JP3006406U - 調理車 - Google Patents

調理車

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JP3006406U
JP3006406U JP1994006197U JP619794U JP3006406U JP 3006406 U JP3006406 U JP 3006406U JP 1994006197 U JP1994006197 U JP 1994006197U JP 619794 U JP619794 U JP 619794U JP 3006406 U JP3006406 U JP 3006406U
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opening
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俊二 仲村
幸嗣 三井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の調理、各種基準に対応すべく調理車の
共通化を図り、制約されたスペース下で、作業性を良好
とし、車両安定性を図る。 【構成】 冷凍ストッカー50から冷凍食品を取り出
し、調理機器26で調理する。調理品は、調理品受渡し
窓口72から客へ手渡される。作業者は、調理作業通路
20を車両前方から後方へ移動して、作業を完了するこ
とができる。ガスボンベ、給水タンク52等の重量物
は、後輪軸上の位置から車両後方へ渡って掛かり、車両
全体の荷重バランスが良好に得られる。調理機器やその
他のものが調理作業通路を介して両側に整然と並設され
て調理設備の充実が果たされ、調理機器を他の調理機器
と替えるだけで、種々の調理に対応することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、麺等の冷凍食品を調理する調理室を備えた調理車に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
この種の調理車の調理室内の調理設備のレイアウト設計にあたっては、制約さ れたスペースでも、作業性を悪化しないように、自動車の安定性(重量バランス )も損なわないように、考慮が求められる。自動車の安定性については、最大安 定傾斜角度(まさに左右に転倒しようとする角度)や、前後輪への荷重割合等で 規制がある。
【0003】 ところで、調理車の調理室で調理される調理品として、麺等の他、おでん、焼 き鳥等がある。これらの全てに対応しようとすれば、設備は重装備となり、上記 点を考慮すれば、個々の調理は、それぞれ別の調理車で対応するのが現状である 。季節に応じて調理品を替えようとすれば、別の調理車を容易する必要がある。
【0004】 また、調理車については、各都道府県で許可基準が異なり、それらの全てに対 応しようとすれば、同様に、設備は重装備となり、上記点で、基準毎の調理車を 用意しているのが現状である。
【0005】 本考案は、上記事実を考慮し、種々の調理、各種基準に対応すべく調理車の共 通化を図り、制約されたスペース下で、作業性を良好とし、車両安定性を図る調 理車を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に係る調理車は、 自動車の運転席後側に後輪軸を跨ぐように車両後部に到る矩形箱状の調理室を 設け、 調理室内において、 車両幅方向中間部には、車両前後方向両端に渡る調理作業通路を形成し、 この調理作業通路を介して車両幅方向一方側には、車両前方に、ゆで麺機と貯 湯器とで構成される調理機器やおでん用鍋、焼物用鉄板等を含むガスを熱源とし て冷凍食品を調理する各種調理機器を選択的に着脱自在に設け、車両前後方向中 間部にシンクを設け、車両後方に冷蔵庫を設け、シンクの下側には調理機器熱源 用ガスボンベのボンベ収納庫を設け、冷蔵庫の下側には給水ポンプを設け、 前記調理作業通路を介して車両幅方向他方側には、車両前方に冷凍食品の冷凍 ストッカーを設け、車両前後方向中間部から後方へ渡って、上面を作業カウンタ ーとするとともにシンク用水として及び調理機器用水として給水ポンプを介して 供される給水タンクを設け、給水タンクの下側の車両前後方向中間部には、冷蔵 庫、給水ポンプ及び冷凍ストッカー等の駆動電源用の発電機を設け、 調理室外において、 車両後方下面には、シンクと連通する排水タンクを設けてなる、 構成を特徴とする。
