20の上部周縁部とを結合して構成されてい
る。このため、外側突周縁部12’は二重構成となって
補強されている。30は底36の付いた外向きフランジ
管状の内ふたで同様の材料により同様にプレス成形され
る。この内ふた30の管部34が丸缶本体10の上方開
口をふさぐように、丸缶本体10の内側開口周縁部22
の周壁に沿って下方に挿し込まれる。32は内ふた30
のフランジ部であり、その外端周縁部は丸縁となって補
強されている。
【0018】図2はそのように丸缶本体10と内ふた3
0とが結合した態様例の部分半断面図である。
【0019】なお、26は丸缶本体10内に詰め込まれ
た固形燃料を示しており、広く知られているものである
が、その1例を示すと、石けん基材中にメタノールを9
1重量%含有せしめた揮発性燃料を約50℃の溶液状態
で充填され、固形化されたものである。
【0020】本発明によれば、丸缶本体10の外側突周
縁部12の直ぐ下方の周側面にV状周溝14が形成さ
れ、また丸缶本体10の外側突周縁部12と内側開口周
縁部22との間が断面V状平面24により形成されてい
る。
【0021】本発明による固形燃料用丸缶の作用例は図
3により、また図4に示したその1部拡大図により明瞭
となる。
【0022】丸缶Aと丸缶Bとがあれば、いずれかの一
方の丸缶、例えば丸缶Bが治具として用いられ、その外
側突周縁部12Bの一部を他方丸缶A本体の内側開口周
縁部22Aとその内ふた外周端縁とで形成される溝部な
いしV状平面24Aの一方斜面に差し込んで、反時計方
向に回転させれば、その外側突周縁部12BはV状平面
24Aの他方斜面へすべり食い込むことができるが、そ
の際そのような作動はV状周溝14Bがあるために、な
お一層促がされ、これにより内ふた30Aの端部が浮き
上り、内ふた30Aの全体がこじ開けられる。なお、図
面では丸缶の左側周側部で内ふた開けの動作が行なわれ
ているが、これをその右側で行なうならば回転方向は時
計方向になる。
【0023】図5は本発明の他の実施例を示しており、
50は缶本体、52は外側突周縁部、62は内側開口周
縁部、64は前二者間に形成された断面V状平面であ
り、図1に示した缶本体10とは、丸缶本体周側面にV
状周溝が構成されていないだけで、他は変わらない。そ
して、内ふた30Bは従来例のものと同じである。
【0024】この図面では、従来例の内ふた30Bが他
の丸缶が有する内ふた30A(被開栓)をこじ開ける治
具となり、そのフランジ部32Bの周端縁の一部をこの
実施例による丸缶本体50の内側開口周縁部62とその
内ふた30A、詳しくはフランジ部32Aとで形成され
る溝部に差し込んで時計方向または反時計方向に回転さ
せることにより、その内ふたがこじあけられる。その
際、治具側フランジ部32Bの端部丸縁はV状平面64
の一方の斜面から他方の斜面へすべり移動するために、
被開栓側フランジ部32Aを浮き上らせ、内ふた30A
全体がこじ開けられる。
【0025】
【効果】本発明によれば、特別な強固なへらなど治具を
別に用意していなくても、容器の丸缶自体に治具が保持
されており、容易に内ふたを開け、除去でき、直ぐに充
填物ないし固形燃料が使用できる。また、従来例による
内ふたを開栓治具として利用できる丸缶本体が提供され
る。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内ふたと丸缶本体とを別々に示し
た垂直半断面図。
【図2】本発明による内ふたと丸缶とが結合した態様例
の部分垂直半断面図。
【図3】本発明による2つの丸缶を使って示した作用例
を示したそれぞれの半断面図。
【図4】図3の一部拡大図
【図5】従来例による内ふたを治具とした他の実施例を
示した作用例半断面図。
【図6】従来例による内ふたと丸缶とが結合した態様例
の垂直半断面図。
【符号の説明】
10、50 丸缶本体 12、52 外側突周縁部 14 V状周溝 20 略フランジ状成形体 22、62 内側開口周縁部 24、64 V状平面部 30 内ふた 32 外向きフランジ部 34 管部 36 ふた底
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 千里雄 兵庫県神戸市東灘区御影石町2丁目5番 11号 (72)発明者 久志本 俊弘 大阪市城東区今福南4丁目6番17−305 号 (72)発明者 鬼頭 孝範 名古屋市中村区岩塚町字新屋敷31番地 (72)発明者 植中 俊夫 兵庫県尼崎市金楽寺町2−2−1 (56)参考文献 特開 昭59−124292(JP,A) 実開 平1−116139(JP,U) 実公 昭55−10315(JP,Y2) 実公 昭6−13450(JP,Y1) 実公 昭47−24279(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E65D 35/00 - 55/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側突周縁部と内側開口周縁部とを上部
    に備えた円筒状丸缶本体と、その内側開口周縁部を介し
    て下方垂直に挿し込んで密閉できる外向きフランジの付
    いた内ふたとからなり、丸缶本体の上部外側突周縁部と
    内側開口周縁部との間に2つの斜面を有する第1のV状
    周溝が形成され、また丸缶本体の上部外側突周縁部の直
    ぐ下方の周側面に第2のV状周溝が形成され、同一の他
    の丸缶本体を内ふた除去の治具として用いられたとき、
    その上部外側突周縁部が被除去側の前記した2つの斜面
    の一方に差し込まれると、被除去側の上部外側突周縁部
    が治具側の前記した第2のV状周溝内に入り込んで、内
    ふたの除去を可能にするようにしたことを特徴とする、
    丸缶。
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