JP3006663U - 各種工事の標識掲示用台車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工事現場に設置する標識掲示用台車が、強風
時においても風力で動かないようにする。 【構成】 台車枠１の前方及び後方の左右四箇所に蝶番
２を取り付ける。Ｌ型ブラケット３の水平部３Ｂの下面
に車輪４を取り付ける。Ｌ型ブラケット３の垂直部３Ａ
の上方を蝶番２に連結し、蝶番２によりＬ型ブラケット
３を台車枠１上に回動可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、道路工事現場、建設工事現場等に設置し、工事内容の案内や道路の 通行案内を表示する標識を取り付ける各種工事の標識掲示用台車に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

従来の道路工事現場等に設置されている標識掲示用台車は、台車枠の下面に車 輪が固定されているものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の各種工事の標識掲示用台車は、台車枠の下面に車輪が固定されているた め、強風時等台車上に取り付けられている標識が風に受けると、台車が移動して 衝突の恐れがあり、非常に危険であると共に衝突により台車も損傷を受け、経済 的損失も多大であった。

【０００４】 上記点より本考案は、標識掲示用台車に取り付けられた標識が強風を受けても 風力で動くことのない、各種工事の標識掲示用台車を提供しようとするものであ る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため本考案は、水平部に車輪を取り付けたＬ型ブラケット が台車枠に止着した蝶番により台車枠上へ回動可能に取り付けられていることを 特徴とするものである。

【０００６】

【作用】

本考案の作用を説明すれば、台車を工事現場へ運び、設置箇所へ移動する場合 、台車枠の下面に設けた車輪で台車を移動させるのであるが、設置箇所では車輪 をブラケットと共に蝶番により台車枠上へ回動し、台車枠を直接地上に据え置け ば、例え台車上の標識が強風を受けた場合であっても、台車は風力で移動するこ とがない。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。 図１は本考案標識掲示用台車の一実施例を示す側面図、図２は同上の正面図で ある。

【０００８】 而して、図中１は台車本体Ａの台車枠であり、台車枠１の前方及び後方の左右 四箇所に蝶番２が設けられている。 蝶番２は一方の片２Ａが台車枠１上に止着され、他方の片２Ｂが台車枠１の側 面に垂下し、台車枠１上へ回動可能となっている。

【０００９】 ３はＬ型ブラケットであり、Ｌ型ブラケット３は垂直部３Ａの上方が前記蝶番 ２の垂下した片２Ｂに溶接等により固定されると共に、水平部３Ｂの下面に車輪 ４が取り付けられ、水平部３Ｂは台車枠１の下部に位置している。 そして、蝶番２の片２Ｂの回動により、Ｌ型ブラケット３は台車枠１上へ回動 可能となる。

【００１０】 ５は台車枠１上の左右に立設した支柱であり、支柱５、５間に標識６がボルト 止め７されている。

【００１１】

【考案の効果】

本考案によれば、道路工事現場や建設工事現場等で標識掲示用台車を設置する 場合、台車の車輪を台車枠上へ回動して、台車枠を直接地上に据え置くことがで きるため、従来の台車のように強風を受けて風力で移動することがなく、安全で あると共に衝突による台車の損傷もなく、経済的利益も有するものであって有用 な考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案標識掲示用台車の一実施例を示す側面図
である。

【図２】本考案標識掲示用台車の一実施例を示す正面図
である。

【符号の説明】

Ａ 台車本体 １ 台車枠 ２ 蝶番 ２Ａ 蝶番の片 ２Ｂ 蝶番の片 ３ Ｌ型ブラケット ３Ａ Ｌ型ブラケットの垂直部 ３Ｂ Ｌ型ブラケットの水平部 ４ 車輪 ５ 支柱 ６ 標識 ７ ボルト止め

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 水平部に車輪を取り付けたＬ型ブラケッ
   トが台車枠に止着した蝶番により台車枠上へ回動可能に
   取り付けられていることを特徴とする各種工事の標識掲
   示用台車