【0007】 本考案の請求項2に係る調理車は、請求項1の構成において、 前記調理作業通路の車両前方端は、仕切り扉を介して運転席側を通って車外と 連通し、調理作業通路の車両後方端は、調理室車両後方壁に設けられた調理品受 渡し窓口を介して車外と連通してなる、 ことを特徴とする。
【0008】 本考案の請求項3に係る調理車は、請求項2の構成において、 前記調理室の車両後方壁外面には、給水タンクから給水されて排水タンクへ排 水される手洗い器を収納可能に設けてなる、 ことを特徴とする。
【0009】 本考案の請求項4に係る調理車は、請求項2の構成において、 室壁の上部に形成される左右に幅広の第1開口と、 前記室壁の下部に形成され、左右に幅狭とされ、第1開口とこの下縁の一部で 連通する第2開口と、 前記第1開口を左右に開閉スライド移動し、開状態で第1開口の第2開口との 連通部分から逃げるスライド戸と、 前記第2開口を開閉回転移動し、開状態で第2開口の第1開口との連通部分か ら逃げる回転戸と、 前記第2開口と連通する部分を除く第1開口の下縁に設けられ、スライド戸の 敷居となる第1レールと、 前記回転戸の上縁に設けられ、回転戸の閉状態で第2レールと連続し、第1レ ールと伴にスライド戸の敷居となる第2レールと、 を備え、前記第1開口が、調理室壁の調理品受渡し窓口とされてなる、 ことを特徴とする。
【0010】
【作用】
請求項1乃至請求項4の構成によれば、調理車は、所定場所へ移動して、そこ で、調理作業が行われて調理品が供される。すなわち、冷凍ストッカーから冷凍 食品を取り出して、調理機器で調理する。例えば、冷凍麺の場合には、冷凍麺を ゆで麺機に入れ、麺をゆでるとともに、麺スープを容器内に注ぎ、作業カウンタ ー上で、ゆで上がった麺を容器内に入れ、更に、具を入れる。
【0011】 作業者は、調理作業を介して両側で作業を行い、作業性が増す。請求項2のよ うに、作業者が、調理室に、仕切り扉を介して運転席側から出入りでき、調理作 業から調理された調理品を調理品受渡し窓口から客へ手渡す作業が、調理作業通 路を車両前方から後方へ移動して、行なうことができ、作業性が高まる。
【0012】 また、ガスボンベ、給水タンク(あるいは排水タンク)、発電機は、調理室内 に設けられるもののうちでも、重量物となる。それら重量物は、調理室内の下部 に位置して低重心となり、また、後輪軸上の位置から車両後方へ渡って掛かり、 車両全体の荷重バランスが良好に得られる。
【0013】 更に、調理機器やその他のものが調理作業通路を介して両側に整然と並設され て調理設備の充実が果たされ、調理機器を他の調理機器と替えるだけで、麺等の 他、おでん、焼き鳥等の種々の調理品に対応することができ、季節に応じて調理 品を替えることも容易であり、調理車の共通化が果たされる。各都道府県で異な る許可基準に対しても、それらに対応することが可能であり、調理車の共通化が 果たされる。
【0014】 これによって、種々の調理、各種基準に対応すべく調理車の共通化が果たされ 、制約されたスペース下で、作業性が良好となり、要求される走行安定性も満た される。
【0015】 請求項3の構成によれば、調理品の受渡し時に、その受渡し場所で、客用手洗 い器の使用が可能となり、便利である。
【0016】 請求項4の構成によれば、調理時は、調理室の車両後方壁の回転戸が閉状態に あり、スライド戸が、第1レール、第2レール上を移動して、調理品受渡し窓口 (第1開口)を開閉するが、冷凍食品等の搬入の際には、スライド戸を開け、そ の後、回転戸を開けることにより、第2開口とこれに続く直上の第1開口の部分 とが開き、ここから、作業者が車外から調理作業通路へ入ることができ、搬入が 可能となる。また、搬出も同様に可能となる。
【0017】 調理室内への搬入が、運転席側を通ることなく行われ、直接に車外から調理室 に到ることができる。調理品受渡し窓と搬入用扉とが共通化されるので、調理車 のように省スペース化が求められる場合には特に有効的である。搬出の場合も同 様である。
