JP3007687U - 乾燥機 - Google Patents
乾燥機Info
- Publication number
- JP3007687U JP3007687U JP1994010940U JP1094094U JP3007687U JP 3007687 U JP3007687 U JP 3007687U JP 1994010940 U JP1994010940 U JP 1994010940U JP 1094094 U JP1094094 U JP 1094094U JP 3007687 U JP3007687 U JP 3007687U
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- rotary
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワークの間に熱風を通り易くして、効率的に
脱水乾燥を行うことができる熱風回転乾燥機を簡単な構
成のものとして提供する。 【構成】 ワークを収容した籠5を回転皿6に載置し、
回転皿を鉛直軸まわりに回転駆動すると共に、乾燥槽1
の上方に設けられた供給口2から熱風を供給し、乾燥槽
の下部に熱風の排出口2を設ける。回転皿6には、回転
皿6を形成する板材の切り起こしにより長穴12a及び
翼板13を形成し、回転皿6の回転に伴って翼板13に
より籠5の上方からワーク間を通り長穴12aを通して
下方に流れる熱風の流れを形成させる。
脱水乾燥を行うことができる熱風回転乾燥機を簡単な構
成のものとして提供する。 【構成】 ワークを収容した籠5を回転皿6に載置し、
回転皿を鉛直軸まわりに回転駆動すると共に、乾燥槽1
の上方に設けられた供給口2から熱風を供給し、乾燥槽
の下部に熱風の排出口2を設ける。回転皿6には、回転
皿6を形成する板材の切り起こしにより長穴12a及び
翼板13を形成し、回転皿6の回転に伴って翼板13に
より籠5の上方からワーク間を通り長穴12aを通して
下方に流れる熱風の流れを形成させる。
Description
【0001】
本考案は、洗浄した後の金属または非金属部品を籠に収容した状態で回転させ ながら熱風を供給して乾燥する熱風回転乾燥機に関するものである。
【0002】
従来の熱風回転乾燥機において、洗浄後に、水や洗浄液などの付着した金属ま たは非金属部品(ワーク)を乾燥する場合には、籠内に収容して洗浄槽に浸漬す ることにより洗浄したワークを、籠ごと乾燥槽内の回転皿上に載置し、該回転皿 を鉛直軸まわりに回転して、遠心力によりワークに付着した洗浄液滴を飛散させ ると共に、乾燥槽に設けられた供給口からワークに熱風を供給してワークを乾燥 していた。
【0003】 しかるに、この種の乾燥機においては、一旦遠心分離された洗浄液が槽壁で飛 散して再度ワークに付着するなど、効率的なワークの乾燥を行うことができず、 また乾燥槽に設けた供給口から熱風を供給するだけでは、熱風が回転皿に載置さ れた籠の上方からワーク間を通って流れにくく、ワーク間に温度の低下した熱風 が滞留してワークの乾燥の促進を妨げることがあった。
【0004】
本考案の技術的課題は、ワークの間に熱風を通り易くして、効率的に脱水乾燥 を行うことができる熱風回転乾燥機を、簡単な構成のものとして提供することに ある。 本考案の他の技術的課題は、熱風を回転翼等によりワークの乾燥域に強制的に 供給する場合には、飛散した洗浄液滴をもその回転翼によってワークの乾燥域に 押し戻す可能性が高いことに着目し、ワークの乾燥域内の空気を吸引して乾燥の ための気流を発生させ、乾燥域内に気流を発生できるのはもちろん、飛散した液 滴を乾燥域に押し戻すことのない熱風回転乾燥機を提供することにある。 本発明のさらに他の技術的課題は、熱風を上方から下方に向けて流すことによ り、飛散した液滴を乾燥槽の下部に送り、重力の作用をも利用して効率的に脱水 乾燥を行うことができる熱風回転乾燥機を提供することにある。
【0005】
上記課題を解決するための本考案の熱風回転乾燥機は、乾燥槽に、ワークを収 容した籠を載置して鉛直軸まわりに回転する回転皿を配設し、乾燥槽の上部に上 記回転皿上のワークに熱風を供給する供給口を設けると共に、上記乾燥槽の下部 にワークに供給された熱風を排出する排出口を設けた乾燥機において、上記回転 皿に円周方向に均等配置された複数の穴を設け、これらの穴の全部または一部の 下方に、回転皿の回転とは逆向きの斜め下方に向けて突出する翼板を付設したこ とを特徴とするものである。
【0006】 本考案の熱風回転乾燥機においては、上記回転皿における翼板を、回転皿を形 成する板材の切り起こしにより形成して、翼板を切り起こしたあとに穴を形設し たものとし、また、回転皿の下面に、回転皿を補強すると共に気流の発生を助勢 する複数のリブを放射方向に向けて設けることができる。
【0007】
洗浄後のワークを収容した籠を回転皿に載置し、該回転皿を鉛直軸まわりに回 転させると共に、乾燥槽の上部に設けられた供給口から熱風を供給すると、回転 皿の穴の下方に付設した翼板により回転皿上の籠内の乾燥域にある空気が下方に 吸引されて気流を発生させるため、籠内にその上方の供給口から下向きの気流を 強制的に形成できるのはもちろん、飛散した洗浄液滴が翼板によって籠内に押し 戻されることもなく、翼板に衝突した上記液滴は排出口のある乾燥槽の下部に送 られて、効率的に脱水乾燥が行われる。
