JP3006761U - チップレス放電管 - Google Patents

チップレス放電管

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JP3006761U
JP3006761U JP1994005482U JP548294U JP3006761U JP 3006761 U JP3006761 U JP 3006761U JP 1994005482 U JP1994005482 U JP 1994005482U JP 548294 U JP548294 U JP 548294U JP 3006761 U JP3006761 U JP 3006761U
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JP
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flat
light emitting
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JP1994005482U
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English (en)
Inventor
久司 本田
邦夫 湯浅
増夫 渋谷
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、平坦な発光面を有する偏平筒状のバ
ルブおよび封着部材を使用したチップレス放電管に関す
る。 【構成】対向面が平坦な発光面に形成され、この発光面
の両側に形成された一対の側面を有する偏平筒状のバル
ブ1とバルブ1の両端に封着される一対の偏平なキャッ
プ状の封着部材2,3と、バルブ1の内面に形成された
蛍光体膜1a,1bと各封着部材2,3のバルブ1側面
部に対向する部分に一体に形成され、同一方向の側方へ
導出された一対の板状電流供給用部材2a,3aとを具
備する。 【効果】電流供給用部材が同一方向に形成されているた
め、この部材をそのままPC基板上に固定でき、リード
線の引き回しなど不要となり回路の簡略化ができる。こ
の供給部材が封止部材と一体的に形成されているため強
度が強い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、平坦な発光面を有する偏平筒状のバルブおよび封着部材を使用した チップレス放電管に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のチップレス放電管およびその製造方法は、例えば特開昭61−9184 9号公報に記載されている。このチップレス放電管およびその製造方法を図10 を参照して説明する。
【0003】 図において、ガラス管1、断面円形のキャップ状の第1電極7および第2電極 8は、所定位置に配置され、ガラス管1の一端に高周波加熱装置による加熱によ って封着される。つぎに、図示しない気密容器内の排気が行われ、焼結型電極部 材9に含まれる水分などが、上記第1電極封着時に除去される。この排気工程の 後、アルゴンが封入される。この後、第2電極がガラス管1の他端に高周波加熱 装置による加熱によって封着され、またこの時の加熱により第2電極8を介して 同時に水銀合金体4も加熱され、水銀がガラス管1内に放出され、チップレス放 電管が完成される。
【0004】 この製造方法によると特別な水銀放出工程を設けなくても、第2電極8封着と 同時に水銀合金体4から水銀がガラス管1内に放出されることになり、製造工程 の簡略化などができるとされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1電極および第2電極の形状が、断面円形のキャップ状 であり、外部から電流を供給する場合に、リード線を接続しにくくなる。また、 第1電極および第2電極内に設けられている部材の方向を制御することができな いので、放電の状況などに悪影響を及すことが思料される。
【0006】 そこで、本考案は、上記事情を考慮してなされたものであり、外部から電流を 供給するための部材を封着部材に形成したチップレス放電管を提供することを目 的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、対向面がほぼ平坦な発光面に形成されこの発光面の両側に 形成された一対の側面を有する偏平筒状のバルブと、バルブの両端に封着される 一対の偏平なキャップ状の封着部材と、バルブの内面に形成された蛍光体膜と、 各封着部材のバルブの側面に対向する部分に一体に形成され、同一方向の側方へ 導出された一対の板状の電流供給用部材とを具備する。
【0008】
【作用】
請求項1の考案では、バルブ側面部に対向する部分に、同一方向の側方へ導出 された一対の板状の電流供給用部材は、予め予定された基板上に固定される。ま た、リード線の引き回しなどが不要となり、回路が簡略化される。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例を示すチップレス放電管を図1ないし図9を参照して説明す る。図において、1は対向面がほぼ平坦な発光面に形成され、この発光面の両側 に形成された一対の側面を有する偏平筒状のバルブであり、鉛ガラスにて形成さ れている。
【0010】 このバルブ1の内面には蛍光体膜1a,1bが形成され、平坦な発光面の一つ である有効発光面11の方向の蛍光体膜厚を透過率で表現すると30%ないし8 0%となるような膜厚に形成されている。このときの管璧負荷は、0.01ない し0.1(W/cm2 )が有効である。さらに、非有効発光面12の方向の蛍光 体膜厚は、上記範囲にて選択した透過率よりも低い透過率を有する厚さに形成さ れている。本実施例では、有効発光面11の透過率が50%、非有効発光面12 の透過率が5%である。
【0011】 上記バルブ1の側面部13,13方向には、光反射部材であるアルミニウム膜 1c,1cも形成されている。このアルミニウム膜1c,1cを形成することに より、有効発光面11方向の均斉度(有効発光面の最小輝度を最高輝度で割った 値)が向上する。たとえば、アルミニウム膜1c,1cを形成しない場合、0. 4程度であるが、アルミニウム膜1c,1cを形成した場合、0.7程度に向上 し、有効発光面11方向の輝度のバラツキが減少される。
【0012】 さらに、このアルミニウム膜1c,1cを後述する封着部材である第1電極部 材2,第2電極部材3のうち、点灯回路(図示しない)の接地側に接続される方 に接続した場合には、始動補助導体として機能するため点灯回路、特に昇圧トラ ンスを小形にすることができる。
