JP3007200U - 板状家具の嵌合式連結具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種の板状家具の形式に適応し、連結するラ
ジアル方向の板状脚の厚さの違いに適応できてしっかり
と連結できる板状家具の嵌合式連結具の提供。 【構成】 本考案は、主に、一つの円弧形の桿体とし、
一端に雄形連結部を、もう一端に雌形連結部を設け、そ
の特徴は、該雄形連結部は一つのねじを一つの円筒に通
してから桿体端面に設けたねじ穴にねじ込んで一つのほ
ぞを形成してなり、該雌形連結部は、もう一つの桿体の
該雄形連結部と相対する位置に、該ほぞを差し込む円形
穴を設け、並びに円形穴の径方向に一つの固定ボルトを
設け、該２端と別の桿体の相対する連結部との間にそれ
ぞれ撓み性を有する座金を設けることを特徴とする、板
状家具の嵌合式連結具である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、板状家具の嵌合式連結器に関し、主に、多数の円弧形の桿体を利用 し、二端にそれぞれ雄形連結部、雌形連結部を設け、該雌形連結部をネジで固定 し、環状の連接を構成し、もって板状家具間を指示する連結具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

板状家具、特にガラス板で製造するものは、図１に示されるように、一般の板 状脚をなすガラス板（１０）の各所を連結して組み合わせてなる。これは一つの 単体の連結具（１）でラジアル方向に分設した板状脚をなすガラス板（１０）を 連結しており、該連結具（１）は、一つの矩形本体（１１）を有し、該矩形本体 （１１）の各側面には、それから外向きに突出する左右の対称な２平面からなる ひれ片（１２）を有する。この相対する二つのひれ片（１２）間の夾層（１２０ ）に、板状脚をなすガラス板（１０）を挟み、その後ねじ（１３）でガラス板を 締結固定する。

【０００３】 しかし、連結具（１）は、製造上、型或いは冶具などを用いて製作され、且つ 製作後は定型物であり、ひれ片（１２）の数は固定する板状脚をなすガラス板（ １０）の数に合わせて製造されるため、板状脚をなすガラス板（１０）の数量に 応じて異なる型により多種類の連結具を製造しなければならない。これが、従来 の板状家具の連結具の一つの欠点であった。

【０００４】 第２の欠点は、二つの相対するひれ片（１２）の間の夾層（１２０）の幅は固 定されているため、嵌め合う板片の厚さには一定のサイズが要求され、厚すぎて も薄すぎてもよくなく、座金によりすき間を埋める必要が生じる場合もあり、組 み合わせの工程が複雑となったことである。

【０００５】 第３の欠点は、連結具（１）と板状脚をなすガラス板（１０）をねじ（１３） で締結固定するとき、ねじ（１３）にゆるみがあると、脚が脱落して危険である ことであった。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、多種の板状家具の形式に応じることができ、また連結するラジアル 方向の板状脚の厚さの違いにも適応でき、また、しっかりと連結でき、ゆるみに よる危険の発生の心配がない、板状家具の嵌合式連結具を提供することを課題と する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案は、主に、一つの円弧形の桿体を設けてその一端に雄形連結部を、もう 一端に雌形連結部を設け、その特徴は、該雄形連結部は一つのねじを一つの円筒 に通してから桿体端面に設けたねじ穴にねじ込んで一つのほぞを形成してなり、 該雌形連結部は、もう一つの桿体の該雄形連結部と相対する位置に、該ほぞを差 し込む円形穴を設け、並びに円形穴の径方向に一つの固定ボルトを設け、該２端 と別の桿体の相対する連結部との間にそれぞれ撓み性を有する座金を設けること を特徴とする。

【０００８】

【作用】

本考案の板状家具の嵌合式連結具は、特にその連結部分に関して、嵌合方式を 採用し、その桿体の変化を利用し、多種の板状家具のラジアル方向に設けた脚と 脚の間の連結に供することができる。

【０００９】

【実施例】

図２及び図３に示されるように、本考案の板状家具の嵌合式連結具は、ラジア ル方向に設けた板状脚をなすガラス板（１０）の間を多段嵌合方式により連結し 、該脚の連結後、上面に卓板（１００）を載せることができる。

