JP3006936U - 液体自動充填用ノズル - Google Patents
液体自動充填用ノズルInfo
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- JP3006936U JP3006936U JP1994008778U JP877894U JP3006936U JP 3006936 U JP3006936 U JP 3006936U JP 1994008778 U JP1994008778 U JP 1994008778U JP 877894 U JP877894 U JP 877894U JP 3006936 U JP3006936 U JP 3006936U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】充填終了間際においても、容器開口部から充填
物が飛散することを防止して確実に液体を充填すること
ができる液体自動充填用ノズルの提供。 【構成】液体供給手段から供給される液体を、弁体7を
介してノズル口8から吐出し容器内へ充填する液体自動
充填用ノズル1において、上記ノズル口8に20〜60
メッシュ(JIS規格)のメッシュ部材10を配設した
ことを特徴とする液体自動充填用ノズル。
物が飛散することを防止して確実に液体を充填すること
ができる液体自動充填用ノズルの提供。 【構成】液体供給手段から供給される液体を、弁体7を
介してノズル口8から吐出し容器内へ充填する液体自動
充填用ノズル1において、上記ノズル口8に20〜60
メッシュ(JIS規格)のメッシュ部材10を配設した
ことを特徴とする液体自動充填用ノズル。
Description
【0001】
本考案は、容器に液体を自動充填する際に使用される液体自動充填用ノズルに 関するものである。
【0002】
液体ポンプ等の液体供給手段により液体を供給しながら、ドラム缶等の容器に 液体を充填する従来技術として、図2に示すような、液体自動充填用ノズル11 が知られている。この液体自動充填用ノズル11は、液体の流路を開閉する弁体 12を有する開閉バルブ13を備え、この開閉バルブ13を回転させることで弁 体12を上下動させてノズル口14から液体を吐出するものである。
【0003】 ところで、上記の液体自動充填用ノズル11を使用した容器への液体の充填に おいては、一般的に充填初期は流量を多くし、充填終期は流量を少なくコントロ ールしているが、この流量を調整する方法は、上述のように開閉バルブ13を絞 り側に回転させて弁体11を降下させ、流路の開閉度を下げる方法が採られてい る。このため、流量は低下させることができても、流速を低下させることが難し く、充填終期においては、図2に示すように、液体自動充填用ノズル11のノズ ル口14から噴出される液体が容器15の開口部15a付近まで上昇している液 面を激しく叩き、その結果、容器15の開口部15aから容器15内に充填され た液体がはねかえり、容器15の外部に飛散してしまうという問題があった。
【0004】 本考案の目的は、充填終了間際においても、容器開口部から充填物が飛散する ことを防止して確実に液体を充填することができる液体自動充填用ノズルを提供 することにある。
【0005】
液体充填終期における充填液体の容器外への飛散を防止するには、ノズルから 噴出する液体の流速を遅くすればよいが、その度に流量および流速を制御するの は手間がかかり、自動充填用ノズルを使用している意味がない。そこで、本考案 者らは、図2のようにノズル口に抵抗として20〜60メッシュのメッシュ部材 を配設すれば、流量の制御だけで流速も制御することができることを見いだし、 本考案に至った。
【0006】 本考案は、上記知見に基づきなされたもので、液体供給手段から供給される液 体を、弁体を介してノズル口から吐出し容器内へ充填する液体充填用ノズルにお いて、上記ノズル口に20〜60メッシュのメッシュ部材を配設したことを特徴 とする液体自動充填用ノズルを提供するものである。
【0007】 本考案において、ノズル口に抵抗として配設するメッシュ部材は、少なくとも 20〜60メッシュ(JIS規格)のものでなければならない。20メッシュよ り粗いメッシュ部材では、抵抗が小さく流速が充分低下しないからであり、また 、60メッシュより細かいメッシュ部材であれば、抵抗が大きすぎて充填作業が 滞るからである。ノズル口に抵抗として配設するメッシュ部材は、充填する液体 の粘度によって、上記20〜60メッシュの範囲内で選択することができる。
【0008】 また、上記メッシュ部材の素材は、充填物に悪影響を及ぼさない素材であれば 特に制限なく全て使用し得るが、例えば、ステンレス鋼、真鍮製等のものを使用 することができる。
【0009】 なお、上記ノズル口は、通常製造所等で使用されている従来の全ての液体自動 充填用ノズルのものに使用できる。
【0010】
以下、本考案に係る液体自動充填用ノズルの実施例を添付図面を参照しながら 詳細に説明する。 図1は、本考案に係る液体自動充填用ノズルの一実施例を示したものである。
【0011】 図1(a)に示すように、本実施例に係る液体自動充填用ノズル1は、筒状の ノズル本体2に天板部3及び底板部4が液密に取り付けられた概略構成とされて いる。上記ノズル本体2の側面部には、液体を自動供給する液体供給手段(図示 せず)に連通する連通管部2aが形成されている。また上記天板部3の略中央部 には、ネジ孔3aが形成されており、このネジ孔3aには軸体5が螺着されてい る。なお、天板部3には、上記軸体5の螺着に伴う液漏れを防ぐパッキン6が配 設されている。軸体5の上端部には、当該軸体5を容易に回転させるためのリン グ状のハンドル部材5aが固定されており、また下端部には、液体の流量を調整 する弁体7が取り付けられている。