【0013】 なお、このアルミニウム膜1c,1cには放熱作用があり、アルミニウム膜1 c,1cが形成されたバルブ1側面部13,13に最冷部が形成され、ランプ電 力が0.5W程度の場合、60ないし80゜Cに存在する。このように、従来よ りも最冷部温度が高いため、有効発光面11の輝度の上昇の効果が得られる。
【0014】 そして、このバルブ1の両端には(Fe42%,Ni6%,Cr)材質で、た とえば中央部が凹部に形成されたキャップ状の封着部材である第1電極部材2, 第2電極部材3が封着されている。これらの電極部材2,3の一端には、電極部 材2,3の一部を切りだして形成された電流供給用部材である端子2a,3aが 形成されている。これらの端子2a,3aは点灯回路からの電流供給線であるリ ード線4a,4aに接続されている。なお、上記第1電極部材2,第2電極部材 3のどちらか一方、本実施例では第1電極部材2の内部にバルブ1内に水銀を供 給する水銀含有ゲッター5が配置され、第2電極部材2の内部には何も形成され ていない。
【0015】 ここで、このチップレス放電管の製造方法を説明する。真空封着装置A内に設 置されたカーボンヒーターA1の上の所定位置に、中央部に凹部を有する断面円 形のキャップ状の第1電極部材2が配置される。この第1電極部材2の中央部に バルブ1の一端を倒立させる。そして、真空封着装置A内を排気して窒素ガスな どを封入し、カーボンヒーターA1の温度をバルブ1の作業温度以上(850゜ Cないし900゜C)に加熱することによって第1電極部材2を加熱する。この 結果、バルブ1の一端が溶融し、第1電極部材2と封着される。
【0016】 つぎに、真空封着装置A内の窒素ガスなどの排気を行ない、バルブ1内に封入 するガスであるアルゴンガスを数10トールないし100トール封入する。この 後、第2電極部材3の電流供給部材である端子3aの方向を第1電極部材2の端 子2aと同一方向に向けて、この第2電極部材3を上記カーボンヒーターA1の 所定配置する。そして、この第2電極部材2の中央部に上記第1電極部材2が封 着されたバルブ1の他端を倒立させる。
【0017】 そして、カーボンヒーターA1の温度をバルブ1の作業温度以上(850゜C ないし900゜C)に加熱することによって、第2電極部材3を加熱する。この 結果、バルブ1の他端が溶融し、第2電極部材3と封着される。このとき、同時 に第2電極部材3の内側に形成された水銀含有ゲッター5から水銀が放出され、 チップレス放電管が完成する。
【0018】 そして、この方法によると、第1電極部材2および第2電極部材3に形成され た端子2a,3aを同一方向に向けて封着しているため、第2電極部材3内に形 成された水銀含有ゲッター5の位置が制御でき、チップレス放電管の放電状況の 悪影響を及ぼすことがない。また、どの製品でも同一のものに形成できるため製 品としての性能のバラツキが減少する。
【0019】 なお、上記バルブ1と第1電極部材2および第2電極部材3とを接合する場合 フリットガラスを介して封着しても構わない。この場合には、カーボンヒーター A1の温度をフリットガラスの溶融温度まで上昇させることにより両者を封着で きるので、850゜Cないし900゜Cという高温にする必要はない。
【0020】 このチップレス放電管においては、端子2a,3aが同一方向に形成されてい るため、この端子をそのままPC基板上に予め形成された挿入口に挿入して固定 でき、リード線の引き回しなど不要となり回路の簡略化ができる。さらに、この 端子2a,3aが第1電極部材2および第2電極部材3と一体的に形成されてい るため、強度が強い。
【0021】 また、端子2a,3aは、バルブ1側面部13に対向する部分に、同一方向の 側方へ導出されているので、外部からのリード線との接続が容易にできる。
【0022】
【考案の効果】
請求項1の考案では、電流供給部材が同一方向に形成されているため、この供 給部材をそのままPC基板上に固定でき、リード線の引き回しなど不要となり回 路の簡略化ができる。さらに、この供給部材が封止部材と一体的に形成されてい るため、強度が強い。
【0023】 また、電流供給部材は、バルブ側面部に対向する部分に、同一方向の側方へ導 出されているので、外部からのリード線との接続が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるチップレス放電管を示
す平面図。
【図2】図1のチップレス放電管の正面図。
【図3】図1のチップレス放電管の右側面図。
【図4】図1のチップレス放電管の左側面図。
【図5】図2のチップレス放電管のAA断面図。
【図6】図3のチップレス放電管のBB断面図。
【図7】本考案のチップレス放電管を製造する真空封着
装置を示し、バルブに第1電極部材を封着している概略
図。
【図8】バルブに第2電極部材を封着している概略図。
【図9】アルミニウム膜をバルブに形成したときの有効
発光面の輝度分布を示す図。
【図10】従来のチップレス放電管を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…偏平筒状のバルブ 1a,1b…蛍光体膜 2…封着部材(第1電極部材) 3…封着部材(第2電極部材) 2a,3a…電流供給用部材(端子)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向面がほぼ平坦な発光面に形成され、こ
    の発光面の両側に形成された一対の側面を有する偏平筒
    状のバルブと;バルブの両端に封着される一対の偏平な
    キャップ状の封着部材と;バルブの内面に形成された蛍
    光体膜と;各封着部材のバルブの側面に対向する部分に
    一体に形成され、同一方向の側方へ導出された一対の板
    状の電流供給用部材と;を具備することを特徴とするチ
    ップレス放電管。
JP1994005482U 1994-05-19 1994-05-19 チップレス放電管 Expired - Lifetime JP3006761U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04298954A (ja) * 1991-03-28 1992-10-22 Toshiba Lighting & Technol Corp 蛍光ランプ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04298954A (ja) * 1991-03-28 1992-10-22 Toshiba Lighting & Technol Corp 蛍光ランプ

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