JP3007696U - 屏 風 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 節句に用いる屏風を立てた時、屏風の調整を
可能とし飾り物との調和を最良とする。 【構成】 屏風本体１，４両側に、補助体２を、一枚或
は複数枚設け、補助体２外側に袖体３を設けそれぞれ折
曲可能としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は三月節句や五月節句などの節句に用いる屏風に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

節句に用いる屏風は風よけ又は装飾用で、二曲・三曲・四曲・六曲・八曲など があり、三月節句では親王の後に、又五月節句では鎧や兜の後に立てゝいた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、雛人形や鎧・兜の飾り物の寸法や配置間隙が様々で、数糎違いで屏風 内に格好良く調和した状態で飾る事がむつかしい。 そのため、前もって飾り物に合わせて屏風を準備する必要があるが、屏風その ものが規格品的な物であると共に、正面部分のスペースを広くしたり狭くしたり する調整が出来ないため節句において屏風使用上非常に不都合を感じていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案このような不都合を解消するもので、 一枚或は複数枚からなる屏風本体両側に、同巾寸法又は異巾寸法の補助体を一 枚或は複数枚設け、且つ補助体外側に袖体を補助体と同方向ヘの折曲を可能に設 けたものである。

【０００５】

【作用】

使用に当たっては、補助体と袖体を一枚物となるようにして補助体を折曲げて 屏風として使用する。 屏風前面のスペースが小さく感じたならば屏風本体と補助体を一枚物となるよ うに組合わせ、袖体のみを折曲げて屏風本体前面を広くして使用する。 補助体が数枚の場合には同巾寸法であっても異巾寸法であっても順次屏風本体 と組合わせて一枚物として一番調和する状態で用いれば良い。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の実施例を図面について説明する。 （実施例１） 図中１は四角形の屏風本体であって、巾が狭い補助体２を接続部２ａにて接続 し一方向への折曲を自在に設けている。 ３は屏風本体１より巾の狭い袖体であって、補助体２に接続部３ａにて接続し 一方向への折曲を自在に設けている。 使用に当たっては雛人形或は鎧・兜などの飾り物の寸法や配置スペースに合わ せて、補助体２と袖体３を一枚物となるようにし、図１実線部分で示す如く接続 部２ａにて補助体２を折曲げ立てゝ用いる。 それでも立てた屏風全体と飾り物とが調和せず飾り物が窮屈に感じる場合には 、図１二点鎖線で示す如く接続部２ａの折曲を無くし替わって接続部３ａにて袖 体３のみを折曲げ、屏風本体１と補助体２を一枚物として用いる。

【０００７】 （実施例２） 図中４は屏風本体１と同形の屏風本体であって、二枚を中央の接続部４ａにて 接続して他方向の折曲を自在とし、補助体２を該屏風本体４端部に接続部４ｂに て接続すると共に、接続部３ａにて袖体３と補助体２を接続し一方向の折曲を自 在に設けている。 使用に当たっては、接続部４ａにて屏風本体４を折曲げ接続部４ａにて補助体 ２を屏風本体，接続部４ａと反対向きに折曲げ、図２の実線で示す如く接続部３ ａを折曲げないで補助体２と袖体３を一枚物となるようにて立てゝ飾る。 そして飾り物が窮屈に感じた場合には、接続部４ａの折曲をやめ図２の二点鎖 線で示す如く接続部３ａにて袖体３を折曲げ補助体２と屏風本体４をそれぞ一枚 物として用い飾り物後に立てる。

【０００８】 （実施例３） 本実施例は実施例１の補助体２を左右に同巾寸法或は異巾寸法の二枚づゝ計四 枚の補助体２，補助体５を用いるようにした点が異なるのみで、他は実施例１と 同一のため説明は省略する。 たゞ補助体２と補助体５を接続部５ａにて折曲可能に設けて二枚としたことに よってスペース調整の範囲が図３の二点鎖線同じく図３の一点鎖線で示す如く広 くなり種々の飾り物に或は飾り方に適応する。

【０００９】

【考案の効果】

上述の如く本考案は、補助体を設けたことによって、屏風の持味を生かしなが らスペースの調整を可能とし、飾り物の大小や多少に対応させ最良の調和とし、 楽しい雰囲気で節句を祝うことが出来るようにし、且つ終わった後の跡片付けも 簡単に折りたゝんで収納することが出来る等の特長があり、実用上非常に優れた 考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例１の斜視図である。

【図２】本考案実施例２の斜視図である。

【図３】本考案実施例３の斜視図である。

【符号の説明】 １ 屏風本体 ２ 補助体 ２ａ 接続部 ３ 袖体 ３ａ 接続部 ４ 屏風本体 ４ａ 接続部 ４ｂ 接続部 ５ 補助体 ５ａ 接続部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一枚或は複数枚からなる屏風本体１，４
   両側に、補助体２を、更に補助体２外側に袖体３をそれ
   ぞれ折曲可能に設けたことを特徴とする屏風。
2. 【請求項２】 補助体２を同巾寸法或は異巾寸法で一枚
   若しくは複数枚とした請求項１記載の屏風。