【0012】 一方、上記底板部4は、中央に向けて縮径するテーパー形状を有し、下方に向 けて開口するノズル口8が形成された構成とされている。ノズル口8の外周面に は、雄ねじ部8aが形成されており、この雄ねじ部8aには、筒状のノズルキャ ップ9が螺着されている。このノズルキャップ9の下端部には、内側に突出する フランジ部9aが形成されており、このフランジ部9aには、平面視円形の40 メッシュのメッシュシート(メッシュ部材)10が配設されている。このメッシ ュシート10は、ノズルキャップ9をノズル口8に螺着させたときに、ノズル口 8の下端面と上記ノズルキャプ9のフランジ部9aの上面とで挟持されるように なっている。
【0013】 次に、本実施例に係る液体自動充填用ノズル1の性能について、以下の充填試 験によりその評価を行った。なお、比較例としてノズル口にメッシュシート配設 しない自動充填用ノズルについて、実施例と同様の充填試験を行った。
【0014】 〔試験方法〕 容器 200リットルドラム缶 充填液 プロピレングリコール 充填試験数 220本 充填液の飛散の有無の判断 目視
【0015】 ノズル口に40メッシュシート10を配設した本実施例に係る液体自動充填用 ノズル1では、1本も充填液の飛散が認められなかったのに対して、メッシュシ ートを取り付けていない比較例の液体自動充填用ノズルでは、220本の全てに ついて、充填液の飛散が認められた。このように、本実施例にかかる液体自動充 填用ノズル1によれば、充填終了間際においても、容器開口部から充填物が飛散 することを防止して確実に液体を充填することができる。
【0016】
本考案に係る液体自動充填用ノズルによれば、充填終了間際においても、容器 開口部から充填物が飛散することを防止して確実に液体を充填することができる 。
【図1】本考案に係る液体自動充填用ノズルの一実施例
を示す図であり、(a)は側断面図、(b)は(a)の
A−A矢視断面図である。
を示す図であり、(a)は側断面図、(b)は(a)の
A−A矢視断面図である。
【図2】従来の液体充填用ノズルおよびこのノズルを使
用した場合の液体の飛散状態を示す概略側断面図であ
る。
用した場合の液体の飛散状態を示す概略側断面図であ
る。
1 液体自動充填用ノズル 7 弁体 8 ノズル口 10 メッシュシート(メッシュ部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 古庄 宏 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 液体供給手段から供給される液体を、弁
体を介してノズル口から吐出し容器内へ充填する液体自
動充填用ノズルにおいて、上記ノズル口に20〜60メ
ッシュのメッシュ部材を配設したことを特徴とする液体
自動充填用ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994008778U JP3006936U (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 液体自動充填用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994008778U JP3006936U (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 液体自動充填用ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3006936U true JP3006936U (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=43142792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994008778U Expired - Lifetime JP3006936U (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 液体自動充填用ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006936U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101314567B1 (ko) * | 2006-10-27 | 2013-10-07 | 도요세이칸 그룹 홀딩스 가부시키가이샤 | 충전 노즐 |
-
1994
- 1994-07-20 JP JP1994008778U patent/JP3006936U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101314567B1 (ko) * | 2006-10-27 | 2013-10-07 | 도요세이칸 그룹 홀딩스 가부시키가이샤 | 충전 노즐 |
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