【0018】
【実施例】
以下、本考案に係る調理車の一実施例を図1乃至図7に基づき説明する。図中 、矢印FRは車両前方を示し、矢印Wは車両幅方向を示し、矢印UPは車両上方 を示す。
【0019】 図1乃至図3に示すように、車内は、仕切り壁10で仕切られ、運転席12を 含む前室14と、運転席12後側の調理室16との2室に区画される。調理室1 6は、後輪18軸を跨ぐように車両後部に到り、矩形箱状に形成されている。後 輪18軸は、調理室16の略、車両前後方向中央部に位置する。
【0020】 調理室16内には、車両幅方向中間部に調理作業通路20が形成され、調理作 業通路20は、調理室16の車両前後方向両端に渡る。調理作業通路20の車両 前方端では、仕切り壁10にスライド開閉移動する仕切り扉22が設けられ、仕 切り扉22を介して、作業者の前室と調理室との間の出入りが可能となる。前室 14と車外との間の出入りは、前室14の車両幅方向両側に設けたスライド開閉 移動する前扉24を介して可能となる。
【0021】 調理作業通路20を介して車両幅方向一方側(車両前方から見て左側)には、 図3に示すように、調理室16の車両前後方向両端に渡り、調理機器26、シン ク28及び冷蔵庫30が並設されている。調理機器26は、車両前方に位置し、 ガスを熱源として冷凍食品を調理するものであり、図示するゆで麺機32と貯湯 器34とで構成される調理機器の他に、おでん用鍋や焼物用鉄板等の各種調理機 器が可能であり、それら各種調理機器が選択的に着脱自在に設けられる。シンク 28は、車両前後方向中間部に位置し、調理作業通路16から見て左右2槽とさ れる(2槽のうちの一方は、作業車の手洗い用に、他方は、調理用にそれぞれ供 することができる)。冷蔵庫30は車両後方に位置し、冷蔵庫30内には、例え ば、麺に添える具等が保存される。また、シンク28の下側には、調理機器熱源 用ガスボンベ36のボンベ収納庫38が設けられ、冷蔵庫30の下側には給水ポ ンプ40が設けられ、冷蔵庫30の上側にはオーブン電子レンジ42が設けられ 、電子レンジ42は、熱を加えるだけで調理が可能な冷凍食品の加熱用とするこ とができる。ボンベ収納庫38は、車両側部外面に設けた庫蓋44(図1を参照 )で開閉され、ガスボンベ36は交換等にあたって車外から着脱される。
【0022】 なお、調理機器26に対応して給水栓(からん)46が設けられ、給水栓46 は、左右に旋回自在とされ、ゆで麺機32、貯湯器34に共用される。シンク2 8には、各槽にそれぞれ、左右に旋回自在の給水栓48が設けられている。更に 、シンク28上面には、両槽に蓋をして仮作業テーブルとなる蓋プレート(図示 を省略)を設けることができる。
【0023】 調理作業通路20を介して車両幅方向他方側(車両前方から見て右側)には、 図2に示すように、車両前後方向両端に渡り、冷凍ストッカー50及び給水タン ク52が並設される。冷凍ストッカー50は、車両前方に位置し、冷凍麺、冷凍 焼き鳥等の冷凍食品の冷凍用とされる。給水タンク52は、車両前後方向中間部 から後方へ渡って位置し、シンク28の給水栓48、調理機器26の給水栓46 に給水ポンプ40を介して接続され、シンク28用水として及び調理機器26用 水として供される。また、給水タンク52は腰高の高さとされ、その上面は調理 作業カウンター54とされ、給水タンク52の下側の車両前後方向中間部は凹所 が形成されて凹所に、発電機56が設けられ、発電機56は、冷凍庫50、冷蔵 庫30、オーブン電子レンジ42及び給水ポンプ40の駆動電源用とされる。発 電機56はまた、調理室16内で使用される後述の換気扇、照明等の電源として も供される。発電機56が設けられる凹所は、車両側部外面に設けた蓋58(図 4を参照)で開閉され、発電機56のメンテナンス等は車外からなされる。
【0024】 調理室16外には、車両後方下面に、排水タンク60が設けられ、排水タンク 60は、車両前後方向から見て門型とされ、車両幅方向両側に渡って位置し(図 4を参照)、シンク28の排水口と連通する。