【００１０】 本考案の連結具（１）は、図３に示されるように、一つの円弧形の中空の桿体 （２０）を設け、その前後の２端に、それぞれ雄形連結部（３）、雌形連結部（ ４）を設ける。該雄形連結部（３）には一つのねじ（３１）を一つの円筒（３２ ）に通した後、桿体（２０）の端面に設けたねじ穴（２１）にねじ込み、結合し て一つの円桿形のほぞ（３０）と成す（図４に示すとおり）。桿体（２０）のも う一つの端面には、雄形連結部のほぞ（３０）を差し込む円形穴（４１）を設け 、且つ該円形穴の径方向の一側に、垂直に一つのねじ穴（４１０）を設け、これ を一つの固定ボルト（４１１）による締結に用いる。

【００１１】 その組合せ方式は、まずねじ（３１）を円筒（３２）に通した後、円筒の長さ を残してねじ穴（２１）にねじ込む。これにより一つの円形のほぞ（３０）を形 成する。該ほぞ（３０）はガラス板（１０）に設けた貫通穴（１０１）を貫通さ せ、その後、さらに、もう一段の桿体の雌形連結部（４）に設けた円形穴（４１ ）に差し込む。その後、雌形連結部（４）に設けた固定ボルト（４１１）により 側面方向から結合、固定する。このようにしてガラス板（１０）を雄形連結部（ ３）と雌形連結部（４）の二つの端面に夾んで固定する。該ほぞ（３０）の長さ が円形穴（４１）との相対的な位置移動により、異なる暑さのガラス板（１０） 、すなわち板状の脚を夾持することができ、さらに二つの桿体（２０）の雄形及 び雌形連接部の相対する端面に、さらに撓み性を有する座金（３３）を加える。 この座金（３３）を間に設けることで、使用時の外力の発生する震動を吸収し、 よってガラス板（１０）を安全に保護する。及び該撓み性を有する座金（３３） の外側に面する所に、機械強度が高い金属性座金（３４）を設け、撓み性を有す る座金を保護する。こうして、本考案は、多数の円弧形の桿体の環状連接を利用 し、板状家具の脚の固定性及び安定性を高める連結具である。

【００１２】 また図５及び図６に示されるこのような環状の連結では、その組合せの順序は 、図５上のからの順番で示される。該円弧形の桿体（２０）の雌雄嵌合によ り、ガラス板の板状脚をなすガラス板（１０）を組み合わせる時は、からの 順に挟んで組み合わせる。最後のの桿体（２０）との桿体（２０）との間の 雄雌嵌合結合は間隙を調整できる。このため、図６に示される固定ボルト（４１ １）は先に完全に締結せず、からのほぞを差し込んで、さらに全体細部をね じで固定し、最後に１本を組み立てる。

【００１３】

【考案の効果】

本考案の板状家具の嵌合式連結具は、多種の板状家具の形式に応じることがで き、また連結する板状脚の厚さの違いにも適応でき、また、しっかりと連結でき 、ゆるみによる危険の発生の心配がない。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の連結具の斜視図である。

【図２】本考案の実施例の斜視図である。

【図３】本考案の結合関係を示す部分断面図である。

【図４】本考案の組合せを示す部分断面図である。

【図５】本考案の組立を示す平面図である。

【図６】本考案の組立を示すもう一つの平面図である。

【符号の説明】

（１）連結具 （３）雄形連結部 （４）雌形連結
部 （１０）ガラス板 （１１）矩形本体 （１２）ひれ片 （１３）ねじ
（２０）桿体 （２１）ねじ穴 （３０）ほぞ （３１）ねじ
（３２）円筒 （３３）座金 （３４）金属性座金 （４１）円形
穴 （１００）卓板 （１０１）貫通穴 （１２０）夾層 （４１０）ね
じ穴 （４１１）固定ボルト

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一つの円弧形の桿体とし、一端に雄形連
   結部を、もう一端に雌形連結部を設け、その特徴は、該
   雄形連結部は一つのねじを一つの円筒に通してから桿体
   端面に設けたねじ穴にねじ込んで一つのほぞを形成して
   なり、該雌形連結部は、もう一つの桿体の該雄形連結部
   と相対する位置に、該ほぞを差し込む円形穴を設け、並
   びに円形穴の径方向に一つの固定ボルトを設け、該２端
   と別の桿体の相対する連結部との間にそれぞれ撓み性を
   有する座金を設けることを特徴とする、板状家具の嵌合
   式連結具。