【0008】 また、上述したように、回転皿における翼板を、回転皿を形成する板材の切り 起こしにより形成し、翼板を切り起こしたあとに穴を形設すると、上記作用を有 する熱風回転乾燥機を簡単な構成のものとして提供することができ、さらに、回 転皿の下面に設けたリブは、籠を受けて回転する回転皿を補強すると共に、気流 の発生を助勢するため、熱風が効率的に下方に向けて送られ、迅速に脱水乾燥を 行うことが可能になる。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。 この熱風回転乾燥機は、密閉された乾燥槽1内にワークを収容して回転脱水乾 燥させるものであり、図1に示すように、乾燥槽1の側壁上方には、この乾燥槽 1内に熱風を供給する供給口2が設けられ、この乾燥槽1の下壁には、上記ワー クの乾燥に用いられた熱風を排出する排出口3が設けられ、また、この乾燥槽1 はその上壁に蓋4が取り付けられ、密閉構造をなしている。 そして、この乾燥槽1内には、図示しないワークを収容した籠5を載置して、 図2において反時計方向に回転する円板状の回転皿6が配設され、該回転皿6の 下面中央は、乾燥槽1の下壁から延出して図示しない駆動源により駆動される回 転軸7に連結している。
【0010】 上記回転皿6は、耐熱性、耐食性に優れた、例えばステンレス鋼などを素材と し、図1及び図2からわかるように、その上面の周囲には、ワークを収容した籠 5が回転皿6の回転に伴って回転皿6から落下しないようにするための縁枠8が 突設されている。また、この回転皿6の下面の中央には、円筒状の軸カバー10 が突設され、該軸カバー10と回転皿6の下面にまたがって、回転皿6を補強す ると共にその回転により気流の発生を助勢する複数のリブ11を放射方向に向け て設けている。
【0011】 さらに、上記回転皿6には、放射方向に向けて円周方向に均等配置された多数 の長穴12a,12bが設けられ、これらの長穴のうち円周方向に90度毎に配 設した4つの長穴12aに、回転皿6を形成する板材の切り起こしにより形設し た翼板13を付設し、翼板13を切り起こしたあとに上記長穴12aを形設して いる。 なお、この実施例としては、回転皿6に長穴12a,12bを設けた場合を示 しているが、これらの穴形状は、必ずしも放射方向に向けて長いものとする必要 はなく、洗浄、熱風を供給して乾燥する熱風回転乾燥に適した任意形状とするこ とができる。
【0012】 そして、上記翼板13は、回転皿6の回転方向に応じて熱風を回転皿6の上面 側から下面側に導くため、図2及び図4からわかるように、上記長穴12aの下 方において、回転皿6の回転方向に対して逆向きの斜め下方に向けて配設してい る。 上記翼板13は、長穴12a,12bの全部に設けてもよい。
【0013】 次に、上記構成を有する熱風回転乾燥機によりワークを脱水乾燥させる処理に ついて説明する。 洗浄後のワークを収容した籠5を回転皿6に載置し、この回転皿6を回転軸7 により図2において反時計方向に回転駆動すると共に、乾燥槽の上部に設けられ た供給口2から高温の熱風を供給すると、ワーク表面に付着した洗浄液滴が回転 皿6の回転による遠心力で飛散する一方、翼板13により、回転皿6上の籠内の 乾燥域にある熱風を下方に吸引する下向きの気流が強制的に形成される。
【0014】 すなわち、回転皿6の回転に伴って、長穴12aの下方において回転皿6の回 転とは逆向きの斜め下方に向けて突出させた翼板13の作用により、該回転皿6 の上面側にある熱風が下面側に吸引されるため、上記長穴12a,12bを通し て下向きに流れる気流が形成され、その気流が籠5の上方からワーク間を通って 下方に流れ、速やかに排出口3から排出される。
【0015】 このように、翼板13により回転皿6上の籠内の乾燥用空気が下方に吸引され るため、回転皿6の回転による遠心力で飛散した洗浄液滴が翼板13によって籠 内に押し戻されることもなく、翼板13に衝突した上記液滴は排出口3のある乾 燥槽の下部に送られて、効率的に脱水乾燥が行われる。 回転皿6の下面に設けたリブ11は、回転皿6の補強と同時に、その回転によ り上記気流の発生を助勢するもので、これによっても熱風の排出が効率的に行わ れる。
【0016】 また、上述したように、回転皿6における翼板13を、回転皿6を形成する板 材の切り起こしにより形成し、翼板13を切り起こしたあとに長穴12aを形設 すると、上記作用を有する熱風回転乾燥機を簡単な構成のものとすることができ る。この場合に、翼板13の切り起こしによりその形状を長穴12aと略一致さ せておくこともできるが、翼板13の形状を任意に形成することもできる。 さらに、翼板13を長穴12aの縁から下方に突設する構成としているので、 ワークを収容した籠5を回転皿6の上面に直接載置でき、したがって、従来の回 転皿を上記回転皿6と交換するだけで、ワークを短時間で乾燥することができる 本考案の熱風回転乾燥機を得ることができ、改良に要するコストを最小限に抑え ることができる。