【0025】 オーブン電子レンジ42の上方には、2連式吊り戸棚62が設けられ、冷凍ス トッカー50及び調理作業カウンター54の上方には、3連式吊り戸棚64が設 けられている。これら戸棚62、64には、調理品を供するための容器や、その 蓋、箸等を収容することができる。
【0026】 調理室16の天井面には、調理機器26に対応して排気ダクト66が、天井換 気扇68と共に設けられ、調理室16の側面上部には別途、換気扇68が設けら れ、また、複数の照明70が設けられている。
【0027】 また、図2、図6に示すように、調理室16の車両後方壁71には、上部に調 理品受渡し窓口をなす第1開口72が設けられる。第1開口72は、略、車両幅 方向両側に渡る左右に幅広とされる。調理室16の車両後方壁71の下部には、 第2開口74が設けられ、第2開口74は、車両幅方向中央部に左右に幅狭とさ れ、第1開口72とこの下縁の中央部で連通する。第1開口72には、4枚のス ライド戸76が嵌められ、左右に開閉スライド移動し、スライド戸76は、4枚 のスライド戸76のうちの内側の2枚のスライド戸76が離間移動した開状態( 図5の状態)で第1開口72の第2開口74との連通部分から逃げるようにされ る。第2開口74には、左右に開閉回転移動する回転戸78が設けられ、回転戸 78は、この開状態で、第1開口72の第2開口74との連通部分から逃げるよ うにされる。4枚のスライド戸76の敷居は、左右に離間した1対の第1レール 80と両第1レール80間の第2レール82(図7に示すように、第1レール8 0、第2レール82は、共に、横断面形状を同じくする)とで構成され、第1レ ール80は、第2開口74と連通する部位を除く第1開口72の下縁に設けられ 、第2レール82は、回転戸78の上縁に設けられ、回転戸78の閉状態で第1 レール80と一直線化されて連続する。
【0028】 第1開口72の下縁は腰高の高さとされ、第2開口74の下縁は調理室16の 床高さとされ、また、第2開口74の幅は作業者が出入り可能な幅とされ、回転 戸78の閉状態で、第1開口72をスライド戸76で自由に開閉することができ る。一方、第2開口74の直上部分におけるスライド戸76の開状態(図6に鎖 線で示す)で、回転戸78を開けると(図6に鎖線で示す)、図6に示すように 、第1開口72及び第2開口74が上下に連通して、ここを、作業者が難なく通 過することができ、調理作業通路16と車外との間での出入りが可能となる。す わなち、窓と扉とが一部共通化される。
【0029】 なお、回転戸78は、車両後方から見て、第2開口74の右縁に、ヒンジ90 で取り付けられ、左側にストッパが設けられているが、開閉方向は逆であっても よく、更には、回転戸の回転軸を第2開口74の右縁に沿う左右方向としてもよ い。
【0030】 また、車両後部には、観音式に開閉自在の外扉84が設けられ、車両走行中は 閉められて調理室16の車両後方壁71をガードし、調理時は開かれて、外扉8 4間は、そこに受渡しカウンター86が着脱自在に設けられて受渡し域となる。
【0031】 更に、図5に示すように、調理室16の車両後方壁71の外面には、客用手洗 い器88が設けられる。客用手洗い器88は、蓋89で調理室20側へ収納可能 とされ、客用手洗い器88は、給水タンク52で給水され、排水タンク60で排 水される。
【0032】 次に、上記実施例の作用を説明する。 調理車は、所定場所へ移動して、そこで、調理作業が行われて調理品が販売さ れる。所定場所への到達後は、まず、外扉84を開き、受渡しカウンター78を 取り付け、また、蓋89を開けて客用手洗い器88を用意する。これにより、車 外に、受渡し域が確保され、手洗い器88の使用が可能となる。
【0033】 次に、冷凍ストッカー50から冷凍食品を取り出して、調理機器26で調理す る。例えば、冷凍麺の場合には、冷凍麺をゆで麺機32に入れ、麺をゆでるとと もに、戸棚62、64から容器を取り出して、シンク28の蓋プレート上に載せ 、容器内に、麺スープを注ぎ、更に、貯湯器34から湯を足す。シンク28の蓋 プレートには、スープメジャー102が設けられ、スープメジャー102を使用 すれば、所定量の麺スープを容器内に注ぐことができる。その後、スープの入っ た容器を作業カウンター54へ移して、作業カウンター54上で、ゆで上がった 麺を容器内に入れ、更に、具を入れる。
