JP3006567U - 商品陳列用の棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、複数の商品を夫々見易く陳
列できる商品陳列用の棚を得るにある。 【構成】 棚本体に複数の商品載置面、または商品吊下
用フックを上下に離間して形成し、これらが上段から下
段に向かって順次水平方向外方に張り出されている商品
陳列用の棚。上記商品載置面は水平または傾斜してい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は商品陳列用の棚、特に複数の商品を見易く陳列できる棚に関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、複数の商品を陳列する場合においては、図１０に示すように、棚本体１ に上から下へ略等間隔で商品陳列用のフック２を順次設け、このフック２に商品 ３を入れたブリスターケース３ａを引っかけ陳列していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

然しながら、上記の棚では下方に陳列された商品が上部の商品の陰に入り、そ のため購買者の目に入りにくく、その下方の商品を見るためには、購買者がしゃ がみこむ必要がある。従って、その下方の商品の売れ行きが良くないという欠点 があった。

【０００４】 本考案は上記の欠点を除くようにしたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の商品陳列用の棚は、棚本体に階段状の商品載置面を形成し、この商品 載置面が、上段から下段に向かうに従って順次水平方向外方に張り出しているこ とを特徴とする。

【０００６】 上記商品載置面の上方には夫々フックを設ける。

【０００７】 本考案の商品陳列用の棚は、基台と、その基台に垂立した柱と、この柱に上下 に離間して設けた複数の商品載置用の台とより成り、この台が上段から下段に向 かうに従って順次面積が増大することを特徴とする。

【０００８】 本考案の商品陳列用の棚は、基台と、その基台に垂立した柱と、この柱に上下 に離間して設けた複数のフックとより成り、上記フックが上段から下段に向かう に従って順次長くなることを特徴とする。

【０００９】 本考案の商品陳列用の棚は、棚本体の側面に傾斜した商品載置面を階段状に形 成し、この傾斜した商品載置面に接する上記棚本体の側面を中心方向に傾く傾斜 面としたことを特徴とする。

【００１０】 本考案の商品陳列用の棚は、棚本体に傾斜面を階段状に形成し、この各傾斜面 の上部にフックを設け、このフックに商品を吊下せしめることを特徴とする。

【００１１】

【実施例】

以下図面によって本考案の実施例を説明する。

【００１２】 本考案においては、図１及び図２に示すように、棚本体１に階段状の商品載置 面４を形成し、この商品載置面４が上段から下段に向かうに従って順次水平方向 外方に張り出されるようにする。

【００１３】 本考案の商品陳列用の棚は上記のような構成であるから、上段の商品載置面上 の商品によって下段の商品が隠されることがないため下段の商品も見易くなる。

【００１４】 なお、上記棚本体１には図３及び図４のように商品載置面４が棚本体１の４周 ではなく対向する２つの側にのみ形成されるようにしてもよく、また図示しない が一方の側にのみ階段状の商品載置面４を形成してもよい。

【００１５】 棚本体１の階段状商品載置面４上にブリスターケース３ａ等に包まれた商品３ を陳列する場合には、図５に示すように各段の商品載置面４の上方に商品陳列用 のフック２を夫々設け、このフック２に商品３を引っかけ陳列するようにしても 良い。

【００１６】 図３及び図４に示す実施例についても同様とすることができる。

【００１７】 図６は、本考案の他の実施例を示し、この実施例では基台５の中央部に柱６を 垂立し、この柱６に一定間隔上下に離間して上段へいく程面積の小さい、円形ま たは正方形等の商品載置用の固定板７を夫々設ける。

【００１８】 本考案のこの実施例によれば、上記柱６に近い中央部の商品載置面４に商品を ストックでき、販売者等も在庫の確認をすることができる。

【００１９】 なお、図７に示すように固定板７の代わりに上段にいく程長さの短い商品陳列 用のフック８を取付け、これに商品を引っかけ陳列してもよい。

【００２０】 図８は、本考案の更に他の実施例を示し、この実施例では各段における商品載 置面４を斜めにし、これに接する棚本体１の側面を中心方向に傾く傾斜面９とす る。

【００２１】 この実施例によれば、斜めに傾斜して商品を陳列することができるので、更に よく商品が見えるようになる。

【００２２】 図９は本考案の更に他の実施例を示し、この実施例においては棚本体１の側面 に複数の傾斜面を上下に階段状に形成し、この各傾斜面９の上部にフック２を設 け、これにブリスターケース３ａを吊下せしめるようにする。

【００２３】

【考案の効果】

上記のように本考案の商品陳列用の棚によれば、人が立ったままで上部の商品 から下部の商品まで、すべてを見ることができ、その取り出しも容易となるとい う大きな利益がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の商品陳列用の棚の側面図である。

【図２】本考案の商品陳列用の棚の平面図である。

【図３】本考案の他の実施例における商品陳列用の棚の
側面図である。

【図４】図３に示す実施例における商品陳列用の棚の平
面図である。

【図５】本考案の他の実施例における商品陳列用の棚の
側面図である。

【図６】本考案の他の実施例における商品陳列用の棚の
側面図である。

【図７】本考案の他の実施例における商品陳列用の棚の
側面図である。

【図８】本考案の更に他の実施例における商品陳列用の
棚の側面図である。

【図９】本考案の更に他の実施例における商品陳列用の
棚の側面図である。

【図１０】従来の商品陳列用の棚の側面図である。

【符号の説明】

１ 棚本体 ２ フック ３ 商品 ３ａ ブリスターケース ４ 商品載置面 ５ 基台 ６ 柱 ７ 固定板 ８ フック ９ 傾斜面

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 棚本体に階段状の商品載置面を形成し、
   この商品載置面が、上段から下段に向かうに従って順次
   水平方向外方に張り出していることを特徴とする商品陳
   列用の棚。
2. 【請求項２】 上記商品載置面の上方に夫々フックを設
   けた請求項１記載の商品陳列用の棚。
3. 【請求項３】 基台と、その基台に垂立した柱と、この
   柱に上下に離間して設けた複数の商品載置用の台とより
   成り、この台が上段から下段に向かうに従って順次面積
   が増大することを特徴とする商品陳列用の棚。
4. 【請求項４】 基台と、その基台に垂立した柱と、この
   柱に上下に離間して設けた複数のフックとより成り、上
   記フックが上段から下段に向かうに従って順次長くなる
   ことを特徴とする商品陳列用の棚。
5. 【請求項５】 棚本体の側面に傾斜した商品載置面を階
   段状に形成し、この傾斜した商品載置面に接する上記棚
   本体の側面を中心方向に傾く傾斜面としたことを特徴と
   する商品陳列用の棚。
6. 【請求項６】 棚本体に傾斜面を階段状に形成し、この
   各傾斜面の上部にフックを設け、このフックに商品を吊
   下せしめることを特徴とする商品陳列用の棚。