【0017】
以上に詳述した本考案によれば、ワークの間に熱風を通り易くして、効率的に 脱水乾燥を行うことができる熱風回転乾燥機を、簡単な構成のものとして得るこ とができる。 而して、熱風を回転翼等によりワークの乾燥域に強制的に供給する場合には、 飛散した洗浄液滴をもその回転翼によってワークの乾燥域に押し戻す可能性があ るが、本考案の熱風回転乾燥機によれば、翼板によりワークを収容した籠内の空 気を吸引して気流を発生させるため、この籠内に気流を強制的に形成できるのは もちろん、翼板が飛散した洗浄液滴をこの籠内に押し戻すことなく、上記気流や 重力の作用により液滴は排出口のある乾燥槽の下部に送られるので、効率的に脱 水乾燥を行うことができる。
【0018】 また、回転皿における翼板を、回転皿を形成する板材の切り起こしにより形成 して、その翼板を切り起こしたあとに長穴を形設し、さらに、回転皿の下面に、 回転皿を補強すると共に気流の発生を助勢する複数のリブを放射方向に向けて設 けた構成は、装置の簡単化のために極めて有効なものである。
【図1】本考案に係る熱風回転乾燥機の実施例の概略を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】図1の熱風回転乾燥機の回転皿の拡大平面図で
ある。
ある。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
1 乾燥槽 2 供給口 3 排出口 5 籠 6 回転皿 12a,12b 長穴 13 翼板
Claims (3)
- 【請求項1】乾燥槽に、ワークを収容した籠を載置して
鉛直軸まわりに回転する回転皿を配設し、乾燥槽の上部
に上記回転皿上のワークに熱風を供給する供給口を設け
ると共に、上記乾燥槽の下部にワークに供給された熱風
を排出する排出口を設けた乾燥機において、 上記回転皿に円周方向に均等配置された複数の穴を設
け、これらの穴の全部または一部の下方に、回転皿の回
転とは逆向きの斜め下方に向けて突出する翼板を付設し
た、 ことを特徴とする乾燥機。 - 【請求項2】回転皿における翼板を、回転皿を形成する
板材の切り起こしにより形成し、翼板を切り起こしたあ
とに穴を形設した、 ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥機。 - 【請求項3】回転皿の下面に、回転皿を補強すると共に
気流の発生を助勢する複数のリブを放射方向に向けて設
けた、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994010940U JP3007687U (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994010940U JP3007687U (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3007687U true JP3007687U (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=43143530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994010940U Expired - Lifetime JP3007687U (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3007687U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107906943A (zh) * | 2017-11-02 | 2018-04-13 | 宁夏工商职业技术学院 | 一种对流式金属波纹管烘干设备 |
CN107940953A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-04-20 | 湖州星座食品有限公司 | 一种花茶加工装置 |
CN110887372A (zh) * | 2019-12-20 | 2020-03-17 | 镇江市瑞志机器人技术有限公司 | 一种机器人用自动烘干装置 |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP1994010940U patent/JP3007687U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107906943A (zh) * | 2017-11-02 | 2018-04-13 | 宁夏工商职业技术学院 | 一种对流式金属波纹管烘干设备 |
CN107940953A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-04-20 | 湖州星座食品有限公司 | 一种花茶加工装置 |
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