【0034】 次に、戸棚62、64から容器の蓋、箸を取り出し、麺の入った容器に蓋をし 、箸を添えて、それらを、調理品受渡し窓口72から客へ渡す。
【0035】 なお、車両の両側外面には、それぞれ、立ち食い用カウンター104が着脱自 在に設けられ、調理品をそこで食することが可能である。
【0036】 作業者は、調理作業通路20を介して両側で作業を行うことができて作業性が 増す。特に、調理作業通路20を車両前方から後方へ移動して、作業を完了する ことができ、作業性が高まる。
【0037】 一方、調理を行っている間(営業の間)は、調理室16の車両後方壁71の回 転戸78が閉状態にあり、スライド戸76が、第1レール80、第2レール82 上を移動して、調理品受渡し窓口(第1開口72)を開閉するが、調理前(営業 開始前)において、冷凍食品を冷凍ストッカー50へ保存し、容器等を戸棚62 、64へ収容するために調理室16内にそれらを搬入する場合には、スライド戸 76を開け、その後、回転戸78を開けることにより、第2開口74とこれに続 く直上の第1開口72の部分とが開き、ここから、作業者が車外から調理作業通 路20へ入ることができ、搬入が可能となる。また、搬出も同様に可能となる。
【0038】 調理室内への搬入が、運転席側を通ることなく行われ、直接に車外から調理室 に到ることができる。調理品受渡し窓と搬入用扉とが共通化されるので、調理車 のように省スペース化が求められる場合には特に有効的である。搬出の場合も同 様である。
【0039】 なお、第2開口は、第1開口の下縁の中央に位置しているが、第2開口の第1 開口との連通位置は、それに限定されず、第1開口の下縁の一部に連通する限り 、任意である。
【0040】 また、ガスボンベの重量は20kg×2=40kg程度、給水タンクは、30 0l程度、発電機は200kg程度に達し、これらは、調理室内に設けられるも ののうちでも、重量物となる。それら重量物は、調理室16内の下部に位置して 低重心となり、また、後輪18軸上の位置から車両後方へ渡って掛かり、車両全 体の荷重バランスが良好に得られる。
【0041】 更に、調理機器やその他のものが調理作業通路を介して両側に整然と並設され て調理設備の充実が果たされ、調理機器を他の調理機器と替えるだけで、麺等の 他、おでん、焼き鳥等の種々の調理品に対応することができ、季節に応じて調理 品を替えることも容易であり、調理車の共通化が果たされる。各都道府県で異な る許可基準に対しても、それらに対応することが可能であり、調理車の共通化が 果たされる。
【0042】 これによって、種々の調理、各種基準に対応すべく調理車の共通化が果たされ 、制約されたスペース下で、作業性が良好となり、要求される走行安定性も満た される。
【0043】 本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、要旨を変更しない限り種々 の変更が可能である。例えば、上記実施例では、調理機器として、ゆで麺機と貯 湯器とで構成される調理機器の他に、おでん用鍋や焼物用鉄板等を挙げたが、そ れ以外に、そばや、うどん、お好み焼き等の調理品を調理するものも可能である 。
【0044】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案の請求項1乃至4の調理車によれば、種々の調 理、各種基準に対応すべく調理車の共通化が果たされ、制約されたスペース下で 、作業性が良好となり、要求される走行安定性も満たされる。 請求項2の考案によれば、調理作業通路を車両前方から車両後方へ移動して作業 を完了することができ、作業性が高まる。 請求項3の考案によれば、調理品受渡し場所で、客用手洗い器の使用ができ便 利である。 請求項4の考案によれば、調理品受渡し窓と搬入用扉とが共通化され、省スペ ース化が果たされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の調理車の車内を、車両上方
から見た図である。
【図2】本実施例の調理車を、調理室の車両幅方向壁を
除いて、車両幅方向から見た図である。
【図3】本実施例の調理車を、図2と反対方向から見
て、要部のみを示す図2に対応する図である。
【図4】本実施例の調理車を、外扉を開いて示す車両後
方から見た図である。
【図5】スライド戸を開いた状態を示す図4に対応する
図である。
【図6】第1開口、第2開口を示す、図4に対応する図
である。
【図7】スライド戸の敷居となるレールを、スライド戸
の移動方向(車両幅方向)から見た断面図である。
【符号の説明】
12 運転席 16 調理室 20 調理作業通路 26 調理機器 28 シンク 30 冷蔵庫 32 ゆで麺機 34 貯湯器 50 冷凍ストッカー 52 給水タンク 54 作業カウンター 56 発電機

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の運転席後側に後輪軸を跨ぐよう
    に車両後部に到る矩形箱状の調理室を設け、 調理室内において、 車両幅方向中間部には、車両前後方向両端に渡る調理作
    業通路を形成し、 この調理作業通路を介して車両幅方向一方側には、車両
    前方に、ゆで麺機と貯湯器とで構成される調理機器やお
    でん用鍋、焼物用鉄板等を含むガスを熱源として冷凍食
    品を調理する各種調理機器を選択的に着脱自在に設け、
    車両前後方向中間部にシンクを設け、車両後方に冷蔵庫
    を設け、シンクの下側には調理機器熱源用ガスボンベの
    ボンベ収納庫を設け、冷蔵庫の下側には給水ポンプを設
    け、 前記調理作業通路を介して車両幅方向他方側には、車両
    前方に冷凍食品の冷凍ストッカーを設け、車両前後方向
    中間部から後方へ渡って、上面を作業カウンターとする
    とともにシンク用水として及び調理機器用水として給水
    ポンプを介して供される給水タンクを設け、給水タンク
    の下側の車両前後方向中間部には、冷蔵庫、給水ポンプ
    及び冷凍ストッカー等の駆動電源用の発電機を設け、 調理室外において、 車両後方下面には、シンクと連通する排水タンクを設け
    てなる、 ことを特徴とする調理車。
  2. 【請求項2】 自動車の運転席後側に後輪軸を跨ぐよう
    に車両後部に到る矩形箱状の調理室を設け、 調理室内において、 車両幅方向中間部には、車両前後方向両端に渡る調理作
    業通路を形成し、 この調理作業通路を介して車両幅方向一方側には、車両
    前方に、ゆで麺機と貯湯器とで構成される調理機器やお
    でん用鍋、焼物用鉄板等を含むガスを熱源として冷凍食
    品を調理する各種調理機器を選択的に着脱自在に設け、
    車両前後方向中間部にシンクを設け、車両後方に冷蔵庫
    を設け、シンクの下側には調理機器熱源用ガスボンベの
    ボンベ収納庫を設け、冷蔵庫の下側には給水ポンプを設
    け、 前記調理作業通路を介して車両幅方向他方側には、車両
    前方に冷凍食品の冷凍ストッカーを設け、車両前後方向
    中間部から後方へ渡って、上面を作業カウンターとする
    とともにシンク用水として及び調理機器用水として給水
    ポンプを介して供される給水タンクを設け、給水タンク
    の下側の車両前後方向中間部には、冷蔵庫、給水ポンプ
    及び冷凍ストッカー等の駆動電源用の発電機を設け、 調理室外において、 車両後方下面には、シンクと連通する排水タンクを設け
    てなり、 かつ、 前記調理作業通路の車両前方端は、仕切り扉を介して運
    転席側を通って車外と連通し、調理作業通路の車両後方
    端は、調理室車両後方壁に設けられた調理品受渡し窓口
    を介して車外と連通してなる、 ことを特徴とする調理車。
  3. 【請求項3】 自動車の運転席後側に後輪軸を跨ぐよう
    に車両後部に到る矩形箱状の調理室を設け、 調理室内において、 車両幅方向中間部には、車両前後方向両端に渡る調理作
    業通路を形成し、 この調理作業通路を介して車両幅方向一方側には、車両
    前方に、ゆで麺機と貯湯器とで構成される調理機器やお
    でん用鍋、焼物用鉄板等を含むガスを熱源として冷凍食
    品を調理する各種調理機器を選択的に着脱自在に設け、
    車両前後方向中間部にシンクを設け、車両後方に冷蔵庫
    を設け、シンクの下側には調理機器熱源用ガスボンベの
    ボンベ収納庫を設け、冷蔵庫の下側には給水ポンプを設
    け、 前記調理作業通路を介して車両幅方向他方側には、車両
    前方に冷凍食品の冷凍ストッカーを設け、車両前後方向
    中間部から後方へ渡って、上面を作業カウンターとする
    とともにシンク用水として及び調理機器用水として給水
    ポンプを介して供される給水タンクを設け、給水タンク
    の下側の車両前後方向中間部には、冷蔵庫、給水ポンプ
    及び冷凍ストッカー等の駆動電源用の発電機を設け、 調理室外において、 車両後方下面には、シンクと連通する排水タンクを設け
    てなり、 かつ、 前記調理作業通路の車両前方端は、仕切り扉を介して運
    転席側を通って車外と連通し、調理作業通路の車両後方
    端は、調理室車両後方壁に設けられた調理品受渡し窓口
    を介して車外と連通してなり、 更に、 前記調理室の車両後方壁外面には、給水タンクから給水
    されて排水タンクへ排水される手洗い器を収納可能に設
    けてなる、 ことを特徴とする調理車。
  4. 【請求項4】 自動車の運転席後側に後輪軸を跨ぐよう
    に車両後部に到る矩形箱状の調理室を設け、 調理室内において、 車両幅方向中間部には、車両前後方向両端に渡る調理作
    業通路を形成し、 この調理作業通路を介して車両幅方向一方側には、車両
    前方に、ゆで麺機と貯湯器とで構成される調理機器やお
    でん用鍋、焼物用鉄板等を含むガスを熱源として冷凍食
    品を調理する各種調理機器を選択的に着脱自在に設け、
    車両前後方向中間部にシンクを設け、車両後方に冷蔵庫
    を設け、シンクの下側には調理機器熱源用ガスボンベの
    ボンベ収納庫を設け、冷蔵庫の下側には給水ポンプを設
    け、 前記調理作業通路を介して車両幅方向他方側には、車両
    前方に冷凍食品の冷凍ストッカーを設け、車両前後方向
    中間部から後方へ渡って、上面を作業カウンターとする
    とともにシンク用水として及び調理機器用水として給水
    ポンプを介して供される給水タンクを設け、給水タンク
    の下側の車両前後方向中間部には、冷蔵庫、給水ポンプ
    及び冷凍ストッカー等の駆動電源用の発電機を設け、 調理室外において、 車両後方下面には、シンクと連通する排水タンクを設け
    てなり、 かつ、 前記調理作業通路の車両前方端は、仕切り扉を介して運
    転席側を通って車外と連通し、調理作業通路の車両後方
    端は、調理室車両後方壁に設けられた調理品受渡し窓口
    を介して車外と連通してなり、 更に、 室壁の上部に形成される左右に幅広の第1開口と、 前記室壁の下部に形成され、左右に幅狭とされ、第1開
    口とこの下縁の一部で連通する第2開口と、 前記第1開口を左右に開閉スライド移動し、開状態で第
    1開口の第2開口との連通部分から逃げるスライド戸
    と、 前記第2開口を開閉回転移動し、開状態で第2開口の第
    1開口との連通部分から逃げる回転戸と、 前記第2開口と連通する部分を除く第1開口の下縁に設
    けられ、スライド戸の敷居となる第1レールと、 前記回転戸の上縁に設けられ、回転戸の閉状態で第2レ
    ールと連続し、第1レールと伴にスライド戸の敷居とな
    る第2レールと、 を備え、前記第1開口が、調理室壁の調理品受渡し窓口
    とされてなる、 ことを特徴とする調理車。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014019282A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Inasawa Shoten:Kk 移動販売車
CN113253634A (zh) * 2020-02-12 2021-08-13 丰田自动车株式会社 信息处理装置、信息处理方法以及车辆

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